機動戦士ガンダム・ソウルシステムズ  ガンダム好きワイ茅場明彦に憑依転生してしまう   作:0101シュート

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プロローグ

フルダイブ技術。仮想現実と五感を接続することで、映像や音声を感じるだけでなく、

意識全体が仮想世界に入り込める夢のような技術。とある世界でそれを

実現させた天才量子物理学者がいた。彼の名前は茅場明彦。彼はその

天才的な頭脳と技術で見事その技術を実現させることに成功し、彼は後に

VRMMOゲーム ソードアート・オンラインを生み出した。

世界初のフルダイブ型VRMMO ゲームは世界中の注目を集め、βテスト後の

ログインしたプレイヤーは約一万人。人類の英知を結集したといえるこの

ゲームは華々しく世界にデビューした····················はずだった。

 

 

 

2022年11月6日 茅場明彦はソードアートオンラインのシステムを

すべて掌握しすべてのプレイヤーのログアウト不能にさせる。そして

ゲームオーバーは死。ゲームクリアしなければ永遠にゲームから出れないという

デスゲーム宣言をしたのだ。後にSAO事件と呼ばれるこの事件は死者4千人を出す

戦後最大の虐殺事件として語り継がれることとなる。ゲームは二年後にクリアされ

茅場明彦は後に死体となって発見される。彼は死亡した。しかし彼の意識は

ネットの世界を彷徨いつづけそれ以降に起こった様々な事件に関わり続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年4月17日 深夜 東都工業大学 重村研究会の研究室

 

茅場明彦はただ一人PCの目の前で眠りに就いていていた。

何日も睡眠を取らずに研究に没頭していた反動か、彼は

気絶してるかのように眠っていた。外は雨が降っていた。

その時激しい雷が鳴り響く。窓からその光が激しく彼を照らす。

 

「················!?」

 

その時彼の意識が覚醒した。彼は驚いた表情で椅子から立ち上がり

荒く息を荒げなら周りを見渡す。

 

「ここは················どこだ················!?」

 

この瞬間本来の茅場明彦の魂はこの世界から消えた彼の体に

憑依転生者の魂が乗り移ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後彼は落ち着きを取り戻し現状を確認する。

 

(俺は確か駅前の電気屋にマイティーストライクフリーダムガンダムのガンプラを

買いに行った帰りに車にひかれて····················その後が全く思い出せない)

 

「うう····················クソ」

 

(とにかくこの体自分のものじゃない··········もしかして小説でよく見た憑依転生?)

 

彼はとりあえず目の前にあったPCを確認する。その中に自分自身の

個人情報がいくつか入っていた。それにより自分のこと把握した。

 

 

(この体の持ち主の名前は茅場明彦····················東都工業大学 重村研究会所属の学生

·································え!?茅場明彦ってソードアートオンラインの!?ってことは

この世界はあのラノベの世界!?)

 

そう。彼はソードアートオンラインの世界に憑依転生したのだ!

 

 

 

 

 

その後彼はPCを動かしながらこの先どうしようかと考えていた。

 

(ん~。よりにもよってこのキャラクターか···········。

ハア···········主人公のキリトとかに憑依転生すれば女子たちに

モテモテになれたりしたのにな。こんなキャラになってどうしろって

言うんだよ·····················ていうか俺がこのまま何もしなければキリトはアスナと

会わないのか·································)

 

一体今後どうしたものかと頭を必死に動かす。そして一つの答えが彼の

頭によぎる。

 

(ガンプラ作りてえ)

 

彼はとりあえずPCでガンプラのことを知らべた。そこで衝撃の事実が

明らかになる。

 

「この世界···········ガンダムという作品が存在しない!?」

 

なんと検索サイトでガンダムの名をうっても全くその名が出てこなかったのだ。

これはその現実に絶望し頭を抱えてしまう。

 

(うわー···········マジか······················ガンプラ作るのが俺の数少ない趣味なのに。

今後どうやって生きて行けば··················)

 

「ん?」

 

その時彼の目にとある機械が入ってくる。それは3Dプリンター。おそらく

ここの研究室の人間専用の機器だろう。その時彼はフッと頭にひらめくものがあった。

とりあえず彼はプリンターの近くにあったそれ専用のPCを起動させる。

そしてとある立体物の情報を打ち込んでいく。そしてプリンターが起動し

とあるものを作り出した。

 

「よし························出来たぞ!」

 

彼は完成したものを手に取りその造形をじっくりと見つめる。それは

初代ガンダムに登場するアムロ専用機体のガンダムのフィギアだ。

少し粗さを感じる物のそのフィギアの出来は彼にとって満足できるものだった。

彼が少しそれを感慨深そうに見ていると研究室の扉が開いた。

 

「おお茅場くん。今日も研究のために泊まり込みしてたのいかい?」

 

彼はビクッとなりながら後ろを振りむく。するとそこにたのは劇場版に登場し、

この研究室の室長である重村徹大がいた。彼は急いで冷静を装い返事する。

 

「は、はい!そうなんですよ!重村先生こそどうしたんですかこんな時間まで

大学にいるなんて····························」

 

「実はこの悪天候のせいでね。家に帰るのが億劫になったんだよ。今日はここで

寝泊まりしようかなって」

 

そういって重村は彼の元へと歩く。すると重村の目に彼の持っているフィギアが

入る。

 

「茅場君。そのフィギアはなんだい?」

 

「ああ、これはガンダム。宇宙を駆け巡る人型機動兵器、モビルスーツの一つです」

 

「ああ!なんかの正義のスーパーロボって感じのやつかい?」

 

「いや違います!ガンダムは正義のスーパーロボットではありません!!」

 

「え!?急になんだい!?」

 

その後彼は重村にガンダムの魅力を情熱的に語る。とりあえず

宇宙世紀シリーズの内容を全部語ったのだった。

 

「············というわけなんです!」

 

「へ、へ~。そうかい。すごい興味深い話ではあったな。そうだ。

君がいつか作りたいといっていたゲームにその要素を足してみたらどうだ?」

 

「!?」

 

その時!重村の言葉を聞いた彼の頭に天啓が舞い降りる。

VRMMO、ソードアートオンライン、宇宙世紀、モビルスーツ、

アンダーワールド、AI、フラクトライト。様々な単語が彼の頭から

出現しては消えていく。その瞬間彼の口角が不気味に上がった。

 

 

 

(せや!宇宙世紀やコズミックイラのような戦争を題材にした

ガンダムのデスゲーム作ったろ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数十年後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年11月6日 東都工業大学

 

俺が茅場明彦に憑依転生してから数十年がたった。俺は今いつも通り

パソコンと向き合いとあるプログラムを組み込んでいた。そんな中俺の上司の

重村さんが俺に声をかけてきた。

 

「茅場君みたまえ!君の生み出したゲームがついに本格始動したぞ!!」

 

そういって重光さんは俺にスマホの画面を見せてくる。そこに映っていたのは

今本格始動したソードアートオンラインのプレイ動画だ。

あの世界で様々なプレイヤーたちがゲームを楽しんでいる。アインクラッドという

空を浮かぶ巨大な城を攻略するためプレイヤーたちはその剣を振るうのだ。

 

「そうですか。よかったです。これでプレイのデータが集まります」

 

「う、うん。なんだいそんな嬉しそうじゃないな··················」

 

「そんなことないですよ。これで僕の創りたいゲームに一歩近づけます。

今はそんなことよりこの宇宙空間の無重力フィールドのプログラムを完成させないと」

 

「もうできそうなのかい?」

 

「はい!あとはこの前連絡を取った元宇宙飛行士の人に実際にプレイして

貰って感想を聞くだけです。このプログラムが完成した後はモビルスーツ操作の

方法の確定や爆発や落下物の物理計算の見直し。あと言語システムの方もいじらないと。

あー、はやくモビルスーツが宇宙を飛んで、パイロットごと爆散するところを見たいな……」

 

「そ、そうか··················相変わらず不気味な笑顔だな(ボソ)」

 

自分が今不気味に口角を上げていることに俺は気が付かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソードアート・オンラインが始まってから2年が経った。その間、他のフルダイブ型ゲームも次々と登場してきた。妖精と魔法の世界を舞台にしたアルヴヘイム・オンライン、そして鋼鉄と銃が支配するガンゲイル・オンライン。プレイヤーたちはそれぞれの世界で冒険を楽しんでいる。だが、それらもすべて俺にとっては一つの「過程」にすぎない。

最終的な目標は、究極のモビルスーツゲームを作り上げることだ──。

 

だが、そこに一つ、深刻な問題が立ちはだかっていた。

 

「モビルスーツの操作方法どうしよう················」

 

俺はついに避け続けていた問題に直面していた。そう、ロボットをどうやって操作するかという、アニメ業界における最大のタブーだ。どうやっても数個のレバーやボタンであんな巨大な機体を精密に動かすなんて不可能だろう。だが、リアリティだけを追求しても「アニメの雰囲気」が台無しになる。

 

「全部神経リンクで操作させるのが現実的だよな。でも、それじゃあロマンがないんだよ····················」

 

アニメで見てきたような、コックピット内でパイロットがレバーやペダルを駆使してモビルスーツを動かす姿。

それが俺の理想だ。しかし、現実は甘くない。操作が複雑になりすぎればプレイヤーは楽しめないし

没入感も損なわれる。

 

このままでは話が進まない。そこで俺は妥協案として新しいシステムを考え出した。

 

 

 

 

 

 

神経拡張システム

レバーによる操作システムと神経リンクシステムを組み合わせた新たな操作方式だ。

 

神経リンクは、モビルスーツの手足の動きや細かい人間的動作を直接制御するために使う。

レバーやボタンは、エンジンや飛行ユニット、武器システムの操作に使う。

つまり、パイロットは自身の身体を使ってモビルスーツを動かしつつ、戦闘や飛行に必要なシステムを手元のレバーやスイッチで操作する。複雑かつ直感的な操作ができるようにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

茅場明彦の狂気は、ただのデスゲームに留まらず、さらに巨大な陰謀へと進化していく。彼の計画は、政府や権力者を巧みに操り、壮大な世界――アンダーワールドを作り上げるところまで達していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数か月後、某政府機関にて

 

「茅場君、君の提案は非常に興味深い。私たちは君の技術を使って、次世代の戦闘AIを構築しようと思っている」

 

菊岡誠二郎の目がぎらりと光る。彼は政府の一部門を取り仕切る男で、極秘プロジェクトを進める中心人物だった。俺はその提案に耳を傾け、すぐに「協力」を申し出た。彼らの意図を完全に見抜いていたが、それすら利用するつもりだった。

 

「もちろん、お役に立てると思います。アンダーワールドの基盤を使えば、よりリアルな戦闘シミュレーションが可能です。しかも、プレイヤーたちをベースにすれば、満足のいく観測データを得られるかと」

 

政府のプロジェクトと俺の「夢」が交錯し、ついにアンダーワールドが現実となった。巨大なデジタルフィールド――無限に広がる宇宙すら再現できる環境。それは俺にとって究極の研究室だった。ここで、人間の意識を自由に操り、モビルスーツの戦場を再現する計画が着々と進行していく。

 

「よーし、これで土台は出来上がった。」

 

俺は静かに呟く。だが、これで終わりではない。次なるステップは、物語の中心人物との接触だ。

 

その男の名は――キリト。

 

本名、桐ヶ谷和人。本来のソードアート・オンラインの世界で英雄と称され、デスゲームをクリアに導いた少年。彼との接触が俺の次なる計画の鍵を握る。

 

俺はキリトの動向を密かに追い始めた。彼は平凡な日常を送っているが、ソードアート・オンラインの戦いを乗り越えた精神、そしてプレイヤーとしての技術――その全てが俺の「最終計画」にとって欠かせない要素だ。

 

「桐ヶ谷和人··············君が俺の世界にどう反応するのか、楽しみだ。」

 

俺は不気味に微笑んだ。茅場明彦という男の知識と、俺自身の欲望が混ざり合い、新たなるデスゲームがゆっくりとその姿を現し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

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