それでは二作目どうぞ~
ドイツから日本に帰ってきた俺は刀奈さんに一旦俺の家に戻って荷物をまとめるように言われたのだ。
そして今、更識家の車で屋敷に向かっている。
「刀奈さんいまさらなんですけどほんとにいきなり更識家に住まわせてもらっていいんですか?」
「大丈夫よ、両親は事件のことを知っているし、二人ともやさしいからだいじょうぶよ。」
「え?連絡してないんですか?」
「えっとね・・・それが・・・その・・・」
言いたくない雰囲気を醸し出してきたのでフォローをする。
「連絡手段がなかったんですよね?」
「うん・・・」
「なんだ、そんなことならわざわざ口ごもる必要なんかないですよ。」
「あ、ありがとう、一夏君はやさしいのね。」
「そんなことないですよ。俺はただそうするべきだと思ったからそうしているだけです。
さっきのことだって刀奈さんは悪くないのに悲しませたりするのは自分もいやなので、
それに刀奈さんは笑ってるほうが可愛いですよ。」
「ふぇ!?い、いきなり何言うの!」
「怒った顔も可愛いですよ。」
「もぉ!一夏君ったらイケメンなのにそんなこと言ったら女の子を誤解させるわよ。」
「そうなんですか?」
「私じゃなきゃ何人か落とせるわよ。」
「何言ってるんですかまったく・・・」
「あははは・・・」
「お嬢様、一夏様つきました。」
「ありがとう」
「ありがとうございました。」
そういって俺たちは車から降りた。
すこしあるいて玄関の扉をあけるとだれかが刀奈さんに飛びついてきた。
「虚ちゃん!?どうしたの?」
「お嬢様おかえりなさいませ」
「うん、ただいま。」
「っとコホンえっとお嬢様そちらの方は?」
「えっとブリュンヒルデの弟で今日からここに住むことになったから」
「え?そちらのかたが今日からここに住む?」
「そうよほら」
「はい、今日からお世話になります。織斑一夏です。よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。私は布仏虚です。ここでお嬢様のメイドをやっています。」
「自己紹介も済んだところでいこっか」
「どちらにですか?」
「全員大広間に集めて一夏君を紹介するの、虚ちゃん全員集めて」
「わかりました。」
携帯を取り出しどこかに電話する虚さん
「あっ刀奈さんおかえり~」
「ただいま~」
「刀奈さんそちらは?」
「この子は布仏本音、虚ちゃんの妹よ。」
「今日からここでお世話になります。織斑一夏です。」
「うん、よろしくねおりむ~」
「おりむ~?」
「うん、織斑だからおりむ~」
「なるほどそうでしたか」
「あっ本音と一夏君は同い年よ」
「そうなんだ~、じゃあ敬語はなしだね~」
「わかった本音よろしくな」
「うんよろしく~」
「あら本音来てたんだ。お嬢様全員そろったそうです。」
「うんそれじゃあ行こうか」
屋敷内を歩くこと数分・・・
「ついたわよ、じゃああけるわよ」
虚さんから連絡があって大広間にあつまるように言われたけど・・・
なんでもお姉ちゃんが帰ってきたから報告も兼ねて集まってほしいとか
なんだろ?
あっお姉ちゃんたちが来た。
あれ知らない男の子がいる・・・
どうしよう緊張してきた
「みんな集まってくれてありがとう。今回の誘拐事件なんだけどいろいろあって
一夏君が今日からここにすむことになりました。」
「織斑一夏です。よろしくお願いします
「きみが一夏君だね。私は更識楯無だ」
「私はこれの妻で更識優衣です」
「えっとわたしは・・・更識簪ですよろしくお願いします」
「これで全員自己紹介は終わったかな」
それから数日後俺は更識家での生活に慣れつつあった。
この日は特になにかをするわけでもなく屋敷を歩いていた。
そこに、
「あっおりむ~ちょっといいかな」
「ん?どうしたんだ」
「うん、えっとね・・・えっとね・・・えっと・・・」
「もしかしてわすれたのか?」
「あっ思い出した!」
「忘れてたのかよ・・・でどうしたんだ」
「うん、かんちゃんがねあとで部屋に来てほしいって」
「簪さんが?・・・わかった」
「うんそれじゃあね~」
・・・あっ簪さん部屋どこにあるかわかんないじゃん
部屋に戻ってから携帯を取り出し虚さんに電話した。
「もしもし虚です。一夏さんどうされたんですか?」
「はい本音にあとで簪さんの部屋に来るように言われたんですけど
部屋の場所がわからなくて」
「わかりました。今から一夏さんの部屋に行って簪様のお部屋まで案内しますよ。」
「ありがとうございます。」
数分後・・・
ノックの音とともに声がした。
「虚です。一夏さんお待たせしました。」
俺も扉を開けて応答する。
「すいません、わざわざ部屋まで案内してもらって」
「いえいえ、これも仕事のうちですよ。」
「そうですか、それでは行きましょうか。」
「そうですね、こちらです。」
しばらく歩いてると虚さんがこちらをちらちら見ている。
「虚さん、俺の顔に何か付いてますか?」
「い、いえ、ただ一夏さんがここにきてからもうだいぶ経ちましたが、
こうやって二人きりで話すのは初めてなので」
「そういえばそうですね。なら今のうちに聞きたいことがあればお答えしますよ。」
「それでは遠慮なく、一夏さんって本当に11歳なんですか?」
「ええそうですがそれがどうかしましたか。」
「いえ、ずいぶんと大人びてるのですこし気になったんですよ。」
「まぁうちは俺が生まれてすぐ両親が消えましたからね、それに駄姉がいると必然的に俺がしっかりしないと
だめなんですよ。」
「そうだったんですか・・・聞いちゃいけないことでしたね。すいません」
「なんで虚さんがあやまるんですか?」
「え?」
「だって聞いてもいいと言ったのは俺ですし、それに親のことだって最初からいないものだと思ってますし、
だから虚さんがあやまる必要なんかないんですよ。」
そういうと虚さんはすこし笑った
「なにかおかしいですか?」
「いえお嬢様に聞いたとうりやさしいですね一夏さんは」
「まえに刀奈さんにも言いましたが俺がそうしなければならないと思ったからそうしているだけなのでやさしくなんかないですよ」
(不思議な人ですね・・・ここまで誰かにやさしくできる人なんてきっといませんよ。)
「虚さんこそ十分やさしい人じゃないですか今自分を簪さんの部屋まで案内してくれてることだって」
「ありがとうございます。っとつきましたよここが簪様のお部屋です。簪様、虚です。はいってもよろしいでしょうか。」
「ど、どうぞ」
「「失礼します。」」
「それで簪さん話って何ですか?」
「そのまえに一夏、わたしたち同い年なんだから敬語もやめて私のこと簪ってよんで」
「そうかわかった簪」
「その~話なんだけど、一夏はどうやってそんなに強くなったの?」
「俺は強くなんかない」
「強いよ」
「そういう簪だって強いじゃないか」
「私の何が強いっていうのよ」
「自分の弱さをちゃんとしっていることだ」
「そんなのは強さじゃない」
「人は弱さをしれば強くなれるだが簪がただ自分は弱いということだけを思っているのならば強くはなれないぞ。」
「じゃあ手伝ってよ・・・一夏は私が強くなるのを手伝ってくれる?」
「もちろんだ。」
「・・・ありがとう」
「それで具体的にどうすればいいんだ?」
「今、打鉄弐式っていうISを作ってるんだけどどうしてもうまくいかないの。」
「なんで誰かを頼らなかったんだ?」
「お姉ちゃんは一人で専用機を完成させたから誰かに頼ったらお姉ちゃんに負けちゃう」
「いいか簪、刀奈さんと簪は別の人間だ無理に刀奈さんを目指す必要はない」
「一夏もそんなこと言うの・・・私はお姉ちゃんには届かないのかな・・・」
「だからこそまずは自分自身の力の限界を知ることだ。そのあとは誰かを頼りながら少しずつ刀奈さんを目指していけばいいんじゃないか」
「うん・・・ありがとう一夏少しだけ楽になったよ。」
「それはよかったな暗い顔してるよりそっちのほうが可愛いよ。」
「ふぇ!?いきなり何言うのよ!」
「ん?簪、顔が赤いぞ熱でもあるのか?」
「だ、大丈夫だよ・・・」
(簪様・・・あれはもう完全に一夏様に恋してる顔ですね)
「お~かんちゃん顔真っ赤だよ~」
「も~!本音、変なこと言わないで!」
「一夏さんありがとうございます。」
「どうしたんですか?」
「さいきん簪様はこのことで悩んでいるようでしたのであんな元気な簪様は久しぶりに見ました。」
「それならよかったです。」
それから俺たちは打鉄弐式の制作にとりかかった、本音がIS学園の整備課に入るから勉強してたらしいので手伝ってもらうことにした。
「本音、これはここでいいのか」
「うん、そのまま続けといて~」
「本音~それとって」
「これかな?」
「うん、ありがとう」
「みなさんお茶をいれてきました。」
「あ、ありがとうございます虚さん」
「わ~いきゅうけいだ~」
「ありがとうございます虚さん」
「順調そうですね」
「そうですねあと1週間ほどで完成しそうです。」
そのとき虚さんの電話が鳴った。
「っとすいません・・・はいもしもしお嬢様どうなされ・・・え!?・・・はいわかりました。」
電話の相手は刀奈さんだったらしい
「みなさん至急大広間に集まってください・・・」
「なにかあったんですか?」
「簪様のお父様・・・現楯無様がたおれました。」
「え!?・・・どういうこと?」
「くわしいことは大広間に行ったほうがいいかと思います。」
「虚さん、俺も行っていいですか?」
「もちろんです。それと一夏さん簪様のことよろしくお願いしますね。」
「・・・わかりました。」
「それではいきましょう。」
それから俺たちは大広間に向かった・・・
そこで見たものはあまりにも残酷だった。
更識家の親戚たちの会話を聞いていると・・・だいたいの状況が分かった。
「・・・決まったな。えーコホンそれではこれからのことを話し合ったがただいまより更識家は更識刀奈を十七代目楯無に任命する。」
刀奈さんはまるでこのことを予想していたかのような無駄のない動きで壇上にあがった。
そして・・・
「このたび十七代目楯無を襲名しました更識刀奈です。楯無の名に恥じぬよう精一杯頑張らせていただきますのでよろしくお願いします。」
刀奈さんが楯無を襲名した日から二カ月がたった12月のある日のことだった。
一か月前に刀奈さんはロシアの代表になった。
しかしその顔は笑顔だが俺にはとても無理をしているように見えた。
(何とかしないとな・・・よし虚さんに相談してみよう。)
そう思い虚さんを部屋に呼ぶことにした
私は今日も暇だ。お嬢様がロシアの代表になってからというのもお嬢様はあまり家に帰っていないため主のいない私はひまなわけです。
ですが前に会ったときのお嬢様は無理をしているようでした。
そのときテーブルに置いていた携帯が震えた。
だれからでしょうか・・・一夏さん?どうされたのでしょうか・・・
「もしもし一夏さん?どうしたんですか・・・今からですか?いいですよ・・・はいわかりました。」
電話の内容は今から一夏さんの部屋に来てほしいとのことでした。
特に断る理由もないので承諾しました。
「さてとまずは着替えなきゃ。」
「う~んこれは違う気がするし・・・ってなんで私一夏さんの部屋に行くだけなのに服を選ぶのにこんなになやんでいるんだろう・・・べっ別に好きとかそういんじゃないんだから・・・」
「でっでも最低限の身だしなみはしっかりしないと・・・」
(・・・虚さんにしては遅いな・・・ん?俺の部屋にだれか近づいてくるな・・・虚さんか)
気配を探り虚さんとわかった一夏は読んでいた本を閉じ待つことにした。
(ハァ・・・結局いつもの清楚な感じできめちゃったけど一夏さんの好みにあうかな・・・ん?また一夏さん中心で考えちゃった・・・最近の私はすこし一夏さんのことを考えるようになってるはね・・・っともう一夏さんの部屋についちゃった。)
「一夏さん、虚です。」
「どうぞ」
「失礼します」
「すいません、わざわざ部屋まできてもらって」
「気にしないでください。それよりも今日はどうしましたか?」
「そのことなんですけど・・・最近刀奈さんが無理をしているのでどうにかしてあげられないかと思って」
「一夏さんも気にしてましたか・・・そうですね一夏さんが説得して一度お嬢様に泣いてもらうのがいいんじゃないですか?」
「わかりました。たしか今日の夜に刀奈さんが帰ってくるはずなのでそのときに声をかけてみます。」
「一夏さんならきっとお嬢様を楽にできますよ。」
「任せてください。」
「それではわたしはこれで」
「はい今日はありがとうございました。それとその服似合ってて可愛いですよ。」
「え!?あ、ありがとうございます。それでは私はこれで・・・」
屋敷の中を散歩していた私は見てしまった、おりむ~の部屋からでてくるおねえちゃんを
そしてその顔は・・・とてもうれしそうだった。
「おね~ちゃんどうしたんだろ」
・・・おなかすいたからかんちゃんの部屋にいってお菓子食べよっと
さてさてどうでしたか?
今回の小説を書くのに4時間ぐらいかかりました。
ちなみに一話目は6時間ほどです。
それでは次回に乞うご期待さよならバイバーイ