シャーレにお迎えしたハナコが何か違う   作:みやびさん

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おぼろげに浮かび上がってきたんですよ
改変したハナコさんが歩んできた軌跡を辿るようにエピソードを肉付けして
繋いだ縁と絆を振り返る風にしたらエモくね?と


幕間として関わってきた学園の風景を何となく垂れ流す

今日は対策委員会の定例会

 

「いや〜、今年も暑いねぇ〜〜……」

「ホント、暑すぎよ!」

 

最近はシャーレの先生に連日呼び出され

特訓に付き合っていたということでそこそこ大きな額の臨時収入を受け取っていた

 

いつまでも借金返済を続けるわけにはいかないので

殆どは元本の返済に消えていった

でも少しは私達の生活のために活用したいよね……

 

使う部屋複数に最新のエアコンを導入したのだ

なお設置作業は1年のアヤネに全て押し付けた

 

お陰で会議室は快適そのもの!

対策委員会の雰囲気も更に良くなるというものだ

 

「今月の収支も大黒字ですよ〜」

「はい!このペースなら来年には完済出来そうですが、未来を見据えて資産運用も試そうとしててユウカ先輩に勉強を教えて頂いてます」

 

学生5人で毎月1千万円に迫る利子を稼ぎ続ける事なんて不可能

複利の力に抗い続けて、押しつぶされかけていたのに……

先生とハナコが介入してからは瞬殺だった

 

クレカの手数料に迫るローンとしては悪質な金利は

カイザーへの圧力と連邦生徒会の後ろ盾により住宅ローンのような低い金利になり

今までの稼ぎでも10数年で完済が見えるレベルになった

 

そして極めつけはシャーレが優先的に割り振ってくれる大口の仕事

 

何故スランピア広場でびっくり箱のおばけと戦うだけであんなにお金が貰えるのか

報酬2倍期間ってなに?1回だけで終わるお仕事じゃないの!?

全てが意味不明だが、毎月凄まじい利益を叩き出して元本を削り始めている

 

「あの時、ハナコちゃんを信じてよかったねぃ」

「ん、女を泣かせる女の敵は滅ぶべき」

 

何故そんな事になったのか問い詰めて

イメージ戦略の為に準備までして女の子を泣かせるクズと判明した時の空気ったら酷かったな

 

ハナコの粘り強い説得はアビドスとキヴォトスの命運を首の皮一枚で繋ぎ止めた

ハナコが涙を溜めながらアビドス高校にやってきたのが諸悪の根源なので

マッチポンプというやつだったかもしれないが

 

先生の覚悟、そして生徒に対する真摯な態度は対策委員会の中ですぐに伝わった

誤解はすぐに解け、今ではたまに私やシロコがネタとして弄る程度だ

 

ほら、証拠に私とシロコにもいたずらっ子特有の笑みと八重歯が見えるでしょ?

 

会議は終始和やかに進行した

 

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「ミカ様!この度は先生ファンクラブを創設しようと思っていますの」

 

「ミカ様にはパテル派のトップとしてNo1になって頂けませんか?」

 

トップとしてゲヘナと戦争しろの提案の次はこれか……

 

大分落差があるじゃんね

 

「えー?私は確かに先生にも感謝してるよ?」

「でも、やっぱりナギちゃん、ハナコちゃん、コハルちゃん……」

「こんな私の為に親身に動いてくれた人のが大切なんだよね」

 

「後回しにしてくれた人は優先順位は下がっちゃうよ」

 

「だからNo1にはなりたくないかな☆出来たら末席くらいには入れて?」

 

「さてさて、コハルちゃんを抱きしめにいこーっと☆」

 

私は今日も正義実現委員会へ足を運ぶ

 

ティーパーティーのトップがそんな事をしてていいのか?

 

良いのだ

 

そんなギスギスした足の引っ張り合いでトリニティを運営するより

誠実さと愛で手を取り合ってトリニティを回した方が遥かに建設的だ

 

裏切りと腹黒の私が何いってんだって話だけどね

 

補習授業部の秘密兵器のオキシトシンハグ?

あれのせいでシリアスぶち壊しじゃんね

 

----

 

「今日のハナコ、機嫌良さそうだったよね!」

「はい、お姉ちゃんがうざ絡みしても上の空だったから良かったです」

 

ゲーム開発部部室では、姉妹がゲームをしながら語り合っていた

今日は何となく語り合いたい気分で

いつもの対戦ゲームではなく、まったり進行の協力プレイのゲームを選んだ

 

外面の良いハナコはゲーム開発部にやって来た時

先生より懐かれて……もみくちゃにされた

 

ハナコは小学生の頃は公立だったので話題作りの為にゲームをプレイした事がある

何をやらせても凄まじい結果を叩き出すハナコにとって、凡人がクリア出来る事前提のゲームはつまらなかったようだ

数本のゲームを遊んだ末、早々に見限ってしまった

 

姉妹にコントローラーを押し付けられ、いきなり対戦ゲームで遊ばさせられる

思い切りが良く堂々と悪手を差す姉と、読み合いが下手で与しやすい妹

早々に慣れたハナコにボコボコにされた姉妹がタッグを組んだあたりからは良い勝負となった

片方やられた瞬間試合終了みたいなものだし、性格が素直な二人は、淡々と嫌がらせをし続けて攻撃を捌くハナコに中々黒星を突きつける事は出来なかったようだが

 

今では当番を早々に終わらせて

ハナコを引き連れてシャーレのゲームコーナーへ行くのがお約束となっている

 

「そうなの?良かった……ハナコお姉ちゃんは最近調子悪いみたいだから気になってたんだ……」

「またハナコと勝負したいです!クソ雑魚先生と違ってバトルが白熱します!」

 

明日はユズとアリスがやってくる

 

4人全員から慕われている理由はパヴァーヌ1章の結果を見れば一目瞭然

えっ?知らない?

そう言えばまだ振り返ってなかったね

 

G.Bibleのクソみたいな文言を見て絶望する皆

ハナコは皆の尻を叩いて指揮をとりはじめた

 

飛躍するモモイのストーリーに、説得力のあるバックグラウンドストーリーを即座に追加する

一瞬で使うプログラミング言語を覚え、ユズの後ろからコードを読みアドバイスを飛ばす

ミドリのイラストを褒め、ストーリーを深堀する小物を付け加える

翌朝はアリスの髪をとかし、美人に整えてあげる

 

ハナコのモチベーション管理能力は未熟だったが

先生は頻繁に差し入れをして、生徒5人の話や愚痴を聞いてくれた

モモイも皆を鼓舞して奮起し、駆け抜ける事ができた

 

ミレニアムプライスの結果発表当日、審査員はこう締めくくった

 

「ミレニアムプライスはこれまで、生徒たちの才能と能力で作られた作品に対し、"実用性"をもって授賞を行ってきました」

「これはより未来を求め、実現していくという趣旨に基づいています」

 

「しかし、作品とは生徒の夢と情熱から生まれるものです、私達は大事な事をわすれていたのかもしれません」

「この作品には私が、私たちが何故ミレニアムハイスクールを選んだのか、その理由が詰まっていると考えました」

 

「よって私たちはこの度、異例の選択をすることにしました」

「今回は"審査員特別賞"を設けます、その受賞作品は……」

「ゲーム開発部の"テイルズ・サガ・クロニクル2"です」

 

学校は違えども、可愛い後輩を見捨てられなかった先輩が投じた一石は

 

トリニティの才媛に食らいついたゲーム開発部と共に審査員達の琴線を震わせ

 

少しだけ審査員達の感想の台詞が変わった

 

そして強くて優しくて美しい理想のお姉ちゃんでありつづけたハナコは

可愛い後輩に慕われ続け

面倒見の良い素敵な先生となることだろう

 

"アリスはおしとやかな言葉を覚えようね!"




"ハナコお姉ちゃん!"
「殴りましょうか?」(にっこり
ユズは懐いたら絶対にお姉ちゃんって呼んでくれるはずだ

「筆者、聞いていいか?セイアどこに行った?」
"君のような勘のいい読者は嫌いだよ"

ホシノエアプなんで教えて欲しいんですけど
おじさんってモノローグでもおじさんなんですかね?
「驚いた時は一人称が私に戻ってくれると嬉しいな」概念とかあるじゃないですか
わからん

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G.bibleに書いてあった「ゲームを愛しなさい」
これは社会に出てモノ作りを仕事にした今なら、これが本質だったのだとよくわかります
仕事では往々にして金・人・時間・モノ・能力が足りません、つか全部足りません

結局ゲームを好きじゃないヤツが作ると
あれも妥協しよう、これも妥協しようで、全てを妥協してしまいます
最終的に出てくるモノは当然遊ぶ価値のないゴミ
その運命を捻じ曲げるにはゲームに対する愛情、そこから生まれる執念・意地といったものが必要になります

ブルアカは生徒の作り込み一つとっても譲れない愛情をひしひしと感じます
この作品に出会えて本当に良かったですね
微課金で十分遊べるぽかぽか運営ですし
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