シャーレにお迎えしたハナコが何か違う   作:みやびさん

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カイテンジャーの総力戦がきてますよ!
毎日やろうね!


悪い大人がSRTの生徒を罠に嵌める

今までずっと"先生"を意識した発言をしていたが

もう召喚されてから4ヶ月

細部のセリフや起こることを忘れてしまった

 

先生の真似事をするのはそろそろ限界だろう

最近になって思うようになったのだが

 

私が原作先生に勝てないのは、追い越すつもりで走ってないからだ

停滞は衰退の始まりともいうからな

謎の理想ムーブするヤツを追いかけてもしょうがない

私なりのやり方で、あいつを追い抜くつもりで走り続けよう

 

手始めにミヤコにはビジネスマンの頃の口調をベースに接してみるかな

 

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取調記録: 977-R-4

担当者: シャーレ 先生

容疑者: SRT特殊学院 1年生 月雪ミヤコ

 

「……あの時の」

 

"やあ、さっきぶり"

 

「……取調べの担当者が先生ということですよね」

「まあ、誰だって構いません」

「相手が誰であろうと、答えは変わりませんから」

「何か聞きたいことがあればどうぞ」

 

"では早速、そもそもなんでヴァルキューレが嫌いなんだっけ?"

 

「……何か勘違いされているかもしれませんが」

「特段、ヴァルキューレが嫌いだったから転校を拒否したわけではありません」

 

マジで!?こんな事言ってたの???

 

「嫌なのは、SRTを去ることです」

 

"ああ、合点がいった、続けて?"

 

「……SRTには、そこにしかない[正義]があるからです」

「あらためて話すと、難しい概念ではあります」

「しかし先生も、[正義]について耳にする機会はあるでしょう」

 

いやないが?

正義なんて大抵相手を不義と罵倒するためだけに存在する悪口だろ

あのミヤコの前じゃ絶対に言えんが

 

「他の学園もそういった集団はあると聞きますが……」

「ここヴァルキューレもまた、生徒達は自らの行動が[正義]だと信じているかと想います」

「……しかし私にとって、彼女たちの正義は[本当の正義]ではないと考えています」

 

"へぇ……いや驚いた"

 

「嫌味……ですか?」

 

"いや、全くの逆だよ……しっかり考えているんだな"

"15歳頃の私より遥かに論理的思考能力が優れている、爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい"

"こほん、話の腰を折って悪かったね、続けて"

 

そして、私はミヤコの話に傾聴し続けた

 

「私たちは戦い続けるだけです、SRT特殊学園の復活のために」

 

"なるほど、信念も根性もあるんだな"

"んで?どうやって戦い続けるんだ?兵站、特に食い物の補給方法は?"

 

「そ……それは……」

 

"ま、その辺は追々だな"

 

"シャーレは困っている生徒に寄り添い、その生徒の[正義を実現]する手助けをするのが仕事だ"

"ミヤコ、SRT復興の戦いをサポートしてやる、仕事だからな"

 

「……」

 

"後で会おう"

 

----

 

大見得切ったけどどうすんねん

そもそもミヤコすらも結果「保留」のまま

留置所で宙ぶらりんになってるだけだしな

 

あっ、ちょうどカヤがやって来た

 

RABBIT小隊の処遇を任せてくれる?

こんな展開だった気がする!

 

何にせよかんしゃぁ

 

君が刑務所にぶちこまれても会いにいくからね

 

----

 

4人を引き連れて留置所を出る

そういや、原作ではよく先生が焼き肉弁当を差し入れして取り合いになってたな

 

値段が手頃でボリュームのあるステーキ屋へ連れて行く

 

"俺が食いたいから付き合ってくれ、保護者命令だ"

 

席に付いたら"私は1ポンドのステーキと烏龍茶にしよう"と皆に伝える

おっさんが一番の安物食べて、後輩が恐縮するのはあんまり好きじゃないんだよな

でもこんなデカいの食ったら米はもう入らん‥‥

大豪遊でまたハナコに叱られるかな?

 

"それにしても、4人とも取り調べは災難だったな、まさか4人全員が天敵を引くとは"

 

取り調べの記録ビデオをくっくと思い出し笑いしながら、サキの「一度撃って見たくて……」を弄る

 

"確かに一瞬のミスで負けに繋がる戦場で、敵を前にしてるのに遊びで銃弾を飛ばされると負けてしまうな"

"でもな……好奇心はとても素敵なもので、持ち続けるべきだ"

"好奇心が行動になり、行動が理解になり、理解が力になるから"

 

"モエもそうは思わないか?"

"あんなにミサイルやドローンを巧みに操ってるじゃないか、一家言くらいはあるだろ?"

 

RABBIT小隊では頭の回転の早いモエが一番好きだ

好感度は高くないだろうに、共感して話題を振ってやれば会話を弾ませてくれる

 

おっ、ようやく主役のステーキがやってきた!

持ってきてくれたホールの人にありがとうと声をかける

会計の時もレジ打ってくれた人にごちそうさま、今日も美味かったよと声をかける

 

サキやミヤコが意外そうな顔でこっちを見たが、心外だな

 

"習慣化させて毎回やってるだけだよ"

"良い仕事には金以外の対価も与えられるべきだからな"

 

"こんな一言でも人は感謝されると嬉しい"

"そして更に良い仕事をしてくれるんだ、言わない方が馬鹿だろう?"

 

"さ、今後の話がしたいからシャーレまで付き合ってくれ"

 

----

 

「スポンサー契約……ですか?」

 

ミヤコが怪訝な顔でこちらを伺ってくる

 

"そうだ、結局は君達が欲しいのは時間だ"

"時間さえ与えられるならいくらでも行動できる"

"SRTの生徒らしく悪者を懲らしめ、署名を集め、味方を集め、SRT特殊学園の復興の希望の芽は育ち続けるだろう"

 

"しかし今はどうだ?"

"食料もなく、3日で君達はヘルメット団員に変貌確定"

"賛同者もなく、公園に遊びに来た近隣住人を追い出して騒いでるだけ"

 

"そこでこれだ"

 

ハナコにもってこさせたスポンサー契約書を5冊前に出す

 

これをハナコに作らせてる最中

「なんですか?この甘っちょろい内容は?はー相変わらずですね、このお人好し」

と言わんばかりの生暖かい目はなんだ?お前はアコか

 

ミヤコが居ないと私が死ぬからやってるだけだぞ

期限切れのコンビニ弁当なんか食わせて野たれ死んでみろ

全員まとめてお陀仏だ

 

"君達4人と、当番で来てくれているユウカだ"

"ユウカにもこの契約書の中身はまだ見せていない、読んで感想を教えてもらう要員だ"

「早瀬ユウカよ、あなた達の事は聞いてるわ、よろしくね」

 

"今から4人にはよく読んで、納得したならサインしてくれ"

"別に納得できないならサインしなくていい"

 

"はいそこ!どうせ大人の書いた汚い契約書なんだろ?とか思ってるだろ"

"作ってくれたのはそこの人畜無害そうな生徒だ"「"そうな"ってなんですか?」

 

"SRT特殊学園の設立だって、味方を増やすのだって契約書だぞ?"

"今逃げても別の契約書がやってくる、どうせ逃げられないから今やっても同じだ"

 

"私は君達の正義を私なりに解釈したが、ろくに知らない素人だ"

"例えば、乙(月雪ミヤコ)はSRT特殊学園の理念や信念に基づき、甲(シャーレおよび先生)が理念に反した行動を行ったとき、それを証明できれば自由に処罰できる"

"甲は乙に本契約を盾に、交渉したり脅してはならない、その場合本契約は破棄されシャーレから本契約1年分の賠償金が支払われる"

"前述の処罰を元に、本スポンサー契約の破棄はされない"

 

"少し解釈を拡大して、SRT特殊学園の理念や信念という言葉を用いて、君達の行動に一切の制限がないよう配慮している"

 

----

 

かなり迷っていたようだが

結局4人全員は契約書にサインした

 

そうか、サインしちゃったか

 

"ユウカ、君はこれにサインするか?"

 

「一つ質問があるのだけれど」

 

"おっ、流石契約書に慣れているだけはあるな"

"何に対する質問?"

 

「"甲は衣食住を提供し乙はそれを利用する"ってあるけど」

「これは貴方が出したものを使わなければならないという強制する文言なの?だったらサインなんて出来ないわよ?」

 

"よく見抜いたな!大正解だ"

"ハナコ!彼女達に好きな服を着せて良いぞ!!"

 

ハナコを促して"あの"服を広げさせる

 

ニコニコ笑顔のハナコとは裏腹に

顔色が悪くなる4人と

視線が白くなっていくユウカ

 

「ミヤコさん?"あなたのような大人が嫌い"なんですって?」

「私はあの恩人が大好きなんですよ?♪」

「だ か ら、一緒に好きになりましょうね♪」

 

「サキさん?地獄に落ちろですって?」

「そうですね♪一緒に地獄に落ちましょうか♪」

 

ハナコが広げて見せたのは

 

先生ファンクラブに所属するパテル派モブ子ちゃん達が作った

 

先生LOVEのTシャツだった

 

彼女達はTシャツを作ってキャイキャイしてる所までは良かったが

これを着てトリニティ校内を練り歩くのか?という話になり

真顔に戻った所をハナコに回収してもらっていたのだ

 

「……っ!!」

「ごめんなさい、それだけは許して……」

「なるほどね、話が美味過ぎると思ったんだよ」

「やっぱり!これだから汚い大人は嫌いなんだ!」

 

"何を心外な、ユウカはサインしなかったぞ?"

"むしろこんなモノで済んで良かったな、下手すれば一発ゲームオーバーだ"

 

"まぁ冗談だ、こんな無駄な事やってる暇はないからね、ハナコ……ハナコ?"

 

暫くハナコが4人に襲いかかっていたので割愛

服は破れてしまった

安物だからしゃーない

 

----

 

"こっからは、汚い大人からの講義だ"

"題名はどうやってSRT特殊学園を復興させるのか、のな"

 

"この契約書は、君達の現状だ"

"もし君達の仲間にユウカがいれば先に読ませて判断してもらっただろう"

"つまりこの一発アウトの地雷が盛り込まれている契約書にサインなどしなかった"

 

"君達がSRT特殊学園を復活させたいならば、契約書からは逃げられない"

"復活だけしても意味がない"

"広い校舎に4人だけ、金を調達する人もなく、武器・弾薬・食料も減る一方"

"君達が信念を胸に戦い続ける、この継続が出来てはじめて復活だ"

 

"じゃあ契約書を読めるようになる?君達にそんな暇はない"

"ユウカのように契約書に強い仲間を連れてこい"

"そして金を持ち逃げ出来るレベルの有利な契約を結びまくるんだ"

"私服を肥やす悪人をしょっぴき、実績を作って更に味方を増やすサイクルを回す"

 

"以上をまとめる"

"契約書を読めるプロを味方にする"

"スポンサー契約を増やして金を集める"

"SRTとしての実績を積みあげる"

 

"これは当面の資金が入っているプリペイドカードだ"

"子ウサギ公園での生活は大変だろう……とりあえず1週間生き延びろ"

"生きていれば、そのうち良い策が思いつくだろう"

 

RABBIT小隊の生徒達を帰してからサオリを呼び出す

 

"サオリ、スクワッドチームで交代しながら彼女達の状況を見守っていてくれ"

"大変な目に遭っていたらそれとなく助けて上げて欲しい"




私は、先生を捨てる……!

最終編に向けてちょっとずつ仕込んでいます。

思考実験しながら、私が先生だったら彼女達の為に最低限ここまではするかなと思ったのですが
意固地になってるRABBIT小隊の子達の事を考えるとこうは動いてはくれないでしょうね
原作先生のような働きをしながら時間を使うのが最善か?

今回は少しでも心が動くようなエピソードを入れてみた上で
他の生徒を扱いつつ、強制しましたが吉と出るか凶と出るか……
少なくともこんな傲慢な大人に対して卑し兎になるような生徒は居ないので安心ですね!
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