待てよ?リンちゃんは今「車を手配する」と書いて送ってきたか?
結構忘れた私でもまだ覚えてるぞ
先生はヘリの中で撃たれてアロナバリアのお披露目になる
そして殴られて気絶させられて牢屋に放り込まれる流れになるはず
そうか、ここでカヤが裏切るのか
「車の手配」の部分を知らなくて「ヘリで来た」になるわけか
既にかなりむちゃくちゃやってるからどう歴史が壊れているか分からない
正式に連邦生徒会の命令を受けた生徒に対して先制攻撃してしまったら大問題になる
うーむ、どうしたものか……
"みんな、聞いて欲しい"
"連邦生徒会から、送迎用の車を手配すると連絡を受けた"
"スクワッドには護衛を頼みたい、嫌な予感がする"
"例えば誘拐犯が送迎を提案してくるとかな"
「やけに具体的ですねぇ……」
「わかった、その程度お安い御用だ」
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「お迎えに上がりました、先生」
「ここから先は、連邦生徒会の本部であるサンクトゥムタワーまで私たちが警護いたします」
"ふむ、ヴァルキューレが?"
「はい。シャーレの非常ヘリポートにヘリを用意しております」
"わかった、ありがとう"
「こちらです、参りましょう」
ヘリに乗る直前
サオリに教わったハンドサインを出す
直後吹き飛ぶヴァルキューレ生徒
「なっ!?」
続けて音もなく接近したサオリがもう一人のヴァルキューレ生徒の意識を刈り
おまけにヘリ内部にロケランが撃ち込まれて大爆発を起こす
"流石の手際だな"
"今日のデザートはプリンに加えてアイスも付けておくか"
「先生、これは……偽装だ」
"やはりカイザーPMCか"
あの可愛らしさの中にふてぶしさが見えるヴァルキューレモブ娘ちゃんの中に
どうやって長身マシンを詰め込んだんだろう
ストーリー読んでてそうはならんやろって思っていたが、なっとるやろがいと返すしかないな
執務室へ戻ってブラインドの隙間を手で開けて地上の様子を伺う
"うわ、もうウジャウジャ居るな……"
誘拐に失敗したら、力尽くで来るよなぁ……
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"このままサンクトゥムタワーには行かず、シャーレでカイザーPMCを迎え撃つ"
そうと決めたら即行動だ
リンちゃんには誘拐未遂により出席出来ないこと
カイザーPMCに連邦生徒会の情報が筒抜けになっていること
またカイザーPMCの攻撃が予想されるのでシャーレで迎撃する事を伝える
そして……このくっそ忙しい中でやたらモモトークが溜まってやがる!
「ヒヨリ、ミサキ、お前たちはヘリポートを護れ」
"苦戦したらすぐに放棄して合流してくれ、その地点より君たちの方が大切だ"
「アバンギャルド君を迎撃モードにして、AMASに援護させているわ」
"リオ、ありがとう"
玄関へ移動しながら矢継ぎ早にモモトークを返す
ナギサ達にはシャーレに来て防衛を手伝って欲しいと伝えた
どうせゲヘナの生徒と喧嘩してるだけだろ?
チェリノは会議に出席している間にクーデターが発生していたようなので帰らせた
マコトはサンクトゥムタワーを防衛して欲しいと依頼したが渋られた
仕方ないので万魔殿に高級プリンの差し入れで請け負って貰った
アビドスの皆はっ……と、アバンギャルド君が半壊してる!?
味方になった瞬間負けイベの最強ボスから☆4護衛演習になった気分だ
そして敵を見ると……戦車砲に戦闘ヘリだと!?
何ちゅう物をビルに発射しまくってるんだ!
アバンギャルド君一人じゃ無理だよなぁ……
アビドスへの返事は後回しだ
"アツコ、アバンギャルド君を回復してくれ、神秘を注ぎ込んでくれれば戦えるようになる"
"サオリ、リオ、下がりながら防衛、戦車砲の影まで後退しよう"
屋上はどうなってる?
戦術カメラを伸ばして確認すると、戦闘ヘリ3機にしこたま撃ち込まれてボロボロの二人
あのバカコンビ!まずくなったら放棄して逃げろって伝えたよね!?
"ヒヨリ、ミサキ!その場を放棄してくれ"
"クラフトチェンバー前で合流しよう"
更にラインを下げながら二人を捕まえる
数が多すぎる、シャーレ奪還出来たのって敵がある程度引き上げて油断してただけか?
復活したアバンギャルド君もあまり無理させられないし
サオリも生傷が増えて辛そうにしてる
このままだとジリ貧……
その考えを停止させる地震!!……いや、衝撃……からの爆音!
ミカのドラミングかな?
玄関先で大破した戦車が転がっているからトリニティの迫撃砲か……正直助かった
"敵は浮足立っている!押し返せ!"
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「みなさん!ご無事ですか!?」
「先生!サオリ姉さん!」
先陣を切って駆けつけてくれたミヤコ・ミネと再会できた
RABBIT小隊と生活安全局のみんなが駆けつけてくれていたが多勢に無勢で押されていた所に
ナギサ達のトリニティ勢が加勢してくれて撃退出来たとのこと
ゲヘナチームもサンクトゥムタワーを護り切った
ミレニアムのC&Cが奮闘してくれた……?
「私にも非常対策委員会の招集依頼が来ていたのよ」
「ユウカとC&Cを先に向かわせて、私は先生と一緒にサンクトゥムタワーへ移動する予定にしてたわ」
なるほど、そりゃミレニアムにも話いくわな
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万札をミヤコに渡して、買えるだけスイーツを買ってくるよう伝えてつつ
お茶を淹れながらサクラコやセイアと会話をした
あーーー、なんじゃこりゃって感じだったな
カイザーの部隊全部相手にする分、原作よりキツかったんじゃね?
正直トリニティ勢居なきゃ負けてた……
あ、そういや対策委員会のモモトーク忘れていたな
「先生……ハナコさんが……」
「傷だらけのシロコちゃんだけが帰ってきて……ハナコちゃんが消えちゃった……」
「先生、ごめん、戦闘になってハナコとはぐれてしまった」
「ハナコ先輩が消えたの!!カバンだけ残して、これを見たらすぐに連絡して、お願い!」
最悪だ……ハナコが、失踪した……?
っ……!急に電気が?
いや、空が暗くなったんだ……そして空が赤……まさか……
「ようやく理解に至った……」
「先生、あなたの力は、これ以上作用しない」
"ゴルコンダか?今は忙しいんだ"
「ゴルコンダはもう居ない、私は"フランシス"だ」
「デカルコマニーと共に、新たにお前を見守る者、従って、最後の宣告を傾聴せよ」
話聞かないなこいつ……意識を切り替えてこちらに集中する
「この物語は、一つのジャンルを掲げていたが故に、"先生"が主人公でいる事ができた」
「物語であったから、あなたは無敵だった……これはそういう物語だった」
無力を突きつけられてハナコに丸投げした記憶しかないぞ
「しかし、今となっては……この物語は、覆された」
「脈絡、構成、ジャンル、意図、解釈……すべてが破壊され……」
「その意味は絡み合い、混ざり、撹拌され……統制できない程に褪せてしまった」
「先生よ……これまでの物語は全て忘れるが良い」
「これからお前の身に起こることは、最早そのような物語ですらないのだから……」
「主人公も、悪役も、事件も、葛藤も無く……」
"うるさい"
"私は最初から主人公ではないし、お前のご高説などどうでもいい"
"何が起ころうとも、私は生徒に頭を下げ、感謝し、共に困難を乗り越えるだけだ"
"私は、一人のビジネスマンだ"
「であれば、それを見守るとしよう」
「先生……いや、ビジネスマンよ」
「絶望を……破局を迎え……そうして、結末へと走り出すエンディングを!」
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「せ、先生……今のは……?」
"アロナ、みんなに連絡してくれるか?"
「あっ、はい!みんなとは、えっと、つまり……誰に連絡を?」
"連絡先を交換した生徒、全員だ"
それと黒服だな……
ハナコさんが失踪……?
なんてこった……復帰するまで何話挟まると思っているんだ……