──シャーレの執務室
私の胸に伸びてきた手をペシっと払う
「もう……えっちなのは夜だけと、いつも言ってますよね?」
二人きりの時はいつも流されてしまってますが
もっと厳しく対応した方が良いのでしょうか?
「そんな顔してもダメです」
「今日はライブ本番って言ったじゃないですか」
「そろそろ支度をして行きますよ?」
胸が当たらないよう背伸びしながら先生の唇にキスして、すぐ逃げた
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私はあれから、飛び級の申請を行い卒業した
補習授業の皆やマリーちゃんを始めとする皆との生活には後ろ髪惹かれる思いはあるが
先生に並び立ち、支えられる存在になると決めた
逆にヨツバは年齢的にはすでに3年生だった筈だが
厚かましくも私と同じ年だと宣言した事で、この度3年生へと進級した
補習授業部常連で居続けた問題児3人(ヒフミ、アズサ、コハル)も
ヨツバが勉強を見続けてくれたお陰で無事進級した
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私は先生を伴い母校を訪れる
とはいえ、懐かしいとか久し振りという感情は一切浮かばない
何故ならば……
「ハナコ先生!来てくれたんですね!」
「ふふ、約束したからね」
「カズサは今日も元気いっぱいだね」
すっかり懐かれてしまったカズサを抱きとめ口を開けて中を診る
ちゃんと教えた通り喉のケアもしてますね
先生はコチラを生暖かい目で見てくるが
ナツがお出迎えしにきたので対応しはじめた
そっちも仲いいですね、いつも謎の浪漫がどうので意気投合してますし
残りはアイリとヨシミだけど
ヨシミはいつも先生に弄られてるので
先生に舌出して煽ったりしながらこっちに小走りで来るんじゃないですかね?
知ってた
残るアイリは先生の方へ
私は人付き合いはともかく、大抵の事は器用にこなせる方だ
ヨツバもあちらの世界で必要に迫られたからなのか
短期間でプログラミング方面にかなり詳しくなっている
リオやヴェリタスの皆と、私が理解できないレベルのプログラミングの話題で盛り上がっている
なので私にはアイリの苦悩にイマイチ共感し辛い所があった
先生はまるで結婚詐欺かと思わせるやり口で彼女の心を開き
"アイリの代わりに凄腕のピアニストを連れてきてもダメだ、頑張り屋さんなアイリと一緒だから意味があるんだよ"と力説していた
でも、練習帰りにアイリのジャケットに二人で包まって走ってきたのはどうかと思う
ムカついたので、私の折りたたみ傘を先生に持たせ相合傘にして帰った
先生の傘を差す腕を抱いて胸を押し付けて、頭も先生の肩に乗せた
ふふ、あの時の先生は歩き難そうでしたね
「こうしないと濡れてしまうからしょうがないですね」とか
「ほら、もう少しですよ、頑張れ♪頑張れ♪」とか
散々煽り散らかしてたら晩に理解らせが発生してしまいました
まぁ、先生と肌を重ねるのはもう慣れたものなので返り討ちにしておきましたが
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「「さあ、セムラを獲りに行こう!」」
駆け出していく4人を見送り
私達もライブ会場の観客席へ移動する
天気予報では降水確率高めだったので危惧していたが
ギリギリ持ちこたえ、暖かな日射しが私達を歓迎している
きっと今日も良い日になるだろう
観客席まで移動した所で愛しい先生の方に振り返り、微笑みかける
……
何処から湧いてきた?
「ヨツバ」
「なんで先生に抱きついているんですか?」
これにて完結です
前の方の話をすこし整理して閉じようと思ってます
生徒相手のハナコの口調は原作先生に寄せました
理詰めではなく無意識に先生と言えばこの口調がしっくりくると
抱き締められながら囁かれると強く振り払えないハナコは
自己分析の結果、日中は先生に触れないようにコントロールしています
なお「おいで」と呼ばれるだけで負ける模様
しかし本SSでは負けず嫌いがすぐに顔を出すハナコ
創意工夫の結果ベッドの上では先生はもうハナコに敵わなくなってしまいました
ヨツバはどうしましょうかね?
ハナコも許してくれる……んでしょうか?
悩みに悩んだ結果、想像にお任せする事にしました