シャーレにお迎えしたハナコが何か違う   作:みやびさん

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浦和ハナコの夢

──???視点

 

ふと、気が付いた

 

おヘソの見える丈の見合わない上着

辛うじてお尻を隠してるだけのスカート

この格好は、まるで娼婦みたいではないですか!

 

いや、痴女ではあるんですが……

 

水着姿で夜の校舎を歩き回った事もちゃんと覚えている

何となくの気恥ずかしさに上着を伸ばしてお腹を隠す

胸が強調されるだけだったので諦めて手を離した

 

「ハナコ、一体何してるのよ?」

 

ふと隣を見て吹き出した

 

左肩を丸出しにしたブカブカの上着に

同じく辛うじてパンツをギリギリ隠すスカートを履いた痴女

謎の線が胸元まで伸びており、視線を誘導する仕組みまで完備されている

 

コハルちゃんってこんな格好でしたっけ……?

 

そんなことより正義実現委員会、こちらです!こっち!

 

「急にどうしたのよ?また私をからかおうとしてるんでしょ?」

「一応言っておくけど、えっちなのはダメだからね?」

 

フリでしょうか?

うん、これは完全にフリでよいでしょう!

 

ですが、何となく気が乗らないので頭を撫でて羽をくすぐる

日中考え事をする時は、コハルちゃんをこうして撫でながらな事が多い気がする

 

先生はその正義実現委員会の生徒と話してるようですが……

 

よく見なくてもその生徒のスカートは異常に短い

下手すると尻臀まで見えてしまっている

 

このようなスケベな衣装で一体何を実現するのでしょうか

 

「先生はあちらの生徒と、どんな会話をしてるのでしょうね?」

「さぁ?真面目なイチカ先輩の事だから、普通に委員会の業務の話してるんじゃない?」

 

真面目とはいったい……うごごご

 

彼女を観察すると頬は赤く染まり

声のトーンも過去にすれ違った時に聞いた時より半音以上高い

彼女もまた先生の事が好きなのだろう

 

こんな格好の美少女達に囲まれた先生はさぞかし……

 

涼しい顔して生徒と接している!?

 

意味が分からなかった

ちらと先生の下半身も見たが反応している様子もなし

普通殿方は可愛らしい女性のあられもない姿を見ると興奮するものでは無いだろうか

 

それとも、彼女は先生の好みの女性でなかっただけなのでしょうか?

 

正義実現委員会の生徒が離れると

今度は猫耳の生徒が先生の元に駆け寄る

 

「先生、今日もお疲れ様、です」

 

奇遇だねという声が聞こえてくるが、

長い事そこの物陰で様子を伺っていましたよね?

……と冷ややかな視線で観察を続ける

 

ん?彼女の服装なんか変じゃないです?

スカートの丈は今更突っ込みませんが……

パーカーや厚手のインナーに護られてますが、中はノーブラなのでは?

 

遠目でも注視していれば気が付くのに

それであんな近距離まで近寄って!?

それは流石にライン越えのアプローチでは……!

 

いや、先生の反応薄すぎやしません?

 

もし私がブーメランパンツ姿の先生と会話してて

先生がこれ見よがしに股間を隆起させていたと考えると

多分ガン見してしまって会話どころでは無いと思うのですが……

 

猫耳の生徒はデートする約束をこぎつけた後に

同級生らしき生徒達に引きずられていった

 

「ひょっとして、先生は不能なのでしょうか?」

 

ぽつりとそう呟くと

ひどく驚いた顔をした先生と視線が合った

 

"人聞きの悪い事は言わないでくれる?"

 

きょとんとした表情の私に、先生もなんだか首を傾げていたのが

ひどく印象に残った

 

---

 

変な夢だった

 

その内容は生徒みんなで……

あ、あ、あんな破廉恥な格好で先生を誘惑して……

 

冷たい水で顔を洗って心を落ち着かせる

 

寮の食堂で朝食を摂っている最中も

ふとフォークを動かす手が止まる

 

でも先生には何も反応無くて……

私達生徒には魅力を感じていないということなのでしょうか?

 

暫く悶々としていたが登校時間が近付いてることに気が付いた

 

勢いよくクローゼットを開け

今日も膝上の丈のスカートを履き、制服の裾をスカートの中に仕舞う

 

今日も頑張らないと!

 

---

 

──放課後、シャーレ休憩室

 

「先生の視線を感じるか?」

「ハナコからそういう質問されるの珍しいわね、いいわよ」

 

「結構素直に男の人って感じじゃないかしら?」

「本人は自制してると思ってそうだけど、チラチラと胸とかうなじとか見てるでしょ?」

 

「私に対しては太腿ばかり見てくるのよね」

「その割にニコニコしてるだけだから悪い意味では無いとはおもうんだけど」

「コンプレックスだからあまり見ないで欲しいわね……」

 

「タイツ?一回試したんだけど見られる回数が2倍近くに増えたのよね……」

「スカート?確かに短いし恥ずかしいと思うけど、なーんか負けた気がして……」

 

「そういうハナコは大丈夫なの?」

「毎日のように熱の籠もった目で頭のてっぺんから爪先まで舐め回すように見られてるじゃない」

「ハナコも満更でもない態度だから別に気にしてなかったけど、やっぱり不快だった……?」

 

「そう、その反応見るだけでお腹一杯」

「ハナコが良いなら言う事はないわよ」

 

「はぁ……最初は私にも照れた表情も見せてくれたから」

「このまま距離が近付いて、お付き合いするのかなとか思ったんだけどなぁ……」

「まぁダメな大人っぽいし、もっとイケメンを捕まえればいいわよね」




先生「ボンレスハム」
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