赤面差分はもっと増やせ!必要だろ?
というわけで、うちのシャーレにもケイちゃんがやってきました!
ハナコは激怒した。
必ず、先生の膝の上からドヤ顔で煽ってくる女を除かねばならぬと決意した。
ハナコは先生の膝上の感触を知らぬ。
いや知ってはいるが……
しかし淑女として躾けられたハナコは純情な生娘であり、猫のように振る舞う事は憚られた。
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──数日間時を遡り、先生視点
事の発端は先日、最終編のゴタゴタが終わって日常に戻っても
まだシッテムの箱で暮らすケイが溢した一言だった
「アリスに会いたいです……」
いやいや、一昨日ミレニアムのゲーム開発部を共に訪問しただろう
しかし、ケイはお姫様であるアリスのメイドの様な存在
片時も忘れずお側にお仕えしたいという事なのだろう
「私に妙案があります」
「先生の手を煩わせる事はありません」
ほう……
正直な話毎日のようにミレニアムだけに訪問しまくるのは厳しいと感じていた所だ
ハナコをお姉ちゃんと慕う可愛い後輩達も居るので、ハナコもニコニコ笑顔で付いてきてくれるのが救いではある
ん、可愛い後輩の内の一人は早生まれのハナコより年上なのでは……?まぁいいや
"どうやって実現する予定なんだい?"
話を聞く限りクラフトチェンバーを使って
アリスの様な人工タンパク質を生成してボディーを作る。
それに魂を注入して人して活動、電車を使ってミレニアムのアリスに会いに行けば良い
なるほどなぁ、そうすれば会いたいのに我慢して震えるような事もないもんな
「先生、そこらを歩いてるスケバンを2人程連れてきて、テイラーメイドに投げ込むとモブ生徒セレクトボックスを作れますよ!」
なんだと!?それなら正実モブちゃんを……
ってそんなボックスがあってたまるか!
人体錬成の弊害で一人持っていかれてるぞ!
思わずアロナの発言に突っ込む
「先生、水35L・ 炭素20kg・アンモニア4L……」
それ以上はいけない
今度はプラナの口にいちごミルクプリンをすくったスプーンを突っ込んで黙らせた
そんなこんなでプラナちゃんとケイちゃんの二人に任せることに
普段からクラフトチェンバーに入り浸るリオや
スーパーAIのアロナちゃんに任せる案もあったが……
ケイちゃんとは何となく相性が悪そうだったので、
言葉巧みに誘導してプラナちゃんと組ませる事にしたわけだ
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──そして数日後
「先生、お久しぶり、です」
ん?と振り返ると黒髪の美少女がそこに立っていた
誰だお前は
まぁアリスそっくりの赤くて四角い特徴的なヘイローを見ればすぐ分かる
"久しぶり、ケイちゃん!無事に成功したんだね"
こちらにトテトテやって来て抱きついてくる
ニコニコ笑顔のハナコの視線が痛い
"ど、どうして抱きついてくるんだい?"
「暖かいですね、ずっと電子の存在でしたから人恋しくて……」
そう言われるとね、大人としては弱いんだよ
いや全人類そうなる、先生は悪くない
そしてケイちゃんはハナコを一瞥して
「ハナコやリオは窒息しそうですから……消去法です」
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──ハナコ視点
あれよあれよと言う間に
事務作業をする為に座り直した先生の膝の上に座り
作業を始めるケイ
嘘でしょ……?
──先生への気持ちに気付き始めた頃から
──それとなく他の生徒への牽制はしていました
籠絡しに来たイロハをお世話してるのは私ですし
アコの不味いコーヒーをシャットアウトしてるのも私
ヒナにコーヒー出してるのも私
最大のライバルになり得たユウカは
当番の時に胸元のリボンを揺らして先生の視線を誘導する等の積み重ねで潰す事に成功しました
ミドリちゃんは先生に一目惚れしていたので、他の子よりもべったり構ってお姉ちゃんと呼ばせる仲になりました
ミカは最大限警戒すべき相手でしたが、最終的に興味を抱かせない事に成功しました
ミヤコちゃんやサキちゃんが先生を誘惑しないよう、先生が親身になって世話をするフラグも潰しました
確かに最初から先生には好感を抱いて貰っているので
隣を勝ち取る事は容易かったわけですが……
まさか、まさか……こんな所に伏兵が潜んでいたとは
時折こちらを一瞥して勝ち誇った笑みを浮かべてくるアリスちゃんそっくりの女が憎らしい
アリスちゃんより一回り小さい身体も
先生の膝の上に乗る為に敢えて小さいボディーにしたとしか考えられない
彼女は超小型のホログラムを操り作業している為
作業スペースを邪魔されない先生も全く困っていない
………!?
見ましたか?
今先生がケイの頭を撫でました!!
先生も先生です!
「今日だけだから」って済むわけないじゃないですか!
どうせ明日もズルズルと「最後だから」、「次は無いから」を繰り返し
最終的には「今日は膝の上に座らないの?」ってなるに決まってます
はぁ……無理でしょうね
私は貴方のその優しさに惹かれたのですから……
私は頭を回転させ始める
あの泥棒猫から先生を取り返す為に
……
程なくしてケイはミレニアムへ行くために席を外した
せんせ……
「先生、少し良いだろうか?」
"どうしたの?"
「こちらはRABBIT小隊の実戦訓練の成績だ、1年生なのにここ迄の成績を叩き出すとは筋が良い」
「そこで次の段階に行きたいと思うのだが……」
先生はサオリを連れて席を外してしまった
サオリ……!!なんて間が悪い……
不機嫌になったハナコは先生が必死になだめたらしいです
あの素体は鋼鉄大陸に置いてあった欠陥品のドールなので
それ以外の場所でケイちゃんの身体を調達する事を考えると
パヴァーヌ2章で出てきた同人赤眼アリスになるのは間違いないでしょうねという感じで黒髪で考えました
そして、もし本気で恋慕を抱いたハナコはどうするんでしょうね?
恥ずかしくて先生にアプローチするような事はなくて、普段通りニコニコ笑顔で接するだけ
その中に精一杯の期待を込めてエッチな発言と流し目を送るのがやっとでしょうか?
そのかわり、裏で他の生徒とのフラグをそれとなく折り続けて選んでもらえる確率を上げる
そんなムーブをするんじゃないかなと考えました
ハナコ流石に怒るよ?責任取って結婚してね
プレナパテスの世界でハナコが先生に寄り添っていたのは
世界のループにより読心術に開眼(このSSの独自設定)し
他の生徒のフラグを折り続けて無事に先生の隣を確保したからです
お前のせいでキヴォトスは滅茶苦茶だよ!
でもハナコが暴れなくてもキヴォトスは滅亡してるから誤差だなヨシ!
さて、こちらのケイちゃんは先生にベタ惚れのようです
敵対してアリス共々殺されかけていた所にやって来て
アリスのみならず、ケイ自身の為に危険を承知で交渉してくれた
新たな生きる意味をくれた人
そしてちょっぴり頼りない様がケイの母性をくすぐったようです
ハナコの推察通り先生の膝の上ですっぽり収まるように身長は140cm程度で設計したみたいです
作者の私が生成AIにこのシチュエーションで邪魔にならない身長差を教わったところ、30cm差があれば実現出来るそうです
170cmの身長ならば140cmと言ったところですね。
アリスは152cmらしいので文字通り一回り小さいです。
もしもしヴァルキューレ?
ただし、ケイの最優先はアリスですから
先生に対するアピールはハナコに対するちょっとしたイタズラに留めてます
乙女ハナコは弄ると楽しいからねしょうがないね
ただ残念ながら原作の様なツンデレにはなりそうもありません
そこそこ長い付き合いの中でもう慣れてしまったみたいです
原作では顔を真っ赤にしてからかわれ続けるケイちゃん
果たして慣れて穏やかな笑顔を向けてくれる日はあるのでしょうか?
メモロビの実装が待ち遠しいですね!