転生特典がイリヤスフィールの肉体で王の財宝が使えるってま?   作:ロールクライ

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いてはならぬもの

 

 

 

 

「・・・まさかお前のようなものと相まみえることになるとは思わなかったぞ。」

 

教会にいた言峰はそう言った。

その後ろにいるのはもちろん、私だ。

ちなみに、今ここにギルガメッシュがいないことは確認済みだ。

 

「全く、昨日といい今回の参加者は普通ではないようだ。」

「それ、ひどくない?」

「・・・酷くないとも。それで?この教会になんのようがあってきた?」

 

いやひどいでしょ。と思いつつ私は今回の聖杯戦争の参加を伝える。

 

「驚かないの?」

 

しかし、以外にも言峰の表情は無表情のままであった。

目をピクッとさせるくらいは驚いてくれると思ったのだが。

 

「もちろん、驚いている。だが、別途で君の参加は教えられていたのでな。それが君のようなアインツベルンの少女のような見た目をしているのは特に驚いたが。」

「・・・私の力には?」

「ふむ。それは追及してもいいものなのかね?」

「それはダメだけど。」

「ならば、こちらから聴くことはない。疾く、去るといい。」

 

私はこの時、何も思わずここから出た。

そして私が外に出た時、言峰の口が笑っていることに気が付かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、次はどこに・・・」

私は魔力を感じそちらの方に振り向くとそこにはイリヤスフィールがいた。

・・・まずい。

ヘラクレスとの戦闘は特に避けたかった。

アサシンだけじゃ、簡単にとは言わずとも倒されてしまう。

 

「・・・マキリにきいて来てみたけれどほんとに私にそっくりなんだね。」

「マキリ・・・あんな男の言葉を信じたの?イリヤスフィール。」

「信じてなんかないわ。でも、確認はしておこうって思ってね。・・・マキリも堕ちたものね。」

 

私が知らない間にいろいろ起こってらっしゃいますね!

それはそれでまずい。

彼女が間桐と手を組むことは考えてなかった。

完全に私が知らないルートだ。

先の知識があまり機能しない。

千里眼もなぜか使えない。

確認はしたが、聖杯は私の財宝の中にはない。

全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)は使えないことはないが何か少しおかしいところがある。

・・・こうしてみるとわからないことが多すぎる。

故にイリヤスフィールとは戦いとくはなかったのだが・・・

 

「ここまで来たら仕方ないか。一応、きくけど投降する気はない?」

「ないに決まってるでしょ?アサシンのマスター。」

 

いつの間にか彼女の隣にはギリシアの大英雄ヘラクレスが立っていた。

 

「バーサーカー。蹴散らしなさい。」

「――――■■■■■■!!」

 

バーサーカーが飛び出してくる。

そして自身の武器を振るうもそれが私にあたることはなかった。

 

「なっ!ありえない!」

 

大英雄の攻撃を耐えられる盾がこの時代にあるものか。

アサシンなんかが、盾の宝具を持つはずがない。

と今ごろ彼女は思っているだろう。

 

「・・・イリヤスフィール。私がサーヴァントを連れ歩いてない理由はね。それでも問題ないからよ。」

 

黄金の波紋から武器が出てくる。

どれもAランク以上の最上級の武器たちだ。

 

「大英雄ヘラクレス。その強さはまさに一級品。並大抵のマスターでは扱うことなんかできない。だが、その真価は十二回の命にある。」

「・・・。」

「弱点もある。それは私のように宝具を大量に持っている者よ。」

「なんで。なんで、あなたは・・・サーヴァント?その力サーヴァントのものね!」

 

イリヤスフィールはなにかに気づいたように納得し始める。

その間、ヘラクレスと私の攻防は続く。

 

「・・・疑似サーヴァント。私に似ているのはわからないけどあなたはそういう類のものね。」

「おそらくはそうね。それが?」

「バーサーカー。攻撃をやめて。」

「・・・■■■。」

 

イリヤスフィールがそう言ったからかバーサーカーは霊体化をしてイリヤのもとに戻る。

「私が知らない英霊だけど・・・それはどうでもいいわ。あなた衛宮切嗣と関係はある?もしくは聞いたことはある?」

「聞いたことはあるかな。でも、関わったことはない。」

「そう、ならいいわ。でもせいぜい私の邪魔はしないでね。」

「・・・イリヤスフィール。」

「何?」

「あなたは・・・生きていきたいと思う?」

「・・・どういうこと?」

 

イリヤスフィールは不思議な顔をしてこちらを向く。

 

「聖杯になる必要はない。そして末永く生きられる。夢みたいな話だけど、あり得るの。どう、私と手を組む気はない?」

イリヤスフィールは驚いたような顔をしていたがすぐに無表情になり言葉を発する。

「・・・私たちアインツベルンの悲願をしらないわけではないんでしょう?なら、その相談は無理な話よ。」

 

そう言ってきっぱり同盟の提案を断られてしまった。

状況が状況とはいえ、私交渉下手すぎないか?

改めて、凛と今回の交渉を振り返ると・・・うん。ひどいものだと思う。

 

「そっか。今はそれを強制させる気はないわ。今日はほかにやりたいことがあるからじゃあね。イリヤスフィール。また今度。」

 

私はそう言って逃げるように去った。

理由は単純明快だ。

気まずいからである。

そうとも言ってはられないのだが。

今日やりたいことには士郎の確認と桜の確認なのだ。

イリヤスフィールは今日でなくともいいのだ。

凛は・・・まあ、置いといて。

まだセイバーが呼ばれて二日目かそこら。

まだ猶予はある。

そう思って私は衛宮邸へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある屋上にて

 

 

「全く、一度手傷を与えたというのに懲りんやつじゃの。」

「仕方ないじゃない!旧友との再会は叶うことはなかったけど、もっと。もーっとすごいもの見つけちゃったんだから。」

「・・・儂の悲願を叶えるためお前には消えてもらうぞ。」

 

そういって、老人は少女に向かって蟲を放つ。

しかし、いつの間にかそこに少女はおらず老人は周りを見渡す。

 

「蟲への対策を講じたわけか。どうやら・・・無策で来たわけではないらしい。」

「そういうことだよ。お爺さん。私はね。この聖杯戦争がどのように終わりを迎えてどうのように返り咲くのか。それが気になるだけなの。まあ、もちろん。叶えられるのなら願いはあるけどね。」

「・・・カカッ!儂がお爺さんなら貴様はどうなるのであろうな?」

 

そうして真夜中に魔術師同士の戦いが幕を開けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

_____________________________

 

 

 

 

後書き的なやつ

衛宮士郎?間桐桜?それはまた次回でー。

でも少し桜についての処遇は決めかねてるんですよね。

それ以外は結構決まってるんですけど。

まあ今回の話はメインストーリーというよりかは幕間という感じで読んでもらえたらなと思います。

 

 

 

 

 

 

桜の処遇

  • すまない。殺してしまってすまない。
  • 心臓とかもろもろ取り除いて救済
  • 殺すことでの救済
  • 衛宮士郎に頑張ってほしい
  • 本家にどちらかといえば近い感じ
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