エーテル適性1億点TS転生オリ主   作:妄想壁の崩壊

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感想ほんとにモチベになりますありがとう。goodめっちゃ押したいんだけど一日に5回しか押せないのなんで……?

まだ書いてる途中なんですが時間掛かりそうなので分けて投稿します。


一章
アリス-イン-ワンダーラビット1


 

 

 

 

 

【謎の言語で書かれた手記】

 

何千、何万どころでは無い。百万には届かないがそれだけの数のエーテリアスを屠ってきた。

 

数十の既存の共生ホロウを消滅させ、数百の新たなホロウの芽を摘んできた。

 

だが、未だ零号ホロウの勢いは留まるところを知らない。

 

私の力だけでは、零号ホロウを滅ぼすには足りないのか?あるいはそもそも『エーテリアス殲滅による零号ホロウ消滅』と言うやり方が間違っているのか?

 

先日『ニネヴェ』の討伐に向かったが、奴の息の根を完全に止めることはできなかった。

 

一度、確かに(コア)を破壊したにも関わらず奴はさらなる活性を以て行動を再開した。

 

おそらく、奴は本体では無いか、あるいは他に同時に倒さねばならない存在がいるのだろう。

 

根を絶たねば再び生える雑草のようだ。忌々しい。

 

新エリー都の面々は役に立たない。企業はホロウ利権を守り、市政府は保守的でリスクを負ってまで行動しない。虚狩りは現在、星見雅以外の動向は不明。

 

そして、星見雅は零号ホロウを一人で相手できる程の実力は無かった。

 

殺さないように手加減されていた上で、私に負けた。

 

片手間で『ニネヴェ』を相手していたにも関わらずだ。私個人と同じ実力だと?話にならない。私の強さの真髄は数の暴力にあるのだから。

 

彼女が虚狩りの中で最弱と言うならまだしも他の虚狩りも同程度の強さしかないなら、人類はもう零号ホロウに成す術は無い。

 

実のところ、最後の奥の手はある。だがそれは、手段と目的を履き違えたある種矛盾した解決策だ。本当に他に手が無い時の為のものに過ぎない。

 

星見雅と対峙したあのときは、感情が高ぶってつい発動させかけたが……。

 

私の悲願達成の為には、やはり協力者が必要だ。とりわけ新エリー都の公的機関に所属しない者が。

 

『インターノット』、新エリー都における必要悪。白と黒の狭間、そのグレイゾーンには多くのプロキシとホロウレイダーが所属している。

 

きっとその中に、私の求める存在が居るはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【インターノットのとある投稿】

 

『幸運の喋る白ボンプ発見?』

 

学校から帰る途中の話なんだけど、コンビニで買い物をしている、言葉を話す不思議なボンプを見たんだ!後をついて行くと、そいつはホロウの中に消えていったんだけど……運良く1000ディニー紙幣を拾うことが出来た。ただこの話を友達にしたら誰も信じてくれなかったんだ。どなたか親切なプロキシが証拠を入手してくれないかな?

 

1.名無しのボンプ

幸運を呼ぶ白ボンプって1ディニーボンプの事では?

 

2.名無しのボンプ

あいつは可愛いけれど、実際幸運を呼び込んだって話は聞いたことないな

 

3.名無しのボンプ

写真を確認した限りだと1ディニーボンプじゃ無さそうだな

 

4.名無しのボンプ

写真があるのに証拠が必要なのか?

 

5.投稿主

分かりにくくてすいません。喋っている録音が欲しいんです!

 

6.名無しのプロキシ

その依頼、受けた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンタルビデオ屋『Random Play』の扉が開く。お兄ちゃんが帰ってきたみたいだ。

 

「お兄ちゃんお帰りー」

 

「あぁ、ただいま」

 

片手にはテイクアウトしたコーヒーとパン、もう片方の手には新聞を持っている。毎朝恒例の光景だ。

 

「今日の朝食は期間限定のキャラメルクロワッサンだ」

 

「やったー!私それ大好き」

 

「代わりに麦ラテは甘さ控えめにしておいたよ」

 

「気が利くじゃん、ありがとー」

 

お兄ちゃんから麦ラテのカップを受け取り、2人で朝食を取る。ちなみにお兄ちゃんはブラックコーヒーだ。曰くカフェインは脳の燃料だとか。いやどう考えても脳の燃料は砂糖でしょ。

 

食事を終えると一日一回のスクラッチタイムだ。ディニーコインを使って削れば現れたのはボンプのマーク。

 

「おーっ!今日はボンプチケットじゃん!やったねお兄ちゃん!」

 

「確かそろそろ3枚貯まったんじゃ無いか?今度イアスたちを連れて行って上げよう。Fairy、近場のボンプクリーニングに予約を入れといてくれ」

 

『了解しました、マスター』

 

お兄ちゃんはそのまま新聞を開き読み始めたので、私はインターノットの投稿を確認する。

 

アカウントは勿論『パエトーン』──ではない。残念ながら『パエトーン』のアカウントは紆余曲折あって消えてしまい、今はサブ垢を使っている。

 

ちなみにアカウント名はデフォルト名の『名無しのプロキシ』だ。

 

いや、本当は色々候補があったんだよ?お兄ちゃんと私と、ボンプたちとついでにFairyも一緒に考えたやつが。

 

例えばパエトーンII(二世)アキラ&リン(お笑いコンビじゃないんだから)Fairyと愉快な仲間たち(愉快なのはあんたのセンスだよ、Fairy)プロキシボンプ(一番マシ)、真パエトーン、ネオパエトーン、エトセトラエトセトラ……。

 

結局兄の『僕らを表す言葉に『パエトーン』以上のモノは無いさ』と言う一声でデフォルト名になってしまったのである。

 

なんて思い返しているとふと一つの投稿が目に止まった。

 

それは写真付きの投稿で、どうやらプロキシへの依頼のようだ。

 

写真には雑貨屋で買い物をするボンプの姿が見える。丸メガネとチェック柄のシャツを着ているボンプだ。胸ポケットからは懐中時計の頭がはみ出ている。

 

うーんと、なになに?ほうほう……。

 

気になる文言を見つけたため、お兄ちゃんにスマホを見せつけた。

 

「お兄ちゃんちょっとこれ見て欲しいんだけど」

 

「どうしたんだい?」

 

お兄ちゃんが新聞から顔を上げ、私のスマホの画面を見つめる。やがてため息をつき何かを諭すように言った。

 

「リン……残念だけど、もううちに新しいボンプは買えない。ただでさえFairyのせいで電気代が上がってるんだがら」

 

「ち、が、う!そうじゃなくてこの依頼内容をよく見て!」

 

日常生活だと意外に天然をかますお兄ちゃんに指を差して教える。

 

「『言葉を話す不思議なボンプ』?それがどうかしたのかい?」

 

女の子と会話するときは鋭いくせに。このアホ兄は……。

 

「はぁ、お兄ちゃん。喋るボンプと言えば何?」

 

「なぞなぞかい?答えは『ゴアンゼン』、シャベルを持ってるからね」

 

「『パエトーン』でしょうが!お兄ちゃんのことだよ!」

 

正直、ちょっと上手いと思ったのは内緒。

 

「あぁ……確かに。H.D.Dを使っているときは喋るね。イアスを通して僕が。……待てよ?」

 

「やっと気づいた?普通ボンプは喋らないの──H.D.Dを使うような事、つまり誰かが『遠隔操作』してなければね。この依頼、受けてみようよ」

 

「冴えてるね、リン。もちろんだ」

 

さて、『パエトーン』のお仕事の時間だ。

 

 

 

 

 

 




バーニス実装までモチベを保たねば……。よければ感想評価お願いします。

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