白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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百話

 

 ベルは18階層の森林地帯で暗躍していた闇派閥の残党を捕えてフィン達がいる野営地に連れて行こうとした。

 

 しかし、53階層で襲ってきた紫紺のローブで身を覆い、不気味な文様のある仮面を被った怪人が現れ、ベルが捕らえた闇派閥の残党が巻き付けていた自爆装置に火の魔剣で攻撃した事で大爆発を起こし、諸共ベルを始末しようとしたが間一髪、ベルは窮地を逃れた。

 

 その後、闇派閥の残党の一人が持っていた不思議な球体を手に入れたのと地中に仕掛けられていた罠とモンスターを始末したのであった。

 

 そうして、大爆発を見てベルの元へと駆けつけたアイズとティオナに可愛がられつつ、野営地に向かってベルはフィンに闇派閥たちの情報を渡しつつ、球体も渡す。

 

「多分、この18階層に闇派閥の残党のアジトがあるんだと思う。これはそれに入るのに使うものかもしれない」

 

 フィンは推測しつつ……。

 

「ベル、君は目を付けられているかもしれないから気を付けるんだよ」

 

「フィンさん、僕は狩人ですよ……狩る方法を知っているんだから狩られない方法も知っています」

 

 フィンが注意を呼びかければベルはフィンに答えを返した。

 

「それもそうか……でも、僕達も君を守るよ。君はもう、大事な仲間の一人だからね」

 

『うん、ベルは私達が守る』

 

「勿論、手前もな」

 

 フィンの言葉に【ロキ・ファミリア】の女性陣と【ヘファイストス・ファミリア】の椿がベルに寄り添いながら宣言した。

 

「ありがとうございます皆さん。でも、できればリリやヘスティア様を守っていただけたら嬉しいです」

 

 ベルが礼を言いつつ、自分の意見を述べると皆が頷いて承知したのだ。

 

「ベル様、大変でしたね」

 

「今日もお疲れ様、ベル」

 

「色々と大変だったな」

 

「ベル、可愛いね」

 

「ふふ、甘えて良いわよ」

 

「いつも愛らしいですね」

 

「ふふ、甘えるのが上手だな」

 

 リリルカにアイズ、リヴェリアにティオナとティオネにレフィーヤと椿がベルの天幕でベルの頭を撫で、身体を抱き締め、撫で摩ったり、甘く優しい言葉を囁いていく。

 

 思い思いに皆でベルを甘やかし、可愛がり、愛していた。ベルをあらゆる脅威から守る気持ちを込めながら……。

 

 

 

 その後も常に二人以上が付き添いながら、食糧調達に魔石とドロップアイテム収穫などをして過ごすとオラリオから『ポイズン・ウェルミス』の猛毒の特効薬を持って此処へとベートと【ロキ・ファミリア】の本拠の守りとして残っていた複数の団員が野営地にやってきた。

 

「お疲れ様です、ベートさん」

 

「ふん、別に疲れてはねぇよ」

 

 ベルが持ってきた飲み物をベートはしっかりと受け取り、他の特効薬を持ってきた団員も受け取り、ベルへと礼を言ったのであった……。

 

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