【ヘスティア・ファミリア】に【アルテミス・ファミリア】と助っ人としてリューを加えている【ヘルメス・ファミリア】による三派閥連合は大樹海の秘境に存在する『エルソスの遺跡』で封印から復活し、暴れ出そうとするアンタレスを討伐する準備を始めた。
早朝の中、野営地でだ。
「良し、それじゃあいくぞ」
『はいっ!!』
アルテミスが指揮を取る事になり、皆で野営地からエルソスの遺跡に向かった。
『はあああっ!!』
遺跡の中ではアンタレスの手勢が襲い掛かってきたのをレトゥーサ達、【アルテミス・ファミリア】とアスフィにファルガー以外の【ヘルメス・ファミリア】が抑えにかかった。
LV.4のベルとアスフィにリューとLV.3のファルガーなどはアンタレス本体を相手取るために力を温存するのである。
そうして、ベル達はアンタレスがいるところへと踏み込み……。
『オオオオオオッ!!』
そうして巨大な単眼の黒い甲殻に包まれた蠍型のモンスターである『アンタレス』が咆哮を上げる。
「【ムーン・サイト】!!」
ベルは長弓を持ちながら、魔法を使って洞察しながら矢を放っていく。
『グウウウッ!!』
「急所は狙っているのに随分と硬い」
アンタレスは身動きしながら矢を弾きつつ、反撃に移る。
「させません」
「ふっ!」
「うおおおっ!!」
アスフィにリューとファルガーもアンタレスと立ち回りを演じていく。
『はああああっ!!』
『オオオオオッ!!』
こうしてベル達とアンタレスの戦いは激化。どういう訳かアンタレスは再生能力まで有しており、ベル達は苦戦するし追い詰められていく。
「もう見切ったぞっ!!」
ベルは悪に対して正義の心を燃やし、洞察し続けた結果、アンタレスの全てを把握した事である筈のない間隙を見抜けるようになれたし、狩るための技と駆け引きを思い付けるようになった。
そうして窮地を脱するために意思を燃やしていく。あらゆる【スキル】により、ベルは強化されていき……。
「これで終わりだぁっ!!」
ベルは魔弾に全ての体力と精神力を込め、アンタレスの致命的な瞬間に衝け込み、ベルは致命的な部位に魔弾を放つ事でその部位を射抜きながらアンタレスの魔石も射抜く。
『グオオオオオオオオオオオッ!!』
こうして、アンタレスは断末魔の悲鳴を上げながら消滅したのであった。
「流石は古代のモンスター……中々に手強かった」
「おっと……良くやりましたよ、ベル」
「ええ、流石ですベル」
「オリオン、ご苦労様」
消耗しきり、倒れていくベルをアスフィとリューが抱き留めてアルテミスも近づき、ベルを労う言葉をかけるのであった……。