アルテミスにヘルメス達、リューと協力して『アンタレス』に勝利し、討伐を終わらせたベルは少しの間、【アルテミス・ファミリア】がオラリオに滞在するのでそれを喜ぶとご機嫌である。
そして、アルテミスが司る月に関連した祭りで月を神に見立てる事でモンスターの魔の手から無事を祈る『神月祭』の日をベルはアルテミスと楽しんだのだ。
アンタレスの討伐もそうだが、アンタレスがいたエルソスの遺跡の往復は結構、しんどかったので数日の間、ベルは冒険者業を休みせっかくなのでオラリオの各メインストリートを巡回しつつ、【アルテミス・ファミリア】と観光する事にしたのだ。
それと……。
「ヴェルフ、矢と魔弾の補充と武具と防具の整備、よろしく頼むね」
「おお、任せろ」
ベルはアンタレスとその手勢との戦いで浪費した矢と矢型の魔剣の補充、摩耗した片手剣に痛んでいるライトアーマー等の防具をヴェルフの工房に行って、頼んだ。
ヴェルフは快くベルの注文を受け入れた。
「しっかし、かなりの激闘だったみたいだな」
ベルから武具と防具を受け取ったヴェルフは様子を見ながら言う。
「うん、アルテミス様達へヘルメス様達と協力した上で僕も下手をすれば死ぬ状態に追いやられるくらいだったよ。まあ、大精霊が封印するくらいだから本当に強かったよ」
「そんな相手を良く倒せたな。流石だ」
「ありがとう」
ヴェルフがベルに賞賛の言葉を送り、ベルは笑みを浮かべた。
ともかく少し、話をするとベルは工房から出て歩き始めていたが……。
「よう、ベル坊……どうやら激闘を繰り広げたみたいだな」
「ひゃう、っ、椿さん」
椿がベルを後ろから抱き上げながら抱き締めた。
「ふふ、やっぱりベル坊の抱き心地は最高だな……癖になってしまったぞ」
「あぅぅ……」
椿はベルを更に深く抱き締めながら、その具合を堪能していた。
「少し、手前の工房に寄ってくれ」
「とか言いながら、強制的に連れて行かないでくださいー」
ベルは抱き上げられたまま、椿の工房へと連れていかれ……。
「手前は今まで鍛冶にしか興味なかったのだがな……ベル坊なら、良いぞ」
「っ、椿さん……んちゅ、ふちゅ、くちゅ、んん……」
「ふふ、美味しいな」
椿は自分の工房内にベルを連れて行くと口づけし、彼の口内を味わっていく。
「ベル、手前は男としても手前を好いておるぞ」
「あ、ありがとうございますぅ」
こうしてベルは椿に可愛がられては愛され、奉仕されて男女の関係として交流したのであった。
その後、ベルは【ファミリア】としての交流として、ヘスティアにリリルカと軽くオラリオ内を回っていたのだが……。
「ラウルさん、何かあったんですか?」
必死な様子でオラリオのストリートを走っているラウルたちの姿を見つけた。
そうして話しかけると……。
「ああ、ベル君……それが……」
ラウルからベルは今、とある場所で【ロキ・ファミリア】の女性陣がとある派閥と争っているというのを聞き出したのであった……。