白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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十三話

 

 朝の光が下界一の大都市である『迷宮都市オラリオ』に降り注ぎ、市内の者達に対して一日の始まりを告げた。

 

 その中で……。

 

 

 

「ベル君はいつも可愛いね。ほらほら、今日もダンジョンに行くまで満たしてあげるよ」

 

「ふく、んひゅ、あ、か、うぅ……」

 

 

 

 【ヘスティア・ファミリア】の本拠である『廃教会』の地下室にてヘスティアは寝台の上でベルを胸の中に抱き締めながら、頭や顔を撫で回し、弄りながら身体にも触れていく事で彼女の司る事物、『聖火』の如く、ベルを自分の温もりで温めていった。

 

 

 

「ふ、ぅ、ヘスティア様……どうしてこんなに……」

 

「ベル君が満足できるように練習してるからね」

 

 日に日に上達していく甘やかしに可愛がりに対してベルが言うとヘスティアは微笑みながら、答えを返す。

 

「今日も蕩けてくれてるね、良いよ、こういう時くらいは力を抜いてくれないと駄目だから……」

 

「あうぅ、あ、ありがとうございます……」

 

 ベルは今日もヘスティアの愛情、温もり、匂いを与えられる事で蕩かされていった。

 

 そうして、西のメインストリートに向かい……。

 

「へぇ、これはシルとリューがハマるのも良く分かるわ。本当に良い撫で心地だね、兎君、後、顔は隠さない方が私も良いと思うな」

 

「尻だけが最高だと思っていたけど、貴方の場合は髪も顔も最高ね」

 

「白髪頭はお得意様だし、可愛がってやるニャ」

 

 『豊穣の女主人』にてベルはシルとリューの同僚にして、羊毛色の短髪、凛々しい容姿にグラマラスなスタイルのヒューマンの女性店員であるルノア・ファウストに黒い毛並みでスレンダーなスタイルの猫人の女性店員であるクロエ・ロロ、茶色い毛並みでこちらはグラマラスなスタイルの猫人の女性店員のアーニャ・フローメルたちに頭や顔を弄られていた。

 

 

 

 シルとリューがいつもベルに対して満足そうにしていたのでやりたくなったとの事。

 

「ひゃう、く、はぅぅ……」

 

「ベルさんは本当に可愛がり甲斐がありますね」

 

「ええ、まったくです」

 

 蕩けていくベルに対し、シルとリューも微笑みながらルノア達の可愛がり、甘やかしに加わって更にベルを蕩かせていくのであった。

 

 その後はまた、シルの手作りの弁当を貰ってベルを可愛がり、甘やかした全店員に見送られたのである。

 

「ベル、依頼を受けてくれない? どうしてもオラリオの外で採取したいものがあるんだ」

 

「別に良いですよ」

 

「即答、ありがとう。本当に良い子だね」

 

 『青の薬舗』ではナァーザに抱き締められつつ、甘やかしと可愛がりを受けながら依頼についての話をされ、ベルは即答で応じた。

 

「良い子、良い子、本当に良い子」

 

「んうぅ……」

 

 すると深くナァーザに抱き締められながら甘く優しく、艶のある声で囁かれながらの撫で回しでベルは更に身も心も蕩かされていった。

 

 次に北西のメインストリートにある【ディアンケヒト・ファミリア】の治療院へと向かい、高等回復薬と高等精神力回復薬を少しだけ調達する。

 

「ベルさんは逆に心を癒してくれますね。治療師の才能が有りますよ」

 

「いやいや、それは無いですよ……ん、あ、あうぅっ」

 

 ベルが来るのをいつも待っていて、彼の姿を見るとすかさず売り場のカウンターに移動したアミッドがベルが『高等回復薬』を買ったのに対応しながら、頭や顔を撫で回して弄る事で蕩かせながら、雑談を交わすのであった……。

 

 

 

「じゃあ、今日も頑張ってね」

 

「はい、エイナさん」

 

 リリルカたちとの集合場所である『ギルド本部』でダンジョンへと向かう前、エイナによって頭を撫でられながら見送られた。

 

 そうして、ダンジョンのあるバベルへと向かっていると……。

 

「ベル君……冒険者になって、随分と立派になったな。バイザーも似合っていて格好良いよ」

 

「ベルはやっぱり、次々と人を集めるな」

 

 長い金髪を結い、美しく妙齢であるスタイルも抜群なエルフの女性にして【ヘルメス・ファミリア】のローリエ・スワルと黒い毛並みに小麦色の肌であり、容姿も整っている犬人の女性であるルルネ・ルーイがベルへと近づき、声をかけた。

 

「ローリエさん、ルルネさん!!」

 

 ベルも喜んで二人に近づく。

 

 ベルはアスフィにファルガー以外の【ヘルメス・ファミリア】の団員とも交流しているである。

 

「はぁぁ……そんなに喜んでくれるなんて嬉しいよ、ベル君」

 

「可愛いさは変わんねぇな」

 

 ローリエとルルネは喜んでベルの頭を撫で回した。今日より少しの間、ベルの面倒を見ていいとヘルメスから言われ、アスフィにファルガーからも二人は頼まれた事でベルのダンジョン探索の手伝いに来たのである。

 

「では、今日もお願いしますね。ベル」

 

「はい、お願いしますヘイズさん」

 

 バベルの地下一階に行けば、待ち合わせていたヘイズがやってきて、笑みを浮かべて頭を下げるとベルも同じ様に頭を下げた。

 

 そうして……。

 

「ふっ!!」

 

 ダンジョンの『中層域』を進んでいき、超視力をベルに与える魔法である【ムーン・サイト】を使いながら、兎の如く縦横無尽に駆け跳ねながら遠距離も近距離も関係なく、射手としてモンスターを次々と射抜きながら、必要とあらば接近し、弓に矢と短剣を使って戦舞を披露し、モンスターを屠った。

 

 

 

「あぁ……冒険者になってから、ますます勇敢になったな」

 

「やっぱり冒険者になったら、活躍したか」

 

 ローリエとルルネがベルの冒険者としての実力を発揮するのを見て、驚愕しつつ……。

 

『(張り切ってるなぁ……)』

 

 ローリエとルルネがパーティに加わった事でベルが凄く張り切っている事が分かりやすく、微笑ましくあったのでリリルカ達は苦笑したのであった。

 

 その後、ダンジョン探索においてはベルはリリルカにヴェルフと【タケミカヅチ・ファミリア】の全団員六人とヘイズ、ローリエとルルネの二人というパーティ構成が基本となり……。

 

「ベル、もっともっと可愛がってあげますよ」

 

「こっちも癒してもらえるから、最高ですね」

 

「ふふふ、ベル君は相変わらず可愛いな」

 

「こういうギャップがあるのはずるいぞ、ベル」

 

「ふあぁぅぅっ……」

 

 ダンジョン探索が終わるとリリルカにヘイズ、ローリエとルルネに甘やかされては可愛がられて蕩かされていくのであった……。

 

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