『怪物祭』を翌日に控えた今朝、今日もシル達の厚意によって『豊穣の女主人』に宿泊しているベルは……。
「ふわぁ、やっぱりベルの抱き心地は最高ですねシル様。すっごく気持ち良く眠れたし今までの疲れも吹き飛びましたよ」
「ですよね、本当にベルさんは最高の癒し兎ですよ」
「はう、ん、ふ……あ、ああ……」
ベルに与えられた部屋の寝台にてシルとヘイズに前後で挟まれ抱き締められながら、彼女たちの香りや温もりを感じさせられ、直接、愛撫や揉み解しをされて蕩けていた。
「ふふ、可愛いですよベルさん」
「貴方の可愛さは世界の宝物ですね」
「ひゃ、ぅああ……」
とても可愛らしい兎と化しているベルをシルとヘイズは寝台の上で可愛がり、起床の時間になるとベルの身支度をシルとヘイズが世話するようにしつつ、更に愛でていったのだった。
朝食を済ませると営業の準備をすると……。
「今日は私とやろうよ、ベル」
「はい、ルノアさん」
ダンジョン探索前の鍛錬をしようとしたベルにルノアが相手を担当するのを申し出た。
そうして……。
「はああッ!!」
「ふっ、うああッ!!」
ルノアはLV.4の能力を活かした超速によってベルに突撃しつつ、拳具を付けた両手による苛烈な拳撃の乱打を繰り出す。
それに対し、ベルは【ムーン・サイト】を全力の精神力を注ぎ込んで使用する事で激しいルノアの拳撃を洞察する事で対応し、捌き……。
「あああっ!!」
「お、やるねえっ!!」
無理やり見抜いた間隙を衝く事で機先を制し、ルノアに拳打の反撃をした。
ただ、それに対しルノアは瞬く間の内に対応し、戦況を手繰り寄せる。
「ふっ!!」
「うあっ!!」
そうして、ベルに拳撃を炸裂させて吹っ飛ばし地面に倒れさせた。ただ、ベルはなんとか拳撃の炸裂直前に芯をずらす事でダメージを軽減し、受け身もとった。
「ふう、ありがとうございました。ルノアさんも強いですね」
「まあ、これでもLV.4だからね。でもリューと戦えるだけあって、ベルも強いよ。それに根性もあるしね」
「はうう」
ルノアはベルに笑いかけながら、頭を撫で回す。
「ほーら、体洗いましょうね」
「そろそろダンジョン探索の時間ですしね」
その後、シルとヘイズに連れられて身体を洗われつつ、可愛がられていった。
「じゃあ、行ってきます」
「ではではー」
ベルはヘイズと一緒にダンジョン探索のために『豊穣の女主人』を出発する。
「ベルはいっぱい、可愛がられているようだね。『豊穣の女主人』の店員たちに……」
「ふむ、く、ふ、ぅぅ……ふあああっ!!」
ベルは『青の薬舗』で回復薬を調達しに行くとナァーザによって首を噛まれたり、吸われたりなど弄られる快感を与えられて蕩かされた。
その後はダンジョンのあるバベルへと行き……。
「今日もよろしくお願いします、リヴェリアさん、アイズさん、ティオナさん、レフィーヤさん」
『よろしく』
「ひゃふ、は、ああ……」
「ふふ、本当に愛らしいですね。ベルは」
「まったくです。飽きませんしね」
今日もベルのダンジョン探索に同行するリヴェリアにアイズ、ティオナ、レフィーヤらはベルの挨拶に応じながら、それぞれ頭を撫で回したりして可愛がり、リリルカにヘイズも加わって可愛がり続けた。
少しして昨日と同じメンバーでベル達はダンジョン探索へと向かう。
『大樹の迷宮』まで問題無く進んでいたのだが……。
『オオオオオッ!!』
『怪物祭』とはこういう物だと言わんばかりに異変が起こっていた。昨日は『マッドビートル』の『強化種』が現れていたが、今回は『大樹の迷宮』内で産出されるモンスターの全種類が膨大な数で冒険者の一党へと襲い掛かっていた。
その冒険者の一党とは『怪物祭』のため、ダンジョン内のモンスターを捕獲し、オラリオへと運ぶ【ガネーシャ・ファミリア】である。
「はあああっ!!」
ベルは【ムーン・サイト】にて事態を把握するとすぐさま急行し、縦横無尽に駆け跳ねながら、弓に矢と剣を使い、遠距離も近距離においても機先を制しながらモンスターの群れを狩っていったのであった。
「貴方の勇姿、とっても格好良かったですよベル」
「ひゃう、くふ……ああ」
今回、【ガネーシャ・ファミリア】の治療師を務めているアミッドもこの場にいてベルを可愛がるのであった……。