白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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四十話

 

 【ソーマ・ファミリア】が今後、暴挙を行わないように団員達を狂わせていた根源であった酒造りにおいて神業の域にあるソーマが作り出した『神酒』の酒蔵を仲間に神々と襲撃したベルは団長であり、自派閥を私物化していたザニスを牢獄に入れるようにし、主神であるソーマや団員たちには監査に来る【ガネーシャ・ファミリア】の指示に従う事を約束させた。

 

 

 

 その、リリルカが自派閥から脱退したがったのもあって、脱退させるとリリルカは【ヘスティア・ファミリア】へと『改宗』した。

 

 そうして翌日となった今朝に【ステイタス】更新してみると……。

 

 

 

 

 

正義心炎(アストラエ・ヒート)

・悪との交戦時、意思の丈に応じて全能力上昇。

 

 

 

「あ、アストレア様……」

 

「そういえば、ベルはアストレアにも世話になっていたのだったな……」

 

「アストレア由来の【スキル】まで発現させるなんてね……妬けちゃうなぁ、いつかはボク由来の【スキル】も発現させておくれよ」

 

「ひゃう、が、頑張りますぅ……」

 

 アルテミスとヘスティアはベルに発現した、どう見てもアストレア由来で発現した【スキル】を見るとアルテミスはベルの頭を撫でた。

 

 ヘスティアは軽く悪戯するようにベルの口を両手で挟みながら、軽い揉みくちゃ状態にしながら言うとベルは返事をなんとかした。

 

 その後、ダンジョン探索に行く前にリリルカの団員登録をするため、ギルド本部へと寄って行き……。

 

 

 

 

「ベル君だよね? 【ソーマ・ファミリア】が【ガネーシャ・ファミリア】の監査に素直に応じるようにしたのは……」

 

 昨日の夜中にギルド本部にて受付嬢でベルのアドバイザーをしているエイナに【ソーマ・ファミリア】の団員が危害を加えようとしたのを聞いた【ガネーシャ・ファミリア】はすぐさま、準備を整えて【ソーマ・ファミリア】の本部へと監査に向かったのである。

 

 それは【ガネーシャ・ファミリア】が特にこのオラリオに居を有し、活動している様々な派閥の中でギルド本部と関係が深いからだ。

 

 そもそも、冒険者が一般人へ危害を加えるという行為自体、許してはならない事でもある。

 

 すると【ソーマ・ファミリア】では『酒蔵』のほうが本拠のようなものだと言われたので場所を変え、『酒蔵』に向かえば……堂々と主神であるソーマに新しく、団長となったチャンドラの元、団員達が素直に【ガネーシャ・ファミリア】の監査に応じたのである。

 

 『酒蔵』では明らかに戦った形跡があったが、それについては話さない約束を交わしているとの事で聞けなかったとの事。

 

 

 

 だが、エイナはベルがやったのだと勘で察した。

 

「その……はい、どうしても許す事が出来なかったので……一人だけでは無いですけど……」

 

「ううん、本当にありがとうね……それに私の事で怒ってくれて嬉しいよ」

 

「はう、んうぅ……僕にとってエイナさんは大切な人の一人ですから……」

 

「また、嬉しい言葉をかけてくれたね」

 

「やぅ、ふぶぅ……」

 

 エイナはベルの顔を胸の中へと誘いながら、頭を撫でたり胸でベルの顔を揉みくちゃにするように動かしたりなどでベルを蕩かせた。

 

「新しい団員、来てくれて良かったね……それじゃあ、行ってらっしゃい」

 

「はい、行ってきます」

 

 リリルカの団員登録を済ませた後、エイナはベルに対し微笑み、声をかけて見送る。

 

 ベルはそれに同じく微笑んで応じたのであった……。

 

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