白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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六十五話

 

 【ロキ・ファミリア】はダンジョンの『深層域』に分類される階層で未だ未到達な59階層へと『遠征』するために鍛冶系派閥最大大手の【ヘファイストス・ファミリア】と連合を組んだ。

 

 更に何度か【ロキ・ファミリア】とダンジョン探索をしているベル・クラネルの実力、特に視力が並外れていて索敵能力、異変の察知などに優れているのを把握しているので遠征においても大きな助けになるのを団長であるフィンは把握しているので【ヘスティア・ファミリア】とも連合を組んだ。

 

 もっともベルの愛嬌が女性陣にとって大きな癒しになるのでアイズ達を始め、【ヘファイストス・ファミリア】の団長である椿も含めて女性陣からベルを連れて来るよう、要望の声が多かったのもある。

 

 そうして遥かに大勢でダンジョン探索をする事になるので部隊は二部隊に分ける事となり、第一部隊は後続部隊が安全に通行できるようにするためやダンジョンで常に発生する可能性の高い『異常事態』に対抗するため等の理由からフィンにリヴェリア、アイズにティオネにティオナ、ベートと派閥の主戦力で構成された。

 

 第二部隊は遠征において『心臓部』になる食料に水、予備の武装や回復薬などの道具を運ぶための運搬部隊で第一級冒険者冒険者であるガレスにレフィーヤを始めとした魔導士、なにより第一部隊より大勢の人員で構成されている。

 

 

 

 その中にベルとリリルカの姿もあった。

 

「今のところ、特に変わったところは無いですよ」

 

 ベルは魔法もそうだが、【スキル】の中にも視力を強化する効果を有する物があるため、本当に索敵や異変の察知に優れている。

 

 早速、自分に求められている事を積極的にこなしていく。

 

 

「おう、そうか……しかし、言うだけあって本当に良い目をしておるのぅ」

 

「ありがとうございます。ガレスさん」

 

「ふふ、そんなに大人数での探索は楽しいですか、ベル?」

 

 ガレスに対して礼を言ったベルに対し、彼が先程から楽し気な雰囲気を出している事でレフィーヤが微笑みつつ、苦笑する。

 

 

 

「はい、とっても新鮮で楽しいですし、皆の力になろうってやる気がいつもより出ます」

 

「ふふふ、それはベル坊が優しくて良い子だからだ。だが、無理や無茶はしてくれるなよ」

 

「あう、椿さん……」

 

 レフィーヤに答えたベルへと近づき、椿は頭を撫で回した。それをベルは直ぐに受け入れる。

 

 ともかく、第一部隊の活動も勿論あるが、ベルの優れた索敵や異変察知もあって、第二部隊は特に危機に陥る事も無く、進んでいき……。

 

 

 

『ああ、癒されるぅ』

 

「ふああ……」

 

 18階層の『安全階層』で合流を果たし、改めての再編や打ち合わせを済ませていく最中においてベルは第一部隊、第二部隊の女性陣から抱き締められたり、撫で回されたり、弄られたりなどして可愛がられ、愛されていく。

 

 ベルは女性陣からの可愛がりに対し、気持ち良さそうに受け入れる。それによって女性陣も心身における癒しを得るのであった……。

 

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