ダンジョンにて現在、遠征を行っている【ロキ・ファミリア】と【ヘファイストス・ファミリア】、更に精確に言えば【ヘスティア・ファミリア】による三派閥の連合派閥。
ダンジョン探索において下層域の『安全階層』である28階層で1日の休息をとった。
「ひゃうう……」
『ああ、可愛い』
起床し、身を清めに行った女性陣にベルは強制的に連れられ、身体を洗われるついでに色々擽られ、撫で回されたり揉み解されたりし、蕩かされていった。
ともかく、そうして朝食を取るなどしてダンジョン探索の準備をしていく。
「ダンジョンでの野営は新鮮ですね。まあ、見張りとかそういう問題はありますし安全階層以外の階層だと緊張感とかも違うんでしょうけど」
「まあ、モンスター産出や襲撃とかもあるからね……今後ベル達も探索を続けるうえで野営は必要だから遠征中にしっかり、やり方を覚えたり慣れていくと良いよ」
「はい、ありがとうございます。フィンさん」
フィンに話しかけたベルは彼の言葉を聞き、笑みを浮かべた。
ともかく、そうして28階層を出発し、ベル達は次層の29階層へと進んだ。
29階層の層域は『密林の
仰ぐ程の巨大な樹木が密に生い茂り、壁の如く隙間なく伸びる中、両脇の樹林がⅤ字状に深く切り立って正規ルートを形成している。
これにより、密林でありながら峡谷の異名が名づけられているのである。
この29階層から32階層の各階層が『水の迷都』のような三段、四段の巨大な階段状となっており、階層入口の最上段からは次層の連絡路がある最下段まで見渡せるようになっている。
そしてこの峡谷の層域にて産出されるモンスターは……。
『オオオオッ!!』
三頭の首を持つ『アルマロサウルス』に俊敏性の高い『シャドーラプトル』、高い飛行性能を有し、空中戦を得意とする『ゲイルプテラ』、かなりの頑丈な頭部を有する『ダイナス・ロックヘッド』、30階層からこの29階層へと上がってきた巨大であり、同じモンスターすら喰らう肉食性の高さもあって厄介な『ブラッドサウルス』など戦闘能力に優れた恐竜種のモンスターが産出されるため、能力にごまかしがきかなく、少なくとも29階層からはLV.3以上のパーティ編成でなければ攻略不可能だとギルドが断言している。
「はああっ!!」
そんな29階層でも変わらず、ベルは狩人として駆け跳ねながら片手剣に長弓や短弓の刃を振るって解体していったのであった……。