白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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七十七話

 

 ダンジョンにて『遠征』を行っている【ロキ・ファミリア】に【ヘファイストス・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】の派閥連合はダンジョンの真の脅威であり、魔窟としての本領を嫌でも体感させられる『深層域』の始点である37階層を超え、さらに次の38階層をも超えた。

 

 そうして、『深層域』における最初の『安全階層』である39階層に到達したのであった。

 

 

 

「今日はここまでだ。野営を始める」

 

『はい』

 

 連合派閥の総指揮官であるフィンがこの深層域において最初の『安全階層』である39階層での長期的な休息であり、野営をする指示を出し、皆はそれに従う。

 

「それじゃあ、ヴェルフ。よろしくね」

 

「おう、任せろ」

 

 ベルは自分の契約鍛冶師であるヴェルフに自分の弓の刃や片手剣の手入れを任せるために渡した。

 

 更にヴェルフはベルから渡された『下層域』や『深層域』のモンスターから収穫した『ドロップアイテム』を加工して鏃とし、矢を作る事で補充するのである。

 

 ベルもモンスターを射抜いた後、鏃がまだ使える状態なら引き抜く事で回収している。

 

 矢の節約をしているが、それでも深層域のモンスターの中には結構な強度を持つ者もいるので鏃が傷つき、矢が使えなくなったりするのだ。

 

 

 

 

 勿論、他の【ロキ・ファミリア】の団員達も【ヘファイストス・ファミリア】の鍛冶師たちに武具の手入れを頼んでいた。

 

 『遠征』において鍛冶師を連れてくるのは摩耗した武具の手入れや消耗する武具の補充が出来るなどの利点があるのだ。

 

 ロキ・ファミリア】は前回の『遠征』で主武装に副武装の武具を失った反省から【ヘファイストス・ファミリア】に『遠征』への同行を頼んだのである。

 

 こうして、食事の用意など野営を始めていく派閥連合であるが……。

 

 

 

「ベル様の弓は本当に凄いですね」

 

「どの間合いでも問題無しに敵を射抜いていくな」

 

「それに絶対、命中させるから凄いよ」

 

「援護としても適格だしね」

 

「安心して背中を任せられるから良いわよね」

 

「まあ、直接矢をモンスターに刺したりするのは驚きますけどね。何度見ても」

 

「その雄姿も技も見応えあるから、良いではないか。」

 

「ふひゃ、んく、あ、くふ、ひゅああ……」

 

 リリルカにリヴェリア、アイズにティオナ、ティオネにレフィーヤに椿がまず天幕の中でベルの頭を撫で回したり、頬を弄ったり、擽ったり、揉み解したり、抱き締めたりして愛でていく。

 

 

 

「ベルは本当に凄い射手だね」

 

「どの間合いでも対応出来るのは驚きました」

 

「ねぇー、凄い凄い」

 

 更に食事を終えてからはアナキティにアリシアにエルフィなどとにかく、女性陣に甘やかされ、可愛がられ、愛でられる事で心身から蕩かされながら女性陣に癒しを与えていくのであった……。

 

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