白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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八十一話

 

 ダンジョンの深層域であり、かなり長い次産間隔があるので今回は産出されなかったが、階層主である『バロール』が産出されるのもそうだが一種類とはいえ、十分に強力なモンスターである『フォモール』が大規模な群れとなって襲い来る大広間で『大荒野』として有名な49階層を【ロキ・ファミリア】と【ヘファイストス・ファミリア】の連合派閥と共にベル・クラネルは突破した。

 

 彼は強力な弓手として、【ロキ・ファミリア】に【ヘファイストス・ファミリア】の者達がフォモールの群れと戦うのを支援し、大きな助けとなったのである。

 

 そうして大量の魔石にドロップアイテムの収穫をしつつ、深層域にある安全階層の層域、50階層で野営をする事になった。

 

 50階層の風景としては噴火した火山灰に覆われたかのように階層中に広がる森林は灰色に染まっている。背の高い樹木の間には葉脈状に走る青い清流。地面から何十Ⅿもかけ離れた遥か頭上の天井には巨大な鍾乳石にも似た幾本もの岩柱がうっすらとした燐光を灯していた。

 

 そしてこの階層に到達した派閥連合は灰の大樹林を見晴らせる巨大な一枚岩の上に根拠地(ベースキャンプ)を敷いていた。

 

 光源が乏しく宵闇に近い階層の中なので天幕やカーゴにくくりつけられた魔石等の光がそんな階層内を照らしている。

 

 

『お疲れ様、ベル』

 

「んひゅ、くひゅ、はうぅ」

 

 流石に何度も矢を射た負荷で大分、腕が痺れているベルはそのマッサージをする名目で連れられた天幕の中でリリルカ達、女性陣に横にされると腕は勿論、体全身を按摩されていく。

 

 更に頭や顔も含めて揉まれ、弄られていった。そうして、ベルはされるがままになって蕩けていく。更に抱き締めもされるなど心地良さと温もりも与えられていく。

 

 本当は直ぐに食事の準備などを手伝おうとしたのだが、女性陣よりベルは弓手として頑張ったのだからとこうしたマッサージを受けさせられたのである。

 

 

 

「ふひゃあ、ぼ、僕……このままじゃ駄目になっちゃいますよぉ」

 

『じゃあ、もっともっと駄目にしてあげる』

 

 女性陣はベルの蕩けた姿に笑みを浮かべながら、更に愛玩兎として甘やかし、可愛がり、愛していく。それによってベルは心地良さに浸っては女性陣の手に身を任せ続けていく。

 

「うや、んひゅ、あふぁっ!!」

 

『それそれぇ』

 

「あゆ、んぅっ!!」

 

 ベルはラウルが食事の用意が出来たと呼びに来るまでとことん、撫で回されたり揉み解されたり、擽られたり、弄られたりして心身から溶けて骨抜きになっていったのであった……。

 

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