白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

85 / 85
八十四話

 

 ダンジョンの遠征に挑んでいる【ロキ・ファミリア】に【ヘファイストス・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】は深層域の『安全階層』である50階層にて大規模な野営地、拠点を築いた。

 

 この遠征の主的な派閥である【ロキ・ファミリア】が目指すのは未到達領域である59階層であるが故だ。

 

 51階層から59階層までは安全階層も無いので必要とあらば、拠点を設けたこの階層まで戻って補給や治療、最悪の場合は撤退など様々な事態に備えた対処を出来るようにするためだ。

 

 流石に全員で51階層から下へ向かうのは遥かに難しいので59階層探索をするのは少数精鋭のパーティによるものとなる。

 

 まず【ロキ・ファミリア】の首脳陣となるフィンにリヴェリア、ガレスにアイズにティオナにティオネとベートの7人の第一級冒険者が選ばれ、更に斥候や弓手として優れるベルもこのパーティに加えられた。

 

 更に鍛冶師ながらLV.5であり、第一級冒険者である【ヘファイストス・ファミリア】の団長が椿も武器の整備士も兼ねてパーティに加えられた。

 

 そして、サポーターとして【ロキ・ファミリア】の準幹部的な者達の中からラウルにナルヴィ、アリシアとクルスにレフィーヤが選抜される。

 

 レフィーヤ以外は全員、LV.4であったりする。

 

 その後、パーティの主な者達には必要だからとアイズ以外の【ロキ・ファミリア】の第一級冒険者であるフィン達、6人にはそれぞれ【ヘファイストス・ファミリア】の椿が手掛けた『不壊属性』の武器が配られた。

 

 

 

 事前に【ロキ・ファミリア】が依頼したのである

 

 そしてベルにも密かにフィン達が依頼していた事で『不壊属性』の片手剣が配られる。

 

 これを手掛けたのは椿が指導したヴェルフである。

 

 こうして未到達領域である59階層に向かうための人員編制を終えた後は就寝も含めた十分な休息をとる事になり、ベルは今回の未到達領域探索パーティの女性陣とリリルカと共に天幕に連れていかれ……。

 

 

 

「ベル様、お帰りを待っていますからね」

 

「ひゃうう、か、必ず帰って来るよリリ」

 

 リリルカによってベルは頭を撫で回され、首元を擽られていく。

 

「ふふ、良い抱き心地だな。匂いも良い」

 

「あ、ありがとうございますぅ」

 

 リヴェリアにはしっかり、後ろから抱き締められ首のあたりから匂いを嗅がれたりした。

 

「ベル、一緒に行けるのが嬉しいよ」

 

「ぼ、僕もですアイズさん」

 

 アイズから全身撫で回されたりしながら、可愛がられていく。

 

 

 

「ベルの弓も目も頼りになるから、心強いよ」

 

「安心感が違うわよね」

 

「ひゃう、くひゅ、あうう……」

 

 ティオナとティオネから按摩され続け、蕩けていく。

 

「うーん、良い感触だ。流石だな、ベル坊」

 

「うう、つ、椿さん……はうぁぁ」

 

 椿からは前からしっかりと抱き締められ、時折、彼女の胸で包まれたりした。

 

 

 

「こうして癒しもくれてありがとうございます、ベルさん」

 

「頑張ろうね、ベル」

 

「頑張るためにもしっかり休みましょう」

 

「はいぃぃ……」

 

 レフィーヤにナルヴィとアリシア達からも沢山愛を注がれ、可愛がられてベルは心身ともに気持ち良くなり、蕩けていくのであった……。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

アーネンエルベの兎(作者:二ベル)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

「忘れないで、私達はいつだって貴方と共にある」▼「忘れない、貴方達がいたことを」


総合評価:5760/評価:8.89/連載:137話/更新日時:2026年04月04日(土) 23:42 小説情報

白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの(作者:覇幻)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

◆◆原作17巻の続きを妄想で書きました!◆◆▼【フレイヤ・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】の戦争遊戯の合意をした後…。▼


総合評価:4206/評価:8.95/連載:439話/更新日時:2025年12月31日(水) 21:45 小説情報

静寂の遺志を持つ白兎(作者:うま)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

アルフィアの「“英雄になれ”」という言葉に従って戦うベル君の物語。


総合評価:761/評価:7.86/連載:6話/更新日時:2026年05月03日(日) 05:00 小説情報

二人の姫と出会った少年は英雄の道を歩む(作者:Kkky)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

この物語は、本来なら会うことも見ることもなかった一人の女がある少年の“髪”を見てしまったことにより分岐した世界。▼その出会いによる変化がもたらすものは喜劇か、はたまた悲劇か▼これは少年が突き進み、少女が歩む、眷属の物語(ファミリア・ミィス)。▼


総合評価:8274/評価:9/連載:114話/更新日時:2026年05月09日(土) 00:00 小説情報

兎は炉神に想いを捧ぐ(作者:自堕落無力)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

 これは兎の如き少年が炉神の眷属として歩む原典とは違った一つの物語である。


総合評価:922/評価:8/連載:111話/更新日時:2026年05月13日(水) 21:12 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>