白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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九十一話

 

 ダンジョンの深層域であり、【ロキ・ファミリア】にとっては未到達領域となる59階層を目指してフィンにリヴェリアとガレスにアイズとティオナにティオネ、ベート達【ロキ・ファミリア】の主力陣と準幹部にあたるラウルにナルヴィ、アリシアにクルスとレフィーヤ。

 

 外部戦力として武器の整備士、戦力としても十分、頼りになる【ヘファイストス・ファミリア】の団長である椿に射手としての腕は勿論、【スキル】と魔法で随一の視力を有する【ヘスティア・ファミリア】の団長であるベル・クラネルと優秀な精鋭たちで未到達領域探索パーティが組まれたのである。

 

 そうして52階層まで進んだのだが、この階層においては58階層と数階層分をぶち抜く威力を有した炎の砲撃を持って狙撃してくる。

 

 52階層を進む足音を聞いて撃ってくる深層域で産出されるし、モンスターの中では最強の戦闘能力を有する竜種の『ヴァルガング・ドラゴン』のそれをなるべく防いでパーティを進ませるためにLV.6のベートにティオナとティオネ、ガレスの四人が『ヴァルガング・ドラゴン』の砲撃が開けた穴を利用して58階層へと降下した。

 

 そして、四人が降下して戦闘をしている証に『ヴァルガング・ドラゴン』の砲撃が減った事で別動隊となるベル達は大分、安全に52階層を進めるようになり、53階層にも足を踏み入れる事が出来た。

 

 すると新種の芋虫型を指揮で操る顔も身体も隠しているが、体内に魔石を有した『怪人』なる者がいた。

 

 24階層の食糧庫にてアイズと戦っていた赤髪の女に同じく、食糧庫で闇派閥の残党たちに指示を出していた者も体内に魔石を有していたからそうした者を『怪人』と呼んでいるのだ。

 

 しかして、強力な付与魔法でLV.6のアイズにとっては問題無いものでフィンの指揮の下、上手く蹴散らし、最後には隙を晒した怪人に対してベルが魔石を狙って狙撃した。

 

 これは怪人が超反応で腕を貫かせながらも勢いを弱めて魔石を貫かせないようにしながら、魔法によるもので逃げたのである。

 

 その後は順調に58階層へと進んでいった。

 

 

 

「【ウィン・フィンブルヴェトル】!!」

 

 58階層に足を踏み入れると『ヴァルガング・ドラゴン』の群れに対し、フィンの指示の下、リヴェリアが大吹雪の魔法で凍結させた。

 

 「【ムーン・サイト】!!」

 

 残存するモンスターを掃討するため、ベルは魔法も使ってヴァルガング・ドラゴンにイル・ワイヴァーンの致命的となる瞬間、部位を無理やり捻じ込むように生じさせながら矢を放って射抜いていく。

 

 こうしてモンスターを片付けてダンジョンに対して長い次産間隔に入らせると……。

 

「ベルー、待ってたよー!!」

 

「やっぱり、良い癒しだわ」

 

「ひゃああ、ティ、ティオナさん、ティオネさん……」

 

 ティオナとティオネがベルの元へと駆けつけ、ベルによる癒しを堪能するべく、抱き締めたのであった……。

 

 

 

 

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