白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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九十四話

 

 ベル・クラネル達、未到達領域探索パーティは目的階層である59階層に足を踏み入れた。そこでは膨大な数の魔石を食人花と芋虫型から献上され、何かとんでもない存在になろうとした女体型をベルが限界を超えた力を発揮して射殺すとベルは倒れ、フィン達が後に残る食人花に芋虫型を倒した。

 

 その最中に下の階層、60階層から何者かの妨害が幾度かあったようでフィンは60階層はもっとやばいし、その階層こそが女体型に芋虫型、食人花の親玉だろうと察したのと消耗具合もあって、撤退したのだ。

 

 ベルもあるだけの回復薬を飲まされて起こされる。十分な回復では無いが、弓は射れるのでそれによって、支援をしながらベル達は『根拠地』である50階層へと戻った。

 

「休憩は少しだ。それとベルに回復薬があれば飲ませてやってくれ」

 

 留守を守っていた団員達にフィンが言い、ベルは回復薬と精神力回復薬を渡され飲んでいく。

 

 

 

「ベル様、お帰りなさいませ」

 

『無事に帰ってくれて良かった』

 

「ふぁぅ……ふむぅ……」

 

 ベルはリリルカや根拠地にいる女性陣から甘やかされ、可愛がられて愛されてゆく。

 

「ベル、とりあえず簡素的なものだが矢は用意してあるからな」

 

 ヴェルフが自派閥の団員達と協力してこの階層に来るまでのモンスターのドロップアイテムを幾つか使用して簡素的だが強力な矢束を用意していた。

 

「ありがとう、ヴェルフ。魔弾もまだいくつかあったっけ?」

 

「ああ、ちゃんと用意してあるぞ。お前、そんなに使わないしな」

 

「切り札だからこそ、なるべく温存していたいのもあるからね」

 

 魔弾の数の確認もしていくベル。その後、少しの休息を終えた【ロキ・ファミリア】と【ヘファイストス・ファミリア】に【ヘスティア・ファミリア】の連合派閥はオラリオへの帰還を始める。

 

 ベルは射手としてパーティ後部をガレスと共に担当していて……。

 

 

「皆、急いで逃げてください。『ポイズン・ウェルミス』ですっ!!」

 

 下層域を進んでいると夥しい数の蛆のモンスターであり、群体で行動する上、劇毒の体液を分泌し、口から放出するモンスターが迫り来るのを視力においては第一級冒険者よりも高いベルが発見する。

 

 下層域で『異常事態』が発生していた。『ポイズン・ウェルミス』が層域の広範囲にわたる継続的に増殖するというものでだからこそ、厄介である。

 

「はああっ!!」

 

 ベルは正義の心を燃やし、それが【正義心炎】の糧となってベルを強化する。更に体力と精神力で温存していた魔弾を強化しながらそれを放って、ポイズン・ウェルミスを狩っていく。

 

 ヴェルフ達が用意した矢も使った。そうして、【ロキ・ファミリア】に【へファイストス・ファミリア】も奮戦し、ポイズン・ウェルミスの大群の襲撃を切り抜けた。

 

 ただ、無傷とは言えず、遠征隊の二分の一近くが被害を受け、治療をしなければいけなくなった。

 

 なのでひとまず18階層にて急遽、野営をしながらオラリオまで『ポイズン・ウェルミス』の特効薬を取りに行ったベートを待つ事になったのであった……。

 

 

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