仮面ライダートラッシュ   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。仮面ライダーはサブタイトルが一番大変かもしれない。ダブルやオーズ、フォーゼみたいに法則性があるといいんですけどね。

ゲッタ&ルインとの決戦。楽しんでいただけたら幸いです。


第十五の清掃:泡立つ下駄は滑るだけ

「あわ、あわわわ……なに!?なんなんですかあ!?」

 

「下がってろ!」

 

 

 地面を蹴って加速し、振りかぶったルインの拳を腕を交差して受け止め、北内沙羅(サラ)を守るトラッシュ。その横からゲッタが横蹴りを放ってきて、サラを突き飛ばしてしゃがんで避けてパンチを叩き込む。カランコロンと音を立てて、ゲッタは軽快に後退。しかし間髪入れずにルインが蹴りを放ち、トラッシュを蹴り飛ばす。

 

 

「なんでだ、ルイ!」

 

「なんでもなにも、私は最初からこっち側だ。いい夢見れたか?」

 

『トラッシュ!アトミックラップ!』

 

 

 ハンドルを一回押し込んでブロック型のエネルギーを展開し、右腕の動きに合わせたそれを振り回すトラッシュ。しかしゲッタの蹴りつけた瓦礫が縮んで高速で撃ちこまれ、小判が破壊されて巨大化。胸元でいきなり出現した質量に跳ね飛ばされるトラッシュに、高速回転するタイヤの如きルインの拳が追撃出叩き込まれ瓦礫ごと粉砕、地面に叩きつけた。

 

 

『サイクル!クルクル!…サイクルーツ!』

 

「ぐはっ!?」

 

『相棒!』

 

「蹴って終いだ…!」

 

 

 助走をつけて、蹴り飛ばさんと迫るゲッタ。しかしそれは、横からぶっ飛んできた乱入者により足を弾かれ邪魔される。それは、手乗りサイズのホーキージャベリンに立って乗った手乗りサイズのエコー、ヒカリだった。

 

 

「ヒカリ!?」

 

『やりやがったな!さすがヒカリだ!』

 

「お嬢様の根性なめんなですわあ!」

 

「くっ……的が定まらない…!?」

 

 

  小さな体を利用してちょこまかと周囲を飛び回り、ゲッタを翻弄するエコー。ゲッタは頭上に小石をばら撒いてバックステップでその場を離れつつ小判数枚を握り砕き、元のサイズに戻った瓦礫が雪崩の様にエコーを押しつぶさんとするも、エコーはまるでサーフィンでもするかのような動きで間を縫って回避していく。

 

 

「ヒカリ…!」

 

「お前の相手は私だ」

 

『リサイクル!サイクル!クル!…サイクリング!』

 

 

 加勢しようとするもルインに顔を蹴りつけられ、怯むトラッシュ。反撃せんとブロック型のグローブを振るうも、高速で動くルインに蹴り上げられ、ジャブを胴体に受けて火花が散り、衝撃で身体が跳ねるトラッシュに回し蹴りが炸裂。トラッシュは地面に叩きつけられ、ルインは踵を返してゲッタの援護に向かおうとする。

 

 

『ライドラッシュ!ギアチェンジ!……(まわ)る暴力!リボルバイク!』

 

「うおおおおおっ!」

 

「ぐあっ!?」

 

 

 負けじとリボルバイクにフォームチェンジを行い、回転するタイヤシールドから弾丸をばら撒きルインに当てるトラッシュ。ルインは怒りのままにルーインズドライバーのレバーを逆回転させてジャンクキューブを再構成する。

 

 

『リサイクル!…もうやめてくれ!』

 

「私の言う事だけ聞いていろ!ルーインズドライバー!」

 

『ううっ……サイクル!クル!クル!クル!クル!』

 

ドゥルルブルルルルルルゥウンッ!!!

 

 

 ルーインズドライバーの制止の声を無視して四回転も回し、凄まじいゴミルギーが送られた胴体のエンジンが凄まじい音を鳴らして、全身に稲妻が迸り両腕のタイヤ型のパーツが高速で回転する。今までルインが使わなかった必殺技が来る、そう確信したトラッシュはトラのレバーを三回押し込んだ。炎を纏って竜巻を放つタイヤシールドを手に身構える。

 

 

「お前が本当に悪党だってなら……俺はお前を、倒してでも止める!」

 

『トラッシュ!リボルバーニンゲイル!』

 

「やれるものならやってみろ、仮面ライダー!」

 

『……サイケデリックライシス!』

 

 

 そして、ルインがクラウチングスタートの体勢となったと思えば一瞬でタイヤのパーツの回転で加速して地を蹴り一回転、タイヤを軸に前転して繰り出した踵落としが炎の竜巻を叩き割り、タイヤシールドと激突。タイヤシールドは叩き割られ、トラッシュは吹き飛ばされ、先ほど人影が見えた奥の壁まで吹き飛ばされ、クレーターができる程の勢いで叩きつけられ、膝から崩れ落ちた。

 

 

「ぐうっ……え?」

 

『おい、こいつはどういうことだ…?』

 

 

 なんとか壁に寄り掛かって立ち上がり、人影の正体を見てトラッシュとトラは絶句した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、小さなエコーVSゲッタ。瓦礫の迷路を突破したエコーは、ゲッタの顔面に体当たり。右手でホーキージャベリンの先端を握って引っ張り急上昇し、捕まえようとするゲッタの手から逃れる。

 

 

「こいつはどうだ!」

 

「そんな壁、真正面からぶち抜いてやりますわ!」

 

『カイホーリー!エ・コード!ホーキージャベリン!』

 

 

 ゲッタが放り投げて小判を砕き元のサイズに戻した岩盤も、少し角度をつけてホーキージャベリンから跳躍し、足先にホーキージャベリンを押し付けながら突撃する必殺技でぶち抜いて、ゲッタの胴体に強烈な一撃を与えて吹き飛ばした。同時に瓦礫の一つを取り込んで新たなジャンクキューブにするしたたかさを見せる。ゲッタが吹き飛ばされた勢いでばら撒かれる大量の小判。

 

 

『右、五番目!それからヒカリの気配がする!』

 

「そこですわ!」

 

 

 そのうち一つをホーキージャベリンで突いた途端、元のサイズに戻ると地面を一回転してホーキージャベリンを両手に構えるエコー。くるくる回して振りかぶると、足裏から泡を出して加速。それに合わせてゲッタの繰り出す蹴りをホーキージャベリンの柄で払いのけつつ、柄の先端を腹部に叩きつけ、えづかせる。そのままホーキージャベリンを叩き込もうとしたが、蹴りが放たれ警戒して大きく後退してホーキージャベリンを下段に構えた。

 

 

「あの足、厄介ですわね……」

 

『今度は戻れる保証がないから本当に気を付けてね』

 

『旦那。小手先じゃ勝てないぞ』

 

「げほっ、わかってるさゲッタドライバー……客だと思って見逃してやれば、昨日も今日も邪魔しやがって、許さねえ……。よこせ!」

 

「世話が焼けるな」

 

 

 ゲッタドライバーの言葉に頷き、激昂して手を伸ばしたゲッタの要求に、トラッシュを倒したと確信し合流してきたルインがどこからか取り出した小型のジャンクキューブを投げ渡し、それを受け取ったゲッタは展開したゲッタドライバーの隙間に装填。鼻輪を握って引っ張り、挟みこむことでジャンクキューブを砕いた。

 

 

『ファイナルゲッタ!……ゲッタスクラッパー!』

 

「お前も噛み砕いてやる!……アイツの様に!」

 

 

 下駄の歯のようなエネルギーを両足に纏い、助走をつけて跳躍し、下駄の歯で挟み込む様に両足を広げて飛び込むゲッタ。

 

 

「……私の誇りは、砕けない!」

 

『エ・コード!…エ・コーストライク!!』

 

 

 それに対してエコーは蛇口を開いてドライバー右のボタンを押し、蛇口から溢れだした石鹸水のようなエネルギーに乗って滑走。水流のようなエネルギーを両足に纏って卍を描く様に回転蹴りを放つ。

 

 

「「はああああああっ!」」

 

 

 挟み込もうとしたゲッタと、風車の如く横に脚を振るうエコーの必殺技が炸裂し、エコーの脚がゲッタの脚を弾き飛ばして炸裂。打ち上げられ、天井に叩きつけられてゲッタは落ちてきて、倒れ伏す。同時に限界を迎えたのか、鼻輪がほどけるようにして変身が解かれ、中からもじゃもじゃ髪にメガネの伊達男が現れ、エコーは両手から出した泡で拘束する。

 

 

「く、くそっ……これが、仮面ライダーか……」

 

「バクゴー、貴方でしたのね。ルイ、貴女が裏切ったのも彼だったから…?いえ、違いますわね。違和感はたくさんありましたわ」

 

「……さてな。そいつは私に餌をくれるいい奴だ。解放してもらおうか…!」

 

 

 ルインに向き直るエコー。ルインはどこ吹く風で肩を竦め、そして拳を振るい、エコーの脚と交差した。




ゲッタの正体はバクゴーでした。攻略法は「縮んだまま戦う」特に機動力があるエコーは天敵。必殺技は「ゲッタ」「タスク」「スクラッパー」の組み合わせで、オーズのブラカワニのスキャニングチャージやビルドのローグの必殺技が元ネタです。

ルインの本気、サイケデリックライシス。簡単に言うと壮大な前転からの踵落とし。吹き飛ばされた相手が壁にクレーターを作る程の威力を誇ります。裏切りの理由とは?ヒカリは見当がついてるみたいです。

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