もしもオーバーロードの現地人として強制的に転生したら?《更新停止》 作:アクドニアデフジム
第9話
さて、あれからフールーダから繰り出される難解な魔法の課題を読み解き提出する日々が続き、偶に魔法談義に盛り上がったかと思えば、魔法に関する考え方の違いで口論となり、現場に駆けつけた高弟の教師が止めに入るまで、軽く殴り合いの喧嘩になったりしたり、いやなんで変態爺と青春をしてんだ俺は、絵面が酷すぎんだろ。
我が家から6歳になった最愛の弟に、魔法の才能があることが判明したと言う連絡を受けて急遽学院側に五日程休学ことを告げてから、第三位階魔法の【フライ】を使用して、文字通りに飛んで帰ったり。
学友達と一緒に帝都で有名な喫茶店で学院で起きたこと面白いことなどを談笑して、盛り上がったりしていたら、かの有名な武人であるパルパトラ・オグリオンに遭遇したので、かの有名な武技である【竜牙突き】を金貨を払って、見せてもらったり。
入学以前から研究を続けていた、魔法剣術の基礎的な武技である、剣に自身の魔法を宿し、それを斬撃状に放つことが出来る、【属性剣技】を編み出し、修得することが出来たり。
フールーダよるほぼ毎日出される魔法の課題を解いてはまた追加されて行くスパルタ学習に、直々にフールーダから魔法指導などを経て、第五位階魔法の領域に到達したりなど、様々なことがめぐり起きていく充実した過酷な日々。
そんな日々が有りつつも、俺が入学してから四年もの月日が流れていき、自身の年齢が15歳になった年に、帝都で重大な事件が巻き起こった。
皇后による皇帝の暗殺である。理由は権力闘争による拗れが原因ではと思われるが、その真実は闇の中へと消えていた、急な先代皇帝の死によって帝国は混乱の渦へと落ちるかに思えたが、第七代皇帝へと即位したジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスは即座に皇帝暗殺の容疑者として皇后を拘束し、関与したと思われる母方の貴族家を皇帝暗殺の容疑として一族全てを処刑し、事実上の断絶へと至り、そして次々と自身の兄弟たちを処刑していった過程で、皇后は事故死する。
そして皇帝ジルクニフが即位してすぐに帝国騎士団上層部を掌握し、その圧倒的な武力を背景に、次々と自身の反対勢力に組する有力貴族たちを全員掃討して行き、そして自身に忠誠を尽くすものだけを残して、わずか数か月で中央集権化を成し遂げ、ここに200年近く続いた封建制は崩壊し、新たなる体制、専制君主の時代が到来しのである。
そんな動乱と時代の変化が鳴り響く帝都の中、俺はフールーダに連れられ、帝国魔法省にある最奥の塔へと来ていた。目的は単純に俺が修得した武技である【属性剣技】がどのくらいの威力を出せるのかの調べる為である。その為にわざわざ我が家にある『選別の魔剣』父親から譲り受けて、今腰に吊るして持ち歩いている次第だ。
「我が師よ、現状用意できる最も頑丈な実験用の案山子を用意できました、いつでも実験を開始できます」
「ふむ、そうかなら実験を始めよう、とりあえずカーリアよ、手始めにまずは第三位階魔法の【ファイヤーボール】を剣に宿し放ってみよ」
と実験をする用意が出来たことを告げに来た高弟の報告を聞き、フールーダは実験の開始を告げて、まずは手始めに【ファイヤーボール】を宿し放ってみよと言ってくる。
俺はフールーダの指示通りに武技【属性剣技】を発動し、構えている選別の魔剣に【ファイヤーボール】を宿らせ、高弟が用意した実験用の案山子へと向けて、剣を振ると同時に選別の魔剣に宿した魔法が斬撃状変化した状態で放たれ、実験用の案山子をあっけなく両断し、そして断面図から激しく炎が燃え盛り、実験用の案山子燃やして行き、通り過ぎた斬撃状に変化した【ファイヤーボール】は防御魔法が付与された壁に斬撃跡を深々と残して霧散する。
「ほほおぉ、これはなかなかの高威力じゃな、宿した魔法を斬撃状に変化させ放つ武技、第三位階魔法でこれほどの威力なるのなら、まぁ並大抵の魔法防具など紙切れ同然に両断することじゃろう、だが難点があるとすれば、やはり使うごとに武器にも負荷が掛かることじゃろうか、カーリアが持ってきたそのアダマンタイト製の魔剣が無ければ、全力で使えこなせんじゃろう」
とフールーダは無残に燃え上がる実験用の案山子の状態を見て、興奮を覚えながらも、深い叡智を持つ教師のごとく【属性剣技】の有利な点と難点などを瞬時に看破し、俺に伝えて来る。
まぁフールーダの言うとおり、この【属性剣技】は威力だけなら魅力的に映るが、それ相応の武器で放たないと武器自体が魔法の威力に耐えられず砕け散ってしまうので、最低でもアダマンタイト製武器で無いと全力で使えない欠陥武技だろう。
「まぁそうだね、まともな武器が無ければ、まずこの武技は一撃必殺でしか使えない技になるね、まぁ逆に言えば耐えられる武器さえあれば、連続で撃てるって訳でもあるけど。あーそれでどうするんだいフールーダ師匠?、試しに第三位階魔法ぐらいを込めて射ち放ったけど、なんか予想よりも簡単に標的を両断した挙句、その後ろの壁も結構派手に斬撃跡を残しちゃった訳だけど、これもし第五位階魔法の【ドラゴン・ライトニング】を宿して放っていたら、恐らく最奥の塔は換気が行き届いた素敵な場所になっちゃいそうだけど?」
と俺は選別の魔剣を右肩に担ぎながら、このまま武技【属性剣技】の威力実験を続けるのかと、フールーダに確認をしてみると、身長の半分ほどもある白髭を触りながら考え込む始めて、凡そ一分ほど経過したところで。
「ふむそうじゃな、最奥の塔にある今の設備では、カーリアの全力攻撃には耐えられんし、実験は中止じゃ」
とフールーダは残念そうな表情を浮かべながらそう告げると、控えていた皇室地護兵団所属の騎士たちが、未だに燃え続けている実験用の案山子の消火作業を開始し、フールーダは俺と高弟達の引き連れて、最奥の塔から歩いて出ていく。
「うーんやっぱ湿気臭い塔から出て感じる太陽は気分が良いね」
と俺はそう呟きながら両手を握って背を伸ばしをしていると、それを聞いていた高弟達は思わず苦笑いを浮かべて呆れた様子を浮かべる。
「ほほほ陽気なものじゃな、お主の武技【属性剣技】の威力実験は中止した訳じゃが、さてところでカーリアよ、お主は学院を卒業したら、どこに就職するのか聞いても良いかの?」
とフールーダは瞳をギラリと光らせながら、帝国魔法学院を卒業したらどこに就職するのかと、俺に問いかけて来る。そして近くで聞いて居た高弟達も興味深そうにしながら、俺へと注目し始める。
「あーそうだねぇ、まぁ学院を卒業したら、帝国騎士になろうかと思っているよ、フールーダ師匠の高弟の中には確か現役で冒険者をしている人も居るらしいし、なら別に騎士に就職するくらい良いかなってね」
と俺は正直に帝国魔法学院を卒業したら、帝国騎士に就職することを告げると、フールーダは複雑そうな表情を浮かべつつも決心がついたのか、真面目な表情を浮かべ。
「ほうそうか、まぁ帝国騎士ならば許容範囲か、お主の実力ならば皇室地護兵団に即入れそうじゃし、うーんしかし惜しいのう共に魔法の深淵に向かう同志になれるかと期待し、事実お主は今まで育てて来た弟子の中でも、ただ一人、英雄の領域である第五位階魔法へと到達した、まさに儂の生涯において最も記憶に残る弟子じゃとな」
とフールーダは俺の答えに残念そうにしながらも、お主の実力なら皇室地護兵団ぐらい即入れるであろうことを保証し、自身が育てて来た弟子の中でも、ただ一人英雄の領域へと到達した弟子として、最も記憶に残る弟子だと言う言葉を頂く。
「えぇお褒めの言葉ありがとうございますよ、それではフールーダ師匠、私は卒業に向けて色々準備しないといけないので、学院に帰ります。【テレポーテーション】!」
と俺はフールーダの言葉に少し笑顔を見せながら、第五位階魔法の【テレポーテーション】使用して帝国魔法学院へと帰還した。それから数か月後に帝国魔法学院から余裕で卒業し、無事に帝国騎士団へと入隊したのであった。
と言ったところでここまです。
いやぁフールーダと楽しく過ごすオリ主、青春をお冒してますね、あとちゃっかりオリジナル武技作ってますが、これは原作にあるパルパトラが編み出した【竜牙突き】を土台にして作り上げた武技っという感じです。まぁせっかく現地人として転生したんだし、一撃必殺の武技とか編み出したいよね。
そしてジルクニフが行った粛清と改革について、原作でも十代前半としか記載されておらず、どうしようかと考えましたが、とりあえずジルクニフが12歳の頃に起きた事件としました。そこまで矛盾はしてないと思います。
そして卒業時点で第五位階魔法に到達と言う、普通に帝国魔法学院創設以来の天才として歴史に刻まれますねこれは。
そしてフールーダのお褒めの言葉は、原作と違って自身の念願や嫉妬などを言える弟子がいるので、かなり他人にも気に掛ける余裕が出てます。なのでこれからもオリ主であるカーリアとは、高弟とは出来ずらい高度な魔法談義をする予定です。まぁ偶に拳での語り合いとかするけど・・・。
ちなみに現時点でのオリ主であるカーリアのステータスと選別の魔剣説明とか記載しておきます。あと主が考える冒険者の実力表も記載しておきます。
:冒険者の各階級の平均Lv:
カッパー級平均1Lv難易度3
アイアン級平均4Lv難易度12
シルバー級平均8Lv難易度24
ゴールド級平均12Lv難易度36
プラチナ級平均16Lv難易度48
ミスリル級平均20Lv難易度60
オリハルコン級平均24Lv難易度72
アダマンタイト級平均28Lv難易度84
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*キャラデータ*
現時点での年齢≪15≫*9話時点
名前〈カーリア・シャル・ヴィカウント・バルバロッサ〉
種族『人間』
異名『バルバロッサ家の娘:霊廟』
役職『帝国魔法学院の学生及び高弟』
住居『バルバロッサ家の屋敷』
属性『中立』
*種族レベル*
人間種な為無し。
*職業レベル*
【ジーニアス/ノーブルファイター】6Lv
【ウィザード】10Lv
【ウォー・ウィザード】6Lv
【アカデミック・ウィザード】5Lv
【マジックナイト】8Lv *創作職/近接魔力系職*つまりホーリーナイトの魔力系版
*合計レベル*
『0』Lv+『35』Lv=『35』Lv
能力値補正Lv『35』+25%=8.75Lv
出生補正Lv『35』-20=『15』×0.1=1.5Lv
合計補正値『8.75』+『1.5』=10.25Lv
総合集計≪45Lv相当の実力≫
誕生日『下水月6日』
身長『162㎝』
性別『女性』
趣味『読書、魔法剣術の研究』
苦手な存在『フールーダと芋虫』
:服装:
選別の魔剣・アダマンタイト製
学院のコート
白色のブラウス
赤色のフレアスカート
黒色のブーツ
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:キャラ説明:
彼女の名はカーリア・シャル・ヴィカウント・バルバロッサ。
彼女の容姿は、蒼い髪色をした短髪に、鋭く尖った目つきをしており、そしてその瞳はどこまでも暗く涼んでいるが、口元は聡明な令嬢のように微笑んででおり、敢えて一言で表すなら霊園に佇む美女と言ったところだろうか。普段は聡明で礼儀正しい口調で接し、親しい間柄では少し砕けた感じの口調で接するが、機嫌が悪く興奮すると、荒く攻撃的な口調へとなってしまう。
『選別の魔剣』、バルバロッサ家に代々伝わる家宝である。刀身はアダマンタイトで作られた大きめの直剣であり、武器に付与されている魔法の効果は、英雄級の才覚がある者が触れると、埋め込まれた宝石が光り、その者の可能性を伝えて来る。初代バルバロッサはこの剣を用いて、人材発掘にいそしんでいたが、いつしか宝物庫へと保管され、カーリアがその剣を握るまでの百年間誰にも使われることは無かった。