もしもオーバーロードの現地人として強制的に転生したら?《更新停止》   作:アクドニアデフジム

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はい、遅れながら書き終えたので投稿しました。


第11話 筆頭騎士と皇帝との企み

 

第11話

 

 

 

さて、あれから銀糸鳥の面々と分かれた後も、カッツェ平野での巡回任務は続き、道中で低位アンデッドの集団に遭遇すること5回、薄い霧が常時張っている視界が物凄く悪い状況だが、流石に実力的にも苦戦することはなく、それどころか新たな武技と位階魔法のアイデアが浮かび、その場で試しに編み出したに武器を使用したり、などかなり余裕を感じつつも、カッツェ平野での巡回任務を続ける日々を送っていたところ、俺が16歳になって二か月経った時に、帝都の宮廷から俺充ての手紙が届き、その内容を確認してみると。

 

今現皇帝ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスによる身分や忠誠心に関わらず、純粋な実力だけで選ばれる皇帝直轄の創設するべく、その筆頭係として貴殿カーリア・シャル・ヴィカウント・バルバロッサを任命したく、至急帝都の宮廷に来られたし。

 

と言う文言とともに、来るべき日時などを書かれた皇帝直々の招集命令が届いて来たので、俺は思わず笑みを浮かべてから、自身の配属されている小隊長に皇帝から招集来たので、隊を抜けることになるだろうと告げ、同じ隊員たちとの別れの挨拶を告げ、その後帝国騎士団の第5軍所属の第15騎士中隊の中隊長から正式に帝都への転勤を言い渡され、俺は自身の私物と選別の魔剣をしっかりと持った状態で帝都へと転移し、バルバロッサ家の別荘で汚れた身体などを綺麗にしてしばらく任務の疲れを癒す日々を送ってから、文言に書かれていた日時に合わせて、帝国の全身鎧姿で皇城の宮廷へと参上する。

 

「カーリア・シャル・ヴィカウント・バルバロッサ、皇帝陛下の招集に応じ参上いたしました」

 

「えあ、おうそうか、あー我の急な招集命令に応じ、カッツェ平野から遥々参上してくれたこと大義である、騎士カーリアよ」

 

と俺は形式に則った姿勢で皇帝ジルクニフへと挨拶をしたところ、なぜか信じられない光景でも見たような様子で驚愕した表情を浮かべるが、すぐにジルクニフは冷静さを取り戻し、皇帝としての貫禄で持って俺の挨拶に答える。

 

「あーそれで貴女に送った手紙にも書いてあったとは思うが、我は帝国騎士の中から身分に捉われず、実力のみで選んだ者たちを、我の直属の騎士として召し抱える方針にしたのだ、それで候補となる騎士達はどれもこれも曲者揃いの奴らでな、これらの帝国騎士達をまとめあげられる実力を有した者を筆頭係として、選びたい訳なのだが、ここにいる貴女の師であるフールーダの推薦で、貴女が曲者揃いの強者共をまとめるのに適した人物として、ここに呼んだのだ、どうだ貴女をこれから設立する直属の騎士達の筆頭になってくれないか」

 

とジルクニフは俺を宮廷に呼び出した経緯などをわざとらしく丁寧に語ってくれる。

 

どうやら今回の件には、フールーダが関わっているようである、それにしても純粋な実力のみで選ばれた騎士を直属の部下にする、以前の手紙で語っていた四騎士制度のことだろう。つまり国内の反対勢力はほぼ全て掃除し終えて、次の段階へと進んだようである。

 

「はい、ご命令とあらば、謹んで拝命いたします、未熟な者ですが必ずや直属の騎士達を纏め上げてみせます」

 

と俺はわざとらしく騎士の受勲式のような形式で皇帝直属の騎士達の筆頭地位に着くこと了解する旨を答えると、ジルクニフは苦笑いを浮かべながら、拍手をし始める。

 

おや、これは皇帝と騎士と言う立場から共犯者として切り替えろと言う合図だな、うーんもう少し栄誉を得た騎士の演技を続けたかった、どうやらジルクニフはこれ以上演劇に付き合えないようだし、大人しく切り替えるか。

 

「おやもう良いのかい?美人騎士が若き皇帝に忠義の誓いをこなす場面だというのに、庶民が聴けば色々な憶測が飛び交うことないよ?」

 

「はぁーバカを言うな、こんな茶番劇を庶民共に聴かせるなど一生の恥になるわ、特にお前なんかとはなぁ!」

 

「ははは相変わらず辛辣だね、学院卒業前に会った時から変わってない様だね皇帝陛下?」

 

と俺は砕けた態度で、先ほどの拝命式はどうだったかと聞いてみると、ジルクニフはこんな光景を知られただけでも一生の恥だと言われ、1年以上前会った時から変わってないなっと、笑みを浮かびながら呟く。

 

俺とジルクニフは以前直接会って会話を交わしている、どこであったかと言うと武技【属性剣術】の試し撃ちをする為に帝国魔法省に来た時に、フールーダの仲介のもと、密談したのである、内容は今後どのように帝国を発展させるか、今後の戦争をするとしてどこから攻めるか、確実に邪魔をしてくるであろう既存権力に群がる害虫共をどう掃除するのかと、様々なことを語り合い、そして結論として俺とジルクニフは帝国改革という一つの結論で、相棒或いは共犯者として手を組んだ。

 

「はぁじゃれあいはここまでにして、本題と行こうか、爺よ説明を頼む」

 

とジルクニフは砕けた態度から真面目な態度へと変え、今回“前倒し”で集まることになった本題の説明をフールーダに命じる。

 

「うむ、ジルにカーリアよ、以前語り合った時に話題に上がった、物体を浮かせる力を宿した石、『浮遊石』の開発に成功したぞ、性能も要求どうりの水準じゃし、いつでも量産に移行できるぞ」

 

とフールーダは俺が以前構想として語り、ジルクニフが興味深くしながら開発を命じた、接続された物体ごと浮遊して持ち上がらせる夢の石である『浮遊石』の開発に成功したことと、すぐにでも量産体制に移行出来ることを告げてくる。

 

「へぇ私が考えた数ある構想の中でも難しい『浮遊石』をこうも数年早く開発するなんて、つまり『浮遊艇』の建造に挑めるわけか、早くこの目で浮く姿を見たいよ」

 

と俺は自身が予想していた時期よりも数年早く開発にこぎつけたフールーダに感心し、次の段階である浮遊艇の建造に移れるということに、夢踊る気分へとなっていく。

 

俺らが先ほどから言っている『浮遊石』と『浮遊艇』とは一体なんなのかと言うと、俺がまだ学院に入学して三年目の時、偶然フールーダから聞いた南方の砂漠地帯ある浮遊都市の話、当時その存在を知ってあるアイデアが天命のごとく脳内に過ぎった、《浮遊都市エリュエンティウか、ふむ第三位階魔法の【フライ】を解読して、帆船とか飛ばせるようになったらロマンあるよなぁ、これを論文にして、フールーダに提出しよう》と、その時の発想をすぐに論文として書きまとめ、それを見たフールーダの興味深そうに何度も何度も狂気に宿った瞳で読みふけ、それを弟子が面白い論文を書いたと、当時皇太子だったジルクニフに読ませ、その内容に驚きとこれがもたらす絶大な富に高笑いをしたとフールーダが語っている。

 

「そうか、なら浮遊石の量産を正式に命令し、以前より設計してあった浮遊艇の建造を開始してくれ、それにしても出来上がるのが楽しみだ、浮遊艇の建造が完了し、本格的に運用が始まれば、帝国の物流網は一気に様変わりするだろう、いやそれだけじゃない!戦争のやり方を変え、戦略を一変し、かつての戦術の常識すら変える、あー楽しみだ、この俺が人類にいや大陸の全ての種族に、帝国の名と俺と言う征服者の名を永遠に刻み込んでくれる、ふふふあははははは!」

 

とジルクニフが抱いた大きなる野望の炎は、彼を高笑いへといざなう、彼の脳内には数多の浮遊艇が大空を駆け巡り、各国家の首都を燃やし征服する光景を。

 

まぁ傍から見るといきなり手を広げて嬉しそうに回り踊る若き子供の姿のだが、ふむ面白いしもうしばらく見ておこうかな、後で我に返って恥ずかしく転げまわる光景も見れそうだし。

 

 

 

 

 




と言ったところで、ここまです。

大多数の予想道りに、オリ主は四騎士筆頭になりました。まぁオリ主より強い騎士が居ないから仕方ないね。

そんで今回の『浮遊石』と『浮遊艇』ついてですが、だいたいオリ主が原因です、学院時代の課題提出で、悩んでいた時に浮遊都市話をフールーダにされた時に、思いついた構想を論文にして提出したら思いのほか、フールーダが気に入り、それをジルクニフに読ましたことが、原因でこんな展開になりました。伏線として急に魔法省に居たり、フールーダと殴り合うようになるくらい、何度も魔法談義をしていたということなど、あったのですが、分かるわけないよね。

ちなみに浮遊石とはどんな物なのかと言うと、直径1mほどのクリスタルに、飛行魔法や浮遊する板を生み出す魔法などをオリ主が解析し、それを応用して帆船すら浮かせて、自由に飛ぶ高さを操作できるマジックアイテムです。

原作でも発想があれば作れそうなのに、二次創作だと大抵気球か強化鎧ぐらいしか飛ぶ兵器が出てこないので、魔法と言えば空飛ぶ帆船だろうと言うことで出したわけです。

主の脳内設定的には魔力系の第三位階魔法が扱える者なら作成できる代物として考えているので、もし読者の中にこんなの出来るわけないだろうがボケ!と言う方もいると思いますが、この作品は原作を歯軸とした二次創作なので、ダメな方はここいらで読むことをおすすめしないと告げておきます。

あとしれっとジルクニフ仲良くなっていますが、読んでいれば分かると思いますがこの二人手紙で交流しているので、まぁ苦手だけど嫌いではない関係になってます、つまり悪友的な仲と言うわけですね。
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