もしもオーバーロードの現地人として強制的に転生したら?《更新停止》 作:アクドニアデフジム
第7話
ここは『皇城』、帝都中央に位置する皇帝と皇族達の住まいであり、そこには皇帝直下のゴールド級冒険者に匹敵すると言われる近衛が場内を警備し、そして皇帝が催すこの社交場には白銀近衛や皇室地護兵団など帝国最精鋭が警備する万全の状態であり、そして上空には皇室空護兵団がヒポグリフに騎乗し、空から侵入者への警戒をすると言う、今この時に皇城に侵入しようなど、例え英雄級の実力者だったとしても即刻に撃退出来るだろう。
さて今は上風の一日、皇太子ジルクニフが7歳になったことを祝う催しに参加しに来ているのだが、いやぁ本当に辛い日々だった、こっそり北市場で購入した魔法書やスクロールの解読や実験などがなければ、俺は可笑しくなっていたかも知れない、まぁこの数週間の日々で、ついに第二位階魔法を習得することが出来たのが幸いだろうか。
さて、今父親と共に社交場に入場した現皇帝と皇太子達を見ているのだけど、うーん遠目からだけど、現皇帝の姿を見た感想は、なかなかに野心的で有能そうな人物だなっと思うね、そしてその隣に居る金髪で濃い紫の切れ長の瞳をしている眉目秀麗な子が次期後継者と噂される皇太子ジルクニフだろうか、ふむ遠くから見ても分かるほど整った容姿であり、俺みたいな前世が男とか言う例外を除けば、大抵の女は一目ぼれするだろう、だってその証拠に周りにいる幼い令嬢たちが、頬赤らめて発情しているし。
「それはそうと現皇帝のすぐ側に居るのが、次期後継者のジルクニフねぇ、なるほどこれは噂に違わぬ支配者の風格を感じる子だね。噂によると頭脳も極めて優秀と聞くし、もし彼が帝位に着けば間違いなく帝国は変わるだろうと判断できるけど、さてさて一体どんなことを成してくれるのか、楽しみだよ」
と俺は笑みを浮かべつつ、呟きながら、現皇帝の側に居るジルクニフの様子を面白そうに観察する。
それにしても全く貴族連中の話は退屈で価値も無かったな、皮肉な談笑や政情の話をするでもなく、ただただ日々の娯楽ことか、家系の自慢話しかしないとは、予想外すぎる程の能天気な無能どもじゃないか、現状の帝都で起きている権力闘争について話しているのは父親の友人達と、一部の大貴族だけって、帝国貴族ってここまで腐敗してたのか、うーん本にまとめる程もない無価値な会話ばかり、同じ年くらいの連中が談笑している内容の方が価値あるぞ。
「ねぇ知ってる、バルバロッサ家の領地では鉄工業が盛んに行われているらしいはよ」
「えぇ知っているは、お兄様が騎士をしていて、良くバルバロッサ領産の武器を愛用していたから」
とこの様にまだ10歳そこらの子供の談笑内容が、恐らくそれとなく自然と視界に入るように机に置いてあった、鉄工業投資の重要性と鍛治師の家族経営から鍛治師の一門経営への変動を書き記した本を読んだ、父親がやっている鉄工業の優遇投資と、複数の鍛治師を一つの一団として纏め上げて運用していることを世間話として会話しているのであろう。
何せそれとなく父親の様子や関係者などの会話からして、順調に領内の鉄工業が成長しているのだろう。何せ領内にいる配属されている騎士の装備が良くなっているのが一目でわかるし。
ふむ、こうして領地の情勢などを把握し、それを世間話風に共有していく、正にこれが本来貴族内で行われる情報交換である。間違っても豚の雄に太った産廃共のくだらない娯楽自慢よりも価値がある光景だろうと思う。
「うーん、どこで差がついたのか、あと先程から視線を感じているんだがね」
と俺はずっと現皇帝のすぐ側から視線を感じて来るので、視線だけを向けると慌てた様子で、引き攣った笑みを浮かべるジルクニフを確認できる。
どうやら先ほどの視線はジルクニフからのものだったらしい、何か引き攣った笑みを浮かべているが、もしかして俺を見てそんな表情を浮かべているのだろうか?。
うーん何故だろう、だって俺の容姿って世間では霊園に立たずむ美女と噂される美貌なのだが、ジルクニフの目はまるで人間の中に不気味な怪物が潜んでいると気がついて恐怖を抱いている反応だし、ふむなんだか少しイラっとしてきたな、少し向こうに向けてニヤリと口元だけで笑みを浮かべて見せるか、うーんおー良いね、面白いように動揺しているな、はははは乙女の心に傷付けた罰だよ。まあ俺の中身は元男なのだがね。
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私の名はジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクス、次期皇帝として父に優遇されている者だ、今日は私の七歳になることを祝して開かれたこの社交の場は、正直言ってストレスしか感じない、母上からはいずれ貴方が皇帝になるのよっと言う圧をかけれられ、父上からは将来の帝国の為に祖父の代から続く改革の遂行を期待される日々、正直逃げたい気分にもなるが、いずれ私は皇帝になり、この腐敗しきった帝国を生まれ変わらせることを夢見て、薄く笑みを浮かべて好感を得て、いずれ来るその時に備えて優秀な貴族と凡庸な貴族、そして価値の無い貴族を選別していく。
(父上はいつものごとく愛想笑いをしながら、大貴族と権力争い、全く欲望深い無能どもめ、はぁそれにしても、あそこに居る蒼い髪女、先程から人を観察動物のように見ている奴は、どうにも不快な奴だな・・・)
と私は下級貴族の子供達が談笑しているなか、ただ一人だけ私を含め周りを観察し、何が面白いのか不気味な笑みを浮かべている女を発見して、私は思わず不快感を抱いてしまう。
あの蒼い髪と暗く涼んでいる瞳は、確か噂に聞くバルバロッサ家の霊園の美女と呼ばれるカーリア・ジャル・ヴィカウント・バルバロッサだろう、文武両道で噂によると10歳の身でゴールド級冒険者に匹敵する実力を有する天才として有名だったな、あの家は中立の立場を取っていて、現当主は平凡ながら危機管理能力に優れた人物だと父上が褒めていたはずだ。今後改革が成功すれば要職を与える可能性があるし、少しは愛想でも振って好感度を稼ごうか。
と私は一瞬でそう考え終えると、下級貴族の子供の中にいるカーリアへと視線を向けて、愛想よく作り笑いをしようとしたところで、カーリアの視線が真っすぐ自身に向いていることに気づき、思わず驚き動揺をあらわにして、引き攣った笑顔を浮かべてしまう。
こいついつから俺の視線に気が付いてた、この数百メートルは離れているのだぞ、そんな中視線が合うなんて、何とも不気味な女だ、あの暗く涼んでいる瞳に認識されていると思うと、底知れぬ不快感と恐怖が湧いて来るこれは一体なんだ?。
と私はカーリアから感じる言い合入れぬ不快感と底知れぬ恐怖を抱き動揺をするがすぐに落ち着けようと薄く笑顔を浮かべるいつもの作り表情を作り終えたところで、カーリアは私を見ながら不気味に口元だけ笑みを浮かべてきて、より動揺と額から汗が滲み出る。まるで私が抱いている感情など全て見通すような錯覚を覚えるほどだ。
あぁますます不気味な女だ、確かに天才と称される優秀さは備えていることは間違いないが、あれが騎士にでもなって皇族の側近護衛係にでも成られたら、ストレスで胃が痛くなること予想できる、あんな不気味な女が娘とはバルバロッサ子爵は相当運が悪いらしい。
とジルクニフは不気味なカーリアが余程有能な人物になったりしない限りは、自身の側近として従えることは無いだろうと誓うのであった。なんか急に悪寒がしてきたな。
と言ったところで、ここまです。
さて社交場にいる貴族などですが、どうにも粛清された貴族って王国の貴族同様に腐敗していたそうで、そこを考慮して、領地経営もせずに重税で遊び金を作って娯楽に投じる無能な貴族と、若くて優秀感がある貴族の子供などを出してみました、良い感じに表現出来てましたかね?。
そしてついにオリ主原作キャラと遭遇です、いや第一印象が悪い気もするけど、まぁカーリアちゃんは優秀な人ほど不気味に感じやすい子なので仕方ないね。
そしてジルクニフ陛下のカーリアに対する印象悪いですね、まぁ秀才で逸脱者級才覚を持った奴にあったら、潜在的な恐怖を感じるよな、ラナーよりはましだけ。
あと最後の誓いはフラグになるでしょうね( *´艸`)。
あと区切りが良いところまでくれば、カーリアのステータスとか公開しようかと思います。そろそろ知りたい人多そうだし。