もしもオーバーロードの現地人として強制的に転生したら?《更新停止》 作:アクドニアデフジム
第8話
さて、帝国の貴族が思ったよりも腐敗した貴族で、退屈な談笑しか聞けなかったり、視線があったジルクニフに対して笑みを浮かばて返事を返したら、不気味がられたりなどありつつも、無事に社交場を終えた俺は、父親と共に別荘に戻ると、用は済んだと言わんばかりに、持ってきた荷物などをまとめてから、使用人と共に帝都を出て、我が家へと無事に帰ったので、2週間ぶりに可愛い弟に帝都で見たことや感じたことを分かりやすく話してあげたり、北市場で購入した魔法書を読み解き研究したり、内緒で実験などして位階魔法についてより理解を深めたりや、剣に魔法を宿らせて放つなどの応用が出来ないかと試行錯誤している内に、二年もの月日が流れて行き、そして今現在の俺はお世話係の使用人達と共に帝都へと再び来たのである。
そして何故再び帝都へと来たのかと言うと、以前から魔法の才能が有れば行って見たいと常々思っていた、バハルス帝国が誇る教育機関『帝国魔法学院』への入学しているからである。ちなみにいつから入学したのかについては、試験は11歳の時に無事合格を勝ち取り、その一か月後に入学して、現在二年目に入っている。
「今でも思うけど帝国魔法学院ってどれくらい大きいのだろうか、入学したばかりのころは余りの広さに、一体我が家の何十倍の大きさなんだろうか気になったな、前世で言うなら東京ドーム数個分だろうかと予想を付けているが」
と俺はほぼ巨大なお城と言っても過言ではない帝国魔法学院の大きさに呆れを抱いていたことを思い出し、少し笑みがこぼれる。
確か試験を担当していた教師によると帝国魔法学院には様々な施設があるようで、まず学院生徒が通う教室が複数用意されていて、各学科の授業が執り行なわれており、そして授業では無償で教科書なども貸し出されており。
そしてフールーダ・パラダインや高弟の方々が書いた魔法論文や魔法書などが保管されている図書館があり、学生たちは日常的に予習勉強や魔法の研究などしており。
そして帝国魔法学院内には、学生食堂と言う生徒が無料で食事をすることができる場所が整備されていて、その広さは全校生徒が全員食事できるほど広いとの話である。
まぁその他にも生徒会室や、大学院や庭園など色々あったり、ここでは年次制度をとっているので、一年ごとに昇級試験などあったりするが、それらは機会があれば話すかもしれない。多分話さないと思うが。
そんなほぼ城塞並の広さをしている帝国魔法学院だ、初めて来た一年目の時は本当に苦労する連続の日々だった。
何せ授業ごとに教室を移動するせいで時々迷って遅れたりして大変だったし、学院内は色んな身分の人々居るから、噂に聞く霊園の美女がどんな奴なのかと、頻繁に話しかけて来るので、そう言う人達に反感や嫉妬などを抱かれないよう有意して、愛想よく振る舞ってみたりして対処したり。
将来の交流関係構築の為に、学院で仲の良い令嬢達と課題ついての勉強会を開いたりして好感度を稼いで行ったりと、まぁ忙しい日々を送っているが、その中でも1番苦労していることがあるそれは。
「ほほほカーリアよ、今日も良い魔法の深淵日であるが、さてさて以前与えた課題は全て終えたかな?」
とそう言ってニコニコと笑顔を浮かべて話しかけてきたこの身長の半分ほどの長さがある白髭をたたえた老人は、バハルス帝国で知らぬ者など居ないであろう主席宮廷魔術師である逸脱者フールーダ・パラダインその人であり、この一年間で一番俺にストレスを与えている人物でもある。
なぜ帝国の重鎮と言われる主席宮廷魔術師のフールーダが学院に居て、少し有名な程度の子爵家の娘である俺が、師弟関係になっているのかと言うと、あれは一年前のことだった、まだ入学してまだ日浅い時だった、不運にも教室移動先が分からず迷っている時に、偶然魔法学院への視察に来ていたフールーダに遭遇してしまい、何故か狂気を感じる目で凝視されたかと思えば、お主その若さで第二位階魔法に到達しているとは、なぁ儂の弟子にならぬかと興奮混じりに近寄って来たので、思わず愛想を浮かべながら、勧誘を断って逃げようとしたのだが、恐らく第五位階魔法の【テレポーテーション】を使って周り込んできた来た時は、軽く悲鳴を挙げるほど怖かったのを良く覚えている。
その後なし崩し的に弟子にされて、ほぼ毎日魔法に関する課題をさせられたり、週に一二回だけ魔法の指南をして来たりと、正直言ってマジで迷惑で有り、以前は魔法剣術の研究を見られた時は、その独創性と技術構想に感心しつつも、お主の才覚ならいずれ第六位階魔法まで行けるのだから、もっと魔法の探究に集中しろと言われたりなど、本当に大変な日々である。
マジで魔法の深淵とか興味ないから、はぁまさかフールーダ・パラダインの正体が魔法の深淵への探究に囚われた嫉妬を宿した狂人だったとは、当目では深い叡智を持つ教師で有り、身内からは魔法狂いの狂人と言うことである、どんな詐欺だよ。
「えぇフールーダ師匠、出された課題などは全て終えてます、これがそうですさっさと確認お願いします」
「おーそうかそうか、やはりお主は魔法の天才じゃ、かなりの難問を用意したと言うのに、もう全ての問題を書き終え、そして正解しておる、このまま順調に行けば第三位階を超え、第四位階へと到着するのもすぐじゃろう、ほほほこれは将来どこまで至るか楽しみじゃ」
とフールーダは俺が提出した課題をご機嫌な様子で確認しながら、俺の成長が楽しみであると狂気にも感じる瞳をギラギラ光らせながらそう告げてくる。ちなみに俺はフールーダに対して愛想よくするのは無駄だと理解し、ほぼ素で会話している。
そうムカつくことに今の俺はフールーダの指導によって弟子にされてからわずか半年で第二位階魔法を超えて第三位階魔法の領域へと到着しており、そのせいでより難題で高度な魔法勉強がさせられるという状況に陥っており、一体何故こんなにも俺に構うのかとフールーダ本人に問いかけた時に言われたのが、「成長したお主が、儂にはない発想で魔法の深淵へと続く手掛かりを掴む可能性があるから」だと真顔で答えられたときは思わず引き攣った苦笑いを浮かべたのを覚えている。
(正直に言って、この魔法の深淵への欲求がなければ、もう少し接しやすんだけどなぁ時々俺と高弟の人達に対して嫉妬の炎を抱いて来るし、まぁいずれ学院を卒業したら、帝国騎士団に入隊して、そこで魔法剣術の実験とかしながら武技の修得したいし、今は卒業するその時までは、出来るだけこの変態爺から魔法について学んでいくしかないだろ、てかそれよりもほぼ毎日来ているけど、主席宮廷魔術師の仕事はちゃんとしているのか?)
と俺は諦めの境地に似た感情を抱きながら、今日もフールーダに指導や文句を言われつつも、得た知識を利用して、魔法剣術の研究に勤しむのだった。
「ふーむ何故これほど魔法の才に恵まれておるのに、魔法の探究に挑まず、剣術の鍛練ばかりするのか!、全くもって理解できんし勿体無い!!」
「あーはいはい、以前にも言いましたが、私は魔法と剣術を合わせた戦闘術を編み出したいのであって、魔法の深淵を覗きたい訳ではないと言っているでしょう」
「はぁー!?なんじゃと、魔法の探究に専念せず、剣の道に進むなど、カーリア確かにお主の才能なら両立はできるだろが、それでは余りにも不真面目すぎる、良いかよく聞くのだ魔法の探究が如何に素晴らしいことかを!」
とフールーダは俺の魔法の探究拒否に関して、文句を叫びながら、歳を感じぬ活気に満ちた声で、魔法の探究がいかに素晴らしい行いなのかを生き生きと語り続けるのだった。本当に誰かこの爺を回収してくれないだろうか。
と言ったところでここまでです。
帝国魔法学院の制度や設備などを軽く大雑把に説明したけど、あっているよな。ちょっと心配です。
そして以前から懸念していたフールーダに見つかって、ほぼ強制的に弟子にさせれました。まぁ11歳で第二位階魔法に到達している奴いたら、どれくらい成長するのかと期待と探究心で弟子にするよね、フールーダの焦り的にも心情的にも、自身の頂に届き得る存在を欲していたし。なのでフールーダによる厳しい修行生活ルートに入りました。
その結果かなりの速度で魔法職のLvが上がって行き、わずか半年で第三位階魔法を習得し、あと少しで第四位階魔法に届き得るまで成長しました、あと三年ほど学院で魔法の修行をさせられれば高弟内でも至っていない、第五位階魔法へと到達することは間違いないです。
ちなみにフールーダは他の弟子と接するときは、深い叡智を持つ教師として振る舞いますが、オリ主のカーリアに対しては本性をさらけ出して接しています。原因は才能に対する期待と嫉妬、そしてカーリアの魔法の深淵へと挑む気の無さのせいで、こんな感じになっちゃっている訳です。つまり溜め込んでいた思いや期待や嫉妬をカーリアに向けている訳です。傍迷惑な。
つまり一番に言いたいことは可哀そうなカーリア本来の予定なら第三位階で止めて、あとは戦士職で育成する予定が、横からフールーダにぶん殴られて、第五位階魔法まで使える魔法騎士になってしまった。本当にひとえにお前の運が悪いせいだが。