夏海 現(なつみ うつつ)の横向き日記 作:endoendo
閉店する店の鯛焼きを買いました。
私が好んで時々鯛焼きを買っていた店があるのですが、そこが今月で閉店になってしまうという話を聞きました。
先に言っておきますが、別にこの店がないと生きていけないとかこの店の鯛焼きを楽しみに過ごしていたとか、そこまでの思い入れはありませんでした。
ですが、それでもそこで鯛焼きがもう食べられないという事実は寂しさを感じさせます。
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そこの鯛焼きはどれもこれもそれなり以上のクオリティで気に入ってはいたのですが、敢えてどれか特に気に入っているものを選べと聞かれたら「お好み鯛焼きの揚げ」と答えると思います。
まず、揚げというのはそのまま揚げ鯛焼きという意味です。そういうオプションがある店でした。サクサク感が堪らないんです。
そして、お好みの方ですがこれはお好み焼きの意味ですね。中身の具がお好み焼きの具になっています。紅生姜が効いていて、マヨネーズのジャンクさも合わさり、手頃な価格でしっかりとした満足感が得られる一品でした。
小腹が空いた時に食べる物のバリエーションが減ってしまい、困っています……。
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こういう事があると、やはり変わらない物事なんてそう多くはないのだなと実感します。変わらない物事など存在しない、とまでは言いませんがね。例えば水が上から下に流れていくなんて事象は少なくとも地球上では変わらないと思いますし。というか変わるとしたら多分世界の終わりとかでしょう。
それにしても変わる、というのはやはり寂しいものです。この味を味わう機会がもう無いというのはとても惜しい気持ちになります。
ただ、だからといって変化の全てを否定するのも違うと思います。
少なくとも、私は昔の私よりも今の私の方が好きですから。
今の私は明日の事も昨日の事もそんなに気にしないような性格になってしまいましたが、それでも昨日を悔やみ続ける後ろ向きな自分よりは幾分かマシだと思っています。
それを思えば、変化を受け入れようという気持ちになれます。
もしかすると、これを機会にまた新しいお店を開拓できるかもしれませんしね。
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8/20追記
実は、私の家から公共交通機関を使って50分ほどの場所に件の閉店した店の別店舗がまだあると友人から聞きました。
あの鯛焼きを食べようと思えばまた食べられるという事を知り、とても安心した事をここに残しておきます。
ですが、50分……50分ですか……。
そこまでして、食べなくてもいいかなぁ……。