夏海 現(なつみ うつつ)の横向き日記 作:endoendo
夏概念ノベルゲームを買いました。
夏概念なんていくらあってもいいですからね。
隙あらば夏にしていきます。私たちの夏は終わりません、まだまだ続けていくんです!
……というわけで買ったのは『Eden 〜醒めない夏の夢〜』です。
ジャンルとしてはサイコホラー要素のある青春ノベル、らしいです。
うーん、なんとなくですが少年達が神話になる感じの作品から影響を受けてそうな気配を感じます。
とりあえず遊んでみるので、ある程度進めたら日記の続きを書くことにします。
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とりあえず、2章まで読み終えたので現在の雑感をまとめてみようと思います。
『「存在しない場所」に辿り着くことは出来ない。だけど、もし辿り着いてしまったのなら……』
物語はこんな一文から始まりました。
これは現時点での考察ですが、「存在しない場所」がタイトルのEden……楽園なんでしょうね。まぁもし違っていても日記を読み返す未来の私に笑われるだけです。
なんであれ、とりあえず今はそこはいいでしょう。タイトルなんてそのうち回収されるものです。
この物語の主人公はイナロー君、青春ど真ん中の高校2年生。1章は彼の夏休みの1日目からスタートします。彼の一人称視点による元気さを感じさせる文章で夏の日を爽やかに描いているのですが、時折現実がズレたかのような不穏な描写が所々に挟まってきていて、なんかもう嫌な予感しかしないんですよね……。
それはともかく、仮にも青春ノベルということでヒロイン的なポジションの子が何人か出てきます。赤髪年下系、黒髪幼馴染系、金髪年上系、緑髪男の娘系……、一通りの属性は網羅してると言えるのではないでしょうか。どの子との会話パートもその子の魅力が伝わってくるような内容で良かったのですが……。2章に入ったあたりでやっぱりどこか違和感……?というか噛み合わない感じがしてきているんですよね。まだホラーと言えるほどではありませんが、不穏で、不安です。
それに、この手の作品が日常の描写をしっかりやっているのはそれをぶち壊した時の火力を上げるためなんですよ、往々にして。
それから、なんとなく読めてきた部分もあります。それは主人公とヒロイン達との認識の齟齬です。どこかズレているというか、微妙に前提条件が一致していないというか、そんな会話になる理由……もしかすると主人公か、ヒロインか、或いは両方がなんらかの理由で記憶を消されている……或いはループしている……そんな感じがしました。
「存在しない場所」というのは辿り着けないはずの場所、過去か未来かを指しているのではないでしょうか。今でない場所が楽園……それは未来への憧れか過去への郷愁を意味しているのかもしれません。
うーん、続きが気になります。
明日も続きを遊ぶとしましょう。