夏海 現(なつみ うつつ)の横向き日記   作:endoendo

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ラノベのタイトルみたいだな


10月31日/かぼちゃと茹で小豆と可愛げのある私

 かぼちゃと茹で小豆を買いました。

 冬至の日にかぼちゃを食べそびれていたので、別のかぼちゃが関わる日に食べることで誤魔化そうという魂胆です。浅はかだと他人は笑うかもしれません。ですが、私にとっては……!

 ……私も浅はかだなと思います。ですが、このような願掛けは気持ちの問題ですから私がいいと思えるならそれでいいのです。まぁ一種の可愛げだとしておきましょう。

 それに、ハロウィン的にもかぼちゃは魔除けの効果があるそうですから二重にありがたく一挙両得という考え方もできますから……。

 

 

*****

 

 

 そもそも、ハロウィンというのは様々な信仰の祭典が混じり合い結果的に大衆的な祭りとなったものなわけです。ゆえに私が日本のかぼちゃを混ぜ込んでも咎められる理由はないと言えるでしょう。完璧な論理です。役割を司るあの論理にも匹敵するぐらいには完璧です。

 ……実のところ、私はかぼちゃはそこまで好きではないんですけどね。嫌いではありませんが、特別好きなわけでもない。それぐらいの存在です。

 だからこそですね。こういう機会でもないと食べないだろうなと思って買ったという訳なんですよね。あぁ、あずきについては……ネタですね。正直に書いてしまうと。『ハロウィンに冬至かぼちゃで草』みたいな投稿をSNSですれば一粒で二度美味しいという訳です。あずきは一粒じゃ流石に物足りませんが。

 

 

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 実のところ、普段買わないものをいきなり料理するというのはミスを誘発させるので好ましくありません。安定は停滞であり場合によっては怠慢になりえますが、多くの場合は安心を生みます。こと料理においては安定した味というのは確かな価値を持つわけでして、逆にいえば挑戦はリスクであり、得られればリターンは大きなものですがリスクもそれ相応です。

 ……はい、盛大に煮崩れました。圧力鍋で横着したのが良くなかったようです。食感がベチャベチャな残念な冬至かぼちゃとなってしまったわけです……。

 もちろん残さず食べましたよ。食べましたけれど……うーん残念です。

 いや、逆に考えましょうこういうときは。

 かぼちゃが厄を吸ってくれたから煮崩れただけで済んだんです。つまり厄除けの役目は果たしたと言えるでしょう!

 いやぁ私ながら完璧なコペルニクス的転回。これでこの冬も問題なく越せることでしょう。いいハロウィンでした……。

 

 

*****

 

 

 冷静に考えると、厄を吸ったかぼちゃを食べてはいけないのではないか?と後から気づきましたが、食べ物を粗末にするのもバチが当たるので私はどの道詰んでましたね。

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