緑谷出久の双子の姉はボンゴレの関係者。   作:夕季 玲緒

2 / 2
2.

 

 個性把握テストは無事(?)に終わった。

 相澤先生、除籍処分は合理的虚偽つってたけど、あれ本気だろ。あの目、俺知ってんもん。リボーンがツナにイタズラとかなにかする時の顔があれだったもん。

 

 校舎に帰って行く相澤先生の背中を見ながら俺は言った。

 「あれ多分、本気だったぞ」と、それだけ言って更衣室で制服に着替え教室に戻った。

 

 

 

 

 放課後…

 出久に声をかけられたが、無視して職員室に向かった。それはもちろんっ!相澤先生ですとも〜!!

 

 

「相澤先生、いますか?」

 

 

 そう言って職員室の中に入ると、相澤先生はすぐに来てくれた。

 なんか警戒されてる…やっぱりバレてたか…と、思いつつも要件を話した。

 

 

「あのっ、サイン!!ください!!」

 

「……えっ…」

 

「あ、ダメ、でした?」

 

 

 驚いた様子の相澤先生にダメだったか聞くと、軽く戸惑いながらも大丈夫だよと言われた。

 よく使ってる手帳の内側に書いてもらった。あ、この字好き…って、惚れ込んでる場合じゃない。俺は相澤先生に耳を近づけてもらい、ツナの伝言を相澤先生に伝えた。

 

 

「ここ一,二週間は警戒してくださいね、じゃないと雄英ヤバいことになりますよ」

 

 

 相澤先生は、顔を歪めてどういうことかと聞いてきたが、俺も流石にそこまで分からない。

 そう言うが、まぁ納得はできないだろう。

 

 

「ある人の直感ですから、未来が見えるわけでもないんです、ただの勘ですから」

 

「勘?」

 

「はい、その人は家系として直感が鋭いんです

それはもう怖い程に、勘で宝くじを買えば一等は当然、当たり付きのアイスを買えば必ず当たる、雨が降ると言えば雨が降る、あの人はそういう物を持ってるんです」

 

 

 それが、彼…沢田家の能力。個性とは別の異能力なのだ。あの家系は、敵に回すと厄介な者だ。

 

 ボンゴレファミリー十代目、沢田綱吉

 

 相澤先生は警戒してた方がいいと思ったのか、戯言だと受け取ったのかは、分からないが頷いた。

 

 

「それじゃあ、失礼します」

 

 

 職員室から出ようとした時、タイミングを見計らったかのように着信音が響いた。画面を見ると相手は白蘭。白蘭なら無視でいいかと思い、電話を切ると再びスマホは鳴った。鳴っては切って繰り返してると、相澤先生に電話に出てやれと言われた。

 

 軽くため息を吐き、電話に出るとスクにぃ並の大声で、耳元で叫ばれ反射でぶつ切りした。

 そのまま職員室を後にしてこちら側から電話を再び掛け直した。

 

 

「それで、何の用?」

 

『ぶつ切りは酷くなぁい?』

 

「じゃあ切っていい?」

 

『ダメダメ!!ちゃんと用件はあんの!』

 

 

 あんのかよ…なんて思いながら、スマホを耳に当てながら白蘭の話を聞いた。話の内容は、ヴィランが、活発になってきてるという話だった。ただそれだけなら気にしてないが、グループを作って何かを企んでるという。その企みが、ボンゴレに関わる事かも知れないから要注意。という報告だった。

 

 

「…ヴィラン…ねぇ、何を企んでるんだか…」

 

『それだけ、分かればいいんだけどね〜?』

 

「ま、情報提供ありがとうね」

 

『いーえ、ユニちゃんも気をつけてってさ』

 

「ユニがそう言うなら気をつけないとね」

 

 

 そういい電話を切り、学校を後にした。





感想お待ちしてます。誤字報告も

次回:10月3日7時に投稿予定。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。