忘れられない思い出をありがとう~遥か彼方のあなたへ~ 作:ゆるうさぎ
~新しい出会い~
ふぅ~、何とか学校に着いた!これからどんな生活が始まるのか
ワクワクが止まらない!!
職員室に行くと、これから担任になるであろう男の先生が立っていた。
私に気づいた先生は、
「初めまして。今日から君のクラスの担任になる佐川です。一年間よろしくね。」
まだ今の環境に慣れない私を見ながら挨拶をしてくれた。
「よろしくお願いします!」
私はまだ緊張が抜けなかったけれど、元気に挨拶した。
佐川先生は私を教室まで案内してくれた。
「ガラガラガラ」
少し重いドアが開く
するとザワザワしていた教室が静まり返った。
「今日からこのクラスの仲間になる桜川莉咲さんです。みんな仲良くするように。」
私は先生に促されて挨拶をする。
「桜川莉咲です、!特技はピアノを弾くことです!これからよろしくお願いします。」
事前に考えておいた挨拶はなんとかうまくいった!
それからしばらく先生の話を聞き、五分間の休み時間がきた。
「はじめまして!これからよろしくね!」
一人の女の子が話しかけてきた。
「はじめまして、これからよろしくお願いします。」
挨拶を返すと、女の子はハッと気づいたように
「あっ名前言ってなかったね、私は波川神流!」
神流(かんな)さん、、、
「すごくきれいな名前ですね。」
「ホントに!?名前をほめられたのはじめて!ありがとう!」
こんな会話を終えて休み時間は終わった。
今日は始業式だったからか比較的はやく下校時間になった。
「さようなら!」
クラス全員の声が教室内に響き渡った。
私は即座に帰る支度をした。
すると、、、
「莉咲ちゃーん!一緒に帰ろ!」
神流さんだ。
「もちろん、私でよければ!」
帰り道、、、
「莉咲ちゃんの好きな食べ物はなーに?」
定番の質問だ。
「食べ物かぁ~、パスタ、です。」
「そうなんだー!私も好き!」
「じゃあ好きな動物は?」
「うさぎです。」
「血液型は?」
「AB型です。」
こんな具合に質問タイムがしばらく続いた。
神流さんとは家が近所だったことを知った。
「これから一緒に学校行けるね!」
神流さんは嬉しそうに私に言った。
「そうですね!楽しみです!」
「莉咲ちゃん、敬語はやめてよー!おんなじ学年なんだし、それに友達だしさっ!」
「そうですね、あっ、そうだね!」
私は少しぎこちなく答えた。友達、、、!いい響き、!
神流ちゃんは満足そうに帰っていった。
私も帰ろう、すぐそこだけど。
「ガチャ」
家のドアを開ける。
「お帰りー!早かったね」
「うん、今日始業式だったから」
「どう?友達できた?」
「うん、神流ちゃんって子と友達になれた」
「よかったじゃない!」
そんなこんなで私の一日が終わった、、、
第三話に続く