初作品でお気に入りをしてくださっている方がいて、本当に嬉しいです。
基本毎日0:00に更新しているので完結まで「彼女」の物語をお楽しみください。
アカネを失ってあたしは後悔が止まらなかった。
もし、もっと注意していれば...慢心を持たずに戦っていれば...そんなことばかりが頭のなかで巡り続ける。
それでも一刻も早くアスナとカリンの所へたどり着かなければならない。アイツらまで失ったらあたしは...。
そんなことを考えていると二人の姿が見えてきた。
良かった、間に合った、と安堵するのも束の間、二人は見るからに劣勢を強いられていた。
「アスナ!カリン!助けに来た!」
「「リーダー!?」」
「とりあえず説明とかそういうのは後だ!ひとまずここを切り抜けるぞ!」
「「了解!!」」
ネルが合流したことで二人の時とは違い、明確に動きが良くなった。やはりリーダーの存在は大きかった。
ネルが持ち前のスピードと敵の中心で暴れ、アスナは持ち前の勘を頼りに弾幕の薄いところを縫い、しっかりと攻撃を入れていた。カリンは二人の意識外の敵やサーモバリック爆弾などを的確に狙撃で撃ち抜き支援を行っていた。
だが、多勢に無勢。いかに三人が強くとも数の暴力というものは恐ろしい。少しづつではあるが、傷が増えてきてその分動きが鈍くなっていく。
その動きが鈍くなった隙をつかれたのだろう。
ネルに向けて複数人が爆弾を抱えて突撃してきた。
「このままあたしは何も出来ずに死ぬのか」とそう思った。
しかし寸前、爆発によるものとは別物の衝撃が体にはしり爆発が直撃することはなかった。
驚いて目を向けるとそこには全身に大きな傷を負い、ヘイローにも罅が入り苦しそうなカリンの姿があった。
そうしてようやくわかった。あたしはカリンに庇われたのだと。
「カリン!?どうして庇った!あたしならまだなんとかなったはずだ!」
「リーダー、この状況を切り抜けるためにはリーダーの力が必要不可欠です。だからこれで良かったんです。私に構わずあと少しです。アスナ先輩と生きてください。」
「...クソがっ!」
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「すまねぇ少し離脱してた。アスナ!もう少しだ!行けるか!?」
「ちょっと辛いけど...。大丈夫!行けるよ!」
「それじゃあ行くぞ!」
ここまで既にアカネとカリンを失った彼女の心を既に限界だった。それでも彼女等の
長い戦闘の中で、敵の数はずいぶん減った。しかし、今は二人で無理をして戦っているためどうしても身体の疲労が蓄積し、傷と合わさり更に被弾が増えていた。
次第に敵も見えなくなり、残ったのは首謀者の男だけだった。
「残ったのはお前だけだ、諦めろ。そして、あたしの仲間の命を奪ったことを牢の中で悔い改めろクソ野郎。」
「っ!ネルちゃんそれって...」
「アスナ、後で話す。今はちょっと待ってくれ...。」
そう、それは首謀者を追い詰めて安心していたのかもしれない。これで終わりだと思い、気が緩んでしまっていたのかもしれない。
「ネルちゃん!!」
「は...嘘だろ?」
彼女の目に映るものはただ一つ爆心地にアスナが倒れている姿だけだった。
「おい、おい!アスナ起きろ!嘘だよな?何でだよ、何でだよ!」
もう、限界だった。アカネとカリンを失い壊れそうになっていた彼女の心はアスナも失ってしまうと思った瞬間にパリンと壊れてしまった。一回抑えられないと、もう止まらなかった。涙が目から溢れて止まらなかったのだ。
「アスナ、おまえまでいなくなったら、あたしはどうすれば良いんだよ。神様、あたしのものならなんでもやる、だからどうか、どうかアスナを、助けてくれよ...」
「ねる..ちゃん...さいごに..ひとつだけ..わがまま言う..ね。わたしと..かりんちゃんと....あかねちゃんの..ぶんまで生きてくれる?」
「そんなこと言うなよ...。もう、何も守れなかったあたしが生きて何になるんだよ..。あたしも一緒に行かせてくれよ...。」
「それ..は...だめだよ..。ねるちゃんは..まだ...まもれる..ひとがいるもの..。だから..ね?おばあちゃんに..なったあとに..また.....会おうね..大好きだよネルちゃん...。」
その言葉を最後にアスナは何も言わなかった。どんどん冷たくなるばかりでそこでようやく理解したあたしはアスナも失ったことを。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
ちなみに作者はこの話しを書いていた泣きそうになりました。書いてて辛い(´;ω;`)
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セリフに誰が喋っているかって付けたほうがいいですか?
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