そこからしばらく彼女は動けなかった。ただ言葉にならない嗚咽を漏らし、涙を流し続けることしかできなかった。しかし、そこに返ってくる反応は何も無く、彼女がこの場においてひとりぼっちであることを残酷なまでに突き付けていた。
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その後、どのようなことがあったかはあまり覚えていない。自分がいつ呼んだのか分からないが先生とトキがいたような気がする。二人は酷く驚くと同時に泣いていた。そして何も言わずにあたしの傍にいてくれた。
それでも、なぜ守れなかった、なぜお前だけが生きている、と罵ってくれればどれだけ楽だっただろうか。
二人は、あたしは悪くないと言っていたが、その言葉は返って自分が皆を守り切れなかったということを意識させて自分自身に対して激しく怒りを覚えるとともに失望や虚しさを感じさせた。
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現在、ネルの拠点にて
「はあ、またこの夢か。」
忘れられない、忘れてはならないあの日の出来事は今までに数え切れないほど夢に出てきた。一時期は少し目を閉じるだけで記憶が鮮明に映り、寝ることが出来ないときもあった。何度も死にたい、あいつらの所に早くいきたい、そう考えた。その度にあいつらの
ふと、入り口の辺りから物音があった。
「誰だ...。なんだトキか、懲りずに来たのか。何度でもいうが何を言われてもあたしは動かねぇからな。」
「ネル先輩、今回は少々事情が異なりまして...。」
「一体なんだって言うんだ。もしかしてだが、何をしても動かないあたしを力ずくでお前のところに引き込む気か?」
「いえ、今回は先生が一枚噛んでいまして...。先生!入ってきてください!」
"やあ、久しぶりだねネル。"
「っ!先生...か。先生、わざわざこんな場所に来てなんだよ。」
"久しぶりにトキから連絡があってね。何やら依頼の規模が大きいらしくてね、私の力を借りたいと言ってきたんだ。そこでね、トキが一緒にネルを説得してくれないかってね。ネル、まだダメかな?"
「...無理だ。あたしはもうやれないんだ。もし、また守れなかったら...それがいつも頭にあるんだ。ミレニアムにいたときから先生には世話になっていたが、すまねえ。他を当たってくれ。」
"そう、わかった。でもね一つ覚えていて欲しいのはネルが今は大人でも誰かを頼っちゃいけないことは無いよ。私は生徒、そして私の教え子の味方だからね。それにトキだってネルのことを大切に思っているからね。私はいつの日かまたネルが前を向けるようになると思ってるよ。"
「...じゃあな。」
○
あたしは何をやっているんだろうな、いつまでもあの時から動けないままで。わかってるんだ、あいつらはあたしの負い目になりたかったわけじゃねえってのは理解してるんだ。それでも、いざ動こうとすると頭の中で、もしまた守れなかったら、次はトキや先生を犠牲にして生き延びるのか?っていう言葉がチラつくんだ。
それにしても、先生...か。久しぶりに見たけど何も変わってなかったな。いつも通り銃弾一発受けただけで致命傷になるのに、相変わらず度を越したお人好しで生徒や教え子からの危険な「お願い」に二つ返事で首突っ込んで...。
なんだかミレニアムにいたころを思い出すな、あいつらと毎日バカやって活動して、ユウカに怒られて、そして笑ってたな。また、あの頃のように笑える日が来る...か。
そんな夢みたいなこと最後に考えたのはいつだったか、そういえば今何で生きてるかってのも忘れそうになってたな。とりあえず、先生の言ってたいつの日かってやつが来ることを願うか...。
先生エミュがムズすぎる...。
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セリフに誰が喋っているかって付けたほうがいいですか?
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どっちでもいい
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