ミレニアム近郊廃工場にて
「いやあ、手こずりましたよ。まさか、私たちに襲撃をかける為に飛鳥馬トキさん、あなた方だけではなく、『シャーレの先生』と協力してくるとは思いませんでしたよ。それでも、まだ対処できる範囲で良かったです。」
そう、目の前の男は捕まった私の前で嘲るように言い笑った。そうだ、今回は私たちだけでは制圧することができないかもしれないという漠然とした不安があった。だからこそ先生に協力を頼んだのだが...。
「おっと、妙なことは考えないで下さいね。もしかしたら手が滑ってこの人に銃弾が当たってしまうかもしれないので。」
そうだ、協力していただいたにも関わらず私と先生は捕まってしまった。本来ならすぐにでも抜け出して反撃をしているのだが、先生を人質にされてしまっているため迂闊な行動は出来ない。
「あなたは何が目的なのですか...。」
「私の目的ですか?ええ、別にあなた方に何かしようというわけではありません。ただ、あなた方と美甘ネルに繋がりがあるとのことで利用させていただいているだけです。」
「っ!ネル先輩に何をするおつもりでしょうか。」
「そうですね、話は遡るのですが彼女がまだ活動していたときですかね。彼女は活躍しすぎて私のような者共の恨みを買ったのですよ。そして彼女と一緒に行動していた三人は始末できたのですがね、彼女には手痛い被害を与えられましてその上生き延びられてしまったのです。つまりは四年前の続きという事で彼女を始末しようと思った次第です。」
ネル先輩を始末する?どうしてそんなことに?私がネル先輩のところにたびたび行っていたから?先生を巻き込んでしまったから?私が弱かったから?
嫌だ、私が傷つくだけならまだわかる、でもこのことに関係ない先輩に影響があるのはダメだ。
お願いします。先輩、どうか来ないでください。最悪先生だけは助けます。アスナ先輩、アカネ先輩、カリンを失った上に、さらにネル先輩までいなくなってしまったら...。どうか、私のことは気にしないでください...。
"そうか。私の生徒に手を出したのはお前か。"
「っ!ええ、それがどうかしましたか?あなたは今何も出来ない!」
カチャ...
何故だ、何故私の手が震えている?こいつに気圧されたとでもいうのか?ふざけるな!こいつは今何もできない、何も恐怖することはない。息を整えなければ。そうだ今優位に立っているのは私だ。
"お前は私とトキを人質にすればネルをやれると考えているんだな。だが、彼女はそう弱くない。"
「そうか、なら信じているといい。だが、それもいつまで続くか見ものだな!」
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ミレニアム近郊廃工場近く
「いいか、まずあたし一人で行く。そして先生とトキが解放されたのを確認してからお前たちは突入してこい。」
「ですがそれではネルさんあなたの安全が!」
「安心しろあたしのことは少しは知ってるんだろ?じゃああたしを信じな。なに、あいつらが悲しむようなことはしねえよ。」
そうだ、あいつらを助けてあたしも生きて帰る。今さら気づいたが、あたしがこうなった後あいつらからあたしはいろんなもの貰ったんだ。トキは突き放しても何度も来てくれた。乾いていくあたしの心に何度も何度も水をくれたんだ。先生はあたしに必要だった言葉をくれた。こんなあたしでももう一度、と希望を持たせてくれた。
行こうじゃねえか。多分先生はあたしを信じてくれてたんだ。だからこれからあたしのために、今までの恩に報いるために、そしてもう二度と大切な奴を失わないために、あたしは行くんだ。
「さて、いよいよ作戦開始だ。見とけよ後輩共、00ってやつをな。」
セリフに誰が喋っているかって付けたほうがいいですか?
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必要
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どっちでもいい
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いらない