合体ロボものの2番機パイロットに転生したのだが、現場は壮絶です。   作:メラカナ

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ネタは浮かんだけど近しいものが見当たらなかったため初投稿です。


合体ロボものの2番機パイロットに転生したのだが、現場は壮絶です。

「一文字!今だ、やっちまえ!」

 

「おう!今必殺の…!」

 

一文字の声と共に、巨腕が天高く舞い上がる。

 

超撃断(ちょうげきだん)!」

 

再び一文字の声が発せられると共に、巨腕が断頭台のギロチンのごとく振り下ろされる。

 

「ギィェアアアアアアアア」

 

振り下ろされた巨腕を一身に受けた…これまた巨大な鉄の体を持つ怪物が、今まさに断末魔の雄叫びを上げた。

 

直後、怪物は激しい爆炎に包まれ、周囲には強烈な衝撃波が発せられた。

 

衝撃波により、周囲の街並みに被害が出るも、巨腕を振り下ろした巨大なメカ…超撃(ちょうげき)マシーンゴーゲキオーはびくとも動くことはなかった。

 

数時間後

 

ゴーゲキオーのパイロットである5人は、基地である超撃力研究所(ちょうげきりょくけんきゅうじょ)で先の戦闘のデブリーフィングを終えた。

 

「それにしても、今回の敵も強力だったわね…」

 

そう言葉を始めたのは、ゴーゲキオー4番機ゲキシッパーパイロット、姫咲凛(ひめさきりん)。パイロットの中で随一の冷静さを持っており、度々ピンチに陥るチームをクールに救ってきた。

 

ただ、冷静さを持つ一方、後ろ向きな思考をすることが多くあり、今回のようにデブリーフィング後にどんよりとした空気を醸し出すこともたまにあるのが弱点である。

 

「確かに今回の敵も強力だったけど、それ以上にウチらが強かったんだから、問題ナッシングでしょ!」

 

晴雲瞳(せいうんひとみ)、ゴーゲキオー5番機ゲキランダーパイロット。底抜けのないほど楽観的な性格で、チームのムードメーカーとして今まで何度も助けられた。

 

楽観的過ぎて学校遅刻したり定期試験をヤマカンで挑み盛大に撃沈したりと、何とも忙しない人物である。

 

「確かに今回は勝てたが、次回も同じようにいくとは限らん。決めた!ワシはこの後道場で100人組み手を行う!お前たちもどうだ?」

 

晴雲若人(せいうんわかひと)、ゴーゲキオー3番機ゲキローダーパイロット。瞳とは年子の兄妹(よくどちらが兄でどちらが姉かを争っているが、個人的にはこいつの方が比較的落ち着いているため兄として表記する)で、その大きな体と得意としている武道を基にした戦術で多くの怪物…マシニクルビーストを鉄くずに変えてきた。

 

武道に生き過ぎて一人称が爺くさくなったり、すぐに組手やらに誘ってくる体力バカ兼体育会系であるため、俺個人としては苦手な部類である。

 

「いや~ちょっと今日はこの後予定があるからウチはパスで~」

 

「右に同じく、というか戦闘後にそこまで動けるほど私たちは屈強ではないのよ、若人」

 

女性陣はパスらしい。賢い判断だ。晴雲兄の組手は気付けば12時間以上ぶっ通して行うことがあるほど狂気に満ちたものである。

 

「そうか二人はパスで…ほんじゃま葵と次郎はどうする?」

 

おっと、狙いがこっちに来てしまった。急いで逸らさねえと…

 

「悪いけど俺もパ「上等!こちとらまだまだ燃え足りねえんだ!やろうぜ!」スで…」

 

「そうかそうか!二人とも、ほいじゃまいくどー!」

 

…今俺の運命を最悪に陥れた女の名は一文字葵(いちもんじあおい)。われらが超撃チームのリーダーにして1番機ゲキファイターのパイロットだ。

 

熱血とか努力とか未来とかそういった前向きなものが大好きであり、猪突猛進の気があるのが弱点であり強みである。

 

こういう時に発揮されるとこちらとしては対処しづらいため、非常に厄介な性格である。

 

「よーし、ほらいくぞ次郎!」

 

「…はいはい、手加減してくれよな、まったく」

 

っと、忘れるところだった。

 

俺の名前は高岩次郎(たかいわじろう)。2番機であるゲキボンバーパイロットにして、この世界に転生してしまった転生者だ。




続くかどうかは、曇り日に雨が降るか降らないかくらいの確立だと思ってください。
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