太陽と聖王国   作:パラパラ漫画

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とりあえず書きます。
1話目はグダグダします。
すみません
次からは長文がんばります。
この回は、聖王国は出ません。
多分次に出るはず。


太陽の降臨

「ユグドラシルも、終わりか」

DMMO RPG 『ユグドラシル<Yggdrasil>』。

 2126年日本のメーカーが満を時して発売した、圧倒的データ量の暴力とも揶揄されるそれは、当時の戦闘や物語に重点を置いていたゲーム業界に革命を齎した。

 細部まで作り込まれた広大なマップと膨大な職業や種族、ツールによって自由に作成できる外装やnpc、意図的に真似しない限り一人として同じキャラクターが作れないほどの多様性、それらが組み合わさってできた舞台。 そしてこのユグドラシルは日本中でブームを引き起こし、栄華を極まっていった。

しかし、それは一昔前のこと、どのゲームにもあるように人気というのは永遠と続く訳ではない、ユグドラシルもその内の一つでありただ他のゲームよりも少し長い栄華を誇っていただけであった。

 

 

一世一代の栄華を極めたゲーム《ユグドラシル》基本となる職業の数は、基本職と上級職も合わせると、ゆうに二〇〇〇を超える。

職業(クラス)はどれも最大で十五レベルまだであり、総合レベルの限界である一〇〇レベルに到達するまでに、少なくとも七つ以上を重なることなる。

最盛期には多種多様な種族や職業を持つプレイヤーがいた。

私もそのうちの一人である。

私の種族は天使である。一見人間に見える天使だがユグドラシルでは異業種扱いであり、PK(プレイヤーキル)の対象でもある。

そんな色々なことがあったが、この世界(ユグドラシル)ももう終わってしまう。この世界で会った私もこの世界で会った友達ももう全くログインしなくなってしまった。私もみんなも現実(リアル)が忙しく誰も来なくなり、最終日にも関わらず私以外は来ることはなかった。とても寂しい気持ちになる。

みんなで作ったギルドや一人一人何日もかけて作ったNPC、集めた装備そしてみんなで過ごした思い出全て日を跨ぐとともに全て消える。

ああ、もう十分もない。

思い出が蘇る。

初めてログインした日

初めて友達と会った日

初めてギルドを作った日

初めてワールドアイテムをゲットした日

今日全てが消える。

 

 

 

 

 

 

23:59

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、あと一分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

23:59:59

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと一秒。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう、ユグドラシル」

 

 

 

私はそう言い目を閉じた。

目の前は暗くなり強制ログアウトを待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

0:00:01

0:00:02

0:00:03

 

 

 

 

 

ああ、終わった。さよならユグドラシル。ありがとう。

 

 

 

 

目を開けた、眩い光が目を刺し目の前が見えない。

「部屋の電気、強くしすぎたかな」

でもおかしい。

部屋にしては暖かい、それに背中に感じる椅子ではないフサフサした感触そして体全体で感じる寝転んでいる感覚、おかしい自分は椅子でプレイしていたはず、目が慣れてきて目の前が見えるようになった。

「は?」

そこには、あたり一面に広がる山々。

「どういうことだ?ユグドラシルは終わったはずじゃ、」

「もしかしてユグドラシル2?最後まで残っていた人に先行体験とか?」

でもありえない、ユグドラシル2などという噂は聞いたこともない。

それに

「匂いがする」

おかしいのだユグドラシルでは電脳法により嗅覚や味覚そして一部の触覚を機能させることは禁止されているはず。

「おかしい、どうゆうことだ?」

いまだに理解することができない。

 

チャプ

 

「!」

足元の水溜りに映った自分の姿を見た時に驚愕した。

「なんでうりえる(わたし)が!?!?」

そうそこには、私のユグドラシルのアバターである『うりえる』がいたのだ。

「どうゆうこと?バグか?もう、最後なのに、、」

そういいコンソールを開こうとした。

「あれ、」

コンソールが開かない。開かないということはGMコールができない。

「待ってよ、明日も朝早くから仕事なのに、、」

とりあえず周りを探索するために周りを歩く、すると遠くで何か音がする。

「なんの音だろう?もしかしたら私と同じ取り残されたプレイヤーかも!」

そういい下を見渡すと、人ではないナニかが争っていた。

「何あれ?豚鬼(オーク)とゴブリン?」

目を細めて見ていた。

そして今、私は薄々感じていたことがある。

それは、この世界は本物ということ、つまり現実ということだ。

もしこの世界でもユグドラシルと同じように魔法が使えるなら。

そう思いある魔法を口に出す。

飛行(フライ)

その瞬間、足が地から離れ体が空中に浮かぶ感覚に包まれる。

「っうわ!」

体が完全に空に浮かぶ。

少しづつ速度を上げるしかし上手く飛ぶことはとても難しい。

飛行(フライ)をやめてまた地上に降りる。

「どうしたら、上手く飛べるだろうか、」

私は悩む。

しかし、答えはすぐそこにあった。

「そういえば、私って種族天使だったよね」

私はなぜ思いつかなったのだろうと少し恥ずかしくなる。

ユグドラシルでの天使は異業種の中では人気がありそして、背中の羽のおかげで飛行(フライ)がなくても飛べる種族として存在していた。

私はその天使の中での最上位種である熾天使(セラフィム)であり背中には三対六枚の羽が生えている。

私は羽に意識を集中させる。

少しずつ羽が動く感覚が生まれる。

「お、おぉぉ」

言葉で表すことのできない高揚感が身を包む。

自分の一部だからなのか飛行(フライ)よりも安定して飛ぶことができる。

さっきよりも安定した体が宙を飛び回る。

「すごい!すごい!本当に宙を自由に飛んでる!」

どんどん速度を上げていき体が風を切る。

社畜だった現実(リアル)その苦しみから逃れるためにプレイした仮想空間(ユグドラシル)そこで得られたのは偽りの自由。

だけど今は心の底から思える

「自由だ!」




主人公の設定は後からだします。
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