魔眼で壊れ行く学園生活。 作:デカ女推奨委員会
感想&評価もありがとうございます。
こんなこの世の終わりみたいな内容の小説に本当にありがたいです。
果たしてあれから何時間が経過したのか。僕が意識を取り戻して目を開いた先に広がるのは、知らない天井────ならまだ良かったんだけど。
残念ながら目の前に広がるのは、見覚えのあるデカ乳だった。
「あらおはよう。やっと目を覚ましたのね。」
「おっ………とぉ………??」
「なによ失礼ね。人の顔見た途端に青ざめて。」
柔らかくむっちりとした太ももに横たわった頭を上げようとするも、それより前に頭に手が置かれた。それで僕の長い白髪を撫でられるが、起き上がろうとすれば押さえつけられるだろう。
そして顔こそ見えないものの、散々聞き覚えのある女の声に僕は否応なく状況を理解する。なるほどここはベッドか。
「………おはようレイナーレ。今何時だ?」
「朝の四時くらいかしら?」
「そっか。じゃあ僕帰らないと。」
一応試しにそう言って起き上がろうとしたが、案の定レイナーレは手に力を入れて僕が身体を起こすのを防ぐ。クソが。レイナーレが僕のこと犯し疲れてダウンしてる間に逃げるって作戦は見事に失敗したようだ。
けど一方で、間違いなく正気に返った様子のレイナーレがまだ僕を殺していない。どころかさっきまで、僕の方が力尽きて気を失ってたらしいのにね。
それをこうやって介抱してくれていたという事は、僕を兵藤みたいに殺そうって気は無くなったのだろうか。
何にせよ害意は無さそうだから、レイナーレの太ももにごろんと再び横たわる。けどそうすると、レイナーレは呆れたように溜息を吐いた。
「……
「いいだろギャップ萌え。」
「ほんといい性格してるわ。」
そう言ってレイナーレは僕の頭を再び長い指で撫でる。それに「もっとやって」と僕も手を重ねるが、やはりこの女はもう僕を殺す気がないらしい。
………ただかと言って、僕を逃がす気がないらしいのもさっき確認した。そうなると何が目的なのやら。もしやあれか?
「ねね、レイナーレ。」
「なに?」
「もしかして惚れた?」
「調子乗ってると殺すわよ。」
光の槍チラつかせて脅されたから素直に「ごめんなさい」て謝っておいた。まあ分かっちゃいたけど。
何しろ僕の魅了の魔眼は、性欲を暴走させこそすれど好意を抱かせるわけではない。だから一晩寝て「はいさよなら」って関係はザラだし、せいぜいあっても「またさせてね」ってリピーターだけ。結構ドライなんだよ。
だからレイナーレが僕を生かした上で手元に置いているのは、きっと僕に何か利用価値を見出したんだ。十中八九性処理にいい男見つけたとかそんな感じだろうけど。髪と一緒にお腹や太ももまで撫でやがって。もっとやれ。身体さわさわされんの大好き。
「あなたを殺さないでおいてあげるのは、その眼が貴重な神器だからよ。」
「このカスみたいな魔眼が?」
「カスみたいでも魔眼や邪眼っていう類は希少なの。きっとあなたを差し出せば、アザゼル様も喜んでくれるわ。」
アザゼル……確か堕天使の総督だったか。なるほど神器マニアってやつかね。僕の魔眼に用があるのに違いは無いらしいが、上への献上品としてって意味ね。ふーん。こんなエロ同人の雑な導入みたいな魔眼がねえ。ふーん。
………やっぱ僕、死ぬんじゃないか?
こいつの性処理係ならまだ安全かと思ったが、上に差し出されるとなると一気に雲行きが怪しくなる。何しろこの手の神器持ちが神器だけ残して解剖されたって話はザラだし、そもそも神器ってやつは抽出された時点で持ち主は死ぬ。つまり死期が伸びただけに過ぎないってわけ。ダメやんけ。
やはりレイナーレの元から逃げ延びるのに失敗した時点で、僕の生存は絶望的だったわけだ。くそが。まさかこの僕がブチ犯されて先に失神するなんて………不覚も不覚だが、人外相手の化け物フィジカルには仕方ないとでも言うのか。僕もめっちゃ頑張ったのに。
「本当よ。半日近くもぶっ通しで頑張ってくれて、本当にありがとうね。私も殺す気満々で犯し倒してたのに。」
「だろうな。すでに全身筋肉痛なんだが。」
「あら。じゃあまた抱っこしてあげましょうか?」
「ん。」
レイナーレが悪戯っぽく腕を広げるものだから、僕はされるがままに彼女に抱きかかえられた。魅了の魔眼の効果は抜け切って、レイナーレの身体の大きさは元に戻っている。けど僕が身長150ない&レイナーレの力が強いのもあって、こいつは軽々と僕を抱くと何処ぞかへと足を運ぶ。
「どこ行くの。」
「いっぱい汗かいたしシャワー浴びたいでしょ?遊くん起きるの待ってたのよ。」
「お前やっぱ僕のこと好きだろ。」
「もっかい意識トぶまでブチ犯されたい?」
遠回しに「殺すぞ」って脅されたので素直に「ごめんなさい」しておいた。チ●コどころか玉まで痛いんだから優しくして欲しい。
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「そういう訳だから、私があなたをアザゼル様に渡すまではここで暮らしてもらうわ。」
「おー。」
「頑張ってくれたご褒美に、見張り付きなら多少は好きに動いていいから。学校も行っていいわよ。」
「だからくれぐれも逃げようだなんて考えないように」。僕の身体を素手で洗いながら、レイナーレは僕にそう釘を刺す。
まぁ想定される扱いとしてはかなりの好待遇というか……思った以上に温情で僕もニッコリするんだけどさ。その待遇が妙に良すぎる&レイナーレが僕に身体をぐいぐい押し付けてくるせいで、この後の話の流れが読めてしまった。
「あとその代わりって言っちゃ何だけど、また私の性処理の相手して頂戴ね。一日一回くらいでいいから。」
「ん"………………ッッッ!!!」
「そんな嫌そうな顔しないの。あの魔眼で性欲全開の状態で犯しまくるの、すっごい良かったんですもの。」
そうなの。僕のこと襲った女の子ってみんなそう言うの。だから身体目当てのリピーターは結構多いし、何なら「金払うからヤらせろ」って娘も多い。
けど「一日一発」じゃなくて「一日一回」ってところに猛烈に嫌な予感がするのは気のせいか?今日というか昨日だって何連発だった?二十発から先は数えてないんだが。僕が失神するのも無理ないよな??普通の男なら最悪死ぬぞ。
それを一日一回?遠回しな死刑宣告か??アザゼルんとこに飛ばされて
だから妥協案として、僕はレイナーレにこう提案した。
「レイナーレ。一回十発まででどうよ。」
「逆にそれなら毎日行けるの?エグくない?」
「チ●コマスターなめんなよ。」
へその下さわさわしてくるレイナーレにドヤ顔したらなんか引かれた。急に正気に返るな痴女がよ。気絶した僕に死体蹴り(意味深)かましてたの知らねえとでも思ってんのか。
「心配しなくてもそんな沢山じゃなくて大丈夫よ。昨日は遊くんのせいで凄く興奮してたから。普段はあそこまでケダモノじゃないわ。」
「ふうんそっか。なら安心だな。」
「ええ。安心よ。ほら、次は遊くんが私の身体洗って?」
そう言ってレイナーレが僕に身体を触らせてくる。わざわざ素手でゴシゴシさせやがって。こいつ魅了の魔眼関係なく痴女なんじゃないか?
おかげで「上限十発協定」はこのあと無くなった模様。一応言っておくと魅了の魔眼は効いてない。あれ同じ相手には一日一回しか効かないから。
つまりこいつは魔眼関係なしに性欲モンスターで、僕はアザゼルんとこに出荷される前に殺されるってこった。これが堕天使に捕まった者の末路とでも言うべきなのか、すでにろくな未来が見えない。
(……やっぱさっさと脱走する方法考えよう。)
なんかツヤツヤしながら僕を抱きしめ頭を撫でるレイナーレの胸の中で、僕は密かに決意した。風呂上がりの谷間はめっちゃいい匂いした。
結構余裕あんなこいつ。