魔眼で壊れ行く学園生活。 作:デカ女推奨委員会
この小説に「チート」タグがついてる理由。
僕の危機的状況が何一つ変わりない中始まった、オカ研とはぐれ悪魔による第二回戦。その戦陣を切ったのは、リアスの
普通の人間であれば「消えた」と錯覚するほどの速度で迫り、木場は剣の一振りでバイサーの前脚を狙う。その速度をバイサーは捉えることも出来ず、されるがままに両の前脚が宙を舞った。
────のだが。
「ぎい"いぃっっっ!??」
「ん"。」
仮にも足を切り飛ばされた苦痛により、バイサーが苦悶の声と共に縋るように僕を抱きしめる。そのせいで僕の上半身はバイサーのデカパイに埋められ、窒息しかける訳なんだが………これは不味いな。
「い"い"ぃ………あ"あ"あ"あ"あ"ぁっ!!!!!」
「なっ!?」
何しろ僕を抱きしめ上半身を大きく振り上げると同時。バイサーの前脚を切り飛ばした傷口が泡立ち、黒い鱗に覆われた新たな前脚が生成される。それをバイサーは仰け反った勢いのままに振り上げると、木場に目掛けて勢いよく踏みつけを放った。
「………先輩。危ない……」
しかしそれを受け止めるのは、オカ研の中でも最も小柄な幼女の
けどバイサーは、そんな中でも抱きしめた僕を見ると妖艶に笑う。そしてオカ研の面々が見てる最中なのに、甘ったるい声でこう囁いた。
「しっかり捕まっててねえ、だありん。ちょっと揺れるからねえ?」
「ダ……ダ、ダ、ダーリン!?!??」
「真に受けんな一誠!!こいつと
まあそういう割には余計にバイサーに強くしがみついて、言う通りにしちゃってるんだけど!!そうやって僕がバイサーに甘えてしまったせいで、バイサーの筋肉が一気に膨れ上がったけど!!
………もしかしなくてもこれヤベェな???
「────小猫ちゃん!!ダメだ!!」
「………………………ッ!!!」
幸いにもバイサーが前脚にさらなる力を込めた瞬間。木場が騎士特有の超スピードで駆け抜け、すれ違い様に小猫を抱えて離脱した。
流石イケメン騎士、判断も早い。何しろあれマトモに食らってたら、
現にその直後。叩き潰す相手を失ったバイサーの踏み付けは、地形を陥没させて無数の隆起した岩盤の槍を生み出した。それを小猫は打撃の連打で砕いてどうにか防ぐが、その無法なまでの圧倒的な破壊力には流石にグレモリーの顔からも余裕の色が消える。そして何故か………というか必然的に、僕の方をすげえ目付きで睨んでくる。
そりゃそうだ。ここに至るまでに二回、本来なら手玉に取れていい相手に自身の眷属を殺されかけているんだから。例えそれが意識しない形で与える強化だろうと、僕は存在そのものが利敵行為に他ならない。そして眷属への愛情が強いあの女が、そんな僕の存在を許すわけがない。
「………朱乃。」
「いいんですか部長?遊太郎くん居ますけど。」
「構わないわ。どうせ死にやしないわよ。」
ほら。なんか物騒なこと聞こえた。しかも
現に尋ねる前からバイサーの頭上には雷雲が轟いていたし、その雷雲は既に魔力の雷光を充填しきっている。言うまでもなくこの後落雷が直撃するわけだけど。
あいつら悪魔だから死なないなんて言ってるけど、普通の人間は雷に打たれりゃ死ぬと思うわけ。この状態でバイサーが感電すれば、僕も巻き込まれて死ぬんだよ。んであのサドはそれ承知で構えてやがる。マジで悪魔みたいなやつだ。
だから────
「バイサー。………あれどうにかできる?」
「大丈夫よお。だありんは私が守ってあげるからねえ♡♡♡だから私のこと、ちゃあんと見てて???」
「よおし任せた。頼りにしてるぞお(ヤケクソ)」
目が真っ赤に変色しかけているバイサーに、僕はしがみついてそう頼んでしまう。そうお願いすれば、バイサーは安心させるように僕の頭を撫でてくれた。危ない時にこういうことされるとそれだけで好きになっちゃうからなあ………ほんと、我ながらチョロい男だと思う。間違ってもこんな状況でバイサーのこと好きになっちゃいけないのに。
………だって。
「あ"〜好き……好き好き好き……♡♡♡だありん大好き……怖がって私に甘えているのも、私の全容見て女として見てくれるのも、本ッッッ当に大好き………絶対にお婿さんにしたげるからねえ♡♡♡」
「バイサー落ち着いて……あんま興奮しないで………」
「無理……だありんのこと好きってなると、すんごい力強くなるのお………!!!ほおら、身体おっきくなってきたあ"………!!!」
頭を抱えながらドスドスと巨大な脚を踏み鳴らし、バイサーが全身から禍々しい♡状のオーラを噴き出す。そうすればバイサーの身体はバキバキと音を立てて、その場でさらに巨大化……否、進化と言っていいほどの変質を始める。
「これ以上はやらせませんわ。遊太郎くん、少し寝ててくださいな。」
「永眠の間違いだろおまえ!!!」
「────が"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!!!!!」
それに対して朱乃は落雷を放つが、精神状態が明確に一線を超えたバイサーには意味が無い。頭上を向いてバイサーは口を喉まで裂いて開くと、廃屋の天井を消し飛ばすほどの魔力を砲撃として吐き出した。
「なっ………………!??」
「はー……♡♡はー……♡♡待っててねだありん……!!私のだありんイジめるクソ共は、みんな私がグチャグチャに蹂躙してやるからあ………!!!あ"……ッ!!
があ"あ"あ"あ"………ッ!!!」
凶悪な魔獣のような咆哮と共に、バイサーの四足獣の下半身から巨大な爪を備えた異形の翼が生える。その尻尾はいつの間にか竜に似た蛇の上半身となっており、僕を抱きしめるバイサーの背中からも悪魔の翼が広がる。
元からはぐれ悪魔で理性があって無いようなものだからか。どうにもバイサーは、レイナーレどころか普通の女の子以上に魅了の魔眼が効きやすいらしい。まだ一回もシてないのに、もう
性欲の異常増幅による狂暴化と、生殖本能の肥大化に伴う身体の異常活性と急激な発達。これらの魅了の魔眼が齎す基本的な効果は一誠でも知っているが、実際これらはほんの初期症状に過ぎない。
何しろ狂暴化は症状が悪化すれば完全に理性を破壊し本能一色に染め上げ、身体活性と発達はいずれその身を別の生物レベルに作り替える。そうして最終的に行き着くのは、僕を本能レベルで愛して守護する怪物だ。僕の貞操を対価に全てを蹂躙する、ある種の使い魔と言ってもいい。
そうなったら普通の人間の女の子ですら、きっと悪魔や天使を生身で蹂躙できるからな。木っ端でもはぐれ悪魔が変じたのなら、どれ程の暴虐を齎すことか。既にバイサーは半人半竜の怪獣みたいな姿になっているけど。この後に待つのは疑いようのない地獄絵図だろう。
………そういうわけなので。
「があ"あ"あ"あ"っ!!!ゔゔぅ……!!!ゔゔゔゔゔゔっ!!!!!」
「悪いグレモリー!!本っっっ当に悪い!!ここは眷属連れて逃げろ!!!」
「朱乃、
「りょ……了解です!!部長、既に溜まってます!!」
『Transfer!!!』
完全に理性を失って狂暴化したバイサーの腕の中からそう叫べば、魔法陣を用意する朱乃を守るようにグレモリーが殿を務める。その傍らではイッセーが赤龍帝の籠手から強化を付与し、グレモリーの魔力は魔王のそれにまで跳ね上がった。
しかし現在進行形で僕が危険に晒され、それを守護しようと本能を剥き出しにするバイサーはそれ以上の怪物だ。バイサーは咆哮と共に天を仰ぐと、ドス黒いオーラを口に収束させて黒く輝く星とする。僕でも一目で「ヤバいことしようとしてんな」って分かるもの。
現にグレモリーも自身の魔力では押し切れないと考えたのか、跳ね上がった魔力の発射を躊躇っていた。………のだが。
「大丈夫ですよ部長!俺も微力ですけど、最後までお供します!!」
「!!………イッセー!!」
「食らえバイサー!!ドラゴン・ショット!!」
そういう力関係とか知ったこっちゃないとばかりに、一誠が深紅の魔法弾を撃ち出す。それは当然、今のバイサーには蚊に刺された程度のダメージにすらならない。
けど魔力の充填と圧縮を行う最中に放ったその妨害は、僅かにバイサーの気をそちらに逸らした。そしてその隙は一瞬ではあるが、グレモリーに攻撃のチャンスを与える。当然その隙を逃すことなく、グレモリーは深紅の魔力────「滅びの力」と呼ばれるそれを解放した。
「────消し飛びなさい!!!」
「ギャオ"オ"オ"オ"オ"オ"ォ"!!!!!」
だが着弾の寸前、バイサーも圧縮した魔力を破壊光線として吐き出した。絶大な魔力と魔力がバイサーの面前で衝突するものの、それがバイサーに引導を渡すことは無い。
むしろバイサーは凶悪極まりない純愛砲の出力を上げると、アッサリとグレモリーの砲撃を押し返した。そしてグレモリーもそれを見越していたのか。既に一誠の手を引き、魔法陣へと駆け出している。
「………朱乃!!!」
「ええ!!飛びます!!!」
転移を図るオカ研を他所に、滅びの力と魅了の魔力が織り交ざった破壊エネルギーが迫る。同時にバイサーは僕を抱きしめ、背中の翼で覆うことで守ってくれるが………僕も身の危険を感じ、バイサーの身体にしがみついた。
その直後、膨大なエネルギーの着弾と共に視界を閃光が覆った。次にやってくるのは圧倒的な熱量を伴う衝撃と、鼓膜を引き裂きかねない爆発音。肉体の強度が格段に増したバイサーはビクともしないが、それこそ並の悪魔や堕天使なら余波でまとめて消し飛ぶ威力だった。
現にバイサーが僕を守るための翼を広げれば、視界に映る景色は一面の更地と化していた。廃屋どころか周辺の地形まで消し飛んだらしい。周りに人が住んでる気配がなかったのは不幸中の幸いか。
おまけに爆心地には消えかけの赤い魔法陣が瞬いており、辺りからは焼けた死体の匂いもしない。どうやら無事、オカ研の連中は巻き込まれる前に逃げおおせたらしい。仮にあの女が死のうものなら、僕もぶち殺されるから本当に良かった。
しかしまあ………当然っちゃ当然だが、明日は絶対グレモリーに怒られるな。出来るだけ顔見ないようにしてたのに。そもそも僕がレイナーレに無理やり駆り出されて捕まったところに、運悪くあいつらが来ただけだってのにさ。僕なんも悪いことしてないと思うんだけど?
………なに?バイサー魅了して状況をややこしくしたやつが一番悪い??それ言い出したら上裸で乳揉んで練り歩いていたバイサーが一番悪いって話になるだろ。今だって「邪魔者を追い払った」って上機嫌なのか、僕の上半身包めるくらいデカい乳を押し付けてきてるし。こいつ理性ないから仕方ないんだよ。
「あ"ー……はあ"あ"あ"……だあ"ぁり"ん"……♡♡♡」
「ったく……こんなデカくなりやがって、どうやってするつもりだ?つか実質野外プレイだし、このままするの恥ずいんだけど………」
「だあ"り"ん"……♡♡♡ん"お"ぉ……!!!」
片手で持ち上がらないほど重たい乳を揉めば、バイサーが吠えながら身体を震え上がらせ大量の母乳を噴き出す。こんな怪獣みたいになるまで暴走した以上、こいつはもう野放しに出来まい。
この後ちゃんと性欲を処理してやれば、一時的に元には戻るだろうが……その後もしまた欲求不満に陥ることがあれば、再びバイサーはさっきみたいに大暴れする。一度この状態になった女の子は、常にああいう暴走の危険を孕むから。
かと言って堕天使の教会で飼うことは不可能だろう。何かの拍子に爆発すれば最悪教会が更地になるし、そもそも堕天使陣営がはぐれ悪魔なんて受け入れる訳がない。
………そうなると、だ。
「………いっそここに住んじゃう?」
「ッッッ♡♡♡♡♡♡」
「ごめん、冗談だよ。今のお前に僕の言葉が分かるなんて思わなかったから。ごめんて。」
明らかに強めの♡を飛ばすバイサーに謝り、軽く甘える程度に大きな身体に口付けをする。でも怒らせちゃったみたいで、バイサーは片手で僕の身体を頑強に膨れ上がった腹筋に押し付けてきた。めっちゃ濃厚なフェロモン擦り付けるじゃん。マーキングされてるみたい。
………僕一人だったら暴力の化身みたいになったバイサーの庇護下で暮らす、ってのもアリだったけど。今の教会にはアーシアも囚われている。あんな場所にあの娘を一人にしておけない。僕がいなくなったら、それこそレイナーレが何をしでかすか分からない。あいつの場合は
つかふと思ったけど、フリードあいつ帰ったのに全然堕天使の増援が来る気配ねえんだけど。何やってんだあいつ。いや、今来ても犠牲者増えるだけだから良いんだけどさ。
何にせよ今晩は酷い目に遭った。やっぱり適材適所、悪魔狩りなんて向かない仕事はやるもんじゃないなって。赤い瞳にドス黒い♡を浮かべ、舌なめずりするバイサーに抱かれる傍らで改めてそう思う。
「だあ"ぁり"ん"♡♡♡だあ"ぃす"き"い"♡♡♡」
「はいはい。……いい子だから優しくしてね?」
「ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"♡♡♡♡♡」
切実な僕の願いに返ってくるのは、愛情と呼ぶにはあまりに狂暴過ぎる咆哮。僕が危惧した通りに、この後僕は理性のないバイサーに何度も何度も子作りレ●プをされてしまった。
それこそ下手したらこうやって抱っこされたまま、一生監禁されるんじゃないかって覚悟したけどさ。僕が声も出せないくらいにへばる頃には、バイサーも僅かに正気を取り戻し、姿も元(?)に戻った。
正気を取り戻しただけで、追加で引き続きブチ犯されましたけどね。あくまで体感なんだけど、こいつレイナーレよりタチ悪いわ。ほんと機能不全にされるかと思った………
見つめて好意を向けた相手を強姦魔に変える神器。視覚を通して繰り返し脳を魅了の魔力で汚染することで全身を変質・発達させ、強姦を目的に恐るべき身体強化と魔力強化を引き起こす。その過程で身体は巨大化どころか上位存在と呼べるものに進化し、持ち主の守護と繁殖以外の思考は出来なくなる。
症状の進行は脳を汚染した魅了の魔力の総量と魅了の回数で決まる。使用者が強い好意を向けるほど魔力の汚染は拡大し、被害者の性欲が強いほど脳から魔力が抜けにくくなる。また脳に残った魅了の魔力は被害者の興奮に呼応して増幅する。
一度この暴走を引き起こした女性は、以降は魅了の魔眼の影響下に無くとも常に暴走の危険を孕み続ける。暴走の症状は体内を満たす魅了の魔力を一定量消費するか、肥大化した性欲を満たすことで鎮静化する。予防には最低一日一回の性交か██が必要。
加えて暴走時は魅了の魔眼の保有者以外の一切の判別が出来ず、使用者の命令も受け付けない。そのため性交を邪魔されるなどして一度頭に血が登れば、絶大な暴虐による無差別な大量破壊が引き起こされる。欲求不満によるストレスから暴走した際も、同様の被害が予想される。
長々書いたが、要は見つめた意中の相手に理性と引き換えに絶大な力を与え、最終的に怪物に変える神器。性欲の増強は被害者を自身の傍に縛る呪縛としての意味合いが強く、怪物化した女性に巻き込まれないための安全装置としての機能も持ち合わせていると思われる。
---ある堕天使の観察レポートより。
文字数どのくらいが読みやすい?
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