悪食お嬢様と変態メイドによる現代ダンジョン攻略記   作:リィン(界の軌跡割と面白いから買って♡)

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一章最終話です、ここまで読んでいただきありがとうございました


倫理ゼロ、食欲のみ、美味あり

紲月縁 LV3

 クラス 魔物喰らい

ステータス

心13

 技25

 体24

 スキル

【悪食】

【牙強化】

【打撃習熟】

【弓習熟】

【斥候習熟】

【身体強化】

【小鬼統率】

【不死】

【麻痺爪】

【毒牙】

【爪強化】

【摂食再生】

【打撃耐性】

 称号【小鬼の侵攻を阻むもの】【大喰らい】

 

 結星明里 LV6

クラス 盗賊

 ステータス

 心25

 技96

 体14

 スキル

【死に戻り】

【短剣習熟】

【アイテムボックス】

【隠蔽】

 称号

【小鬼の侵攻を阻むもの】【■■■■】【死を超えしもの】

「ついでにここでステータス表の見方をお伝えしましょう……」

「ちょっと待って、明里、何か変な声しない」

 

 

耳を澄ますと半分倒壊した我が家からギャハハハハという聞き慣れない声が聞こえてくる。

 

「あっ!急ぎましょう、御屋敷にローグが入り込んでいます!」

 

声の発生源へ駆けながら聞いた。

 

「で、ローグって何よ。」

 

「空震直後探索者へと覚醒したクズの事です。超人になった全能感、そして空震による一時的な治安の崩壊、それらが組み合わさった事で生まれる人の皮を被ったゴミクズどもの事です。実はさっき屋敷のリビングに同僚を一人匿っていたのですが、あいつらと鉢合わせしていたら不味いです!」

 

「何で隠していたの?」

 

「下手に屋外に出るとローグに襲われる可能性があったからです、そして自由になったお嬢様に会ったら間違いなく美味しくいただかれるのでその対策でもあります。」

 

「ええ……そのくらい我慢できるわよ、使用人といえば私の家族同然の存在だわ、そんな人間に私が何かするとでも?」

 

「今日私と初めてここで会った時に何しようとしたか覚えていないんですか?実の家族に何したかも忘れてるんですか?」

「さぁてなんのことかしら?アハハ!」

 

 

声の発生源、リビング、そこを見渡せる茂みに着くと震える声で明里が言った。

 

「遅かった」

 

リビングには見るからにガラの悪そうな五人組が陣取っていた。

 

その傍らには明里とは別の使用人がいた。しかし何故か全裸だし全身青あざと切り傷だらけで、顔は視界が埋まっているんじゃないかって程腫れている。その上左足まで切断されて切断面を焼かれた様な後がある。はっきり言ってとっても美味しそ……じゃない、痛ましい。

 

極め付きにはお腹を包丁で割かれている。死んでいるわねこれ。がっちり包丁を自分でつかんでいる辺り自死かしら

 

「クズがこの地域のホームレスに対してよくやってる流行りの遊びの一つです。被害者を捕まえて、ひたすら自ら死を望み切腹するまでひたすら嬲って……きっとあの子も嬲られ続け、笑いものにされながら自ら死を希い、お腹を掻っ捌いて死んだんでしょう。」

 

うちそんな治安の悪い地域にあったのかよ!仮にも名家なのに!というツッコミが出てきそうになったけど我慢我慢、そんな雰囲気じゃないし

 

「あーららそれは酷いわね。悲しいでしょう、怒りで狂いそうでしょう、ねえ明里、復讐するなら力を貸してあげるわ」

 

どさくさに紛れて、肉を食べる事も出来そうだしね

 

「あはは、私をなんだと思っているんです?あれだけお世話になった、善人だった、大好きだった旦那様と奥様が死んでしまったと聞いた時も、悲しみよりも、大好きだった人間が血縁者に容赦無く喰われるというシチュエーションへの興奮が勝っていたクズ中のクズですよ。そんなクズが、ちょっと告白してきて、ちょっと優しくしてくれて、ちょっと性癖を吐露できるくらい仲良かった同僚相手の仇討ちとか考える訳ないじゃ無いですか」

 

そう……残念……お腹空いたわ……

 

「でもね」

「お嬢様が奴らをが喰おうとするのを止める理由も特に無いんですよね。」

「ええと」

 

唇を舐める

 

「つまり食べて良いの?人間だけれど。」

「政府からの救援部隊が到着する前に、証拠も残さず全部食べられるのなら」

 

「……アハ!」

 

 

■■■■

 

「おっ、ねぇねぇどこへ行くの?」「ボディーガードしてあげようか?!」「おいおいちょっと待てよ」「ここは通行止め!通行止めでーす」「ボインメイドちゃん一名と黒服のまな板様ご案内!行き先は地獄となります」

 

正面から姿を現してリビングに向かうと不法侵入者()がわらわらとよってくる

 

リーダー格と思わしき赤髪の肉が喋る

 

「光、そっちの血まみれの女は貧相すぎて好みじゃ無いから焼いちゃって良いや」

 

私の隣の白いメイド服をきた使用人が喋る

 

「お嬢様、こいつらに喋らせると空気が腐るからもう食べちゃって良いですよ」

 

「はいよ!ごめんなぁ!俺は嬢ちゃんみたいな結構スレンダーなのも好きなのに、相手もせず焼いちまうなんてよぉ【火球】!」

 

その掛け声に合わせ、直径50センチ程の火の玉が茶髪の男の手から放たれる。凄いわね、まるで手品だわ。

 

火の玉を反射的に右手で打ち払うが、受け止めた右手は炭化してしまい火傷まみれ、普通にもう一発喰らったら死ぬわね

 

「つっ!」

 

まあ今もこの身を苛む空腹に比べればこんなの大した苦しみでないけれど

 

火炎球が当たった瞬間出た煙が煙幕のように広がったので、とりあえず10メートル先まで伸びるようになった爪を煙の中から伸ばして反撃する。狙うは最も危険そうな火球使い。

 

ブスリ

 

爪が突き刺さった途端火球使いは力が抜けたかのように倒れ込んだ

 

「あはは!それっ!」

先端に火球使いを突き刺したまま爪を引っこめて火球使いをキャッチする。

 

手元のピクピクと痙攣する肉から体温が伝わってきてとっても美味しそう。じゅるるるる、お腹がすきすぎて、出てはいけないものがでそうだわ

 

そんな場合じゃ無いけどた、試しに少しだけ味見をしてみても良いかしら

 

「いただき・ます!」

ブチッブチッと肉のちぎれる狂おしいほどに食欲をそそらせる音が炎使いの喉元からなる。喉笛を噛みちぎり、思い切り頬張り、思う存分咀嚼し、思うがままに飲み込む

 

グッチャグッチャグッチャゴクン

 

そして私はガツンと殴られた様な衝撃を受けた。

………………美味しい!

肉は噛み締める度に爆発するかの様な旨味が口の中に広がり、旨味成分たっぷりの複雑で濃厚な味わい!

血は絶妙な塩加減とほのかで上品な甘みが調和しているわ!噛むほどに糸がほどけるかのようにほろほろと口の中でとろけていく肉と血のソースが絡みあってる!

これならいくらでも食べられるわ!

 

何故か一口目を頂いた瞬間空気が凍ったような気もするけど気の所為よね。

んっ……むぐ……あむ……

アハハハ!凄い、凄い、凄い!

焼けてデロリとした私の腕も、咀嚼し、嚥下するごとに面白いように治っていく。

 

衝撃で逆向きになってしまった関節も、自分の体ながら食欲をそそられる焼肉となった私の腕肉も、今なお香ばしい匂いを放つ皮膚も、テレビの逆再生みたいに治っていく!ほんっとうに美味しい食べモノの力って偉大だわ!

 

「ひっ!な、なんで?なんで人を喰ってるんだよば、化け物!」

「ビビるんじゃねえ!貧相なガキ一匹だぞ!そもそもやられなければ食われねえんだよ!【硬化】!」

 

啖呵を切って突進してきた一番体格が良くて食いでがありそうな肉は、全身が人間とは思えない程硬く、金槌でも棍棒でも攻撃が通じない。はぁ困った困った困ったわ。でもね、骨を容易く噛み砕き糧とするこの歯は受けきれるのかしらぁ?

 

振るわれた鉄パイプを身を低くして回避し、足にタックルの要領で飛びついて押し倒し、馬乗りになって抑え込んだ。そのまま喉元を食い破ろうとするが腕で防御される……が目標を変更し防御のための手へ、大口を開けて食らいついた。食らいつき指に歯をかけ顎に力を入れると薄氷を砕くかのような感覚が歯に伝わった、のでさらに思い切り噛みつき、飲み込み、噛みつき、飲み込み手首から上を二口で齧り取った

 

「は?え?俺の手!あ!あぅうああ!」

 

うん!こいつもしっかり美味しい!今まで人肉は牛肉鶏肉豚肉の劣化だと思っていたけどこいつらの肉はそこそこお高い牛肉に匹敵する程美味しい!探索者とやらだからかしら?

 

のたうち回る巨漢をみてると更にすっごく食欲が煽られた。

 

「いただき・ます」

 

馬乗りのまま貪って平らげてやろうとしたけど赤髪の肉から銃で援護射撃が飛んでくる。

「チッ!」

 

飛び退く。

 

パン!パン!と小気味良い音が響くがどれも私にも明里にも当たらない

 

あれって目標まで5メートル以内まで近づいて銃口をしっかりと相手に向けないとまともに使えないのよね、そんなに距離をとってへっぴり腰で当たるわけないでしょうに、ダメダメだわ。

 

「殺す!殺す!殺す!……あ?」

 

カチャカチャと虚しい音が響く。ウフフ、弾切れ

 

「このクソアマ!よくも俺の手を!ぶっ殺してやる!」

 

復活したやたら硬くてでかい肉が残った方の手でパイプを振り回して襲いかかってくる。よしよし

 

「殺す!ぶっ殺す!テメェの手足の爪の間に焼けた鉄串突っ込めるだけ突っ込んで、頭かち割って、脳味噌の中に■■して、あっちのメイドの死体と合わせて」

 

頭に血が昇っているのか笑える程にパイプの軌道が分かりやすい。これなら両手を後ろで組んでいても避けられる

 

「ほらほら頑張って時間無いわよ」

「あ?……あ!?」

 

デロリと、巨漢の口から目から血が垂れた。

牙の毒が回ったようね、残念だわ、時間切れ。

 

「で?お前はぁ、なんで逃げようとしてるのかしらぁ」

 

こそこそ逃げ出そうとしていた痩せた男に声をかける。

 

「美味しそうな臓器様をお腹に抱えてるお前をぉ、私が見逃すとか足りない頭で考えちゃったんですかぁ!」

 

逃げようとする痩せた肉の背中へ金槌を投げる。

背中に命中!背骨をへし折る事に成功!ブイブイっ✌️

 

「うぅ!あ、ああ!助けて遥!」

 

痩せ肉が手を伸ばす。

 

「俺の兄貴へこれ以上手を出すんじゃねえ!」

 

隠れていた最後の一人が私の背後から飛び出してきた。

ヤバっ、避けきれない!

 

「死ねや化け物!【バックスタブ】!」

 

背中から心臓を短剣で貫かれてしまった。でも、でもでも

 

「あれれ?なんで?」

 

でもでも何故か生きてられてるわ

 

「アハッ!アハハハハ!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!でも!でもでも……」

 

「それ以上にお腹が空いたわ!ねえねえ後ろのお肉さん!あなたはちゃーんと全身余すことなく私の血肉に変えてあげるから早く諦めてくれないかしら!あなたは無駄な努力をしなくて済むし、私は無駄な労力を割かなくて済むから一石二鳥でしょう!そうでしょう!」

「黙れ!黙れ!何言ってんのか分かんねえよ化け物!」

 

それを言った肉は短剣を離して逃げようとするけど、なんというか、トロいわね。はい

 

「つ・か・ま・え・た」

 

心臓をぶっ刺しちゃってくれた肉は必死で振りほどこうとするものの巨大緑人間を食べてから爆発的に強化された私の腕力を振りほどけない。

 

「はい、ぷーすぷーす」

 

そして二の腕に爪をぶっ刺してやるとクタっと力が抜けて倒れ込んだ。

 

「おい、ちょっと待て!反則だ反則!いくらなんでも仁義に反するだろうが!」

 

残りの、リーダー格らしき赤髪が明里に向かってなんか喚いてるわね

 

「そもそもこの戦いは俺等とメイドさん!あんたとの間で始まったんだから、話もそこだけで完結させるのが筋だろうが!あの人喰いは関係の無い部外者なんだ、つまりあいつをこの戦いに参加させるのは卑怯だよな、だからあいつを止めろ!止めろよぉ!正々堂々仁義を通せよ!」

 

今叫んでいる赤髪の肉、こいつは一番美味いと本能が告げている。

 

「言ってる事メッチャクチャですね、言語は同じでも会話が通じません」

 

「お前らには良心と言うものが無いのかよ!」

「えぇ……お前がそれを言うんですか……いや、まあ確かに私はクズです。その上お嬢様の方も良心は無いし、脳内の99.9999%以上は食べる事で埋まってるし、食事関係ない僅かなスペースにはギチギチに悪意が詰まってるし、シンプルにクソ女ですが」

 

聞こえてんだよと叫んで金槌を投げつけたくなる衝動に駆られるけど我慢我慢

 

「でもね」

 

明里がニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべた

 

「お嬢様はお前よりはずっとずっとずっとずーーっと可愛いし愛しいし愛らしいし、何より、シコれます」

「この……クソアマ」

「あーらら、遺言がそれで良いのかしらぁ?」

 

会話に夢中になっている赤髪肉に忍び寄り、背後から飛び出し、棍棒をフルスイングする。

 

「ぐぁぁ!」

 

こうして大怪我をした肉と、麻痺した肉、死んだ肉に、もうじき死ぬ肉、気絶した肉が揃った。

 

前菜として、バリバリと名もなき使用人の死体を頭から食べ尽くした頃には全員この後どういう扱いを受けるのか察したようでなかなか見てて楽しい表情を浮かべてくれたわ。

 

「人間女完食!」

 

 

「さーてそれじゃあ、メインディッシュをいただきましょうか」

 

そう私が言って、肉の方を振り向き、垂れてきた涎を舌で舐め取ると、まだ生きている、四個の肉は次々に喚き立てるが、音がぶつかり合って何を言っているのかさっぱり分からないわ。まあ、どうせ自分は食べ残してくださいとか言うのを言ってるだけよね、似たような状況を何度も体験した私にはわかるわ。でも不思議ね。食べモノを食べ残してはいけないだなんて、そこら辺のクソガキでも知っているのにコイツラは何で私にお残しという禁忌をやらせようとしてくるのかしら?

 

でもなお四人組はベラベラと喋る

ああ、もう!分かった、分かったわ。

 

「なるほど分かったわ」

 

四人の間にホッとした様な空気が広がる

 

「分かった分かった分かった分かった、それじゃあ!いただき・ます!」

 

ガブリクチャクチャごっくん、んぐくちゃ、ぴちゃくちゃごくん、ガブリごくんガブリごくんガブリごくんガブリごくんガブリごくんガブリごっくんガブリガブリガブリガブリごっっっくん

 

「あああああああああああああ!」

「腸引きずり出さないでください!ああ!食べてる!食べてる!痛い!やめて」

「食べないで!食べないで!食べないで…………え」

「腕!腕!」

「食べんで!」

「やだ!やだ!うー!」

「お母さんごめんなさい!神様!賽銭パクってすみませんでした!一回で良いから、今だけで助けて下さい、助けてよぉ、遥!」

「嫌だ嫌だ!もう俺両手が無いんだよ!だからあぁぁぁぁ、痛い!」

「やだ!目を食べないで!バリヤー!痛い!バリヤーしてんだから噛みついちゃ駄目!ああああ!腕が!やめて!ああ!お願いします!そっちの腕はあげますからもう片方の腕は!やめて!ちぎらないで助けて遥!」

「お願いします!風太兄だけは見逃して下さい!俺等と違って根は悪い人間では無いんです!だか……あぎっ!ごびゃ!」

「両腕がないって言ってるんです!!僕が悪かったから今回だけは見逃して下さい!」

 

美味しい!美味しい!本当美味しい!巨大緑人間よりも美味しい肉が次々と私の胃袋に入って活力に変わっていくのを感じるわ。やたら調子も良くなってるし、朝に比べてほんの少しだけ肉がついてきたような気もするし、ちゃんと栄養に変わっているのは間違いない。

 

「はぁ……幸せ」思わずため息が漏れる。

 

「お嬢様!ちょっと待ってください!」

その言葉にすがる様な目を向ける肉ども

「せっかくの貴重なお肉ですし調理して食べませんか!さっきのハイゴブリンが言ってた、香草焼き作ってみたいんですよね、私」

「明里、あなた、最高ね!慇懃無礼が服着て歩いているのかと思っていたけどたまには仕えるものとして満点の働きするじゃない!」

「縁お嬢様、あなたも、他人褒める機能ついてたんですか!全自動お腹鳴らし機に悪意がおまけされた、人格面での長所ゼロの化け物だと思っていました!申し訳ありません!」

「こんなに優しくて常識的な私をそう思っていたなんてどうかしてるわね!絞め殺してやりたいわ!でもでも安心して!美味しい香草肉作ってくれたら許してあげるほど私は慈悲深いから!」

「はいはい!腕によりをかけて作らせてもらいますよ!」

「「アハハハハ!!!ヒヒヒヒ!ウフフフフ!」」

■■■■

[戦士完食!経験値873【硬化】習得]

[僧侶完食!経験値774【白魔術LV1】習得]

「盗賊完食!経験値662【バックスタブ】習得」

[魔術師完食!経験値930【炎魔術LV1】習得]

 

血まみれでベタベタして不愉快だわ。そして中途半端に食べたお陰で……ぐぅと地鳴りの様な音が鳴った……お腹も空いたわ……

 

とりあえず最後のお楽しみににとっておいた赤髪に手をつけ始める

食べやすいように服を脱がして逃げられないようアキレス腱を切って、顔面が2倍に膨れるまで棍棒でボコボコにしておいたけれどいざ食べるとなると元気を取り戻して喚いているの凄いわね、生命の神秘だわ。

 

「ば、化け物……やだ!やだ!近寄るな!四人も喰ったんだから満足しろよぉ!俺を喰ったら化けて出てやる……絶対に化けて出てやるぞ!」

 

ぷるぷると震えながら去勢を張るのはほんっとうに食欲をそそられるわ

 

というかお化けって美味しいの?食べられるの?

 

「これだけ焦らしたんだから分かっているわよね、万が一不味かったらたーっぷり時間をかけて殺してあげるから。それじゃあいただき・ます」

 

ブチュブチョクチャクチャゴキンバリングッチャクチャグチャベキバキバキバキッバリンバリン

 

「痛い!痛い痛い!やめて!やめて!俺がお願いしてるの聞こえていますよね!おあぎゃ!ねぎぃ!いぎっびぎゅ!はぁ、はぁああああぁぁぁあああああ!なんで俺がこんな目に!いじゃあ!両足がじんじんして痛いのっごめんなさい反省していますから!いじゃ!いじゃ!いz!いじゃいいいいいいいいいいいいいい!」

 

とりあえず下半身からゆっくり味わっていただく

下半身よりも、上半身の方が身が詰まっていて美味しいのはもはや常識だわ。

私、ケーキのいちごは最後に残しておくタイプなのよね

足を美味しく頂き、股間の謎のでっぱりを噛みちぎってクリーミーさを楽しんでたら何故か異常に悲愴感のこもった叫びが聞こえてきた。ちょっと可愛そう、まあ残さないけど。

 

あとさっきからガン見している明里がでっぱりを食べる時だけ目をそらしているんだけどなんでかしら?

 

でも下半身が消失したあたりでは生きていたのは凄いわね、内臓のたくさん詰まった一番美味しいところに口をつける頃にもまだ活きているのは凄いわ。探索者になると味だけじゃなく活きまで良くなるのかしら。それともさっき明里が赤髪肉に突き刺していた薬が関係しているの?。他の連中は半身が喰われたあたりで死んでいたけどこいつは小腸のあたりまで喰われてもまだ生きている。美味しい!美味しい!もっとゆっくり味わって食べたいけれどお腹も減ったわ…ああ、もう……私は味わうのもそこそこに全速力で残りの肉を貪った

 

[暴君完食!経験値1200【共存共栄】]

 

美味だわ!

 

しかしこの後の事は思い出したくもない。

せっかく自由になったにも関わらず送り込まれた救出部隊にてんやわんやで拘束されてしまい、明里と一緒に他地域のギルドとやらに向かい、ダンジョンに潜るまで14時間に渡る絶食を強いられる事となる

はぁ、ひもじい…………………………




【硬化】身を硬くする
【白魔法LV1】低級の回復魔法が使えるようになる
【バックスタブ】不意打ちの背面攻撃の威力2倍
【火魔法LV1】低級の火魔法が使えるようになる
【共存共栄】戦闘時自身のステータスの一部を味方へ加算、味方のステータスの一定割合を自身に加算


これにて一章完結です。ここまで読んでいただき、本当に、ありがとうございました 次回からは2章 スープ 探索ギルドと大森林が始まります
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