小さい頃から、魔法少女に憧れていた。
カードを捕獲する話しやどれみちゃんみたいにお菓子作りやお花やさん等をするのが夢だった。
でも、夢は夢で終わった。
大人になったから、夢をあきらめた。
どうせ、かないっこないって夢をあきらめた。
そして、私は、適当に生きて、亡くなった。
次に目が覚めた時は、西洋の場所だった。
私の名前は シフォン。弟の名はマーリン。
ふと、私は、何かを見た。
ホンのページをパラパラと捲るように、私は、未来を見た。この国の未来を、そっか、私は、予言をしなきゃいけないんだ。変えなきゃ、変えなきゃ。
この悲しい物語を、善き方向へ、導こう。
そう、心に決めた。
あの人を改心させましょう。そうしましょう。
王が間違った道を進むなら、導きましょう。
家臣が間違った道を進むなら、善き方向へ導こう。
どうか、どうか、貴女の息子を認めてください。
弟が大地なら、私は、大空から
弟と共に、導きましょう。より良い未来へ。
プリデンを眠らせ、人理へ導きましょう。
例え、人理に殺されてもいいのです。
こんな話があったと、誰かが、伝えてくれれば、
私は、それでいいのです。満足です。
弟へ
姉からの最後の我が儘を聞いてくれてありがとう。
称号は、貴方に譲ってしまってごめんなさい。貴方は未来永劫この世界が終わるまで、生き続けるでしょう。その隣に私がいなくなる事だけは、許してください。
あぁそれと、貴方もいいかげん、姉離れしない。
マーリン、貴女の事を世界一愛してます。
こんな姉でごめんね。 シフォンより
手紙を封筒に入れ、封蝋をし、キャスパリーグに
「私が亡くなったら、この手紙をマーリンに渡してください」
「フォウフォーウ(特別意訳:本当に亡くなっちゃうの?僕の寿命あげるよ)」
私は首を横にふり、「それは、未来に託します。ねぇ、キャスパリーグ」「フォウ?」「もし、もしもだよ。また、会えたら、今みたいに、仲良くしてね。美味しいご飯、作ってあげるから」
それが、私の最後の言葉だった。
次に目が覚めた場所は、黄金の薔薇が咲き乱れる場所だった。ここはと思った時、ここが『座』と呼ばれる場所だと頭に響いた。遠くの方に家が見えた。小さい頃住んでた家だ。王宮に仕える前に住んでた家。私は、疲れた体を癒し、のんびりさんと過ごしていたが、急に、意識が引っ張られた。
目を覚ますと、そこは、見たこと亡い動物がいた。
その動物は「ぶいっ」と鳴くと、身知らずの私の胸にダイブし、甘えるような仕草で頭を撫でろと催促する。私は、頭を撫で、ここは何処だろうと思い探検した。
私は運良く獣道を見つけ、森を抜けると
家が一軒あり訪ねた。
私が、オーキド博士と出会ったのもその頃だ。
オーキド博士はこの世界の事を深く教えてくれた。ポケモンのこととか、タイプとか、後、このポケモンはイーブイって事も。
それから、サトシ君と出会ったこと。私は、彼と出会い、色んな仲間に出会い、ポケモンに出会い、バトルしたり、コンテストにも出場した。結果はソコソコだけど。楽しかった。全部夢なのかな?って思った。
だけど私は、そんなサトシとお別れする時間が来てしまった。
私は、コッソリサトシのお母様に「今晩、旅に出ます」
と告げると「夜遅いから泊まっていきなさい」と言われるけど、「本当の世界に帰るだけです」と伝える。
サトシのお母様は「またいらっしゃい」と言われ
「またいつか」と告げ、私のポケモン達と一緒に、
【星降る夜】に返っていった。
『座』に帰った後ポケモン達と遊んでいたら、あら大変次の冒険のお誘いが来てしまった。
イーブイに留守を任せ、私は、旅に出た。
目が覚めた場所は何処か、目の前には
『フォウ!』という生き物「キャスパリーグ?」というと「フォーウ!!」と大きく返事をし、此方だよと案内をする。キャスパリーグは、時々振り返っては私が来ているかチェックをし、道を進んでいくと、とあるドアの前で、ちょこんとお座りをし、まるで入れと言わんばかりに此方を見る。
私は、意を決して中に入ると「遅いわよ!そうね、貴方も出ていきなさい!!」と怒られる。私は、ハテナに思いつつも、黒毛の男の子と共に外に出る。彼の名前は藤丸立香という。私は、咄嗟に『星野栞』と彼に言う。
私と立香との長い長い旅路が始まったと知らずに。
私は、マスター適正とレイシフト適正持ちだそうだった。
冬木を超え、様々な困難を超えたのだが、私の正体をバラシタノガ「姉さん。姉さんがなんでマスターやってるの?」とマーリンが私の事をバラシタせいで、「姉?マーリン……もしかして、星の魔術師シフォン?!」ドクターが騒いでいた。「星の魔術師シフォン?」「マーリンが屑ならシフォンは聖母だよ!アーサー王に色々と助言した者だって」
・・・キャスパリーグ、もう一度、愚弟に向かって一発お見舞いしてやりなさい。この私、シフォンが許します。
キャスパリーグは愚弟に一発お見舞いした事は秘密だ。
なんやかんやあって、グランドオーダーは終わったのだが、カルデアに驚異が迫った時、私は、時間稼ぎのためここに残った。
はじめは一緒に逃げようとか言われたけど、私は「英霊だから大丈夫。藤丸くん、私は、ここまでだけど未来をよろしく。大丈夫よ、貴方には私のオルタがいる。きっと、藤丸君を守ってくれる」「シフォン」
「さぁ、お行きなさい藤丸立香。
星の導きがあらんことを」
あの後私は、負けちゃったっけ。でも、不思議と後悔はしてない。だって、彼はサトシ君に似ていると思ったから。
私の霊核は傷つき、破壊一歩手前だった。
あれから何年たったか分からないが、藤丸君は未来を取り戻したことは、私のところを訪れる英霊達が教えてくれた。
傷を癒し旅をしようとしたが、私は、私が召喚した英霊達に止められた。そりゃあそうだ。私は、破壊一歩手前だった。そんな皆の制止を振りほどき、また、旅に出た。
目が覚めた所で、目の前には人がいた。彼は『坪内逍遙』と名乗り、彼の元で本文学の世界を学んだ。彼は文学の風を呼んだ人物だった。
私は、彼の元で丁稚をしつつ、世界を楽しんだ。でも、そんな私も色んな世界がみたいと逍遙に頼むと彼は笑って「見ておいで」と言われ、私は頷き、彼の家を飛び出した。
次にあったのは“尾崎紅葉”だった。何とか丁稚にありつき、彼の元で文学を学んだ。紅葉に弟子が出来たときは喜んだ。自分の事のように喜んだ。弟子は、紅葉を教祖のように慕っていった。何番目かの弟子をとったとき、私は、ふと、うどんが食べたくなった。
紅葉に「名を喚べば馳せ参じよう」と伝え、私は、紅葉の元から去った。反対されたが「それも汝の道だろう」と言われ、紅葉の基を去った。
さてと、うどんと言えば何故か香川県にやって来た。うどんを食べて、眠っているとふと、誰かに起こされた。
私の姿は見えないはずなのにと思いつつ目を開けると、
小さな男の子がいた。
彼は“菊池寛”と名乗り、私は、彼を見て面白そうな子だなぁ~と思い、彼の物語に付き合った。
はじめは、からかい程度だった。彼が英語を頑張るなら、一寸だけ教えてあげた。私は、あんまり学はないから、彼の横で学んだ。いけないことはすごく怒った。
そして、君は大きくなったね。
君には友が出来た。生涯の友ってやつ。
そして、執筆してた。本を作った。
そして、結婚話が出てきたね。
私は、彼から去ろうとしたけど、君は3日も持たなかった。
はじめは、未来を見て面白いから着いていった物語。そして、私は、気味に引かれてたのかな?面白い子から守るべき子へと。君は私に言ったよね「桜が散るまでの間でいい」って私は頷き、君をマスターだって、認めた。
色々あったね。
友を失ったこと、友に出会ったこと、花を咲かせたこと、また友を失ったこと、賞を作ったこと、國の為に頑張ったこと、友に筆を持たせたこと、決めたことを破ったこと、煙草、麻雀、碁、競馬、とか色々好きなこと
君が紡いだ物語、全部全部ぜーんぶ見届けた。
でも、私との最後の約束は守ってくれなかったね。
「一緒に桜をみよう」ってあの約束。
私は桜が散った後、ここを貴方の側から去るでしょう。
貴方の友人の手によって、私はまた「桜が散るまでの間」を約束されるでしょう。ここに、書き記します。
桜ノ木ノ下で
桜ノ花が咲く頃に貴方を待ってます。
何年、何十年、何百年、たったとしても、私は貴方を忘れないでしょう。
大好きな人へ、星ノ魔術師シフォンこと、星野栞
ふと、また目が覚めた場所は、何処かの木ノ下だった。
自分の手は小さい。多分、赤ん坊。
そして、私を抱き上げた一人の青年とそれを横目で見る女性がいた。
「長い間、待たせてごめんな」
「ふふっ、我が臣下よ。お久しぶりですね」
懐かしき声が聞こえました。
何時まで待たせたのでしょうか?
バカ、バカバカバカ馬鹿。
沢山の記憶が流れてきました。
ここは、個性が満ち溢れた世界。
なら、私がすることはただ一つ
『今世はのんびりと生きよう。星ノ魔術師さんの星ノ導きは閉店です。またのご利用お待ちしております』
なーんて、いえたらいいのになぁ~