透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか? 作:ゴジマツリ=ユーリエフ
102.蒼森ミネ、一か八か0.2秒の領域展開!!
何か死ぬほど頭痛くてキチィちゃんと思ったらコロナちゃんだったぜぇ……初回がただの風邪レベルだったから今回やべぇぜ……
と、思っていたのですが、真に私を死に追いやろうとしたのは水着ミサキの家具モーションです。
サオリが掘ってくれた木彫りの熊の人形を抱いて寝てるだけでヤバかったのに、手元から離れた後すぐに目を覚まして拾い直してすぐ眠りについたところでこちらも永眠しかけましたね!
ミサキが視界に入った時限定でEDになるという代償にどうにか現世に踏み止まることができました。
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あれから1週間………もうね、一回自分の頭ぶっ飛ばした方が早いんじゃないかってほど色々とやらされましたね!
仕事終わった後にトリニティでスクワッドの捜索するけど見つからねぇ!
アロナにトリニティ中のカメラ映像を確認させてりゃ爆速で充電尽きるし、ミサイルの被害があった場所には当然の如くカメラなんぞないし、3日4日で復興が進む訳もねぇ!本当クソ!
そんでようやく一区切り、ダンジョンに怨敵との出会いを求めるべく、半年も勤めていない現状だがどうにか有給を取れる様にリンにゴネようとした矢先、事後処理だの認識のすり合わせだの云々でトリニティに呼び出される始末…………。
「"どうも〜、素敵で無敵、皆が崇奉する無法な魔法使い!ブライさんで〜ございやす☆"」
扉の先にいたのはいつも通り茶器を片手に装備している紅茶中毒者のナギサ、いつもニコニコあなたの背後に這いよるシスター歌住サクラコ、何かデカい盾とデカい青翼とデカい胸を持った女………ナースキャップを被っているのでおそらくは救護騎士団の団長、蒼森ミネだと思われる人物。
円卓を取り囲んだ3人の空気はヒエヒエであった。
………断じて俺のせいではない。
「"時間間違ったか?"」
「いえ、約束の時間5分前です、わざわざ御足労頂きありがとうございます。」
なるほど、分刻みのスケジュールだったか。
「"じゃ、二人が帰るまで外で待っとくよ。"」
「その必要はございません………シスターフッドと救護騎士団も今回の話し合いに参加すると言って聞かず………この様な形になってしまいました。」
「"はぇ〜、そうなんすねぇ〜………じゃ、失礼するぞい。"」
空いた席に腰掛けるとナギちゃんから茶を出される……うん、いつも通りクソ熱い茶だ!
「初めまして、救護騎士団の団長を務めております、蒼森ミネと申します。」
「"おう、俺は………入室の時に名乗ったな。"」
それはそうと蒼森さん家のミネさんらしき人は銃ならまだしも何故かライオットシールドなんぞも持ち込んでやがる?
「"んで、サクラコ様は分かるんだが、ミネ団長はなしてここへ?"」
「ミネ団長はトリニティでも最も古い歴史を誇る部活のリーダーであり、ヨハネ分派の首長でもあります、本来であればティーパーティーに参加する権利を有しております……今までは救護活動を遂行する為にそれらを断っておりましたが……」
若干場違いな奴かと思いきやそうでもないらしい。
「"つまり、二人は落ち目のティーパーティーの粗を探すためにここにいるって訳?"」
「い、いえ、この事件とシスターフッドも無関係という訳でもありませんので、この席は、そういった情報及び事後処理のためのものと思って頂けましたら………。」
「そういう事です………後、私にはそのような政治的な事は分かりません。」
「"えぇ………"」(困惑)
自信を持って言う事か?
「"まあ、俺も分かんねぇんだけどさ。"」
でも俺は呼び出されたんです、お前はなんだよ。
「加えて言わせて頂ければ、わざわざ粗を探すまでもありません。エデン条約の前後にティーパーティーの一員がホストを襲撃する事件が起こり、その結果メンバーが監獄に入れられるという前代未聞の事態となりましたから。」
「"そういや、そん時に百合園を匿ったそうだな。"」
「ええ、セイア様の治療に当たっていたのは周知の通り、私です。そのため私も自分なりにこの事件を調査して参りました。」
政治的観点はまだ分からんが、危機管理能力は中々凄まじい様に思える。
「ミカ様は結果的にアリウスに利用された形ではありますが、かと言って本人の罪が消える訳ではありません、そして現ホストであるナギサ様は『シャーレ』という超法規的組織を利用し、無辜の生徒を退学に追い込もうとしました。
被害を受けた生徒に謝罪し丸く収まったとは聞き及んでいますが……それでもナギサ様の行為がなかった事にはなりません。」
「"勝てば官軍、負ければ賊軍……王は国民の奴隷とはよく言ったもんだな。"」
「セイア様も幸い学園に復帰する事が叶いましたが、以前より体調が悪化してしまい、現在も自室から簡単に出られない体となりました。」
俺の煽りを無視しミネは淡々と話を続ける。
親友の命を守る、自分の命も出来たら守る、トリニティも守る………その全てを解決できる合理的な方法だったが、真にやらかしたのは同僚兼その親友とあれば色々な意味で無理筋な擁護ではあるが。
「"
「言い方が気に入りませんが概ねその通りです。」
結局は牽制じゃねぇか。
「"おけおけ、そんじゃ最悪の空気ですが本題入りましょか。"」
誰のせいだ、と訴える様な視線を感じるが、クレイジーダイヤモンドのクレイジーを担う女がこんな場所にいれば「気にするな」という方が無理な話だ。
「エデン条約の会場爆破、及び襲撃、その実行犯はアリウス分校でした。マコト議長もミカさんもアリウスの手に踊らされただけとも言えます。マコト議長は「トリニティの分派による攻撃だ、責任はお前達にある、焼けた髪を切るための美容室費用を請求する」………と。」
悲しいかな、ナギサの口ぶり的にあのバカの暗躍はナギサにバレているらしい。
「"離れとけっつったのにバカだよなぁ………………いや、思った以上に頭が良いかもしれんな。"」
「私としては頭の救護が必要な方としか思えませんが?」
頭の救護ってなんだよ。
「"金を払わなければ「トリニティは客人をマトモに迎える事も出来ないし、自分達の起こしたトラブルで発生した散髪代の補償すら出来ない守銭奴」、払えば「あの憎きトリニティから金をぶん取ってやった」と吹聴しまくるだろうよ………まあ現に、ちゃんヒナんとこ行く途中で週刊万魔殿の見出しにデカデカと書いてあったのを見たんですが。"」
損をしないというか、タダでは転ばないというか………完全に侮っていたな。
「"ま、今はゲヘナの政治事情なんぞどうでも良いな………つーか、会場爆発の件をほとんど知らんのは百合園に付きっきりだった団長ぐらいだろ?何か先に聞いておきたい事はありけり?"」
「であれば……「ユスティナ聖徒会」の姿をした亡霊達……あれは一体何だったのでしょうか?」
ミネが疑いの眼差しをサクラコの方へ。
「……ユスティナ聖徒会と言えば、件の存在はシスターフッドの前身でしょう、サクラコさん。」
「何が言いたいのですか?」
ギスギスは加速するっ!
「シスターフッドは元来秘密が多い組織です、外部への接触点が少なく、情報の統制や秘匿、歪曲にも長けています…………シスターフッドの代表である貴女ならば何かご存知なのではありませんか?」
「元よりシスターフッドとは、そう在るべき組織だったというだけです。」
「学園の中にシスターフッドに対して不信感を抱いている生徒が多くいる事は御存知でしょうか?」
「それは例えば、今のあなたの様に、でしょうか?」
俺が喋らせといてなんだが、やっば邪魔なんじゃないかこの人?
「"あれはユスティナのミメシス、ナギちゃんとサクラコさんは聞いているだろうが、あれは複製された存在だ。…………条約を改竄しETOとなったアリウススクワッドの指示に基づきトリニティやゲヘナで起きた荒事を鎮圧するだけの機械みたいなもんだ………まあ、幽霊なんだが。"」
幽霊の様なロボット、ロボットの様な幽霊………適切な表現は後者か?
「複製という事は元となった何かがあるはずではないでしょうか?」
ミネはまたもやサクラコへ懐疑的な目を向ける。
まあ、ユスティナがシスターフッドの前身であれば当然そうなる。
サクラコは確かに統失患者を信仰する怪しくおかしい人ではあるがそこを除けば普通に恩人だし嫌いではない。
「"ミメシスという言葉には複製以外には模倣という意味もある………憶測ではあるが、例の聖堂の地下で遭遇したあのデカい奴かもしれんな。"」
勿論嘘だ。ロイヤルブラッドが具体的にどういう価値があるものかは知らんが、ここで素直に「アツコの血筋を利用した」なんて言えばアツコがトリニティの政治的ゴタゴタに巻き込まれかねん。
「"俺が避難指示を出した原因、あの軽微な地鳴りを引き起こしたという奴だ、ナギちゃんには正義実現委員会を通して情報は行っているだろう?"」
「ええ。」
複製元を知っているナギサもトリニティにこれ以上の混乱を産まないようにとティーカッブ片手に同調する。こいついっつも紅茶飲んでんな。
サクラコにはハナコがチクってないか心配だが、どちらにせよこの話は早めに流すに越した事はない。
「"ま、そいつは俺が処理しちゃったし、俺に絵心はないし、ハッキリした事は分かんねぇんだけどさ。…………あっ、そういやこの前ナギちゃんに言いそびれたけど、そいつ倒した時に丁度羽生えて来たんだよね。"」
「はい!?」
「他に思い当たる原因はありませんか?」
「医療機関への受診は済まされましたか!?」
反応は驚きが前提にあるが三者三様、目の前の話題に飛びついてくれて何よりだ。
「"いやぁ~、せっかくなら団長みたいにデカい翼生えて欲しかったわ〜、そうすれば翼に盾でも括り付け振り回せたのに………マジ攻守一体で完璧じゃね?"」
背中に右手を回し、右の肩甲骨辺りから生えた俺に似つかわしくない白い羽が生えたショボい手羽先を押し上げ服の外へ。
「なるほど……確かに盾を翼に括り付ければより迅速な救護を行えるかもしれません、良い知見を得ました!」
流石救護騎士団の"騎士"要素を担う女、手数に貪欲だ。
「ではなく!医療機関への受診はお済みですか?何か体に異変は?」
「"そんな心配しなくても良い…………神秘を得たってのかな?寧ろ丈夫になり過ぎて歓喜するレベルだぜ?見ての通りヘイローこそないが、あの日から銃弾が脅威ではなくなった。体が軽い、もう何も怖くないってやつだね。"」
丈夫になりすぎた……銃弾が脅威ではなくなった…………自分達よりも脆い存在であるはずの者の口から出た、まるで"直近で試した"かの様な物言いにミネの中で何かが切れた。
実際、ミネのその予想は事実である。
個人的にはヘイローが一番欲しかったんだけど。
そんなミネの様子は露知らず、ブライは新たに手にしそうだった自らの死の可能性を心の中で惜しんでいた。
そしてミネは物凄い剣幕でブライを睨み、そこでようやくブライは自身の状況を理解した。
「ですがその変化は明らかに異常です、それに「銃弾が脅威ではなくなった」とはどういう意味ですか!?この場が終わりしだいすぐにでも────」
話題選びを完全に間違えた。
「"だから大丈夫だって………つーか、救護騎士団に寄ったところで、「キヴォトス外の人間に翼が生えてきました」なんて事例は無いだろ?それにお前達は知らないだろうが、かつては俺のいた所にも有翼人と呼ばれた者達がいたんだ、なら遠い先祖に有翼人がいて俺は先祖返りした……そう考えれば別に不思議じゃない。"」
聞いた事はあるが見た事はない、そのぐらいレアな遺伝であったとしてもミネにそれを知る由はない。
しかし、その理屈は通じない。
「ですがそうであるという確証も────」
「"団長、お前がここにいる理由を思い出せ。"」
「無論、救護の為です!」
「"は?"」
ティーパーティーの補助(牽制)はどこに行ったんだよ。
「私はヨハネ派の首長である前に救護騎士団です。」
「"だったら何だよ。"」
「救護が必要な場に救護を!それこそが私の使命です。」
ライオットシールドとショットガンを手にミネは勢い良く立ち上がる。
全ての道は救護に通ず……ケガや病気、生命を脅かしかねない何かを前にした蒼森ミネに理論も理屈も通じない。そこにあるのは救護のみ。
「"だからいらねぇつってんだろうがよ、こちとら五体満足一本満足じゃい!"」
無抵抗でやられるつもりの無い俺は取り敢えず立ち上がる。薄々気が付いていたがこの女とはマジで馬が合わない。
「話が通じませんね………私はとても悲しいです!どうして分かって下さらないのですか!?」
ただ救護あるのみ!!
「"お前がな!"」
「…………これは、相当強度の高い"心の救護"が必要なようですね。」
「二人共お止め下さい!」
「止めないで下さいナギサ様!救護します……この方はここで救護しなければいけません!!邪魔をするのであればナギサ様にも"救護"を施さなければなりません!」
「救護」は全てに優先するッ!!
「ヒッ!」
手は盛大に震え、ティーカッブ内にはちょっとした荒波が立っていた。
「"時と場所すら弁えねぇのかダチョウ女!"」
「時も場所もさして重要な事ではありません!」
…………どうしてこうも俺の周りには話の通じない奴が多いのだろう………別に今に始まった話でもないが………。
「"ナギサ、5分だけ時間をくれ…………団長、お前は表に出ろ、5分だけ遊んでやる。"」
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「"何だよあの女!滅茶苦茶強いじゃねぇか!それにクッソしぶといし!ゾンビかよ!"」
余裕で5分オーバーです!!
「"踏み込みでタイル割れるし、何かジャンブ中に紫電纏うし、着地の時に放電しながらタイル割るし!マジカルゴリラの群生地かよトリニティはよぉ!!"」
窓から外を覗くと建物周辺はボドボドだ。あのゾンビゴリラとミカとツルギとヒナとネル先輩とドリームマッチを組んで欲しいよマジで。
「え………えっと………お疲れ様です?」
男子三日会わざれば刮目して見よ、十数分の後にダメージ加工が施された服のまま帰って来た俺にナギサは疑問形で労いの言葉をかけてくれた。
神秘故に服の耐久も上がっている事自体は嬉しいのだが………軽微な損傷だから捨てづらい。
「"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"〜〜………すまんな二人共、普通に5分オーバーしてしまった…………話を続けよう。"」
精神的に疲れた俺はフラフラと座っていた席へ向かう。
「ミ、ミネさんはいかがされたのでしょうか………」
そのすがら、サクラコが分かりきった事を問いかける。
俺は無言でサクラコに手招きした後、居座を通り過ぎて窓の外を指差した。
「"アレみてみ。"」
所々ヒビ割れた校庭の中、熱中症対策としておいたストーンヘンジならぬアイスヘンジの中心でヤムチャしているミネを指差し、サクラコに今のミネの状況を伝える。
それを見たサクラコは先程までバチバチに言い合っていた間柄のミネに少し同情的な表情を見せていた。これ俺が悪いのか?
「"死ぬほど疲れてんだよ寝かせておいてやれ…………あいつが居ると話が一向に進まん、サクラコさんも大方の事情はハナコから聞いてんだろ?じゃあ寧ろ説明省けて丁度良いじゃん、話してぇ事は今の内に済ませようぜ。"」
提案が提案だけに二人はハッキリとは肯定しないが、俺達3人は取り敢えず先程同様席についた。
「"あ、そういえば………ユスティナ同様今回アリウスに使用された意味不明な威力とステルス性に富んだあのクソヤバミサイル………アレの正体は分かったか?"」
唐突な話題転換は男の子の特権。
「分析を進めておりますが、今のところ出所も構造も不明………キヴォトスに存在する技術でないことのみ分かっています………。」
「"だろうな。"」
ほとんど何も分かっていないという報告を聞き、何故か満足気に相槌を打つブライに二人は首を傾げる。
「"キヴォトスに存在しない技術……つまりは外部から持ち込まれた物………それ則ちゲマトリアの存在を裏付ける証拠になるだろ。"」
まあ、俺も外の奴なんだけどな
「確かに………その可能性は出て来ますが…………」
「"だろだろ?後はアリウス自治区に潜って拷問訓練の証拠とか持ち帰ればカンペキ〜♪なんだがよぉ────"」
「自身を殺めた者達に慈悲をかけると言うのですか?」
ただただ疑問たっぷり、滅茶苦茶意外そうな顔で尋ねるサクラコさん
「"何だ、全部ハナコから聞いてたか………。"」
「そういう"契約"でしたので…………ハナコさんを責めないであげて下さい。」
「"んな事するつもりは無いから安心しろ………そしてさっきの質問の答えはNOだ。"」
お互い誤解されやすいらしい。天日干しされたミネを捨て置けと言った事をもう忘れたのだろうか。
「"正直殺した殺されたとか死ぬほどどうでも良いわ、俺は俺の為にアリウス分校にのさばるババアを脅して、お前と同じくそいつを契約で縛った後に
"ただ昔の自分とダブって見えたから"アリウスに普通の生活を与えたい理由なんてその程度。ぶっちゃけただの自己満足だ。
「それを「慈悲をかける」と言うのではないでしょうか?」
「もはや慈悲深いと行っても過言ではないのでは?」とサクラコは訝しんだ。
流石統失男とダブスタクソジジイを信仰している者だ、人を見る目が無さすぎる。
「"クソみたいな境遇に生まれて可哀想〜って俺主観だ。主観で物事を考える俺的には本人達の意思とか本心とか正直どうでも良いだよ。ほらこれで疑問解消、本人の意思どうこうより自分の中だけの正しさを押し付ける奴は慈悲云々の前にマトモな人間なわけねぇだろ。"」
「知らないものの良さを真に判断することは出来ません、アズサさんもトリニティで普通を学び、初めてその素晴らしさを理解しました………その気付きを得る一端は先生によるものである事は明らかです。
…………きっかけはどうあれ、先生の起こそうとしてるその行動がきっと他のアリウスの方々にも新たな学びを齎すはずです…………少なくとも先生のその想いは立派なものだと私は考えています。」
「"そかそか。"」
お前達みてぇな奴等の事言ってんだよ………まあ、アズサの恩人だし、クーデターの時の捕虜もどうにかしてくれそうだったし…………統失を信仰してないところを除き個人的には嫌いではないが。
だがまあ、サクラコが俺が不死者である事を知っているならば確かめたい事がある。
「"それはさておき、サクラコさんYO☆俺の不死性はちゃんと秘匿してるか?お前達が信仰してる宗教上、俺みたいな奴は信仰か魔女狩りの対象になっちまうだろう?"」
まあ、実際に見せのは千切れた腕だけだし、最悪は戦場で気が触れた可哀想な人だと主張できる。
「ええ、勿論です、シスターフッドで先生の不死を知る者は私のみです。」
「私からも正義実現委員会の方々には口外しない様な通達しております。」
「"オッケーオッケー、魔女狩りとか始まってたらトリニティ滅ぼす所だったわw"」
因みにリンにも報告はしない。あのサド眼鏡なら「一度脳を損傷して死ねば疲労が解消されるのですか…………便利ですね、ではお願いします。」的ことを言って休み無しのエンドレスデスマーチが始まりかねん。
※言いません。
「…………笑えない冗談ですね。」カタカタ
「"別に笑わなくて良いぞ、冗談じゃないから。"」
「「…………………。」」
「"トリニティの脅威が一つ消えたんだ、暗い顔すんなよなぁ。"」
「ソウデスネ。」
「"いや、冗談だから安心しろ、そうなっても普通にトリニティと距離置くだけだ。"」
「冗談でしたか……。」
半分ぐらいな。
「重々気を付けます………。」
冗談言うとるやろがい!半分ぐらい!いやそれは言ってねぇな。
「"とまあ、ここまで色々言って来たわけだが………聞いての通り真に糾弾すべきはゲマトリアとか言うゴミカス共………しかしそいつらは得体の知れない技術をポンポン使って来やがる………だからまあ、お前達は必要以上に関わるな、本当にトリニティが滅びかねんぞ。"」
「ミサイルにユスティナ聖徒会……先生の仰る通り私達だけでの対処が可能な状況ではありませんでした。」
ヒエロニムスが地上で暴れたらマジで死屍累々不可避だからな。
「"ま、そういうこった………つまりは糾弾すべきゲマカスさんらも今は公表できねぇ訳ですYO………う〜ん、前提まる潰れ!"」
「はい………しかし、そうなってしまえばアリウスの方々への厳罰は───」
「"そのためのmy権力!シャーレの権限フル活用すんだよ!………まあ……それがダメなら連邦生徒会を脅すか俺という武力を関係各所に振るいまくるしかないな。"」
「ふふふ………またまた御冗談を。」
「"ハハハ!"」
ブライを「冗談好きの慈悲深い人物」と判断したサクラコは影の落ちた怪しい笑みを浮かべるサクラコと怪し過ぎるサクラコの笑顔を見て笑うブライ…………その間ナギサは震える手で自らのティーカッブに紅茶を注いでいた。
「"…………ふぅ……最後に一つ、俺が地下で戦闘になった奴について共有しておきたい、そっからやっと本題だ。互いに聞きたくねぇ話を聞かせ合おうぜ…………いや、それよりもミネが復活する前に場所移そうぜ。"」
バァン!
「その必要はありません!!」
乱雑に開かれた扉の先には奴がいた。
「「ミネさん!?」」「"団長!?"」
復活………復活が早すぎるぞ!!この絶倫ゴリラ!
「非常に悔しいですが今の私では先生を救護するには力不足です…………ですが………」
「"………………。"」
2回戦は勘弁だぞマジで…………。
「ですが、共に救護の道を歩む事は出来ます!!」
「勿論、救護が必要な
「「「"!???????"」」」
あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
俺は奴をブチのめして野外に放置していたと思ったらいつのまにか復活し目の前に現れ専門外の分野に勧誘された………
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった……頭がどうにかなりそうだった…
阿慈谷ヒフミだとかマエストロだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ……
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ………
何を言っているのか分かるし、何が言いたいのかも多少分かる………それでも何故そういう結論に至ったか分からぬミネの発言に3人はしばらく宇宙猫状態となった。
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違うんです!ミネ団長は言動こそアレですが、実は薩摩の血が混ざっているだけで滅茶苦茶聡明な方なんです!!
貴賤無き救護&救護(物理攻撃)を遂行する立派な方なんです!!マエストロに並ぶヒフミはまあ………うん、仕方ないと思います。
物品説明の為なら自傷するが、それはそれとして怪我人etcは絶対に救護するウーマンと
お互い手が出るのが早いタイプなのでこうなるのは必然でしたね。
因みにミネ団長がブライ君を救護騎士団に勧誘した理由は単純に「一緒に問題児ボコしたら救護の効率めっちゃ良くね?」というだけではなかったりします。別に1週間引っ張るほど大層な理由じゃないのに頭痛のせいでこれ以上書けそうにないのがホントクソ。
多分この世界のナギサがサクラコとミネの会談への参入を嫌がった理由の7割はブライ君にあると思います。
現に会談に出席したヨハネ派の首長と揉め事を起こして笑えない冗談言いまくってますし、それ以外にも胃痛案件酷過ぎて多分穴空いてます。
ナギサはブライ君の差別嫌いは知っていますが、ブライが差別は嫌いなくせに自分は平気でレリジャスハラスメントをするダブスタクソ野郎であることは知りません。
会談に来たのが恩のあるサクラコか叡智なるケモミミ修道女のマリー以外であった場合は事実を知っていながらシスターフッドを疑うミネを静観したり、場合によっては面白がって同調している可能性すらありました。
取り敢えずブライ君はアリウススクワッドの面々に「今のトリニティに実害受けてない奴が何か言ってて草」的な発言をした事に対してアリウス分校の方々に謝罪して下さい。
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起き抜け一発!
次回!「魔女狩り狩り!」デュエルスタンバイ!!
アンケート機能のお試しです。皆様はブルアカの最高レアリティの出る封筒は何封筒と言っていますか?
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いいからお前は全国のタカハシさんに謝れ!