透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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112.閑話 サモナーとエセケモナー

 

 

 

スケジュールの画面でイブキとミカがアビドス図書館に居たぜ!てぇてぇ!!尊くあれ!誰かイブキとミカの絡みを書いてくれ!!健全なイブミカこそ人類の夢だからだ!!

 

 

 

 

それはそうと、時に皆様。昔はジーンズについてる股間のファスナーがオープンな状態を「社会の窓が空いている」と表現していたそうですよ!

 

その事実を受けた上で紳士淑女LGBTQ+の皆様は「ん?じゃあ制服アスナやエリの様にパツパツなワイシャツを着てボタンとボタンの間からインナーを覗かせた状態を何と呼ぶべきなのだろうか」………と考えたのではないでしょうか?

 

私としては下半身のだらしねぇ隙間ですら「社会の窓」なんて上等な名前をもらってるんです。

ならば女性のシャツから覗くインナーなんて「グローリーホール」だの「ラッキーホール」だの低俗な名前ではなく、そりゃもう有り難い名前を貰うべきだと考えています。

故に私はそこを「天岩戸」と呼ぶことにしました。

 

なんせその奥にもどちらも有り難い存在がいらっしゃるのですから。

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法陣(ジジル)の描かれた三角形の祭壇、赤い3本の蝋燭、サバとガスコンロとフライパンとミスジ肉…………そんなカオスな空間の中、保護陣の中心で少女は唱える。

 

 

 

 

 

「ああ、ゴース、あるいはゴスム

 

 我の祈りが聞こえぬか

 

 ソロモン王にそうしたように、私に瞳を授けたまえ

 

 我らの脳に瞳を与え、獣の愚かを克させたまえ

 

 泥に浸かり、もはや見えぬ湖 宇宙よ!

 

 やがてこそ、舌を噛み、語り明かそう

 

 明かし語ろう……

 

 新しい思索、超次元を!」

 

 

………………まあ、これはフィクションでの交信方法ですし。

 

 

 

 

 

 

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。 

 

 降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、

 王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

 

 閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

 

 繰り返すつどに五度

 

 ただ、満たされる刻を破却する

 

 ―――――Anfang(セット)

 

 ――――――告げる

 

 ――――告げる

 

 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

 

 聖杯の寄るべに従い、

 

 この意、この理に従うならば応えよ

 

 誓いを此処に

 

 我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者

 

 汝三大の言霊を纏う七天

 

 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

 

 

…………まあ、物騒で不正まみれ聖杯戦争に参加するくらいならあの魔法陣で夢を叶えてもらいましょう!

 

 

 

 

 「BAZUBI BAZAB LAC LEKH CALLIOUS OSEBED

 NA CHAK ON AEMO EHOW EHOW EEHOOWWW

 CHOT TEMA JANA SAPARYOUS

 来たれ 地獄を抜け出しし者 十字路を支配するものよ

 汝 夜を旅する者 昼の敵 闇の朋友にして同伴者よ

 犬の遠吠え 流された血を喜ぶ者

 影の中墓場をさまよう者よ

 あまたの人間に恐怖を抱かしめる者よ

 ゴルゴ モルモ 千の形を持つ月の庇護のもとに

 我と契約を結ばん。」

 

 

 

…………………しかし、何も起こらなかった。

 

 

「Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken

 Ayer avage aloren Asmoday aken」

 

 

 

 

…………やはり爆発が必要不可欠なのでしょうか?

 

 

 

「今回もダメだった」………少女がそう諦めかけ保護陣から足を踏み出そうとした瞬間、ジジルは黒い光を放ち、それを待ち望んだ少女も堪らず袖で目を覆う。

 

「───────!?」

 

そして少女が目にしたのは…………

 

 

 

 

 

「…………ふふふ……パスワードは……………壁尻ケモシッポ………。」

 

 

モコモコとした羊のパジャマを着てすやすやと眠りながら訳の分からない寝言を垂れるショタだった。

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

人が寝ているってのに何故か脇腹を突いて来るバカがいる………多分ユウカだろう……にしても地面が硬い………落ちたか?ならば多分ユウカがここぞとばかり抱き上げてベッドに戻すはずだ………。

 

目を開け地面に手を付き上体を起こす。

見覚えがない、目の前の光景に。

寝る前まではキヴォトスにいたはずだ。体も縮んでいるし、ユウカが用意したパジャマも着ている。

だが、目の前にあるのは何らかの陣と鍔の広いとんがり帽子───

 

「"術者!?"」

 

大抵の魔術師はフィジカルがカス。ブライは瞬時にGOKから取り出したところで違和感に気付く。

 

天井に電球があるし、クソデカとんがり帽の持つ俺を突いていたであろう物はよく見ればホウキの様な装飾が施された銃だ。

 

目的はどうあれキヴォトス人相手に刃物は不要だ。GOKにしまって理由を聞いた後にボコそう。

 

「"誰だお前?目的は何だ。"」

 

誘拐かゲマカス共の依頼か何かを受けたバカかパテルのカスか………どれにせよ俺が弱くなっただけで自分が強くなった気でいるバカならばボコさざること能ざるなり。

 

 

 

 

 

 

「ほ………ほんものだあぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

目を輝かせながら叫ぶデカπ魔女ハット…………見覚えはない……新手のストーカーか?それにしてもデカい。何がとは言わんがデカい。そこから覗くインナーはもはやワイシャツへの虐待とも言って良い。

今の状態でなくてもその評価は覆らないだろう。

 

「にゅふ、にゅふふふふ………。」

 

そして笑い方が特徴的だ。

 

「"質問に答えろ、お前は誰だ。"」

 

「し、失礼しました………私の名は白尾 エリ!あなたに叶えて欲しい願いがあり召喚いたしました!」

 

…………あっ……"こっち側(厨二病)"だわ……この人……でも時間と手段は考えて欲しい……今何時か知らんけど……。

 

「アスモデウスさん!」

 

こいつは誰と勘違いしているんだ?

 

地球ではゲームやらアニメやらで良く聞く名前で何故俺がそう呼ばれる?オフ会?恥じらいもなく良くそんな痛々しい名前を言えるな。

 

「"そんな厨二病ネームを名乗った覚えはないんだが?"」

 

「え、えっと………アスモダイさん……の方がよろしかったでしょうか?」

 

こいつはマジで何を言っているんだ?

 

流石のロールプレイの化身にドン引きし、堪らず胸部の脂肪から目を離す。

この三角の台の上から見えるのはサバとガスコンロとフライパンとミスジ肉………本当に何なんだこいつ?

 

 

そして他には………

 

「"それは魔法陣か?ちょい足どけてくれ。"」

 

神秘だだ漏れキヴォトス人ならば発動しているはずなのだがそうではない様子。時間が来ていないのか失敗しているのか……どちらにせよ対処はまだ可能だ。

 

「すみません……これはアスモダイさんと私が対等に契約を結ぶための保護陣ですのでそれはできません。」

 

「"知らん、陣の内容によってはお前等でもマジに発動する。一歩間違えれば大惨事になるぞ。"」

 

武力行使も視野に取り敢えず目標をセンターに入れる。

 

「ですから、そうならないための─────ヒャン!」

 

話の噛み合わない女のドリンクの一つでも乗せられそうなデカπの上に氷を散らせ隙をつくり、台から降りてエリの前へ。

 

そして

 

「"ほいっ。"」  ドンっ!

 

適当にバフり太ももへのシンプルな突き出し。小石を射出し陣の一部を削る。

 

「きゃっ!」

 

何がとは言わないが白だった。ありがとう。

 

「そ、そんな!保護陣が!」

 

自分を守ってくれる保護陣から突き出され、羊パジャマ相手に恐怖と焦りが入り混じる表情を見せるエリ………マジでロールプレイングに余念がない。

 

「"確かにそれっぽくはあるが、違うんじゃねぇか?"」

 

ま、保護陣なんて物の実物は見た事ないけど………外部から普通に殴れた辺り保護もクソもないのは確かだ。

 

「で、ですけどアスモダイさんはこうしてここに!」

 

「"そんなホイホイ悪魔呼び出されたら堪らんだろ、間違って手に入っても試さねぇ様に保護陣とは分けるモンなんじゃねぇか?"」

 

そのせいでクソ悪魔に襲われたぞ(1敗)

牛とヤギの頭してたくせに普通に不味かったから普通に2敗か?でもラムと牛のタンなら普通美味いよね?

やっぱ人の魂は肉食判定なのか?

 

「保護陣も含め手順通りだったのですが…………」

 

サバと半額シールの貼ってるミスジ肉もか?…………いや、今聞くべきはそれじゃない。

 

「"てかここ何処だよ?マジに俺をどうやって連れて来た、お前の所属は?正直に答えるならばボコしはせんぞ。"」

 

「わ、ワイルドハント芸術学院2年、オカルト研究会会長、白尾 エリです。後ろの魔法陣を使って呼び出しました。」

 

うん、ハルカやコタマやミノリと同じく素でイカれてる奴だ。

 

「"…………つまりここはオカルト研究会の部室って事で良いのか?"」

 

「はい、ここは私達の部室兼寮室です。」

 

ここまでやっておいてそいつらは顔を出さない。まだ見ぬ変人達は不在のようでなによりだ…………そして今は後ろの魔法陣とやらも確認せねばならん。

 

「"……………これがアスモデウス召喚の魔法陣ってマジ?"」

 

絵が上手い人が15秒で雑に描いたヨッシーにしか見えない………

 

「マジです!」

 

でも……………

 

「"……………。"」

 

めっちゃ見覚えある!こいつの腹掻っ捌いたりしたし、普通に食ったし、被ってた王冠奪って売った!

 

「"…………因みにどんな感じの召喚だった?"」

 

「黒い光がこの部屋を包みそれはもう盛大に!」

 

あ、これ絶対食ったせいだわ………向こうの通り名が違うのは今理解出来たが、おそらく生きているであろう奴より俺が優先し召喚される訳がマジで分からん…………

ていうかそもそも悪魔側から悪魔召喚のブラックリストには入れられたのに、召喚の対象になるのはあまりに理不尽では??

 

「えっと………アスモダイさん?」

 

「"あ〜〜、その話なんだが…………俺はアスモデウスじゃなくてだな……………"」

 

 

 

待て、こいつの話が本当ならここはワイルドハント………検問が厳しくGOKを持つ俺が何をせずとも出禁になった学校だ………バレれば面倒だ。

幸いにも目の前のアホは俺を悪魔と勘違いしてショタ化したシャーレの顧問だと気がついていない………いや普通はショタ化とか気付くわけないんだけど!!

 

「"俺はアスモデウスではなく………その……そう、フライクーゲル吉田!フライクーゲル吉田だ!"」

 

選ばれたのはヒルダちゃんでした。

 

「なるほど………では長いのでザミエルさんとお呼びしても良いですか?」

 

宣教師か?原形なくない?

 

「"何でも良いが普通に電気ぐらいつけなさい。"」

 

程よい威力で部屋の入口の付近にある電気のスイッチらしき何かに小石を当てて電気をつける。

 

「Ooh!Majestic!」

 

もう何やっても喜ぶんじゃねぇかなこの人。

 

「"…………満足そうだしもう帰って良いか?"」

 

てか帰らなければマズい。出禁もそうだが、頼んでもない泊まり込みを続けるユウカが定期的に俺が寝てるかを確認するため頬をぷにるクソ迷惑な見回りがある。

その時に俺が居なければどうなることか分かったもんではない。

 

ユウカは今も完全に正気とは思えない、最悪の場合はミレニアムとワイルドハントの戦闘行為になりかねない………そう考えながら出入口の方へ歩く中、エリが聞いてもない話を始める。俺が求めているのは先程の質問に対する「はい」か「YES」の返答だ。

 

「…………私、落ちこぼれなんです。みんながすごい作品を生み出しているのに………私は今まで納得できる作品を作れていません。」

 

「"それが悪魔を喚んだ理由か。"」

 

際限のない芸術方面では良くある悩みだ。アニメとかでよく見る…………それでも悪魔までは喚ばんとは思うが………後ここは普通に魔法がうんたらじゃないの?

 

「"残念ながら俺に芸術の悩みを言われても専門外だ。"」

 

割とガチな悩みっぽいが素人の俺にはエロ絵描けとしか言えん。

 

「で、では私に魔法を!魔法を一つ伝授して下さい!」

 

なるほど……これがドア・イン・ザ・フェイスか………やっぱり結局は魔法がうんたらだった。

 

「"お断りする。"」

 

「供物ならばここに!」

 

「"サバとミスジ肉じゃねぇか!しかも半額だし!"」

 

「サバはアスモデウスが暴れた時に内臓を燻し追い払うための物で………ですが、必要でしたら是非。」

 

あいつそんなんで追い払えたのかよ………。

 

「"内臓取って味噌煮してから出直して来い…………だが肉は貰っていく。"」

 

肉は良い。適当に塩コショウ振って焼くだけで美味い。

 

 

半額シールの貼られたミスジ肉のパックを片手に出入口に手をかけたブライににゅふふと笑みを零しながらエリは言う。

 

「手を付けたということは、これで契約成立ですね!………にゅふふ!………悪魔にとって自身の結んだ契約を反故にする事は恥に他なりません………これで私も大魔道士に…………」

 

悪魔ってそんな真面目な奴等なのか?

だが、そう考えればあの二体が契約結ばずそそくさと帰っていった事に納得がいく………後しれっと対価ふんだくられてない?そこは納得がいかない。

 

「"なるほど………これがローボールテクニックというやつか……………。"」

 

とはいえ、悪魔のフリをしている以上はどうにかしなければ………幸いにも条件はガバガバだ。

 

そう考えたブライは扉を背に胡座をかく。

 

「"じゃ、これで良いか……」

 

 

 

 

 

 

 

「"テッテレテッテッテー♪本気狩る(マジカル)☆アロー!"」

 

そう言いながらブライが取り出したのは現在の自身の半分ほどの大きさの弦のないボロボロの一張の弓。

 

 

ありふれているかと言えばそうでもないが、個人的にそこまで魅力を感じない一品だ。

 

「何か字面がおかしくないですか!?」

 

「"お前は何を言っているんだ?魔力飛ばせるめちゃくちゃマジカルなやつだぞ。名前の通りやろがい。"」

 

せっかく召喚ごっこ(マジ)に乗ってやると言うのに……このまま本気狩る(マジカル)☆アローで乳繰り☆アロー(乳首当てゲーム)してやっても良いんだぞこっちは。

 

「なんと!これで私も魔弾の射手という事ですね……にゅふふふ。」

 

瞬時に二つ名が出て来る辺りでかなり重症とお見受けする。

 

「"………材料はトレント───"」

 

「トレント!!?」

 

「"弓師と一子相伝の術師によって作られた───"」

 

「一子相伝の術師!!」

 

「"射程は大体150mぐら───"」

 

「150m!!!」

 

「"うるせぇな……説明してんだから少しは黙って聞けよ。"」

 

「………すみません。」

 

「"………この弓の利点は見て分かる様に弦が無い。だから貧弱なジジイや高齢者でも使える。"」

 

「意味が被ってますね。」

 

そこは「弦がないのにどうやって?」とかだろ。そして全然黙る気ないし。

 

「"矢を番える動作をするだけで魔力………所謂MPを消費して何か禍々しい光の矢が出る。"」

 

「その一発一発が使用者の任意の方向へ飛ぶ魔弾となるわけですね!」

 

「"んな便利な訳あるかい………。"」

 

んあーーッ!要求デカ過ぎます!

そのデカ胸でありながら矢を射れるだけで十分だろ。その上追尾まで求めるとかこいつこそ強欲な悪魔に違いない。

 

「魔弾なのにですか!?」

 

こいつの魔弾への信頼は何なんだ?

 

「"ああ、魔弾なのに普通に一直線だ。風やら空気抵抗、距離減衰などを気にせず何かに当たるまで一定の威力、一定の速度で音もなく直進し続ける。"」

 

部屋の隅に鉄塊を生成したブライは矢を番える動作を行うと、矢尻も何もない矢というには直接的過ぎる紫光が手元へ現れる。

 

今思えばヒナのつよつよビームみたいだ。

 

「おお!」

 

「"残念ながらおおじゃないぞ。"」

 

光の矢は音も無く鉄塊に命中し霧散する。

 

「いやいや!これはおおですよ!」

 

目を輝かせているから

・狩猟用に開発されたが、一般的な矢ほど威力しか出ないが矢が残らないし音も出ないから主な使用用途は暗殺用だった。

・法規制され免許やら使用許可やら厳しい制限が付き過ぎて「弓でええやん。」という流れになった。

・一子相伝の師弟共にそういう人等に攫われ色々あって現世にグッバイ。

・そういう人等が滅茶苦茶頑張って相伝の秘技を再現した。

・これもその非合法な方々から奪った物の一つである。

というどっかで聞いた事がある様な気もしなくは無いちょっと物騒なお話しはしないでおこう。

 

 

「"まあ良い…………んで、こいつをお前にやる条件が二つある。"」

 

「なんでしょうか?」

 

「"1つ目、矢でも銃でも無いこれのキヴォトス人への殺傷能力は未知数だ。人殺しになりたく無ければ人に向けるのは止めておけ。"」

 

「はい。」

 

「"2つ目、これ以降悪魔召喚は止めろ、俺以外が出てたら納得のいく作品どうこうの前に死んでたぞ。"」

 

「…………はい。」

 

ちょっとしゅんとする辺りそっちの願いもマジだったんだろう……………うん、エロ絵描け、それしか言葉が見つからない。

 

エロ絵描けという結論しかでないブライは取り敢えずエリに本気狩る(マジカル)☆アローを手渡す。

 

「"じゃあ俺は帰る。鉄塊の消失は約3時間後だ、召喚をやってのけたお前なら問題無く使えるはずだ。だが、MP切れかけるとぶっ倒れるからそこは気をつけろよ。"」

 

「ありがとうございます先生!お帰りの際は巡回中の寮監隊に気をつけて下さいね!」

 

「"おう…………………おい待ておい!"」

 

「あっ…………。」

 

試し打ちに入ろうとしたエリが動きを止め、まずったなぁと苦笑いを浮かべこちらを見る。

 

「"何時からだ?………………やっぱ目か?"」

 

「月は魔力の象徴、その目も膨大な魔力故かと考えもしましたが────」

 

「"そんな設定はない。…………まあ、不自然にでも目は隠すべきだったようだな。"」

 

「目も勿論ですが、やはり悪魔や儀式への知識ですね。」

 

「"パチモン保護陣使ってた奴に言われるのかぁ。"」

 

「えぇ、お恥ずかしい話ではありますがそれも証拠の内です。魔術と悪魔や召喚の儀式についての理解度の乖離こそがあなたが悪魔ではないという事に確信を持ちました。」

 

「"なるほど?"」

 

餅は餅屋。詳しそうな奴から見れば悪魔を名乗るには悪魔の知識が足りなさ過ぎたようだ。

 

「フライクーゲル、ザミエル、魔弾の射手、必中の魔弾という言葉にそれぞれ先生は何を思い浮かべましたか?」

 

「"英雄の遺産、エヴァの使徒に居そう、厨二病患者、領域展開。"」

 

「実は全て"魔弾の射手(Der Freischütz)"というオペラを連想させるワードです。因みにザミエルはその際に創作された完全にオリジナルな悪魔!フライクーゲルは悪魔ザミエルの力により6発目までは使用者の意思通りに自在に動く魔弾の事なんです!」

 

悪魔自体フィクションやろがい!とツッコミを入れてやりたい所だが、何か意気揚々と語ってるし、俺も3回は召喚したせいでそうは言えない。

 

「"はいはい、なるほどなるほど。良く分からんが次召喚された時の参考にしておく。じゃあそろそろ帰らねぇとマジでマズイからじゃあな。"」

 

「はい!それではまたシャーレ当番の日にでも色々とお話ししましょう!」

 

「"応募すんのは自由だが、書類さばけなけりゃブラックリスト入りだからな?"」

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでエリは悪魔召喚を終え、なんやかんやでブライはユウカの巡回に間に合い、どうにかそれをやり過ごしたブライはユウカが部屋に戻るのを確認しエリに貰った期限の迫った肉を食べた。翌朝、朝食を食べ切れなかった事でユウカにかなり怪しまれた。

 

*1

 

一方エリは一射毎に「Ooh!Majestic!」と興奮していたが、巡回中の僚監隊は「他寮生が外泊し1人の夜だ、そういう事もあるだろう……」と女の情で見ぬ振りをされことで無きを得た。そして知らぬ間に危機を回避し、魔術を会得したエリは冷たい床の上でありながらも清々しい朝を迎えることとなった。

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

厄ネタの宝庫。

半年ぐらい早くエリがアスモデウス召喚の儀をやっていたらワイルドハントでエリを渋々マスター呼びしてたかもしれない男です。

でも多分一番最初に懐くのはホットチョコやら料理やらを作ってくれるカノエ。

 

 

 

キヴォトスでも7発中6発が必中の弾丸って普通に強そうですよね。ま、強弱のどちらにせよ取り敢えずツバキにぶっ放すしかないですね。

*1
※食べ残しはユウカお姉ちゃんが美味しく頂きました。

アンケート機能のお試しです。皆様はブルアカの最高レアリティの出る封筒は何封筒と言っていますか?

  • 紫封筒
  • 虹封筒
  • ピンク封筒
  • 百鬼夜行のピンク髪メカクレモブを実装しろ
  • ベアトリーチェはよく見ればシコリティ高い
  • いいからお前は全国のタカハシさんに謝れ!
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