透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか? 作:ゴジマツリ=ユーリエフ
ありとあらゆる人を脱がせまくったGlock君を使って、気絶したふりでやり過ごそうとしたベアちゃんの足を切る前のブライ君を生成してもらいました。
初めての切断という訳ではないので血塗れである筈の服と剣ですが、R15で通す為に血返り血の量ナーフしました。
左目の指示を聞いてくれる事がほとんどない&聞いても他が崩れるので、片目隠れ状態で生成してもらう苦肉の策。
左目って指示を出しても、右目に髮をかけて生成される事や片目を瞑るだけの場合もあって意外とポンコツ。
とりま本編にブチ込んでくるべ!
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あのぉ……ショップの戦術対抗戦のとこ……更新はガチャ石使うと思ってたんですよ………コインで交換出来る事を最近初めて知りました。
自分は盆栽ゲーで毎日270ものスタミナを無駄にしていたと知った時、滅茶苦茶ショックを受けました。
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「"はーい、皆さん!おっはようごさいます!元気ですか?俺は3部屋目だけど元気でぇす!foo!"」
矯正局の格子の中、目の前で嫌にハイテンションな男を6人のアリウス少女達は冷めた目で見ていた。
「お忙しいシャーレの先生が私達に何の用ですか?」
紫色の爬虫類みたいな目をしたウルフカットの長身女が嫌味ったらしくこちらへ問う。
確かスバルとか言う奴だ。スクワッドから度々聞いた名前なので覚えている。
「"スバルンだっけ?イライラしてっけど何かあった?"」
「質問しているのはこちらです。それと、馴れ馴れしく呼ばないで下さい。」
「"あ〜、あれか?あの日俺がスーパーつよつよミサキチ号でお前を挽き倒した事を根に持ってんのか?ごめんちゃいねぇ〜、俺はスナイパーと統率者は真っ先に潰す主義なもんで。"」
「話を逸らさないで下さい。」
訳の分からない名称や勝手な推測へのツッコミはなく、スバルは冷静に告げる。
唐突に生えてきたスーパーつよつよミサキチ号とは、アリウススクワッド&ワカモと共にベアトリーチェをしばくべくブライが用意したアリウス自治区までの移動手段である。
「"それともアレか?調印式当日のアレか?結構ガッツリ行ったもんなぁ…………。"」
"調印式""ガッツリ行った"その2つの言葉を聞いたスバルと格子の内の一部の少女は調印式当日に自身を柱の様な何かで殴打した存在、被爆地に突如として現れた正義実現委員会の制服を来た正体不明のゴリラ女を思い浮かべる。
「ユスティナが中々迎撃態勢に入るのが時点で怪しんではいましたが………やはりあなたでしたか………」
「"あっ、今気が付いた?俺は母親似らしいからなぁ、やっぱそれなりに女装は出来んのかねぇ?嬉しくないけど。"」
そのせいで未練がましいクソ親父が放置するクセに家に残すわ、
「声も全然違ったよね。」
「私は多分本物の正義実現委員会の人達に拘束されたか分からない………。」
「"声は誤魔化し様がねぇからミレニアムの発明品に頼らせてもらった……にしても具体的に言ってないのに良く分かったねスバルン?"」
「…………そんな事よりも本題をお願いします。」
普通に根に持ってそう。
「"本題なんて言われてもなぁ、逆に聞きたい事とか言いたい事ないの?って聞きに来たんだけど?…………例えば、「スクワッドは何やってんの?」とか「次来た時は◯◯持って来てくれたら嬉しい」とかそういうのはねぇの?"」
「………そういえば、先に出所したスクワッドの先輩達って今何してるんだろう?」
「保護観察?で奉仕活動?………とか言ってなかった?」
「ヒヨリさんが言ってたあれなんだっけ?丸いパンの中に白いのが入ってるやつ。」
「マリ………マリ………なんだっけ?」
ブライの問い掛けに少女達は顔を見合わせ話合う。その内の1人、仲間の話に生返事を返す1人の少女がブライに視線を向け口を開く。
「私達の生きる意味ってなんなんでしょうか。」
その質問に悪意も好意もない。突然姿を消した統率者に十数年、じっくりと刷り込まれた続けた自分達の在り方、その最たる「トリニティへの復讐」の絶好の機会を奪われた者として当然の疑問である。
「"その質問は今日で2回目だ。結論から言うと、俺が思うに「人生に意味なんてものは存在しない」。"」
結局は教わった通り。事実の再確認。
「"「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かを成すにはあまりにも短い」なんてご立派な言葉があるが、人生をどれだけ頑張ろうが頑張らなかろうが人なんぞ死んでしまえばそこで終わり。自分が成した何かすら自分は知覚出来なくなる。"」
悲しくはない、ただ虚しいだけ……多くの者はそう考えた…………が、ブライ的にはここからがマグマなんです。
「"んで、「人生は死ぬまでの暇潰し」なんて言葉もある訳よ。暇は虚無であり、それを潰すのが暇潰し。命なんて終わって無に帰る為に始まるもんだ。長げぇ長げぇ暇潰し期間はどうやっても存在する。早めに目的を果たす方法だってあるけどさ、やりたい事やっとくん方がお得じゃん?"」
「…………やりたい事?」
「"ああそうだ。お前等の好きな事はなんだ?最近感じたなんか良いなって事とかはないか?"」
少しは悩む様なものだと思っていたのだが、返事は案外早く返ってきた。虚無虚無プリンなサオリが中々に特殊パターンだったらしい。
「…………わ、私はスバル先輩の吹くハーモニカが好きです。」
「あ、私も。」「私も好きです。」
「ちょ、ちょっと皆さん、恥ずかしいので止めて下さい!」
月夜の晩にオカリナ………ハーモニカを吹くトト■系ガールは頬を染める。スバルも3文字変えればトト■だしもやはトト■と言っても過言じゃない。
「"いいねいいね〜、ちゃんとあるじゃん。他には何かあるか?"」
「ここは……ご飯が美味しいです。マトモな食事を取れるのもそうなんですが、ご飯が1日に3食もあるなんて知りませんでした。…………でもら少し量が多くて困ってしまいます。」
「飲み物も綺麗で1日ずっと口の中で泥の味を感じなかった事が新鮮でした。」
飯の量が多いんじゃなくてお前等の胃袋が小さいんだよなぁ。
「"じゃあ取り敢えず飯と音楽だ。生きる事に意味なんてねぇ、だからその無意味な時間で飯と音楽を楽しめば良い。お前等は知らんかも知れんが、ここの飯より美味い飯なんて星の数ほどある。ま、飯や音楽に限らずここを出たら他にも見つけりゃ良いんじゃねぇか?"」
「私達……ここから出られるんですか?」
「"当たり前だ。スクワッドは社会にお前等の居場所を作る為に今頑張ってんだから………ま、させてんのは俺なんだけど。"」
追われ、忘れ去られ、悪と称され格子に詰められた
スバルは腸が煮え繰り返りる様な感情を隠し口を開く。
「先生、一つ質問よろしいでしょうか?」
「"なんだいスバルン?"」
「私のやりたい事が、"トリニティへの復讐"だと言ったら先生はどうします?」
平静にして冷静な語り口………ただ……
「"お前は今でもトリニティに復讐がしたいのか?"」
「当然です。先生は「過去は過去。先達の罪や憎悪を今を生きる者達に引き継ぐべきではない。」とでも?」
「"いや、別に。サオリ達にはそういう方面での説得を試みた事はあるが、実際、過去のトリニティ共の迫害で今のお前等がクソ環境で育って、トリニティの大半はんな事知らずに毎日優雅にティータイム。そりゃあムカつくだろうよ。"」
「ええ、全くもってその通りです。」
「"だがオススメはしない。"」
「はい?」
「"スバル、お前の言う通り怨恨という物には基本的に終わりは無い。終わらせるには許し合う、片方の完全な消失、または諦めぐらいしか存在しない。お前等にはユスティナもねぇし武器をくれるクソババアもいねぇ、そもそもトリニティと撃ち合う数もいねぇ、無い無い尽くしのお前等に何が出来る?"」
「だから諦めろと!?私達が割を食い続けろと!?」
スバルは勢い良く両手で掴んだ鉄格子に顔を近付けこちら睨む。
ガシャンと鳴る格子とスバルの叫びに反応し向かってくる看守を取り敢えず左手で制し、スバルの方へ向き直る。
「自分達のして来た事を忘れ、あまつさえ自分達は被害者だと言いたげに嘆願書なんて出して!そんな相手にただ諦めるなんて出来る訳がないでしょう!!」
それやったの私で〜す……つっても多分知ってるだろうし、火に油。
まあ普通の人等から見ればアリウスが加害者、トリニティとゲヘナが加害者の恩赦を望む被害者にしか見えないのは必然………まあ、それを崩す為にのヒヨリ本なんだけど。
「"後輩達ビビってんぞ。でも実際、相手は勝ち筋無しの途方も無い相手だぜ?経験上、そういうのは諦めた方が生きやすいぞ。"」
「…………それは"あなたの気持ちがその程度だった"という話でしかありません。」
「"そうそう、その自分の内の憎悪を"その程度"に落とす為に必要なのが趣味やら好きな事やりたい事な訳よ。環境が変わるだけでも毛繕い考えは変わるもんだぜ?"」
ま、刃が喉元に届くと分かれば殺すんですけどね。
「"つっても、あくまでオススメはしないってだけだ。復讐をやっても良いが、やった結果に起こるのは不幸と憎悪の再生産だ。で、そんな憎悪に駆られた奴が表向きのベアトリーチェの様な奴になる。その辺はしっかり考えておけよ?ま、その前に両勢力を鎮圧しろって命令が俺に来るだろうけど。"」
鎮圧にしろ制圧にしろミカとミネとツルギがいる時点で勝敗は怪しいんですけどね。
理解はしているが納得はしていないという表情だ。当たり前だよなぁ。
「"ただ一つ、良い方法がある。"」
「………方法?」
「"シャーレがどういう組織なのか、ってのはベアトリーチェから聞かされているだろ?"」
「………まさか、他の学園の生徒達と同じく、頼めばトリニティの殲滅を手伝って下さると?」
「"そうだな。その為にはまず、お前がシャーレの教師になる必要がある。そん時は傭兵として雇われてやっても良い。"」
「…………すみません、冗談が過ぎました。」
ただの冗談。利となる返答など期待していなかった。どれほど短絡的で楽観的で無意味なものが返ってくるか………そう構え返って来たあまりに飛躍し過ぎた冗談に呆れたスバルは話を切るべく、そんな態度を隠す事なく謝罪する。
「"なるほど……"その程度"か。安心した。"」
「意趣返しのつもりですか………そう思いたいのならばそれで構いません。」
勝ち誇った様な顔のブライにスバルは冷たく吐き捨てる。
「"意趣返しも何も事実を述べたまでだ。冗談みたいな事やろうとしてんだから冗談みたいな前提条件が付いて来るのは当たり前。それすら理解出来てないから言ってんだぜ?力で勝ち取るのがアリウス流。ならば俺如き蹴落としてみせろ。"」
ま、ゲマトリアにケツにア◯ルビーズブチ込んで口まで貫通させた後は勝手に辞めるんだけど。
スバルが返答を考えているようだが、泥試合になる事は確実だしまだ回るべき部屋がある。そもそもこうなる事自体が本意ではない。
「"これ以上言って嫌われるのもなんだし、トリニティ云々は一止めにしよう。"」
「それならばもう手遅れですよ。」
「"あら悲しい。じゃあ、好感度上げも兼ねてプレゼントタイムと行こう。"」
スバルの言葉を無視し、GOKから全面セルリアンブルーに染まった長方形のケースを取り出し、足下の給仕口に差し込む。
「………武器の類ですか?」
それを見た1人のアリウス生が不思議そうにそれを見つめ問う。何で好感度上げで武器を渡すと思っているのか、これが分からない。
「"んなもん渡したら滅茶苦茶怒られるわ。スクワッドの奴等から聞いてスバルがハーモニカ吹くってのは知ってたからな、こいつをプレゼントしようと思ってな。"」
当然、渡す物は事前にチェックされている。
ぶっちゃけ、GOKにしまって出してをやってる時点ですり替えは簡単に出来る。
俺がそれをやるメリットが一切ない事を相手側も理解しているので形式的なものだ。
「新しいハーモニカ?」
「ハーモニカはこんなに大きくないでしょ。」
「そっか……じゃあ他の楽器?」
周囲がヒソヒソと予想を立てる中、スバルは留め具に手を掛ける。
「これは………」
「"鍵盤ハーモニカDAッ!"」
「…………何故こちらを?」
「"クール系女子が真面目な顔で長いホース付きの鍵盤ハーモニカやってたら面白くない?だからスバルンにプレゼント。"」
「なるほど、悪意ありきの物でしたか………私のハーモニカは壊れた訳でもありませんし、わざわざ新調する理由もありません。こちらはお返しします。これはサオリにでも渡して下さい。」
そう言ってスバルは身を屈め給仕口から鍵盤ハーモニカを突き返す。こうなれば戦争である。
「"サオリにはカスタネットだろ!それに鍵盤ハーモニカは普通のハーモニカと違い鍵盤が付いてんだ、これはもはや別の楽器と言っても過言ではない。よって!これは新たな趣味になりうる!"」
「知りませんし過言です!後、その話は終わると先生自身が言ったはずです。」
「"それはトリニティ云々の話。趣味とかその辺の話は関係ない。フーフー吹くのだ……この俺のために澤◯◯之の曲をなぁ!"」
「あ、あの………」
スバルと鍵盤ハーモニカを押し付け合っている最中、頭上から、ふと声が
その声に反応し互いに一度手を止める。
「"どした?"」
顔を上げ声の主を見てみれば発言者は最初にスバルのハーモニカを褒めた奴だった。
「そ、その鍵盤ハーモニカ………私がいただく事って出来ないでしょうか?」
「"全く……後輩に気を使わせやがって……"」
「全く……マイアに気を使わせて………」
「「"はい?"」」
「マイア、気を使わなくてもいいんですよ?」
「別に……そういう訳じゃなくて、いつか先輩と一緒に演奏できる様になれたらな………なんて………」
「"何この子!?すっごい良い子!!"」
「そ、それはちょっと卑怯じゃないですか!?……はい、どうぞ!」
表情が砕けまくったスバルは先程までこちらに押し返していた鍵盤ハーモニカを引っ張りマイアに差し出す。
良いか悪いか、マイアの問いに答えは出した覚えはないが良いだろう。
「"これもやろう。この冊子には音階やら手入れやら簡単な楽譜やら鍵盤ハーモニカに関する事が書いてある。"」
鉄格子の隙間に初心者用の冊子をブチ込みマイアの前に差し出した。
「ありがとうございます!」
「いいなぁ、私もたまに借りて良い?」
「はい、良いですよ。」
「じゃあ私も!スバル先輩、教えて下さい!」
「"俺も借りるってのは────"」
「良いわけないでしょう!馬鹿ですか!?」
もうほとんど素が出てませんかこの人?
「"と、言うのは冗談で。趣味をゼロから探すのは案外難しいらしくてな、それは取っ掛かりみたいなもん。お前等の鬼教官だったサオリも今は面倒な仕事をこなしながら色々やって探してる途中だ。"」
「サオリ先輩が?」
「スクワッド本位のあの女ならばそうでしょうね。」
スバルはサオリの事が嫌いらしい。まあ実際に俺に土下座した理由はアツコだから否定のしようがない。
「他のスクワッドの人達はどんな事をしているんですか?」
「"アツコは花の栽培。ヒヨリもアツコと一緒に野菜の栽培、読書、執筆、飯…………趣味多いなあいつ……ミサキは…………定期的に辛い物食べてケツを壊してる。"」
「それって趣味なんですか!?」
「まあ、ミサキはそういうところがありましたし……」
「"趣味だな。"」知らんけど
夕食に来ないミサキの部屋を訪れた時、俺がこっそりと置いた着ぐるみサイズのクソデカい熊のぬいぐるみに寄り掛かったまま寝てる光景を見た事はあるが、「ミサキはぬいぐるみが趣味だぞ!」と言えばいずれ口を縫い合わされるから黙秘だ。
滅茶苦茶事細かに言いたいけど!!
「"サオリは趣味つーか、自分探しっつーか……明確な趣味がない分マジで色々やってる。ゲヘナのやつだけど、BDでの勉強も他と比べて積極的にやってるし、バイトも始めた……ちょっと立派過ぎない?"」
1日4時間も寝てなさそうなのが心配ではあるが……。
「"…………あっ、そういえばあいつ意外とファッションが好きかもしれない。他の奴等と何時間も服を選んでたし、この前メイド服を着た時はめっちゃニヤニヤしてた。"」
「………メイド服?」
「冥土!!」
「なるほど、メイド服というのはそれほどまでに機能性に優れた戦闘服なのですね。」
スバルさんや、メイドとは何かと戦う職業ではないのです………そういうのはフィクショ…………そういやキヴォトスにはC&Cがいるわ。
取り敢えず、物を知らぬ奴等にメイド服が如何ような物かを知らしめる為、メイド服について画像検索。
それを格子の方へと向ける。
「"こういう服な。フィクション作品ではスカートの内に暗器を隠すが銃まるだしなキヴォトスでやってもねぇ?"」
「「「「「…………かわいい」」」」」
「"分かる。"」
後エロい。
アズサなら暗器云々の発言について語り出すはずだが、他のアリウス生達は意外とマトモな感性で安心だ。
「そ、そんな服を着たんですか………あ、あのサオリが?」
他のアリウス女子が真っ先に服の感想を述べる中、スバルは1人、震える指でメイド服の写る画面を指先してそう言う。
「"はい。"」
「こ、こんな、白と黒のフリフリを!?あのサオリが!?」
スバルの質問にメイド服の可愛さに頭が行っていたアリウス生達はハッとする。
「"はい。"」
「ニヤニヤしながら!?」
「"ニヤニヤしながら。"」
「ニヤニヤしながら!?!?!?!?!?」
スバルはメイド服姿でニヤつくサオリを想像し、酷く困惑した。
スバルにとっての錠前サオリとは、スクワッド本位に動き、その他の仲間など見下す以前に眼中になく、任務完遂の為であれば射線上にいるならば仲間ごと吹き飛ばす程に協調性がない人物。
加えて、教官役を勤める際には"アリウス生は壊れるもの"という前提での訓練を行い、メンタルケアは全てスバルに任せるという鬼の様な所業からスバルにとってのサオリの印象は「自分以外では相手にできないだろう……」と、嘘でも良いとは言えないものだった。
(サオリがメイド服???)
「ちょ、ちょっと…………いや、かなり意外だよね。」
「うん、ちょっと想像できない。」
(サオリがメイド服!!?)
「"訳あってミサキとアツコがメイド喫茶………こういう服着て接客する飲食店で超一時的にヘルプで入ったんだよ。んで、何か面白そうだったから、帰りにそこらの店でメイド服買って帰ってシャーレにいる奴全員で着たぞ。"」
(サオ…………スクワッドがメイド服!!?)
「写真とかないんですか?あれば見てみたいです。」
「そそ、そうです!写真です写真!到底信じ難い話ですし、それが嘘でないと言うなら写真の一つでも見せて下さいよ!」
再びガシャンと音を立てる程に激しく格子に掴みかかるスバル。あまりの必死さに自分で自分の口角が上がっているという自覚がある。
ブライは上着のサイドポケットに手を突っ込み、GOKからある物を取り出す。
「"いや〜、でも勝手に見せたらサオリ達に怒られるだろうしなぁ〜、ちょ〜〜っと無理かなぁ?"」
ニヤついて顔のブライはポケットから何度も手を出し入れする。当然と目線を向けるアリウス一同、その目線の先には1枚の厚紙の様な物が握られていた。
「さ、サオリ達スクワッドには言いません!他のアリウス生達にも口外しません!ですからその────」
「"ハハハハハハっ!……………だーめ♡"」
クールからフールへ。それを確認したブライはポケットから手を抜いた。当然、その手に例の物はない。
「ッ…………やはり貴方の事は嫌いです。」
スバルは一瞬、いじけた様な表情を浮かべ顔を逸らす…………ヤバい………止めてくれスバル、その術は俺に効く。
※ブライは妹属性を内包しているお姉さんキャラがタイプです。(エルフなら尚良し。)
「"………うん、他も巡らねぇとだからな、最後にこいつを渡しておく。"」
長方形の次は正方形。GOKから取り出しそれをサイズ的に行ける格子の隙間から差し込む。
「…………これは………鳥?ですか?」
受け取った1人がそれを見て首をひねる。
「………確かに、毒物で息絶えた肥えた鳥様に見えますね。」
「メガネをかけた個体もいます。」
「猫?ドジョウ?どっち?」
「頭の割れた…………何?」
「ピンクの靴下みたいなのもいる。」
続き周囲がそれに描かれた魑魅魍魎、蛇蝎磨羯、奇々怪々の考察を始めた。
「"それはモモフレ饅頭、36個入3割引きのやつだ。他の部屋の奴等にも配ってるから気にせずに食え。蓋の右下に書いてあるがキャラクターによって味が違う。交換するのは勝手だが数は守れよ。"」
「ありがとうございます!!」
1人礼を言う者を皮切りに甘い物に飢えていたアリウス生達は口々に礼を言う。
漉し餡があるが故に3割引きなった*1この商品に感謝だ。
いや、3割引きの理由はペロロとペロロ博士で2枠とっているからという可能性も考えられる………まあ安かったので良いだろう。
「"じゃあ次来る時、この部屋奴等には、さっきチラッと言ってたマリなんとかさんことマリトッツォを持って来るって事で良いか?"」
「はい!よろしくお願いします!」
「"おう、じゃあまた来る。良かったら帰り際に感想でも聞かせてくれ。"」
そうしてブライは牢の前を去る。
残った少女達はモモフレ饅頭を受け取った1人を取り囲み、〜味が食べたい、〜味とはなんだ、何か可愛く見えて来たなど作戦会議。そんな中1人、スバルは顔に跡が付きそうな程ベッタリと格子に張り付き外の様子を確認していた。
「……………行きましたね。」
「どうかしましたスバル先輩?」
「モモフレ饅頭、美味しいですよ!」
「こっちに来て一緒に食べましょうよぉ!」
「ビッグブラザーってこんな味かぁ………」
「ぶどう餡ね。」
「みなさん、あの男が居た場所を見て下さい。」
「スバル先輩………顔に跡が………」
「こ、これはまさか…………!」
顔にいくつかの縦線を薄っすらと浮かべたスバルが後輩達に指し示した先にあったのは1枚の紙。
「ええ、去り際にあの男が落としていきました。スクワッド……もしくはサオリのメイド姿の写真でしょう。看守もウトウトしているようですし、今ならばバレません。」
「「「「「!!!!!!!」」」」」
スバルの発言により一同、衝撃走る。
神の悪戯か、悪魔の罠か………スバルにとっては自分以外相手にされないであろうクソ野郎。指導の一環で負傷した事など数知れず、一般アリウス生達にとっては前にするだけビビリ上がりそうになるほどの鬼教官。そんなサオリが恥じらいながらメイド服を着た1枚。
それを見てしまえばきっと、ブライの言った「勝手に見せたら怒られる。」その対象に自分達が含まれる可能性は多いにある…………紛れもなく悪魔の罠だ。
それでも1人が身を屈め手を伸ばす。その行為を咎める者は誰もいない。それも当然の事だろう。
パンドラの箱、玉手箱、機を織る狐のシルエット、善悪の知識の実。人は古来より「やるな」と言えばやりたくなる生き物なのだから。そこに「見てみたい」が加わればもう止められない。
「くっ………届かない!」
「ええ、私も先程試しましたが絶妙に届きませんでした………ですので、そのモモフレ饅頭の蓋を私に。それがあれば確実に手繰り寄せられます。」
「はい!……スバル先輩、どうぞこちらを。」
「ありがとうございます。」
蓋を得たスバルは身を屈め、格子の外へと手を伸ばす。
(これなら…………行けるッ!!)
地面と蓋との間に挟まれたソレをゆっくりじっくり、表面が削れぬよう慎重に引き摺って行く。
そして遂に手の届く距離に。蓋を自身の足元へ置き、理由は分からぬが、なんとはなしに呼吸を整え再び手を伸ばし引き入れた。
やり遂げたが歓声や喝采は無い。ただ、自然と皆の顔がほころんだ。
包装紙に包まれたクリスマスプレゼントを前にした小学生の様な、アリウスでは知り得ぬ感情がこの場を支配する。
「では、行きますよ。」
勿体ぶるつもりも必要もない。元より自身が一番見たいのだ。了承の言葉を言い、返事を待つ事なくスバルはソレを裏返す。
「「「「「「………………!!!」」」」」」
(良かったら帰り際に感想でも聞かせてくれ。)
写真を見たスバルの脳内に、ブライが去り際に残した言葉が過る。
「ふふっ…………ハハハ………そういう意味でしたか……はぁ………」
「ふざけるなあぁぁ───!」
この後、看守に怒られた。
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一時期イオリの兄を名乗っていた奴だ、面構えが違う。
ロボットものはダリフラと86ぐらいしか見た事ないし、ゲームはゼノクロとデモエクとAC6ぐらいしかやった事なけいど臨戦アリスはめちゃくちゃテンション上がりました!
やっぱぶっといビームは正義です!
前臨戦ガチャは130連以内に臨戦ヒマリと臨戦リオ✖2が来てくれたのに今回は130連でアリス、天井でケイの1天井コースでした。
新排出 正月イズミ パジャマノア メグ タカネ スバル 臨戦アリス ケイ(天井)
既存既存 水着エイミ 制服ネル✖2 チーパオマリナ クリスマスセリナ カンナ
嬉しい事にスバルが来てくれたのでアリウスはサオリ以外全員揃いました。さっさと来いサオリ。
欲を言えば全てが叡智な応援団コトリや天岩戸が叡智なエリ、ミヨやカノエ、腋が叡智なドレスツクヨとミチル、全身ドスケベな水着ハスミも来て…………水着ハスミ???
ここで一句
ド ハ ざ
ブ ス け
カ ミ ん
ス が な
が 出 や
! ら
ん
なしてハナコはおるのに水着ハスミは排出対象じゃないじゃ?
マジで引かなかった事を後悔してましたよ本当。
元々2天井覚悟してましたが1天井で済んだので、残った石は水着ハスミの為に残しておきます。
さて、ガチャ成績と性癖の発表はここまでに。
何かここのスバル本編に比べて全然擦れてたりヒスったりしなくね?と思った方へ
この世界線のスバルはベアオバ狩りの日の翌日には投獄された身なのでオラトリオ編の様に出稼ぎに行ってないです。たがら基本的に外の世界に関して無知無知です。
「ゲマカスに◯ナルビーズブチ込んだらシャーレ辞めるぜ!」と口に出していたら「アナ◯ビーズ?特殊弾倉の様なものでしょうか?先生が私達の傭兵となるならば手伝います。」的な感じにゲマトリアはブライが手を焼く相手と警戒しますが、それの排除がトリニティへの勝ち筋となると考え、アナ◯ビーズが何かと知らずに意図せずゲマトリアのケツ穴拡張宣言してしまうレベルに無知無知です。
穴ルビーズを一般知識の様に語るな!と言われればそうなんですが。
話を戻しますと、極貧生活からの迅速な脱出かつ無知無知であるが故に「全てに見放されたアリウスは私が守る!!」的な皆のママンではなく慕われる先輩止まりなんでトリニティへの憎悪以外は滅茶苦茶精神状態はマトモですね。
自称臨時の意見を尊重し放置する事にした本編と違い、ブライ君は「アリウスの社会復帰を目指すぜ!邪魔するんなら敵だぜ臨時代表!」って感じの対応なのでスバル的に「テロ邪魔しやがってうぜぇ!」「善人ぶっててキメェ!」ぐらいしか悪態つく要素がありませんでした。
後は盾の殴打と人力車での轢き逃げ。
ま、途中に「楽観主義のクソ野郎」要素が生えてくるんですが。
うん、これはブライ君が悪いわ。
他の違いと言えば、マイアちゃんもお外怖い怖い状態でもありません。
曇らせタグ君は死んだん?前話のイブキNTRボツの時点で死んでたかも。
次回、「で、俺がメイドになったって訳よ。」「アリウスとクソゲー開発部」の二本でお送りする予定です。この次も、サービスサービスゥ!
時系列とか良く分かりませんが、もし続きを書くならば参考までに。
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JKの使い魔になるとかそれ何てエ■ゲ?
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水着おじさんって誰に需要があんだよ!?
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デカ●ラとか下ネタかよ。
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兎狩り
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魔王討伐