透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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124.男の娘とは、ウ◯コ味のカレー見せかけたウ◯コである。

 

 

まるで臨戦のバーゲンセールだぜ………お前デカπピンク髪なら誰でも良いのかよ!と思われそうでアレなんですが、臨戦エイミのメモロビクッソ美人過ぎませんか?

ユズはユズで4コスで許されぬ性能してるしこれで恒常入りってマジか?

まあユズは何故かエイミガチャから出てくれたのですが………エイミ?出てないですね。

 

 

 

 

 

 

勝手な予想だけど多分ネタバレかも

 

 

 

で、Twitterのニュース所を見る限り先生方は自販機にブチギレてらっしゃるようですね。何故に自販機?自販機に手足が生えてベアトリーチェ並の悪役になるの?サプライズ自販機なの?

私はマルクト倒した後の「コア回収すっぺ」って所でアインちゃんの素敵な表情で締められてストーリーにロックが掛かり読めませぬ。

 

勝手な予想ですが、何かしらに乗っとられたサプライズ自販機君がオーバーレルドキャノン的な物で「ハイお疲れ。解散解散」した後にデカマラがマルクトにゾアホリックしてレイドに至るって感じですかね?

 

問題は鋼鉄大陸にある自販機とかロビーの奴しか知らない事と展開が意味不明過ぎる事。

 

 

 

何にせよ、多分デカグラマトン編を書く時に勢いで読むでしょう。

時系列すっ飛ばして読むのは良いとして、問題は書く方ですね。そもそもブライ君が神聖四文字(デカグラマトン)の意味とそれの預言者と聞いた時点で「鉄屑風情が神の預言者とか笑うwとりま神の場所吐かないなら壊すね?」(吐いても後で壊すけど!)ってなるのがほぼ確なのが困りどころ。

 

アロナの事をChatGPTの上位モデルぐらいにしか思ってないブライ君ですから、破壊しても罪に問われない形態をしている上に神だの預言者だの言ってる兵器相手なら9割9分の確率で破壊しにかかる。

 

まあその神や預言者を殺せた所で絶対に自分の問題は解決しないんだけどな、ぶへへ

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

「"いや〜、美食研究会は強敵でしたね。"」

 

「本当なんなの、あの人達………」

 

ミサキはいつもの呆れ混じりのローテーションで呟く。

 

現在、ミレニアム某所。

相も変わらず国境学園問わずフリーダムに食事と爆発を楽しむ美食研究会をしめやかに爆散しシャーレに帰宅中。

 

「"ただ美味い飯を食いたいのではなく、シチュ込みで良い食事をしたいバカ野郎共。それ以上でもそれ以下でもない………だからこそ難しい。"」

 

「私達が言えた事じゃないけど、店を爆発してる時点でそれ以下でしょ。爆発させる理由は良く分からないけど。」

 

「1人より皆で、より良い時間や場所でご飯を食べたい……って人達だよね?その気持ちは少し分かる気がする。爆発させる理由は良く分からないけど。」

 

「"何度言っても自分の異常性を自覚せず理解しようとする気のないキチガイ共の思考なんて理解しようとするだけ無駄だぞアツコ。あんなのはもう、しばくしかねぇ。"」

 

「ビルとビルの間に橋をかけて爆走している人が言うと説得力が違うね。」

 

今現在もスーパーつよつよミサキチ号に揺られ、恩恵に預かりながらもミサキはいつもの調子でツッコミを入れる。

 

「"そういや今回爆発された店はなんだっけ?………アンチノミー的なアレ。"」

 

「分子ガストロノミー?」

 

「"そうそれ。低温調理や液体窒素は良いとしてよ、バカみてぇに時間かけて無機物を模してみたり食材をドロドロにしたり、マジで何がしてぇんだろうな?"」

 

「先生、トーストにブルーベリージャム着けるよね。」

 

「"はい、サーセンしたアツコさん。"」

 

ジャムに関してはnotガストロノミーだが同じドロドロだから俺の敗北という事で良いだろう。

 

「そういう話だったの?」

 

「"だが、加工した食材の整形は良くないと思う。"」

 

「そういう話だったんだ……。」

 

ミサキは今日も元気だ。

 

「"人は古来より、ある一定の年齢になると究極の二択が課される。「食べるならばウ◯コ味のカレーか、カレー味のウ◯コのどちらか」……と。"」

 

「下らない………アリウスの生徒に質問すれば100%カレーの方を選ぶ。」

 

「うん、そうだろうね。」

 

誰だってそーする。俺もそーする。

 

「"悪かったよ……ま、話は続けるんだけどさ。じゃあですよ、お前等は自分に出来た彼氏が実は女でしたってなった時…………素晴らしいな!それでもその気があるなら身辺調査諸々済ませた後に祝福するぞ!"」

 

「何が言いたいの………。」

 

「逆ならあるかも知れない。」

 

「"女装する男かぁ…………まあ、多様性の時代だし………って待て?キヴォトスの住民って人間と染色体の数同じなの!?"」

 

いても生徒の親。流石にキヴォトスでも無いと思いたいが、そうであれば俺はそいつのケツに氷柱をブチ込むだけだ。

 

「違うよ。」

 

「"違うのかよ!"」

 

「人に勉強しろって言う前に自分がしたら?」

 

「"ミサキチよ、俺がお前等に勉強を強いるのはちゃんとした職に就けるようにする為の下準備だ。つまり既に職に就いた俺には不要なものだ。"」

 

「でも女装する男の人なら先生がいるから。」

 

「"おっと………アッちゃん御乱心?"」

 

「あの日、先生がトイレに向かった時、ユウカさんに見せてもらった。」

 

ヒヨリが体型を隠せる服について妙に勧めて来た事があった理由はそれか。

 

「"…………あれはユウカに無理矢理女装させれた不幸な子供だ。断じて俺じゃない。"」

 

「それは無理がある。」

 

「"で、話を戻すとさ。男だと思ってた相手が女だったって言われりゃ多少なりとも脳はバグるだろ?それが金払った食事で出るんだぜ?"」

 

「無理矢理スルーしたね。………別にそれが好きでお金払ってるんだから良いじゃない?」

 

「"ミサキチ、それを言っちゃあお終いだぜ。じゃあ脳がバグるついでにプランタ・タルタリカ・バロメッツを食べた時の話でもするか。"」

 

「何それ?」

 

「"バロメッツは羊のなる木でな……アレは凄かったぞ〜、そいつの肉はカニの味がするんだ。肉の食感なのにカニ!マジで美味過ぎて2週間ぐらいその木の周りに住んだよ俺。"」

 

「すごい気に入ってるじゃん………さっきまでの話はなんだったの。」

 

「ヒヨリが聞いたら羨ましがるだろうね。」

 

「"どうだろうな?まだカニカマしか食った事ないだろあいつ。"」

 

「やっぱり本物とは違うんだ。」

 

「"そりゃあもう────"」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの!!」

 

ミレニアムの某メイド喫茶の休憩室兼更衣室前の廊下、ベラベラと訳の分からない自分語りを始めた白髪に困惑と焦りを覚えた機械は声を上げる。

 

我等シャーレがメイド喫茶まで足を運ぶ事になった回想を大声出して掻き消す店長。不敬では?

 

「"なんです店長?"」

 

暫定マトモな大人相手故の敬語。しかし、態度はクソだ。ブライは壁に寄り掛かり、目の前の壁を見つめながら隣の店長に言葉を返す。

 

「て、手伝って頂けるのは有り難いのですが……そのぉ……」

 

やはりロボ住民というのは分かり易い。

水色の光を放つ顔面は焦りの表情と共に額の汗まで表情されている。

 

「"あぁ〜、やっぱ結果だけを求めるタイプの人ね。"」

 

分かってねぇな……と呆れ混じりに壁と天井の境を見上げながら呟く。実際意味不明。

 

「"店長さん、「急がば回れ」「急いては事を仕損じる」という言葉はご存知なしけりですか?"」

 

「そ、それはどういう………」

 

「"急がば回れは───"」

 

「聞きたいのはそちらではなく………」

 

「"ああ、さっきの話の意図ですね。店長の遮ったさっきの話で言いたかった事は3つ。一つ、俺は女装してホールに出るつもりはないという事です。だって男の娘ってのはウ◯コ風カレー味のウ◯コに他ならないでしょ?飲食店でウ◯コはダメだ。"」

 

男の娘という属性がホモの隠れであり蓑腐女子のオヤツでありメイド喫茶に相応しくないという事について力説する中、更衣室の扉が開き、メイドに扮した女生徒が店長に哀れみの視線を向け会釈し通り過ぎる。

皮肉や比喩を理解するにはある程度の頭がいるという事は事実らしい。

 

「ええと………こちらもそこまでの協力は求めていませんでした。それと少々お言葉が強いかと………飲食店でウンコはちょっと……。」

 

ウ◯コはどこまで取り繕おうともウ◯コだと言うのに………

 

「"2つ目。あいつらのメイド姿は確実に可愛い!客足が増えまくるだろうか厨房側の奴等は覚悟しておくべきだ。"」

 

「あぁ…………はい。」

 

「"3つ目。バロメッツ美味しかった!"」

 

「そう来ると思ってました。」

 

「"でも例の店で提供される一部の物がキモいってのはマジです。琥珀に覆われた化石あるじゃないですか、例の店でもそれっぽいの作ってましてね。それ聞いた時思い出したんですよ、自分の元いた所で訳あってデケェ害獣をブチ殺しまして、その過程で上下ぱっくりいったんですが………そいつの裂けた腹から────"」

 

そこまで言ったところでカチャリと少し先の更衣室の扉が開く音がした。お腹の中のワンダーランドの話はお預けだ。

 

「はぁ……何で私まで………」

 

「似合ってるよミサキ。」

 

「ごめん。それと手伝ってくれてありがとう。本当に感謝してる。」

 

「気にしないくて良いよカリンさん、こっちだってC………メイド部の部長にはお世話になってるんだから。」

 

フリフリのメイド服とヘッドドレスに身を包みやれやれだぜ………と言いたげな表情を浮かべるミサキと笑顔のアツコ、カリンは申し訳無さそうな顔をしている事以外は誤差の様なものだ。

 

良い意味での顔面凶器のキヴォトス人のメイド服姿の感想など言わずとも分かるだろう。

 

ここに至るまでの経緯はこうだ。

シャーレ一行はミレニアムに湧いて出た、気に入らぬ飲食店の尽くを爆発する事で有名な美食研究会を始末した後、何やら全力疾走中のC&C所属、コールサイン02のスナイパー、カリンを見かけたブライはミサキとヒヨリにその事を伝え、二人を一度その場に放棄。

スーパーつよつよミサキチ号は三人掛け、彼女等のリーダー美甘ネルにサオリや自身の稽古など現在進行系の恩があるブライはカリンに併走し状況を問う。

そして彼女が答えた先はとあるメイド喫茶。急ぎの理由はアルバイト。キヴォトス的事情で出たキッチンホール含む5名の欠員を補う為と言う。

 

Ooh! Majestic!プライベートでもメイドとはな!と感心し、彼にしては比較的紳士的にお米様抱っこでカリンを連れ去りスーパーつよつよミサキチ号の前まで運んだブライだが、その実カリンは当バイトに勧誘した友人の[可愛い制服]という言葉に釣られただけだ。

 

そんなカリンを見かねてか、単なる興味か、改めて話を聞いたアツコが「いつもサッちゃんがお世話になってる恩返しに」と、手伝いを申し出て今に至る。

 

「私からもお礼を。引き受けて頂き本当にありがとうございます。」

 

深々と頭を下げる店長。その頭は輝いていた。

対する二人は大人に頭を下げられ感謝される事は未だに慣れていないらしくし若干の戸惑いが見える。

 

「"とりまサオリ達に見せる為に写真撮ろ〜"」

 

「チェキ代は800円で〜す。」

 

「"アッちゃん……………いつからそんなにがめつくなったんだ!!"」

 

「さっきカリンさんから教えてもらったの。」

 

「先生、店長の前だぞ。」

 

「店長の前だからって言わない人じゃないでしょ。」

 

「それもそうだね。」

 

「"失礼な。俺だって空気を読む時はあるぞ。"」

 

今回がそうだとは言っていない。

 

「店長、私はチェキNGだから。その条件じゃないと働かない。」

 

「ええ、元々その様なスタッフもいますので問題ありません。」

 

「そう。」

 

顔はまだ不服そうだ。写真NGにしたところでそれと同等の恥ずかしいアレが残っているというのに…………もしやカリン、話してないな?

 

「では、接客についてはキャサリンから………頼めるかな?」

 

「分かりました。」

 

カリンの源氏名はキャサリンというらしい。

 

「"そういやミサキとアツコの源氏名はどうするんです?"」

 

「それも考えなければなりませんね。」

 

「"ミサキはミッチェルとかミラボレアスとかミコラーシュとかアストローギスト・ミ・サキ・メギストスとかで良いんじゃない?"」

 

「では一番無難なミッチェルにしましょう。」

 

おう無難とはなんだこのアンドロイド?

 

「"アツコはアイムールとかアイビーとかアクワイアとかハカリ・A・極・咲耶とかじゃね?"」

 

「その中なら私はアイビーが良いかな。」

 

息を忘れて仕舞う位に心に絡まりそう。そういえばバリアシオンってなんだろう。

 

「"そうか、じゃ開店時間も近いしキャサリン先輩に色々教えてもらって来んしゃい。"」

 

軽く手を振り3人を送り出す。

俺の前を横切ってすぐ、アツコが足を止めて振り返りそれに気が付いた二人も足を止める。

 

「そういえば聞き忘れてたけど……どうかな?」

 

裾を少したくし上げ小首を傾げるアツコさん………

 

「"良いんじゃね?"」

 

「どう良いの?」

 

「"超良いの。"」

 

「具体的に何処がどう良いの?」

 

「"そうだな。アホみたいに短いスカート丈じゃないし、全体的に見てコハル裁判長から無罪を勝ち取れそうな所だな。"」

 

「ちょっと何言ってるか分からない。」

 

「"何が分からねぇんだよ。"」

 

「何もかもでしょ。」

 

「"そんなんじゃ先生きのこるないぜ。てことでキャサリン先輩、改めてご指導ご鞭撻よろしくな。"」

 

ブライは再度手を振りやや不満気なアツコを送り出す。

 

「おそらく先程のは可愛い待ちかと………」

 

「"知ってます、知ってたからこそです。なんて言うか、答えを誘導されるのはムカつくじゃないです?それに、普通に恥ずいでしょう。"」

 

「そう………でしたか。」

 

(中学生かな?)

 

「"じゃ、俺は出来そうな事ないし、休憩室………は荷物があるからダメだな………倉庫に籠っときますね。"」

 

「あ、そのことなのですが、少々手伝って頂きたいことが………」

 

「"え?女装はしませんし料理は出来ませんよ?"」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

「"いや〜、調べてみりゃ結構悪魔的っすね、メイド喫茶ってやつは。"」

 

画面をスワイプすればそれはまあ何とも恐ろしい数字達が出るわ出るわ。

 

「"入場料850円、ワンドリンクオーダー制で一杯750円………こんなん御通しの二重請求でしょ。"」

 

酒の場合更に高いし……

 

「当店に限らずどこもその様な感じですよ。」

 

「"へぇ……チェキ800円、ポーズ指定やメッセージオプション各600円…………う〜ん、新しめのクソゲー3本くらい買えちゃうなぁ。"」

 

店長へと悪態ついていると、それを制する様に目の前の電子レンジがピーピーと喚きだす。

スマホを一度しまい、レンジを開け、そこらの店で300円で冷凍食品である焦がしニンニクチャーハンを取り出し頼まれたキッチンスタッフの元へと歩きだす。

 

「"オムチャーハン800円、お絵かきと呪文オプション各400円。"」

 

値段を復唱しつつ封を切った焦がしニンニクチャーハンをスタッフに渡し、冷蔵庫から焦がしニンニクチャーハンを取り所定の位置へと戻る。

悪態は悪態だ。クソな態度を取っている自覚はあるし、店長にはそうとって貰っても構わない。

俺がキレているのは値段や俺の役割に対してではない。

確かに役割なんぞ無い方が楽で良いし御通し二重請求とレンチンチャーハンが割高で売れて楽そうなのが羨ましのは否定しない。

 

「"魚介豚骨ラーメン320円………店長よ、こいつはどういう事だ?"」

 

ブライが敬語を使う相手には条件がある。敬意を払うべき相手であるか(話が合うなら尚良し)、目上であるか、もしくはチョロく下手に出ていれば背中をぶっ刺せる隙を晒す様な相手であるかなど、自分が下手に出て何らかの利益の発生する相手。その全ての要素の減点方式。基本的に善良なる一般キヴォトス住民は対象内。

 

「元々は私はラーメン屋を目指しておりまして、より多くのお客様に食べて頂きたくこの様な値段設定に致しました。」

 

店長専用調理スペースで佇むアホ店長はこちらの気も知らず笑顔で答える。ニンニクオムチャーハンを始めイカれたメニューがあるのはそのせいか…………いや、レンチンやめろよ。

 

「"ま、注文は来てねぇんだけどな。"」

 

「そ、それは…………」

 

「"で、だ…………何故魚介出汁を混ぜた?"」

 

「やはり豚骨は特有の獣臭さが────」

 

「"それは百合の間に男を挟むが如く暴挙だぞ?"」

 

しかし、チョコミントとニンニクを愛する男にとって、こってり豚骨こそが正道であり、魚介豚骨は邪道。故に先程対象外となった。

 

「"はぁ………耐え難いほどの獣臭はてめぇの実力不足か怠慢だろうが……"」

 

ちなみにブライが心から尊敬の念を抱き敬語で話したい相手は柴大将と偉大なるチョコミンター栗村アイリのみである。

 

「店長、魚介豚骨2人前入りました!」

 

「はいよぉ!」

 

テンション上げてねぇでどっかに弟子入りしろハゲ。

 

「"どうせ2・3分待つんだ、ちょっとミサキが恥ずかしがってる所を見させてもらうぞ。"」

 

「はいよぉ!」

 

全肯定botと化した店長の了承を得た俺はホールが見える位置へ移動する。

 

店内をぐるりと見渡し終わる前にオムチャーハンは運ぶミサキは見つかった。

それはそうだろう、客が理想とする一挙手一投足が媚び媚びなメイドが徘徊する中、ミサキは足運びも立ち姿も全てが普通なのだ。寧ろ客の可能性すらある。生気のない目でぼ〜っとしながらスーパー内を徘徊する社会人の様なそれだ。

 

ミサキを捕捉出来た今、目を向ける先はアツコである。

アツコは何と言うか馴染み過ぎだ。元姫のメイド喫茶スタッフなら姫騎士よりは存在しそうな境遇ではあるが…………

今も客とウェーブキャット危機一髪をやってやがる。

 

さて、そこでミサキを見てみよう。

やる気の無いミサキが辿り着いた先はクマ型の奴が鎮座するテーブルだ。

見た感じ客は笑顔だ、笑顔のままミサキに話かけている………で、分かり易く首が少し下がるミサキ。多分溜め息でもついているのだろう。その様な対応をされても客はまだ笑顔だ、さてはあの客変態だな?

 

ニヤついた変態の前で少し前屈みになるミサキ。どうやらあの変態はお絵かきオプションをつけたらしい。

今思えば焦がしニンニクチャーハンにケチャップをつけるという訳の分からない事で金が発生することも忌むべき行為ではないか?

 

などと考えていると再度溜息。変わらず変態は笑顔だ。

 

ダラッと垂れた両腕を胸元まで上げるミサキ……………これは!!!呪文オプションだ!!

 

クソッ!ミサキが恥ずかしい事やって赤面する様子を真正面から見れる幸運な客が羨ましい!!

 

 

 

 

 

「んだとコラ!こちとら客だぞ!神様だぞ!!ええ!?」

 

そこはご主人様であれよ。酒を飲んだ酔っ払いだかシンプルなキチガイだか知らないがようやく俺の出番来たれりというやつだ。

 

「"おい、店長。店長!"」

 

「今湯切りしてる途中でしょうがぁぁぁ!!!」

 

湯切りザルを両手に持つアホ店長が叫ぶ。ダメだここキチガイしかいねぇ。魚介豚骨なんて作ってるからこうなるんだ。

 

「"知らねぇよ。あいつ処理してくるからここ離れるぞ。"」

 

「はいよぉ!」

 

一生湯切りしてろ。

 

「金払うって言ってんだからさっさとタイツ履いて来い!それで誠意とスカートの中を見せるってのが筋だろうが!!」

 

 

「"タイツ越しの嫌パンとは……全く良い趣味してやがる。ボコした後に猥談と洒落込もうじゃ───────"」

 

ボコボコにするためにも同族がどんな者知るためにも、ブライはラーメンに狂った店長から視線を外しホールへと目を向ける。

 

キチッていたのは腹も顔も丸いロボ住民。それの前にいるのはアツコ。

 

俺は冷静だ。幸い相手はロボ住民、手足の2・3本千切ろうと替えは効く。取り敢えず目を潰して、発声器官を潰そう。

……………いや………

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

「だ、駄目だってミッチェル!そんなの撃ったらこの店が!」

 

「いいからどいてキャサリン、そいつ殺せない。」

 

ミサキは無表情ながら怒気の感じられる口調でランチャーを例のロボ住民の方へ構えており、カリンはそれの前に立ち妨害する。

 

(僕と君とは今日あったばかり……………一目惚れだった、どんなに取り繕ろおうともそれは薄っぺらな感情だ。幾多のアニメを見て、幾多の漫画を読んで、幾多の小説を読んで、そのほとんどに「嫁」や「推し」がいる僕は尚更………それでも!……それで!どれだけ薄っぺらくても僕に芽生えたこの心は「推し」でも「嫁」でもない本物だと確信が持てるッ!)

 

「だ、大丈夫なんだなミッチェル!ぼ、僕がガツンと言って来てやるんだな!」

 

「は?」

 

(君にとって僕はただのキモい客の1人に過ぎないだろう………お互いに何も知らないし、君はきっと知る気はないだろう………それでも確かに二つ分かった事がある。)

 

(一つは、あの女の子が君にとって大切な存在であること。)

(もう一つは、大切な人の大切なモノを護れずして何が漢か!)

 

クマは徐々に口角を上げ、その牙を剥き出し、引く唸り声を上げ始めた。

怒りに震え愛に燃える変態なるクマだがその行動は冷静である。テーブルに手をつき、ゆっくりと立ち………

 

「"暴れるんならお前も折る。"」

 

「は、はぃ……。」

 

「"後これもらってくな。"」

 

立ち上らず、唐突に現れた妙に声の低い金髪ロングの黒セーラーの制止に従い座り込んだ。

 

「もうそれ癖でしょ。」

 

「子供に戻ってた時のものがきっかけかもしれない。」

 

「"んな訳あるか。"」

 

「まあどっちでも良いや。アツコの事、頼んだから。」

 

「"おう、けどランチャーはまだ片付けんなよ。"」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきから無視しやがって何手をヒラヒラさせてんだよ!耳でもイカれてんのか!!ああ!?」

 

即暴力はアウトなアツコはどうやら手話でクソ客を煽っていたらしい。

 

「何笑ってやが────」

 

迷惑客の背後へと立つブライ。必然的に視界に入ったアツコも思わず少しニヤけ、客はヒートアップする……と、思われた瞬間。

 

バシャ

 

迷惑客の頭上に細かい氷がいくつも入った水が振り注ぐ。

 

「ふふっ…………こちら当店からのサービスでーす。」

 

少し顔を伏せ笑い混じりのアツコさん。空になったコップはあのクマのところに戻すべきだろうか。

 

「ふざけやって!!流石にやべぇ!金だろ、金だろ普通に!詫びタイツだろぉ!!」

 

「"あらやだ♡水も滴る良いオ・ト・コ♂"」

 

金だかタイツだか、撮り鉄よりも目標がブレブレなクソ客をバックハグし耳元で囁く。

 

「は?………え…あ、ま、待て!何だお前!!?」

 

やはり酒には水だ。状況を理解したクソ客はブルりと身を震わせ椅子から転げ落ちた。

 

「"見たい景色は見れたかしら?だったらあまり騒がないでちょうだ。………それと、あたしはこの娘の先輩。色々な意味でのね?"」

 

足元に転がるクソ客は反射的に目を逸らした。

 

「い、色々って…………」

 

「"それは乙女のヒ・ミ・ツ♡それよりもあたし達、お互いにケジメをつけた事だしお話でもしましょう?あなたが良い男だってのは嘘じゃないんだし。"」

 

「い、嫌だ!こ、こんな所にいられるか!お、俺は帰るぞ!」

 

「"じゃあ、あたしも今からサボって帰るわ。愛とバイト、天秤にかけるまでもないでしょう?"」

 

「ひっ、ヒィィイイイッ!?」

 

寝転んだ姿勢から瞬く間に四つん這いになるクソ客。ここまでは良かった。

焦ったあまりその姿勢から滅茶苦茶に回した両手は空を切り足は地面を蹴れず地面に顔を強打する。

 

「"そんなに焦らなくてもまだお昼よ?時間ならた〜っぷりあるんだから、足腰立たなくなるまで満足させてあげるわ。"」

 

地に伏したクソ客に馬乗りになり再度耳元で囁く。

 

「い、嫌だ!待て待て待て!離れろ!お前なんかヤるなんて────!」

 

耳元で囁く時、こちらとまた耳元で囁かれているのだ。とまではいかないが、顔面までの距離はそれなりに近い。

いつもなら殴り飛ばしている所だが今は我慢。

顔を上げると真横でアツコが、遠くでミサキが笑っているのでこれで良いのかも知れない。………というのはもちろん嘘だ。

 

「"みんな最初はそう言うわ………でも安心して、段々気持ち良くなって最後にはみんな私のビッグマグナムの愛を受け入れるの………気持ち良すぎて女の子になっちゃう子も少なくないわ。"」

 

ヌチョリ

 

イカの臭いを放つ粘液が数滴、男の背中に垂れる。タラタラと垂れるそれは服の奥深く、抵抗で擦れる服と肌との間に確かに感じられた。

 

「な、ななななな!何だ今のは!!!」

 

「"あらごめんなさい、あんな事言ったのにあたしの方がもうダメみたい。男汁(女の子汁)が止まらないわ♡…………感じでしょう?あなたの背中にあたしのビッグマグナムが…………もう、ここで良いんじゃないかしら?"」

 

ヌチョ…ベチョ………ペト

 

ブライはヌルヌルの棒を男の背中にゆっくりと擦り付ける。

 

《/xbig》「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」《/xbig》

 

「"あたし、女の子や女の子になった子には勃たないの、だから出来るだけ耐えてね♡"」

 

そう言ってブライは男のベルトを腕力で引き千切る。

 

「"少しだけどいてあげるからズボンを下ろしてちょうだい。でないとあなたを愛せないわ。"」

 

少しだけ浮いた腰、男もそれに合わせる様に腰を上げる。知らなかったのか?オカマからは逃げられない……諦めの境地………誰もがそう思った。

 

「ひ、ヒヒッ!…………あ、甘いんだよボケカス!」

 

男は睾丸狙いで勢い良く尻を突き上げた。命中、ブライの腰が一瞬上がった隙に男は見事抜け出し店外への逃亡を始めた。

 

「"よし、何とかなったな。"」

 

クラーケンの触手を模した大人の玩具をGOKにしまい立ち上がる。魔術で防御を固めていようとやはり玉はちょい痛い。やはり痛覚を麻痺らせるのが安定か。

 

「"大変だミッチェル、食い逃げの現行犯だ。さっさとそのロケランをブチ込んでやれ。"」

 

「ふ、ふふふっ………う、うん……」

 

肩を震わせながら店外へ行くミサキ。あそこまで笑うのは珍しい。

 

「"アイビーはどうする?手榴弾ならここにあるぞ。"」

 

「うん!行ってくる。」

 

「"おう。手榴弾だけと言わず耐えた分ぶちかまして来い。"」

 

「ありがとう、先生。」

 

メイド服のまま外へ駆ける二人。

当然店内はヒエッヒエである。まあ、俺が一々気にしてやる事でもないけど。

 

「"さっきは水持って行ってすんません。"」

 

「い、いえ……大丈夫です。」

 

「"流石に悪いから……………あ、魚介豚骨とかどうすか?奢りますよ?"」

 

滅茶苦茶安いし。

 

「あ、本当に大丈夫です…………」

 

「店長!14番テーブルに魚介豚骨ラーメン追加!!」

 

「ああぁいよぉ!!!」

 

店長も喜んでるし何も問題は無かったという事で。

 

 

 

この後は特に何事もなく終わり、唐突な思いつきでゲロ安の王道で自分含め全員分のメイド服を購入し、今日限定で夕食の挨拶はメイド服を着用しての例の呪文となった。

 

店長からお礼として貰って魚介豚骨ラーメン10杯無料券は多分つかわないだろう。

 

 

 

 

 

 

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前回スバルが手にするはずだった写真

 

【挿絵表示】

 

え?画風が変?貼り付けるクソコラ?違和感ばかり?文句はGlock君に言って下さい。

 

 

皆様は制服カリンのメモロビをご存知でしょうか?

カリンの太ももに挟まれたアメリカンドッグと一口食べたアメリカンドッグのどちらを先生に渡すべきかと悩むお話しです。

皆様であればどちらが欲しいですか?

私は断然太もも派です。

 

理由は単純明快。カリンに彼氏が出来たり結婚したとしてもその男がカリンの太ももに挟まれたアメリカンドッグを食べる機会は一生無いでしょう。

つまり、太ももの方を選べばカリンの最初で最後の人となれるからです。

 

 

 

そしてもう一つ、タイトルについてなのですが、私は男の娘は嫌いではありませんが、「生えてる方がお得」という考えは理解できません。

 

その思考は妥協に過ぎない。女性である方が万倍良い。

これを読み「そこに本物になるという意思があるだけ、偽物の方が本物よりも本物だ。」と浅い考えを抱いた方よ。

そのキャラの性自認はどちらですか?男?女?

そもそも「生えている」という前提の元のお話なのでお帰り下さい。それに性自認がどちらであれ関係ありません。性的な視線を向けているのは貴方なのですから。

貴方は自身の潜在的な男色に向き合うべきでしょう。

 

ですが私は前述したように、男の娘が嫌いな訳ではありません。寧ろ好きなキャラもいます。当然ホモでもありません。

嫌嫌でも好んででも、家族の為、友人の為、自身のアイデンティティや理念など、そこに至る数多の理由がそうさせるのです。

 

 

 

 

 

 

 

何とは言いませんが、私の初めてはfateシリーズのアストルフォです。アストルフォが掘りながらアストルフォが掘れている画像です。当然その画像でも生えていましたが「掘られている女性の方でやった」と自身に言い聞かせました。

時系列とか良く分かりませんが、もし続きを書くならば参考までに。

  • JKの使い魔になるとかそれ何てエ■ゲ?
  • 水着おじさんって誰に需要があんだよ!?
  • デカ●ラとか下ネタかよ。
  • 兎狩り
  • 魔王討伐
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