透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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息抜き怪文書。

 

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【あだ名】

 

 

 

「はぁ……………」

 

妙に人口密度の高くなったシャーレから戻ってしばらく、ミドリのため息が部室内に響く。

 

 

 

「はぁ……………」

 

妙に人口密度の高くなったシャーレから戻ってしばらく、ミドリのため息が再度部室内に響く。

誰の何の反応もないが1人という訳ではない。

部室にいるのはいつものメンバー、しかしユズは初対面の人と話した事による疲労で眠り、アリスはヘッドホンを付けfps。

モモイはミドリの寄り掛かるソファーの上で寝転がり何やらスマホを弄っている。

 

「お姉ちゃん。」

 

ため息の反応が欲しかった人物がいたようで、ミドリは不機嫌そうに姉を呼ぶ。

 

「……………。」

 

姉を呼ぶがスマホに夢中で聞こえていないようだ。

 

「お姉ちゃん。」

 

「ん〜どうしたの?」

 

「サオリさん達の事なんだけど………」

 

「面白い人達だったね!」

 

byおもしれー女

 

「…………うん。」

 

謎の間に妹とサオリ達の間に何かあったのでは?とモモイは訝しむ。

 

「??サオリさん達と何かあった?」

 

「いや、別にそういう訳じゃないけど…………なんて言うかさ……サオリさん達がちょっとズルいなあ……って思って。」

 

「シャーレに住んでる事?……まあ、確かに楽しくはあるだろうけど…仕事までついて来ちゃうらしいから私は良いかな。」

 

器が小さく卑劣で意地悪いと思う心と友人であると思う事は両立する。

謎の間の正体が、そんな相手に好意を寄せる、恋に恋するお年頃の妹の何度目かの嫉妬であった事に取り敢えず安堵する。

 

「それもあるけどさ…………サオリさん達ってみんな先生からあだ名で呼んでもらってるでしょ?」

 

「えぇ……そんなことぉ?」

 

語尾が無駄に上がってしまったがモモイに煽る様な意図は一切ない。

モモトークで「あだ名で呼べ」と一言二言言えば解決する様な容易な内容の事を羨ましがる妹にただ純粋に驚いたのだ。

 

が、自称陰キャの溌剌女と普通に陰キャの思春期片想い女では訳が違う。

 

「じゃあモモトークとかで「これからはマキみたいにミドって呼んで」って言えば良くない?」

 

「「急になんで?」ってならない?それにサオリさん達のあれは先生が付けたみたいだし………それもまた特別感があって良いなって…………後恥ずかしい。」

 

「特別感かぁ…………」

 

 

 

 

「どうした?コントローラーの故障か?」

 

「"いや、これはモモイを倒した時のみに行う儀式の様なものだ。"」

 

「そうなのか。」

 

「"因みに他プレイヤーにやるのはマナー違反だから注意しろよ。"」

 

 

 

 

「う〜〜ん…………」

 

「そんなに良いものかな?」と言いかけたが面倒臭そうなのでやめた。

 

「本当に良いの?先生はゲーム内で自分の育てる牛にロースとなカルビとか名前付けちゃう人だよ?」

 

「サオリさん達の例があるから。」

 

「分かった、じゃあ丁度先生と話してるし私から言っておくね。」

 

モモイは座面に置いていた両足を垂らす勢いで座り直す。既に開かれていたトーク画面に指を伸ばそうとしたその時

 

「待って!」

 

ミドリがモモイのその腕を掴み、そのまま隣に座る。

 

「何?」

 

「お姉ちゃんそのまま書くつもりでしょ。」

 

「ダメなの?」

 

「ダメだよ!」

 

「じゃあどうすればいいのさ。」

 

「それは…………」

 

どうするべきかと姉の文のラーニングも兼ねてスマホを覗き込み会話の切り口を探る。

 

「………汎用決戦兵器TAKEYARI?」

 

「先生が持ってる中で最強の武器なんだって。」

 

「竹槍が?」

 

「竹槍が。後、いつも振り回してるマグロは龍殺しの武器らしいよ。まあ、決め手は水素爆発なんだけどね。」

 

「????」

 

マグロと龍殺しと水素爆発、誤用ばかりのモモイのシナリオを読んだ時の様な感覚がミドリの脳を襲う。

 

「…………その辺は後でいいや。」

 

が、モモイはモモイ、ブライはブライ、それの会話なので意味不明でも仕方ないと一旦流す事にした。

 

「お姉ちゃん、思い付いたからスマホ貸して。」

 

「変な事送らないでよ。」

 

「分かってるって。」

 

 

 

[先生ってネーミングセンスないよね。]

 

[おっ?リアルファイトか?]

 

 

 

「何でいきなり煽ったの!?」

 

「先生煽り耐性低いし、これを切り口にゲーム感覚であだ名を付けさせれば乗ってくるんじゃないかなって。」

 

「ラブマシーンかな?………まあ、多分乗って来るだろうけど。」

 

 

 

[じゃあ今から私達のあだ名を考えてよ。]

 

[私が採点するから。]

 

[ふざけるな、公平公正な採点を要求する。]

 

[じゃあミドリが採点するから。]

 

[よかろう。]

 

[まずはアリスから。]

 

[とテレス]

 

 

 

「とテレスis誰?」

 

「う〜ん、80点くらいかな。」

 

「ゲロ甘!」

 

「そうかな?今からでもアリスちゃんのモモトークの名前をとテレスに変更出来るくらいには良い名前だと思うよ?」

 

「面と向かって呼べないんじゃん!!そんなの悪口と変わんないよ!」

 

「………そこまで言うなら分かったよ。」

 

 

 

[80点]

 

[流石ミドリ、良いセンスだ。]

 

 

 

「何が分かったの?」

 

「モモトークの名前を変えなくて良いって事。」

 

 

 

[次はユズ。]

 

[デコポン]

 

[120点]

 

[自信作だ。]

 

 

 

「同じ柑橘類かつユズの特徴のおでこ、これはお姉ちゃんも文句ないでしょ。」

 

「ぐぬぬ………これは流石に認めざるを得ない………とテレスは認めないけど。」

 

「きっと、とテレスにも深い意味があるんだよ。」

 

「ミドリも分かってないんじゃん…………。」

 

 

 

[じゃあ私は?]

 

[マ●オ]

 

 

 

 

「お姉ちゃん、スマホ返すね、ありがとう。」

 

「どうしたのルイ●ジ?まだあだ名どころか採点も終わってないよ?」

 

「忘れたの?私はミドリだよお姉ちゃん……じゃあちょっと出てくるねお姉ちゃん。」

 

「どこ行くの?」

 

「ウタハ先輩に頼んでヘッドセットをゲーミングカラーに光らせる様にしてくるの。」

 

「待ってミドリ!」

 

バタンッ

 

「…………それじゃあスタール●ージになるだけだよ。」

 

 

 

翌日、ミドリのヘッドセットにゲーミングカラーに発光する機能と自爆機能が追加された。

 

 

 

 

──────────────────────────

【子供の作り方】

 

 

 

 

「先生、少し勉強で分からないところがあって教えて欲しい。」

 

執務室のデスクで先程までタブレット端末を操作していたアツコが通りがかりの俺を呼び止める。

 

「"アツコが自発的に勉強するとか珍しいな。"」

 

「いつも先生が「勉強はしておけ」って言うから。」

 

ジト目で嫌嫌やってます感を全力アピールしてやがる。

俺が誰かに勉強を強制する日が来ようとは………いや、補習授業部の奴等に既にやってたわ。

 

「"そりゃキヴォトスレベルの文明で中卒はマズイからな、どこぞの学校に編入した時に困らんようにだ。"」

 

「これが分かれば勉強に対するやる気も湧いて来ると思う。」

 

「"良いだろう。"」

 

頼んだぜアロナァ!

 

※ブライの知識は偏っており、学力的には高1未満です。

 

「子供はどうやって出来るの?出来れば実践を交えて教えて。」

 

姫に違わぬ上品な微笑みでは隠し切れないエロガキ感。これは如何したものか。

 

「"アツコさ〜ん?その質問5回目ですけど?"」

 

「先生が断ったのは4回だね。」

 

「"これから5回目になる。"」

 

「もし実践付きで教えてくれたら1週間は勉強頑張る。」

 

「"短けぇな。"」

 

「2週間。」

 

「"まだ。"」

 

「2カ月。」

 

「"分かった、検討に検討を重ね、検討を加速しよう。"」

 

「ふん。」

 

検討使の詠唱を聞き勝ち誇った顔のアツコ。

アツコは知らないようだ、検討使だってやる時はやるのだ。

 

俺はアツコの隣の椅子に腰掛け体を向ける。

 

「"ではアツコ、お前の言うそれはシャーレに1人クソガキを増やせば良いんだな?"」

 

「外の誰かに協力してもらうとかはダメだよ?」

 

「"俺がそんなゴミみたいな屁理屈をこねるとでも?"」

 

「………………。」

 

沈黙は肯定と取るぞ?

 

「"まあ良いその条件ならやってやろうじゃねぇか、子作り。"」

 

「え?」

 

僅かな力で地面を蹴り、コロコロと転がるキャスターでアツコの方へ。

 

「ま、待って先生!」

 

立って逃げれば良いものを、アツコも同様にキャスターを転がし逃げる。

 

「"どうした?お前は「知りたい」と言い俺は「教えてやる」と言ったんだぜ?何故逃げる必要がある?"」

 

「わ、私、今日はまだシャワー浴びてない!」

 

ブライの手に一つの小瓶が現れる。

 

「"んなもん後からで良いだろ。"」

 

そしてそれを飲み干した。

 

「"て事でシャーレに1人クソガキが増えたぞ。"」

 

流石は神秘というべきか、ミレニアムの時と違い今回は服まで縮んでいる………いや、神秘の有無で服が縮むとか意味わかんねぇ薬だな。

 

「"見ての通り、さっきの薬を飲めば子供の数が増える。分かったか?"」

 

「………………」

 

遠ざかっていたはずのアツコの姿が徐々に大きくなっていく。

 

「ずるい。」

 

「"ずるくない。"」

 

「屁理屈。」

 

「ちゃんと言葉の通りだ。後なんだシャワーって、もうちょいマシな断り方しろよ。」

 

アツコの両手が頬に伸びる。

 

「"やはり人類は子供の頬には勝てんものだ。"」

 

「今のヒヨリのお腹も中々だよ。」

 

「"だろうな。悪いが少し離してくれ、この体になったんだ、チョコミントを食ってお得感を味わいたい。"」

 

「分かった。」

 

いや、チョコミントだけと言わず抹茶とチョコバナナも行っとくか………

 

「そういえば……その状態からどうやって戻るの?」

 

「"ああ、それなら解毒薬を────"」

 

 

「ただいま戻り……。」

「………………ッ!」

 

 

「サっちゃん、ワカモさん待って!その子は先生が薬で若返っただけなの!」

 

「………ええ、顔を見れば分かります。あまりに非科学的な状況に少々驚いてしまいましたが………」

 

「…………APTX4869……だったか?」

 

「"サオリ、そりゃフィクションだ…………フィクションだったはずなんだが……"」

 

「………して、あなた様にそのような毒を盛った不届者はどなたでしょうか?」

 

何処に持っていたのか狐の面を付けたワカモが嫌に冷静な声色で訪ねる。

 

「"安心しろ、これは山海經のやつが作ってる物で自分で飲んだ。解毒薬もここにあるし魔術以外に影響はない。"」

 

「…………そう……でしたか……ご自身で飲まれ特筆すべき影響もない………。」

 

「"ああ、心配をかけたのなら悪かった。取り敢えず頬揉んどくか?"」

 

「ええ、是非。」

 

ラブ&ピース!幼児の頬は世界を救う!

顔前のクソデカ狐面がとにかく不気味だ!

 

「"戻るのはアイスだけと言わずワカモの飯の後でも悪くないかもしれんな………。"」

 

ワカモにそれなり揉まれ後、そう気が付いた俺はGOKに解毒薬の小瓶をしまおうと…………

 

「"ワカモさん!?"」

 

親父ならもっと上手く盗む……というやつだろうか……ワカモの左手には小瓶が握られていた……全く気がつかなかった……てか両手で揉んでなかった?

 

「申し訳ありませんあなた様………」

 

台所へ足を運びながらワカモは謝罪する。

 

そして───

 

ジャー

 

「"ワカモさん!?"」

 

「明日はこのワカモがあなた様のため大福をお作りしますので、どうか3日ほど……」

 

「"許すッ!!"」

 

 

 

ワカモはシャーレに来て初めて我儘を言った。

 

 

──────────────────────────

 

カルバれ小ウサギの森編の進捗なんですが………まだRABBIT小隊をしばいた直後であります………うわっ……私の進捗遅すぎ……?

 

時系列とか良く分かりませんが、もし続きを書くならば参考までに。

  • JKの使い魔になるとかそれ何てエ■ゲ?
  • 水着おじさんって誰に需要があんだよ!?
  • デカ●ラとか下ネタかよ。
  • 兎狩り
  • 魔王討伐
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