透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか? 作:ゴジマツリ=ユーリエフ
本来は昨日の8時10分に出す予定でしたが、金曜日にガバガバ最終確認を終えた後に投稿予約するのを忘れてました!
パヴァーヌ2章のトキがネルを不意打ちしてトキがモード2に切替わるシーンがあって、「服が変わった?」ってリアクションするんですけど………
トキのモード2ってモード1の服装見るにスカートを二重に着て長い方のスカートと上を脱ぎ捨ててるだけですよね?
えっちでは?
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トキの案内の元、リオのいるというミレニアムの或るビルへ。目立つのはNGとのことでスーパーつよつよミサキチ号も飛行も使用は不許可………面倒な事この上なかった。
「こちらです。」
安心と信頼の自動ドアが滑らかにスライドする。地震で扉がひしゃげて開かなくなったら……それは普通のドアでも変わらないか………
「試すような真似をしてごめんなさい。私は調月リオ、ミレニアムサイエンススクールのセミナーで会長を務めているわ。」
それは学生と言うにはあまりにも大きすぎた。
大きく高く美麗、そして何より大人び過ぎていた。
シュンさんやルミさんやリンとも違うタイプのお姉さん!!
「"シャーレ担当顧問のブライだ。早速で悪いが俺を踏んでくれないか?割と強めで。"」
「…………あなたは何を言っているの?」
「"160点ッッ!!!"」
思わず答 コロンビア!
色白の肌に長い黒髪。タイツの映える長い足。
アニメやゲームでよくある胸元がアホな黒スーツを着ているが、その内に白いタートルネックを着用しているため肝心のモノは見えず、下は何故だがミニスカート。肌の露出がほとんどないというだけで大変叡智なる装いでいらっしゃる。
そして何よりこの本気で困惑している顔!こいつもこいつで表情が乏しいタイプだが俺には分かる!!
リンが頻繁に向ける軽蔑や怒りとは違う本気の困惑!
ストレスの捌け口として使われるでもなく、失意や失望でもなく、ただ純粋な困惑の眼差しで見下し踏み潰す様はどのような感情を俺にもたらすのだろう!!!
「排除しますか?」
喜びに両手を上げたとこで突きつけられるトキの銃口。
ただ興奮するだけで銃を突きつけられるとか…もう終わりだよこのキヴォトス。
まあ、興奮云々関係なく日常的に銃は向くんだけどな!
「…………銃を下ろしなさい、トキ。」
「………失礼しました。」
「"本当だぜ。"」
「…………あなたの性的嗜好は理解に苦しむわ。」
「"人を変態みたいに言いやがって……知らんのか会長?背中を踏まれることで血行が良くなったり筋肉がほぐれたり色々と利点はあるんだぜ?"」
「それならば初めから背中を踏むように伝えるべきよ。まあ良いわ、先生はビナーとの戦闘で疲れたという事は理解したわ。」
「"そうそう。だから踏んで欲しい訳、他意はなく。"」
「分かったわ。」
やったわぁ〜!!!!!!
上げた両手を下ろすタイミングが見つからねぇ!!
「トキ、先生の背中を踏んであげてちょうだい。」
「イエス、マム。…………??何かご不満が?」
「"いや、問題ない。ただ、目玉焼きを頼んだら醤油じゃなくてソースをかけられていた………みたいな気分になっただけだ……いや、塩コショウ、今の場合は塩コショウだ。"」
そう、目玉焼きは醤油の次点で塩コショウ。黒服みたいなソース野郎じゃなく美少女に踏まれるのならば贅沢は言うまい………。
そう言い聞かせ俺はその場にうつ伏せになる。
「"床がキンキンに冷えてやがるぜ!!"」
最高にCOOL!!
「トキ、マットレスを───」
「"おいおい待てよぉリオちゃん。"」
なんとも無粋な事を言いかけるリオを制止する。
「リオ………ちゃん?」
「"どうした?"」
「そんな呼び方…久しぶりにされたものだから……」
自分で呼んでおいてなんだが、リオちゃんと呼ばれていた時のリオが想像つかない。
「"そんな事か、安心しろ俺なんかブライちゃんなんて呼ばれたこと…………あったな………"」
ノアから………ショタ化の代償は魔術制御以外にも多くの物を持って行かれて苦労したものだ。
それと引き換えに得たのが女装への耐性……もう終わりだよこの国。
「"まあマットの事は気にするな。マットなんか敷いたらちゃんとしたマッサージになっちまう。"」
「………マッサージが受けたかったのではなかったかしら?」
「"こだわりみたいな物だ。"」
「そう。では話を始めましょう。」
「お背中失礼します。」
「"二人ともよろしゅ………アアァァイタタタッ!!"」
挨拶も終わらぬ間にブライの背中にトキのヒールが突き刺さる。
「トキ!?」
「失礼しました、ヒールを脱ぎ忘れて───」
「"おい待て失礼するんじゃねぇ………ちゃんと弁えてんじゃねぇかよぉ。最高だぜパーフェクトメイド、そのまま続けてくれ。"」
「は、はい………。」
主君への度重なる無礼に対するちょっとした仕返しのつもりだったトキは肯定的に取られた事に困惑する。
「やはりマゾヒストだったのね……全く……理解に苦しむわ。」
理解に苦しむはリオの口癖なのか?
それはそうと、トキに踏まれながらリオに見下される……された事はないが事務的搾●みたいで凄く良い!!
「"俺は別にマゾヒストじゃないぞ、普通にOoooooh!!YES!!………普通に弱い者イジメも好きだ。"」
「軽蔑するわ。」
「"ありがとうございます!!"」
「………………」
「排除しますか?」
頭上で響く金属音!きっとご立派なアサルトを向けられていることだろう。
「"お前は排除しか頭にないのか?"」
「上を取っているからと言って油断しない方がいいわ。」
「"そこは止めてくれよ。協力してくれるんじゃねぇのか?"」
「協力したいのなら協力したいなりの態度で臨むべきではなくて?」
T●T●亭?
「"一応俺は預言者狩りに協力してる立場なんですが?"」
「…………話を戻し………」
リオは戻す話が始まっていなかった事に気が付き呆れ言葉に詰まる。
「"俺がマゾではないという話に戻るか?"」
「いいえ、これ以上時間を浪費する訳にはいかないもの。トキもそこから降りなさい。」
冗談が通じない会長はオコなようだ。
「はい。」
サービス精神旺盛なトキは最後に足を捻った後に背中から降りリオの後方に待機する。
「"じゃあ何から話す?取り敢えずビナーと機械共の残骸でも渡すか?"」
「取り敢えず立ち上がって。」
「"はい。"」
遠の昔にStand Upしているというのに訳の分からない事を言う奴だ…………と、思いながら立ち上がり服についた埃を払う。
「先生のキヴォトスの脅威となりうる存在への積極的な対処を行おうとする姿勢は評価していたのだけど、どうやら判断を早まったようね。」
「"早まってねぇ早まってねぇ!デカグラマトンは俺が壊します!俺「も」じゃあない、神殺しは俺の専売特許なの!!"」
セイアとの契約関係なしにマジにブチ殺案件!!
今回のは良いとして、よくよく考えれば「キヴォトスを滅亡から救って♡」って契約、ゲマカス以外の案件も降って来るのでは?と俺は訝んだ…………後でセイアを問い詰めて尻尾を無許可でモフろうそうしよう。
「そこ以外が好ましくないと言っているの…………トキとの会話を聞いてあなたの意思は分かっているわ。それと、トキを向かわせる前のヒマリからの報告を聞いて。」
「"あれ?知ってた感じかぁ……てか自力で脱出できたんだ。"」
一切の悪びれる様子もなく言い放つ。
「エイミが手枷になった石を足を拘束する石に打ち付けて破壊したそうよ。」
「"わ〜脳筋。もうちょい手足大事にしろよな。"」
「わざわざ作った特異現象捜査部を活用しないのは不本意だけれども、ここで先生に降りられた場合、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンス、人員リソースなど様々な面で不利益が生じるのは明白。当然、先生の申し出を受けさせてもらうわ。」
苦渋に満ちた表情とはこの事を言うのだろう。
「"やったぜ!………あっ、そうだ(唐突)。ホドはどうする?リオちゃん的には壊してOK?"」
「丁度それについて話をしようとしていたの。ヒマリは感化なんて馬鹿げた事を言っていたけど、私は預言者の中にはデカグラマトンが破壊された際のバックアップがあると考えているわ。」
感情のあるなしは関係なく普通にありそうな説だ。
「"かもな、それなら密集してないのにも納得が行く。てことで、ぶっ壊しても良いんだな?"」
「ええ、破壊しても構わないわ……でも出来ればコア部分を傷付けずに。敵を知るためというのも勿論、コアに残されたデカグラマトンのバックアップを削除しさえすれば再利用が可能だろうから。」
「"オッケー、できる相手ならそうする。そんでケセドのコア取ってバックアップある感じならビナーも壊しに行くわ。"」
「そうしてちょうだい。」
グッバイビナー、また会う日まで。
「"了解。他に何かあるか?"」
「先生がビナーとの戦いで使用した力についての説明が欲しいわ。
「"な〜に〜ゆ〜え↗?"」
「預言者の調査にはトキを同行させるつもりだから。」
ヒマリとの決裂の理由となった問いだから慎重に答えるものかと思っていたが、特に考える様子もなく答えた。それはそうと
「"いるか?"」
ナチュラルに戦力外扱いを受けたトキは一言二言言ってやりたかったが、リオの前という事もあり眉を寄せブライを睨む程度で済ませた。
「先生は機械に関する知識に乏しいのでしょう?機器を用いた現場での検証を行う際の指示伝達や使用機器の不具合への対処が必要な場合を考えての事よ。だから効果範囲や予兆、使用条件について知っておきたいの。」
「"なるほど、じゃあ話してあげましょうかねぇ〜。"」
ブライはビナー戦でのあれこれを説明した。
「聞いてなお分からない事だらけね…………。」
「"俺も今回使った力の7割も分かってねぇ!血に関して新能力!めでたいぜ!"」
「よくもまあそんな力を使おうと………」
「"俺はトースターの仕組みは分からんけどトースター使ってパンが焼けるぜ?それと同じようなもんだろ。それに巻き込まれたら一発アウトの鍵がこっち側に開いた時の対処方はある。基本俺の後ろにいたら何の問題もねぇよ。つってもよっぽど無いと人前で使わんけど。"」
「そう、ならいいわ。ただ、トキの近くで血の能力は使わないでちょうだい。」
「"Mastery of the Bloodのブライさんに血を使うなと!?お前は苺の無いショートケーキをショートケーキと呼ぶのか!?"」
「不衛生よ。」
「"ぐうの音も出ない正論だぁ……。"」
多分救護騎士団とか救急医学部とかの前で使ったらタコ殴りにされるやつだわ。
「トキの安全確保とは別に聞きたいことがあるわ。」
「"なんだ?"」
「エデン条約調印式以降に起きたあなたの体の変化についてよ。」
隠しているつもりはないが改めて聞かれると面倒だ。こういうタイプはかなり詰めてくるだろうし……。
「"脱げば良いのか?"」
「先生がキヴォトスを訪れた日、銃弾一つで致命傷になりうるという言葉を否定する様子はなかったとユウカは言っていたわ。そしてネルとの手合わせを避けようとしていたはずのあなたがエデン条約を境に顔を合わせる度に手合わせを行っている。どう考えても何かがあったと思うのが自然よ。」
完全スルーですやん。
「"確かに俺達はキヴォトス人からすれば木綿豆腐くらいの耐久ってのは合ってるぞ。……………リオ、お前はゲームとかやったりするか?"」
「したことはないけれど少しの知識はあるわ。」
「"レベルアップってあるだろ?モンスター殺して経験値ってポイントを貯めて身体能力が向上するあれだ。"」
「それがあなたの身に起きたと?」
「"そう。モンスターも経験値もレベルアップも……少なくとも俺の地元の奴にはそれがある。ゲームよろしく格上狩りは地獄や苦行であると同時に強くなるための近道だ。"」
「そんなことが……」
ありえないと言いたげなリオ。
「"ありえないとは言い切れないだろ?"」
嘘♡レベルアップするのは勇者の
「"お前は調印式に現れた幽霊達の話は知っているか?"」
「ええ。」
「"とある筋によればアレはかつてのトリニティに存在した生徒の魂の複製だ。俺はそいつを数え切れないほどに始末した……正しくは殺しただな。肉体はねぇのに互いに攻撃が通る訳の分からない相手を片っ端から消滅させた。だからそこでレベルが上がったんだろ。キヴォトス人って俺達の上位種っぽいし。"」
「信じ難い話ね。」
学生が銃ぶっ放して政治やってる世界そのものが信じ難い話だろ………もう慣れたけど。
「"幽霊の話?レベルアップの話?どちらにせよ現にこうなってるからなぁ〜。信じてなくてもこれ以上話せる事はないZE☆"」
謎のウィンクとムカつく笑顔。嘘にせよ真実にせよそれらが入り混じった未知の領域をこれ以上考えることは時間の無駄とリオは考える。
「"それよりも預言者殺しの話をしようぜ?ま〜だビナーから剥いだ装甲もロボの残骸を渡せてないだろ?"」
「そうね。ヒマリからもケセドの現在地の報告はまだ来ていないようだし、先生が手を焼いたというビナーの装甲についても興味があるわ。」
「"おうおう、ちゃちゃっと調べてくれ。そうすりゃやっと対預言者用の新しい近接武器の依頼が出せるってもんだ。"」
「銃弾飛び交うキヴォトスでわざわざ近接武器を新たに求めるなんて非合理的ね。」
「"何言ってんだ、カッコよさと面白さと納得は全てに優先する。だからこそ必要なんだよ、アメイジングでマジェスティックで最高にCOOLでアバンギャルドな武器がよぉ!"」
「…………アバンギャルド」
非合理2コンボが来ると思ったが、リオは何故だか数ある抽象的な要素から何故かアヴァンギャルドを抽出する。
「"そう、アメイジングでマジェスティックで最高にCOOLな奴な。"」
「ビナーの装甲を調べる過程で私が作製してもいいかしら?」
急に食い付いて来て……さてはツンデレ属性だな?
「"あんのか?良い案が?"」
「ええ、勿論よ。」
「"良いねぇ……武器は幾つあっても良い。俺の考えた奴造った後にそれ頼んでもいいか?"」
「任せなさい。」
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自分はソフトなマゾなので今回のブライ君にはドン引きです。踏まれるなんて痛いだけなので個人的には足置きがベストです。
人工勇者育成計画
「鑑定」の祝福を与えられた者が「経験値素材」の祝福を持つ者を発見した事により始まった本計画の主目的は、「経験値素材」の祝福の祝福を持つ非人権個体を量産し、「勇者」の祝福を持つ者を持たぬ者以外にもレベルアップを発生させ軍備拡大を図るためのものである。
レベルアップ
「勇者」の祝福を持つ者が魔物の殺害を行った際に得られる「経験値」という本人のみに確認出来る値が一定まで達すると起こる肉体の強化。
レベルアップによる変化は単純な筋力や魔力量の増強に留まらず、肉体の強度、毒や病への抵抗力までも引き上げる。
40回のレベルアップを果たした「勇者」が背後からの槍の刺突を無傷でやり過ごしたり、デコピンでクマの頭蓋を破砕したという例もある。
レベルアップを繰り返すごとに必要な経験値の必要量は増えて行くが回数の上限は未だ確認されていない。
劣等殲滅波ァァッッッ!!!