透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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139.特に我慢してなくてパパになっちゃったわよ

 

 

ケテルの残骸の側でバルバラさんと駄弁るだけで特にR18要素はないです。でもブライ君は安定してキショいです。

 

 

そういえば最近エルデンリングがSwitch2でも発売されましたね。

3000万人の褪せ人に巫女無し煽りをした白面のヴァレーさん、仲良くなると「私の貴方」と呼ぶようになりますね?

あれ聞く度に私の脳が勝手に「先生のセリナです」を再生するんですよね。

 

何かの間違いで最終章のプレ先の傍らにいるのがセリナテラーだった場合、私はまともに最終章を読めなくなるでしょう。

だからなんだって話なんですけどね。

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

「"とりま俺服着るんだけど……お前は?常に全裸がデフォルトな奴?"」

 

全裸to全裸、無手なる我は同じく無手なる目の前のバルバラを名乗る痴女に問い掛ける。

ガスマスクの下が目つきの悪い赤目のサクラコなのは知らなかったが悲しい事に背格好とヘイローは大体一致してる………近くで見るとなんて言うか……デカ過ぎだろ………ハスミより余裕で身長は高い。

 

で、ヘイローに関しては形は似てるがヒビ割れが埋まり、色は黒かったはずだが黄色くなっている。

可変式のヘイローと言えばアロナさんくらいしか覚えは無いが、奴はバーチャルだ、ヘイローの破壊はあれど変形については聞いたこともない。

アメリカ並にハッキリ見える幽霊こと恐怖のミメシスとはかなり様子が違い、生きているようにしか見えない。

それに紫のグラデーションが掛かった白髪って数百年前のファッションとしてありえなくないか?

 

全裸徘徊が趣味のヘイローがそっくりな自認バルバラの女と言われれば俺はすんなりと受け入れるだろう。

 

「おるわけないじゃろう、そがな奴。起きたらこうなっとった。」

 

後何だその喋り方は。

 

「"それこそねぇだろうがよ………てか驚かねぇのな、俺浮いてるしチ●コ光ってんのに。"」

 

「何を驚く必要がある?キヴォトスの外の人間じゃ、こっちのルールを外れて来ても当然としか言えんじゃろ………で、チ●コ光らせんで質問に答えんかい。」

 

言われてみれば当然だけど流石に肝が据わり過ぎだろこいつ、こちとら寝起きに分からない事だらけ知りたい事まみれなんだが?

取り敢えず一つ一つ会話の中に質問を混ぜよう。

 

「"俺は連邦生徒会長が設立した連邦生徒部シャーレの担当顧問のブライだ。顔くらいは見たことあるんじゃないか?"」

 

俺が殺したし……とは言えない。本物であれ偽物であれ自認する不審者であれそれを言うことに得がない。

こいつはゲマトリアが俺の観測を続けるために、と余計なお世話で送り込んだ改良されたミメシスと考えるのが一番自然だが記憶は共有されていないのか?

一番自然ではあるのだが、あいつらなら人格とか煩わしものは搭載しないと思う訳で………

 

「もう少しマトモな嘘をつけ。そんな組織は存在せん。」

 

こちらを睨む自称ネームドクソバカ牛脂イーター。

嫌だねぇ正直者がバカを見る世界。

 

「…………私の知る限りはな。」

 

正直者の眼前に広がるバカがこちらです。

今のキヴォトスの一般常識はインプットされていない。

やはりクソカスマッドサイエンティスト共らしくない。自称芸術家のAI絵師(笑)の新たな試みか?

 

「"俺もお前があのバルバラだとは信じたくないものだけどな。"」

 

「お前にどう思われようがそがいなことはどがでもえぇ。」

 

恥じらいがあるのか無いのか知らないが自認バルバラは胸の前で腕を組む。

 

「"それもそうだな。それで、お前はここで何を?俺はやべぇ兵器をブチ壊す依頼を受けてここにいる。寝てたってのは聞いたが何故ここで?ここは一応連邦生徒会に立ち入りを禁止された場所だ。"」

 

「知らん………気付いたらここに……いや、そこにおった……」

 

クレーター……俺の死に場に指を差す。

知らないフリをしていた心臓が無視出来ないほどに速さを増した。

 

「"誰かに何かをやれと言われた記憶は?"」

 

「罰掃除は昨日終えた。私は自由じゃ。」

 

「"茹卵を作ろうとして鍋から落とした時に割れて白身が漏れ固まった黒い卵と双頭の木偶人形、複眼まみれの花とデュラハン。これを聞いて思い出しす事はあるか?"」

 

「なんじゃ?その珍妙で脈絡の無い物達は……」

 

ワンチャンは無さそうだ………

 

左眼が再生を阻害された際に行われる環境の改善方法は【ブライの脳内の情報】と本人に可能な行動に限る。

 

「顔色が悪いぞ、腹でも冷えたか?」

 

訳の分からない例えを投げ顔色を悪くする敵とも味方とも判断のつかない男に言葉だけの心配を投げ。

その返事代わりがバルバラの手元に小刻みに震える剥き身の剣の柄が伸びる。

 

「"バルバラ、お前には俺を殺す権利がある。無理だろうが気が済むまでやってくれ。"」

 

初対面のイカれ全裸に恨みも何もないバルバラは訳の分からない選択肢に頭を捻る。

 

「は?私にお前を恨む理由はないぞ?」

 

「"いいや、ある。お前は俺のせいで3度目の死を経験する事になる。"」

 

「………お前は何を言うとる。」

 

 

ヘイローとは何か神秘とは何か、自分よりも強固な存在を目の当たりにし力を求むる男は考えた。

そして辿り着いた結論は「神秘とはキヴォトス人に宿る魔力の様な概念であり、ヘイローとは目に見える魂のようなものてある」と。

その仮定を元に神秘を得た男はふと考えてしまった。「器(肉体)を用意し、近くで神秘を表出し魂の形を再現すれば魂が宿るのでは?」と。

 

そして起こったリスキルとそれに伴う左眼の暴走。目を覚ました時に現れた死人と消えた死体。

ブライは自分が最も忌み嫌う存在(忌わしい左眼を与えた神)と全く同じことをしでかした事を自覚し嫌悪する。

 

「私が死んで数百年?………お前が私を復活させた?……お前は主をバカにしとるんか?」

 

目の前の不審者に「貴方は数百年前に死んで先程私の魔法で復活してしまいした。」とだけ伝えられた信徒は信徒として当然の反応をする。

 

「"いつもバカにしてるが今回は違う。マジだ。"」

 

反省しているのかいないのか、それとも自分を殺させたいのかブライは真剣な表情で挑発としか取れない返答を返す。

 

「おどりゃ死にたいんか?」

 

「"殺したいなら剣を取れと言っている。"」

 

堂々たる出で立ちに粗暴な振る舞い、それでもバルバラは聖女とまで呼ばれた淑女。

教え的に自殺も他殺もNG。当然ブライの罪人を二人産む発言が許されるはずもなく、長細い腕でブライの肩砕く勢いで掴み引き寄せる。

 

 

「おどりゃ主から貰った命を粗末にする気か!殺っ………張り倒すぞ!」

 

引き寄せられたブライは抵抗することなくされるがままに、痛む肩をそのままに鬼の剣幕で見下ろされながら飛沫を受ける。

 

「"俺ならそんな事をしやがったクソを2000回ほど殺す自信がある。………後悔するなよ、俺はもうお前に殺されてやらねぇ。"」

 

せめてもの慈悲と魔術を消す時と同様の事をバルバラのヘイローに命じるが反応はない。

 

元々魔術ではなく神秘を行使されて生み出された存在だしルールの違いはあるだろう。

俺が形を保たせる秒数を遠に越してる時点で予想通り一つの命としてキヴォトスに再誕したと考えるべきか………。

 

虚空へと消える剣。どんな物をどれだけ出せるのか、前線にも後方にも近接にも遠距離にも厄介極まりない能力とブライの気に食わない態度に舌打ちする。

 

「チッ…見縊んなやアホが………いいかブライ、ブチ殺していいのは角付き(ゲヘナ)と異端者(アリウス)共だけじゃ。」

 

「"保護してたクセに良く言うぜ。"」

 

笑顔を浮かべブライの肩を持つ手に更に力が加える。

 

「…………おもろい冗談言じゃ、もうちょい話してええぞ?」

 

妙な間とどことなく感じる圧のある物言いと実際に感じる肩の圧、時代が時代だしサクラコとは違いガチの威圧だろう。

 

「"お前こそしょうもねぇ嘘ついてんじゃねぇよ。数百年経ったつったろうが、ユスティナがアリウスを保護してたのは知れ渡ってんだよ。"」

 

「まだ言うか!」

 

「"何だ?殺したくなったか?"」

 

「チッ………!面倒な奴じゃ………」

 

バルバラは力を少し緩めるが放すにはいたらない。戒律の守護者であれと命じられたユスティナの秘密を知る者を野放しには出来ないのだ。

 

「"面倒臭いのはお前だ。とりまこれでも読めよ。"」

 

充電の危ういシッテムではなくスマホを取り出しエデン条約に関してまとめてあるニュース記述を開き差し出す。

差し出されたスマホを手に取らず顔だけで覗き込む痴女。

殺さないと言うなら肩痛いしそろそろ離してもらいたいもんだ。

 

「あ?エデン条約?和平だぁ〜?なんこのふざけた条約は?御伽噺も良いとこじゃ!」

 

「"ちゃんと破談したぞ。"」

 

「当たり前じゃ、角付きなんぞと分かり合えるはずがなかろう。」

 

聖園ミカさんと羽川ハスミさんがいいねしました。

 

「"破談の原因はアリウスの襲撃なんだがな。"」

 

「グッジョブ異端者共!ユスティナポイント3万贈呈じゃ……で、何じゃワレは物書きでも目指しとるんかの?」

 

「"何だよその面白い推理だな探偵さん構文みたいなの、そんな昔からあんのか?てか読む気ねぇなお前。"」

 

「読んでどうなる。読んで「相分かった、私蘇った」となるとでも?本当にバカか?」

 

「"まあ、そうだけどよぉ……"」

 

バカそうな喋り方のクセにチョロくねぇ。

てか誰だよこの口悪い奴を聖女認定したアホは。

 

「"本当は操作方法が分からねぇだけだろ。"」

 

負け惜しみのような事を考えながらタブを閉じて電源ボタンに手を伸ばす。

 

「待て、戻せ。」

 

画面が真っ暗になった瞬間これである。

 

「"なんだよやっぱ気になるんじゃねぇか。"」

 

「お前の書き物に興味はない、一個前じゃ一個前!」

 

無機質なロック画面を親指を当てる。

一個前と言われてもあるのはソシャゲアイコンのチラホラあるだけのただのホーム画面だ。

 

「"言っておくが女性向けコンテンツなんぞ入ってないぞ。"」

 

バルバラは肩を持つ手をそのままに反対の手でスマホを持つ俺の手ごと持ち上げ食い入るようにアイコンまみれの画面を見る。

 

「…………誰じゃこいつら。」

 

「"シャーレのメンバーだ。訳あって俺含め全員メイド服…………ああ、なるほど。俺と狐耳を除いて全員元アリウスの奴等だ。"」

 

「元アリウス………」

 

知り合いに似た顔がいたパターンか?

 

「"興味出たか?"」

 

「加工じゃ。」

 

頑なだ………本当に面倒臭い。まあそれならそれでもう良いだろう。

 

「"そう思いたいならご自由に。流れで見せたが俺は俺なりの償いは済ませた、これ以上お前に構う必要はないからな。"」

 

俺はバルバラに俺を殺す機会をやったし、殺してやると提案してもこいつは99割断るだろう。

で、最低限の情報も要らないと言うならこれまで。

スマホをGOKにしまう。

 

「お前もう忘れたんか?全てにおいて疑わしいお前がユスティナとアリウスについて知っとんじゃ、なんも無しに逃がす訳なかろう。」

 

緩めていた拳に力が籠る。

 

「"お前こそマトモな思考は出来ないのか?俺は1人でここに来るような人間だ、当然地形は把握してるし何より飛べる。お前なんぞ置き去りに出来る。"」

 

血が止まり冷え冷えになった肩を掴む手を払うため対の手を伸ばすがバルバラのもう一方の腕がそれを掴み阻まれる。

 

「やってみぃ。」

 

「"おうやったらぁよ。"」

 

とは言ってみたものの単純な力比べならどうなる事か……

俺の仮説が正しければバルバラは俺の神秘を使って産まれた存在。

 

死ぬほど下手な例えをすると魔力は膀胱の尿のような物でほっといて勝手に溜まるもの。

膀胱であれば容量に限界はある。俺は膀胱トレーニングという名の魂喰らいで膀胱を拡張した。

んで、神秘も同じようなもので今回は逆、喰った魂を分けた。つまりは膀胱のお裾分け、最大値がバルバラに持ってかれた訳だ。

 

神秘の無い俺が特に手を加えなければ、面会時の興奮気味だが手をミンチにしないレベルに加減しているワカモに余裕で力負けした実績がある。

そして魔術による強化を施してなおミカには殆ど敗北に近い惨状になった。

 

バルバラが神秘をどれだけ、恐怖をどれだけ持って行ったのか知らない。ただ、俺の肩が砕けていないところやヒエロニムスを喰って生えた翼……でいいのか?が存在している辺り全てではないのは確か、それでも「最も偉大と謳われた聖女」を再誕ならばそれ相応の量が持って行かれたはず……故に今の俺が力で勝てる確証はない。

 

ブライの体から失われる浮遊感、バルバラの手に加わる重量感。肩と手首のアンバランスな持ち方ではあるがバルバラは顔色一つ変えずブライを持ち上げる。

 

「"流石メスゴリラ、やはりこの程度屁でもねぇか。"」

 

あの時も確かゴツいの二つ持ってたはずだ。

 

「私がゴリラならおどりゃフェレットじゃドチビ。」

 

「"お前が無駄にデケェんだよ!後何だそのチョイス、見当違いも甚だしい。"」

 

「どこがじゃ?」

 

手首を掴んだ方のバルバラの前腕をにゅるりと粘性を持った何かが二度這いドロリとした生臭い何かを残す。

 

「ひっ……!」

 

「"可愛い声上げるじゃんメスゴリラ〜w"」

 

そう、ブライの手には何かと役に立つクラーケンの触手を模した大人の玩具が握られていた。

 

「"I am Octopus!I have Octopus!"」

 

残念過ぎる英語力を披露しつつ反対の手でもクラーケンの玩具を握る。

 

「"これでその反応は有難い!どうするバルバラ?このまま俺を持ち続けるならばこの触手が脇やら乳首やら口やらおセンシティ部をそれはもうアウトな感じに弄ぶ事になるぞ。そして手を離せば俺は逃げる。ハハッ!全裸徘徊なんぞするからこうなるんだぜ痴女ゴリラ!さぁ、どうする?"」

 

逃がして何の問題も無い訳だが、それを知らぬ本人は前腕をペロペロし続ける触手に焦りと絶望を露わに赤面するばかり……いやぁ実に気分が良い!

 

「ま、待て!私が悪かった!だからそれを……」

 

忍耐力のない聖女は残念ながら超えられない試練にブチ当たり即砕けそうだ。

 

「"しまったらどうなる?諦めて俺を逃がすか?そうしたいなら手を離せば良いだけの事だろ?まあやらなくていいよ、無敵のI amTOXICで適当に毒ばら撒いて逃げるから!死ぬまでこのクソ広い廃墟を彷徨うといい!"」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「"だからぁ?"」

 

フリーの手の触手を少し持ち上げバルバラの腹に近づける。

反射的に足を引くが持たれているため誤差程度。

 

「お、お話を聞かせて下さい!そ、それと写真の人等と会わして下さい!」

 

「"要求多いなぁ〜、それに案内してる時に後ろから殴られるかもだしなぁ。"」

 

「しません!!」

 

「"本当にぃ?"」

 

「主に誓って!」

 

「"俺が信じてない奴に誓われてもなぁ〜"」

 

「うっ………」

 

偉大なる聖女は見る影もなく今は涙目で恐怖している……いかん、俺のスーパーノヴァがビュルッセンブルクしかねない。そろそろ止めておこう。

 

「"ふぅ……話聞く気になったか?"」

 

「……はい。」

 

「"ガンジースタイル……OK?"」

 

「???お、おっけー。」

 

「"よろぴっぴ。"」

 

触手をしまい動かせる範囲でバルバラに付着したニュルンベルクな粘液をGOKへ。

 

「"とりま服着ようぜ、俺の貸してやるから。"」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

「…………こまい。」

 

ブチ抜かれた瓦礫の外輪山の上、涙目を擦りやや目の周りが赤いデカ女が文句を垂れる。

文句を垂れるモンクとか考えた奴は全員ビナーの尻尾に括り付けるとして………

 

「"お前がデケェんだよ。"」

 

細い手足のお陰で俺の物で問題なく行けると思っていたが、クソ長い足のせいでズボンがなんと六分丈状態。もちろん渡したのは長ズボン。

上はまあ普通に半袖、半袖の服として機能しているがバルバラの発言の通り俺は胸筋バトルに負けたらしい。

そして靴は足場がクソな廃墟に適さないク■ックス、そこはまあキヴォトス人だし神秘云々でどうにかなるだろう。

 

「"話すと言ったがそれちょっと後でもいいか?アリウスの話なら本人達から聞いた方がより正確だし、さっき言ったが俺も仕事でここに来てんだよ。"」

 

「………うん。」

 

さっきの威勢はどうした。

 

「"とりま報告のために一旦ミレニアム………この先の学園まで戻る。一旦こっから降りるけどついて来れるか?"」

 

バルバラがブチ抜いたのは上から三分の一辺り、高さはそこそこ、常人が滑落すれば人間シリシリとは行かずとも隠し包丁を入れられたイカのようになること間違い無しだ。

 

「舐めんなドチビ。」

 

さっきの態度はどうした。

 

「"分からされた後によくやれるなお前………"」

 

向かう先を見下すと瓦礫に紛れ赤と白の斑模様の廃材のようなものありけり。

おそらく血。念じると浮かぶ赤を右手を上げて出迎える。

あの白いのが俺の死因である確率80割。

 

「うわキモっ。」

 

「"おい何だその反応は、格好良いやろがい。"」

 

これが使えるってことは神秘はまだある………ゲマカスの言葉を信じるなら神秘も恐怖も本質的に同じってことでスッカラカランな可能性もサモ・アリナン。

 

「感性がイカれちょる。」

 

「"ハイセンスですまない。で、アレをやったのお前か?"」

 

「ヤドカリみたいな奴か?………そいつなら私がめいだ。まあ元々めげかけとったが。」

 

めいだ?めげかけ?……正確な意味は分からないが状態を見るに壊すとか殺すとかそういう意味合いか?

どちらにせよそこまで追い込んだのは多分俺だろう……しかし……

 

「"ヤドカリ……ヤドカリ……"」

 

俺ヤドカリに殺されたの?

 

「"そいつにヘイローはあったか?"」

 

あったらいいなと淡い期待を込めて……てかそこらの雑魚の不意打ちで死んでたら普通に嫌だしそうであれ。

 

「妙な事にの。」

 

「"マジか!でかのした!ナイスめげめげ!そいつだ俺の調査対象は!"」

 

雑魚による雑魚死でなかったことはもちろんケセドのコアは回収出来なかった分の名誉挽回天鎖斬月だ。

てかチ●コ金玉と来て何でヤドカリ何だ?まあ、預言者を一体始末出来たなら何でもいいか。

 

「"すまんがちょっと依頼主と連絡を取る。内容によっては少し案内が遅くなるかもしれん……"」

 

「はぁ!?」

 

「"帰りに何か買ってやるから許せ。素晴らしいぞ〜現代の菓子は、徐々に内容量が減っていくととこ値段が上がっていくとこ以外は。"」

 

「それなりに重要な要素じゃろ……」

 

「"奢られる立場なんだか今回は気にすんな。んで、何が食いたい?"」

 

「…………チョコクッキー」

 

「"噂をすればカントリーマ●ムさんかよ、まあ、カントリー●アムに限った話ではないが。"」

 

早いところ廃墟を抜けてワカモに客人が来る事を伝えたいが取り敢えず今はリオへ報告を行うためインカムをお耳にインしてバルバラに向け顔前で人差し指を立てる。

 

「無事だったのね先───」

 

「"お待たせリオリオ!HUNTER×HUNTER39巻発売おめでとう!読んでないけど!"」

 

「…………無事ならいいわ。」

 

予想通りの返しだ。予想通りなら通信の向こうでは安堵と怒りから困惑に変わるリオの表情が拝めていたのだろう。

 

「"それでなんだけど、ケセドのコアは残念なことに工場爆破前に奴が自爆しやがったから回収は無理だったぜ。"」

 

「敵の戦力源を断てたなら十分な成果よ、それにケセドは元々自爆で先生を排除するための捨て駒だったのでしょうし。」

 

「"で、さっき廃墟にいたもう一体の預言者をぶっ壊したぜ。"」

 

「!!!」

 

「"記憶喪失の助っ人外国人と一緒に。"」

 

バルバラは何言ってんだこのアホは?と言いたげにこちらを睨む。

本人的にここが自分の生きたキヴォトスの未来だと信じれる要素が一切ないだろうが、そういう事にしとかないと絶対に面倒な事になる。

 

「???記憶喪失の助っ人外国人?」

 

ま、したことでそうならない訳ではないが程度の違いだ。

 

「"後関係ないけど俺の背中からクソデカい羽が生えた。"」

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

「こうなるんなら言わんかったら良かった………」

 

俺目線ナレ死同然の退場をした預言者をダルそうに踏みつけながら文句を垂れる。

文句を垂れるモンクとか考えた奴は(以下省略)

 

「"言わなくても結果は変わらねぇって。"」

 

俺はあの場を無事に脱出し、何かデカい羽が生え、その後に襲いかってきた預言者と地獄の鬼ごっこをしていると、何処からともなく現れた助っ人外国人がその預言者にトドメを刺して、何やかんやあの工場の周りで瓦礫に埋もれた。

という頭のおかしい内容の報告をリオに行った。

 

最初に返ってきたのは溜め息。報告の内容に対してなのか、公にはされていな預言者の存在が助っ人外国人とかいう良く分からない存在にバレた事か、面倒せぇ場所で死んだ預言者マジ面倒せぇ……的な溜め息なのかは知らない。

崩落の恐れがあるから負傷的な意味でもサルベージ的な意味でも面倒な事になるから触るなと言われたし多分最後のやつが理由だろう。

 

「"それに心配しなくてもデカマ●とか俺が一瞬でへし折るし。"」

 

「デカマ●………そいつめぎゃあ全部終わるんか?」

 

「"デカマ●って言った!"」

 

顔色一つ変えことなく!

 

「最初に言ったのはお前じゃ。」

 

こいつの羞恥の基準が分からん……

 

そしてなんとめでたい事にデカマ●の居場所が分かったらしい。丁度工場が爆破している辺りで何やら廃墟のとある場所で救難信号があり、「あれれ〜?おかしいぞ〜?」となってパターン解析をした結果デカグラマトンだったらしい。

 

サプライズ預言者への不意打ちの合図、あるいは他の預言者に向けたマジの救難信号、罠、降伏の意、考えられる可能性が幾つもあるが、元凶がご丁寧に居場所を晒してる現状向かわない選択肢はない。

 

だが俺は今デカグラマトンの元へ行くことなくバルバラと駄弁っている。

何故ならデカ●ラの居場所を教えてもらえずトキが来るまで待機と言われてしまったからだ。

効率と合理はどこへ行ってしまったのでしょうか?

 

「"それよりよ、お前あのデカブツをどうやって倒したんだ?武器なんて持ってなかったろ。"」

 

「銃なぞ無くても拳があるじゃろ、それに…………」

 

「"それに?"」

 

「手負いの鉄屑如きに私が負ける訳なかろう。」

 

「"そう。"」

 

こいつもヒナちゃんつよつよビーム的なことが出来るパターンか。

 

「"改めて聞きたいんだけどさぁ、お前どこまで覚えてんの?"」

 

「どこまで?」

 

「"いやぁ、あるだろ?お前の人生……アリウスの保護…つーか、ユスティナが設立してるってことは第一公会議より後は確実だろうけど……お前の最後の記憶が何でいつのバルバラなのか超気になる訳よ。"」

 

「また訳の分からんことを……別に普通じゃ普通。先輩方と祈ってバカ共しばいて……大体そんなんじゃ。」

 

「"過激派ナザ●が……先輩ってことはお前は高3ではねぇんだな。"」

 

「今は中学2年じゃ。」

 

「"ん?"」

 

「中学2年。」

 

「"………………"」

 

「14。」

 

「"マジ?"」

 

「マジ。」

 

バルバラと相対してこれまでの対応が頭を過る。

 

「"そうか………あ〜中等部的な……一年半前までランドセルか………そんなの6割ロリじゃねぇか………そうか…俺は6割ロリに……"」

 

「六割そばみたいに言うな。」

 

頭を抱えるアホに庶民的なツッコミを入れる聖女(14)。その手元に再び剣の柄が伸びる。

 

「"バルバラ、やっぱりお前は俺を殺すべきだと思う。"」

 

「命粗末にすんな殺すぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

*1

【挿絵表示】

 

 

腹などを痛めてバルバラを産んだ子ママでありパパであり、14の歳にその娘に乳首攻めを行おうとした男ブライ。

何か罪悪感感じてますが作中でヒフシコが明言されてるので、自分磨きの許容ラインに16は確実に入っております。

とりま正月にはマエストロおじいちゃんの家に顔だして鉛玉あげてタマを貰わないとだ。(?)

 

 

 

アリウスに従う幽霊の正体で笑ってた男の反応かこれが?と思われた方もいるでしょう。

ブライ君の自己嫌悪は本当に「自分が神と同じく人を蘇らせたことのみ」にあるのでマエストロがユスティナを複製した時は本心から「アホ信者ざまぁw」と笑ってました。クズですね。

 

 

 

 

 

*1:
バルさんイメージ画像 裸足なのは念のため。

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