透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか? 作:ゴジマツリ=ユーリエフ
やっぱチー付与とニコニコで見る氷剣は最高やな!!
サオリよ、お前のあの一撃のせいで先生は腹筋一回すらままならない体になってしまったようだぞ。(今週のお時間いただけますかの話)
あっ(察し)と思ってコメント欄見たら「マリーがエロい!!」か「腹に傷があるからね仕方ないね♂」の二極化で笑っちゃったんすよね。
ストーリーでそれなりの徒歩移動挟んでますし、ヴェリタスキャンプイベでの登山で三馬鹿が息切れしてたシーンに先生がへばってた様子がなかったのでモヤシという説はないです。
寧ろ2階以上の建物から頭にプレステが落下してもこれと言った問題はなく、サオリから腹をブチ抜かれても気合いで半日で起き上がり活動を開始する化け物の部類に入ります。
よって割とマジでサオリに撃たれた後遺症と考えるのが自然。
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あの時デカグラマトンの提案を受け入れていればどうなっていたのだろうか……アレは俺の推測を否定しなかった。
提案を受け入れていれば、俺の人格は消えある意味では俺は死ねていたのだろうか
少し前に過ぎた事を思い起こしトキを肩に乗せながら帰路につく。
「"まぁいいか………"」
「ん?何か言った先生?」
「"いや、ちょ〜っと明日からもやる事多くて面倒臭ぇって思ってな。"」
「まずはバルバラの身元を調べないとだね。」
「"あ〜そうか……"」
探してもどうにもならないものを病院やら関係各所に問い合わせることになるのか………
「バルバラの名で先程思い出したのですが、先日の件で少し有名になった、トリニティ総合学園設立に際して結成された武力組織ユスティナ聖徒会、そこに貴方と同じ名の聖女がいたそうです。」
「私と同じ名の聖女様?……聞いたことなかぞ?」
紛れもなくお前だそれは。
取り敢えず14歳現在では聖人認定は受けてないらしい。
てかそもそも聖人認定は普通に死後か。
現代受肉の話を一切信じていないバルバラは首を捻る。
「"おっけーおっけー、そこら最初に当たるわ。で、預言者狩りはこれからどうする?"」
「それは先生達が破壊したという預言者の持っている情報次第ね。」
「埋没した本体の近くに瓦礫の山もありますし、しばらく時間が掛かってしまうでしょう。」
倒した場所が悪過ぎた……何をやっとるかねバルバラは!
「"罠にしろ何にしろマルクトって奴は早いとこぶっ壊しておきたいな。"」
「デカグラマトンが言っていた再証明の担い手ですか……セフィロトの樹の十番目のセフィラに位置する預言者ならば存在してもおかしくはありませんが………あの自販機は本当にデカグラマトンの本体だったのでしょうか?」
「"俺に力を譲渡しようとしてたし本体とは思うが……どうだろうな?"」
分からない事を変に考え込む意味はない。
考えた答えがどれも間違っている可能性だってある。
ならばやる事は一つ
「"まあけど偽物なら偽物でバックアップ候補ども全部潰せばまた何らかの行動を取るんじゃねぇか?"」
最終的に全員殺せばよいのだ!
「力技ですがやはりそれしか道はありませんか………まずはアビドスにドローンを派遣しビナーの稼働状況を確認すべきですね。」
「"おう、よろしく。とりま今日明日にキヴォトス各地で機械が暴走を始めたり、そいつらが全力で俺を殺しに来なかったら殆ど勝ちっつっても良いんじゃねぇか?"」
「デカグラマトンの本体が別にあり先生の挑発に乗っていれば、の話ですがね。」
「"それもあるが、俺的にはケセドっつー生産専門の預言者を用意してる時点で「自分の能力には限界があります」つってる様なもんだと思ってる訳。
あいつは俺を敵と呼び俺を殺すためだけに預言者2体をけしかけて来たが、俺が電子系チート有りのデカグラマトンなら今すぐにここらの廃工場の生きてるAI探して片っ端から預言者にして兵を増産した後、
キヴォトスの機械の一切合切をダメにして「あのイケメンを生贄にしたらキヴォトス元に戻します」って声明を出してキヴォトスを敵にとっての地獄に変える。それが近々起きなかったらあいつはそれが出来ないザコって事でほぼ勝ち確だ。知らんけど"」
「えげつないけど……可能ならそうするだろうね。」
「"だろ?"」
「まあ制限が無くてもそこまで都合良く話は進まないだろうけどね。」
「"どっちだよ。"」
「そしてイケメンではないがの。」
「"すまん、超イケメンの間違いだった。"」
ブライさんがタメ息出るほど容姿端麗イケメンボーイだと再認識したバルバラの小さなタメ息が背後から聞こえる。
イケメンですまない。
「能力の制限、願わくばアレが本体であることを祈りましょう。」
「"デカグラマトンがチーターで全てが敵になっても俺は最後まで暴れるぜ!"」
「心配せずともエイミの言ったようにキヴォトス全てが敵になる確率は極めて低いので安心して下さい。」
「"ま、普通に考えて明らか敵対的だし次の矛先っつーかパワーバランスっつーか、シンギュラリティ的な反乱AI共に協力するアホ校の方が少ないよな。"」
そうなってちょっかい掛けに来るのは目先しか見えないガチのアホ校か同じ鉄屑仲間のカイザーくらいか?
「話は少し変わりますが、先程デカグラマトンと話していたキヴォトスの終わりを見た予言者の話は本当でしょうか?それともただのハッタリ………?」
オカルト好きだから、というのは4割くらいだろうか。
「予言者なんている訳ないでしょう、科学的に考えて。」
ブルーベリー色の予言者が登場するフラグか?
「"本当の話だ。だが残念ながら見たい物をピンポイントで見れる訳じゃないらしいし、俺が初めて会った時には既に予言の力は無くなっていたそうだ。そういう事だから預言者探しには使えん。"」
本人的には残念なんて感情は殆ど無かっただろうけど。
「そうでしたか、それは残念です……それはそうと聞きましたかリオ、予言者は本当に存在したそうですよ?」
「悪魔の証明でも始めるつもりかしら?」
「「科学的にいない」と豪語したのは貴方ですよ?セミナーの会長を務める者がよもや何の根拠も無しにそのようなことを?」
「仮に先生の言う人物が存在したとして、予言の力を失った予言者を予言者と定義することは不適切だと思うのだけれど。」
「証明できないからと言って論点をずらさないで下さい。私は───」
唐突に始まりそうな煽り合いに手を叩き終わりの合図を出す。
「"はい、俺が小難しいレスバに巻き込まれそうだからこの話終わり。やりたいなら後でエイミに見えないところで勝手にイチャついてろ。"」
「イチャ……先生は随分と認知が歪んでいるようですね。」
「時間の無駄よ。」
「何で私が子供ポジション?」
「"じゃあ見たい?"」
「別に。」
俺が聞いたのは予言の力は無くなったことと幾つかのキヴォトスの結末。
何か空赤くなる奴とデカマ●を自称する変態と化した俺、そしてブライ君失踪Endとゲヘナ大乱闘End………半分くらい俺がやっちゃってる訳だ。
預言者狩りの再開にはしばらく掛かりそうだし、まだ何か隠してそうだし耳と尻尾をモフりつつ他にもあるかダメ元で聞いてみるべきだろうか。
「"ふ〜……後は面倒なのはほんっとお前関係だけだわバルバラ。"」
「お前の話に幾つ嘘があるか……ほんに楽しみじゃ。」
「先生……記憶喪失の人にまで嘘吐いたんだ……」
「先生は嘘吐きの裏切り者ですから。」
「"トキさん久しぶりに喋ったかと思えばそれですかい……"」
発言や態度から一切の信用は感じられず、感じられるのは背に向けられる熱い視線と圧。
珍しく嘘をついてないと言うのになんと理不尽なことか………まあ語ってない部分がヤバいから困っている訳で………。
本当にどうしたものだろうか………
「"話も終わったことだしお前もエイミ担げ。俺等が走った方が早く着くだろ。"」
「じゃな。」
手を伸ばすバルバラと困惑するエイミ。
「エイミを担ぐ前に一つやって貰いたいことがある。」
「私か?」
「ええ、貴方よ。」
いつもと変わりなくリオ淡々と告げるが、その言葉には少しの圧が感じられる。
アサルトライフルを握るトキの手に力が籠る。
「単刀直入に言うわ。バルバラ、私は貴方が人間ではないと考えているの。」
普通であれば空気が変わり緊張が走る展開。確かに空気は変わっているが緊張が走っている者は数少ない。
トキはリオの疑いを事前に聞いており
「おん?」
話題の中心は自身の頭の14年を疑わず、リオがマジなテンションで変なことを言い始めたと感じ。
「先生、貴方が遭遇した預言者らしき個体が本当に預言者だったと断言できる?」
「"出来ねぇな。それ込みで調べてくれ。"」
実際の俺は死んでて遭遇すらしてないんだよなぁ……
産んでないけど産んだ母親兼父親は真実に近い予想を知りながら明かすつもりはない。
「私は貴方がデカグラマトンの預言者ではないかと考えているの。」
リオの疑問は最もだ。
文明は川沿いから発達する。何故なら水は人にとって重要な資源であるからだ。飲まなきゃ死ぬし食うための作物も育たない。
ならばここはどうだ?確かに水はある。とびっきり臭くて汚くて飲めない水がたんまりと。
食えるとすれば廃墟の外から飛んで来る鳥くらい。
そして何と記憶喪失という設定付き……まあ、無くはないが、仮にどこまで問い詰めたとしても最終的に出るのは「気付いたらここに」という答えだ。
そんな奴がデカグラマトンの救難信号と共に現れた。
うん、怪しさしかない。
当然エイミとヒマリにも疑念はあった。
しかし、バルバラが預言者でキヴォトス内に潜伏させる伏兵ならばそもそも自分達と接触する必要性が無く、狙いがあったとてタイミング的にハイリスクが過ぎることからその可能性を低く見積もっていた。
それでもリオただミレニアムとキヴォトスの平穏のため、その非効率で低い確率すらも潰したかったのだ。
「私があん卦体な機械の仲間と………類は友を呼ぶとは良く言ったもんじゃ。」
「"ほら、これで指先ちょいやって適当に証明してやれ。お互いやることあんだろ。"」
魔術で100%鉄製のナイフを創り出しバルバラに手渡す。
まあ本当にこいつが預言者だった方が俺的には嬉しい訳だが。
「お前、マトモな教育受けとらんのか?」
差し出されたナイフ刃の腹を摘み、やや乱雑に取り上げ左人差し指に滑らせる。
「どこで見ちょるか知らんがこれで満足か?」
指から出たのは普通に血。
自分が渡しておいてなんだが、ロボ住人が人権を獲得している時点で人である証明もクソもないのでは?と訝しむ。
「ええ、十分よ。トキ、血液を回収しておいて頂戴。お詫び……になるかは分からないけどDNAを調べて結果をシャーレに郵送するわ。後は先生がシャーレの権限で貴方の身元を調べてくれるはずでしょうから。」
「"お、おう……。"」
出ねぇんだよなぁ……一致も近い奴も……
ナイフが消失し血が落ちる。
バルバラは血を回収するらしいトキの高さまで腕を上げ左人差し指を差し出す。
「では、失礼します。」
「"絆創膏でも出すか?"」
「いらん、この程度10数分で治る。」
「"流石のキヴォトスクオリティだな。"」
「結構稀な方だからね?」
トキはスカートから取り出したハンカチで血を拭う。
二人とも特に変わった反応は無い。俺の肉から出来たであろう体だが変に再生能力が上がったりはしないらしい。
「どがでもええ、さっさと行くぞ。」
バルバラがエイミを右脇腹に抱え、何処に向かっているのか知らないクセに急ぐ様子で俺を追い越し悪路を進む。
ケセドをシバいていたはずが面倒なイレギュラーが続き、真偽は問わず情報ばかりが増えていった。
割と何でもありな相手と思わしきことから、結局のところ先程までの話で分かったのは「何も分からない」ということ。
これには地獄のソクラテスもニッコリだ。
自称デカグラマトンが本物か偽物か、半数以上残った預言者は何処に潜んでいるのか………一件落着とは決して言えないが取り敢えず一段落はした………それはそれとして問題は増えた。一難去ってまた一難というやつだ。
恐らく完全に受肉したであろうバルバラが会いたがってるあいつら……一応、自分の仲間の仇と言っても差し支えない奴等なんだよね。
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やっと廃墟から帰れるぜ!なげかったぜマジで!
ベラベラと喋った後、ミレニアム付近になってやっとリオがバルバラに汝は人狼なりやしたのはC&Cを数名待機させてたからだお。
タイミング関係なしに廃墟から生えて来る人間って時点でどうせ人類を滅ぼすアンドロイドだから疑うなって方が難しいんすよね。